平成19年10月定例教育委員会

開催日時

平成19年10月12日(金) 10時~14時

開催場所

鳥取県教育委員室

出席委員

  • 委員長 山田 修平
  • 委員 堀田 收
  • 委員 今出 コズエ
  • 委員 上山 弘子
  • 委員 若木 剛
  • 委員(教育長) 中永 廣樹  

議事

(1)議案

【議案第1号】 非公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度教育表彰について


(2)報告事項

【報告事項ア】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度地方教育行政功労者文部科学大臣表彰について

【報告事項イ】 公開  ≪資料 PDF≫
全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について

【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
県立高等学校教職員人事について

【報告事項エ】  公開 ≪資料 PDF≫
第60回優良公民館表彰について

【報告事項オ】  公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度第1回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について

【報告事項カ】  公開  ≪資料 PDF≫
第3回とっとり発メディアとの接し方フォーラムの開催等について
【報告事項キ】  公開  ≪資料 PDF≫
鳥取県青少年健全育成条例の一部改正素案とパブリックコメントの中間結果について

【報告事項ク】  公開 ≪資料 PDF≫
県内文化財建造物の国新規登録について
【報告事項ケ】  公開  ≪資料 PDF≫
重要文化財樗谿神社修理事業の終了について
【報告事項コ】  公開  ≪資料 PDF≫
青谷上寺地遺跡の発掘調査について

【報告事項サ】 公開 ≪資料 PDF≫
 「梅田萱峯弥生墳丘墓」について
【報告事項シ】 公開 ≪資料 PDF≫
企画展「ヴェネツィア絵画のきらめき」の開催について
【報告事項ス】  公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立博物館 来館者満足度調査の結果について

【報告事項セ】  公開 ≪資料 PDF≫
山陰海岸学習館の夏の普及事業について

【報告事項ソ】 公開  ≪資料 PDF≫
鳥取県立倉吉体育文化会館(体育館棟)の改修工事に伴う休館について

【報告事項タ】  公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰について

【報告事項チ】 公開  ≪資料 PDF≫
家庭教育推進協力企業との協定締結について
【報告事項ツ】  非公開
平成19年度優良PTA文部科学大臣表彰について

【報告事項テ】  非公開 
県立高等学校非常勤講師による道路交通法違反について

    (3)協議事項

    【協議事項1】 公開 ≪資料 PDF≫
    鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成19年度事業目標と中間評価について
    【協議事項2】 公開 ≪資料 PDF≫
    白兎養護学校訪問学級の経過について

    ※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

    議事録

    1.開会

    (委員長)
     平成19年10月定例教育委員会を開会いたします。よろしくお願いします。それでは日程説明を教育総務課長からお願いします。

    2.日程説明

    (教育長)
     それはお手元の日程をご覧ください。教育長の一般報告に続きまして委員長の任期が10月28日で満了となりますので、委員長の選出と委員長職務代行者の指定を行っていただきます。その後、引き続きまして議案第1号平成19年度教育表彰について1件、報告事項が、報告事項ア 平成19年度地方教育行政功労者文部科学大臣表彰について他18件、協議事項が、協議事項1 鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成19年度事業目標と中間評価について他1件であります。なお本日、委員会終了後の時間の許される委員の方は博物館の企画展もご覧になっていただきたいと思います。以上でございます。

    3.一般報告

    (委員長)
     では教育長から一般報告をお願いします。

    (教育長)
     一般報告いたします。最初に9月の定例県議会です。9月7日から10月9日までございました。鳥取西高の耐震工事の補正予算等を出しまして認めていただいたということです。それから質問等に対する答弁でございますが、私の計算では75問くらい答弁いたしました。全国学力学習調査についてが一番多かったです。委員長と委員に答弁をいただきました。その他に教育改革三法についてですとか教育委員会制度についての質問等ございまして、特に学力調査には5人くらいかな。全国学力調査県議会になってしまった感じが私としてはしました。我々の方で委員さん方にお話させていただいて、いろいろ意見をいただいた通りで非開示で通しました。それについて議会で、決議で開示しなさいうのがあるのかなと私は覚悟を決めていたんですけども、それについてはありませんでしたので、私達の考えていることがこのまま、しばらくいかせてもらうということかなと思っています。

      2つ目、教育改革セミナー、これは文科省主催のいわゆるタウンミーティングの新しいやり方です。全国5ヶ所で行われているものの中の1つです。角田中教審委員から講義があって私の方から本県の取り組みについて説明をいたしました。100人くらいの参加があったと思います。

     それから3つ目、あとで報告事項でありますけども、9月14日に羽合のアロハホールで小・中・高の校長先生、教頭先生を対象に317名の方に子ども達のメディアとの接し方のいろんな問題点を群馬大学の下田先生の講演を聴いて考えていただこうということで新聞にも取り上げてもらいました。

     それから4つ目、高校生のマナーアップさわやか運動というのを9月18日から9月21日までの4日間行いました。JRを利用する高校生のマナーをアップさせようという取り組みであります。今年で3年目になるんですかね。平成17年度、18年度、19年度ですね。のべ4日間で2,700人くらい、高校生も含めてですけども参加してくれたということです。

     それから、5点目、秋田国体がございました。結団式が9月19日にございました。役員、選手全部集めて381名。全国では少ない方です。開会式は9月29日にございました。スポーツセンターの所長が総監督で、私も副団長で行きました。鳥取三洋の軟式野球ですとか高飛込の宮本幸太郎選手とか、自転車スプリントの河端選手とか相撲成年男子B団体とかが優勝しまして、結局男女総合が43位でありました。少数精鋭で望んだんですけど、新聞にもありましたけれども、一生懸命頑張ってくださったかなと私は思っています。

     その次6点目、第2回米子ソウル便の利用促進対策本部会議というのが9月21日にございました。これ70%以上の搭乗率を目指すということで県が主導で取り組みをしようということです。教育委員会関係でも教職員の互助会の会員に2万円補助をしようと復活させましたので、出来れば搭乗率の向上に繋げられたらなと思っています。

     それから7つ目、10月3日からあとでご覧になることになっているそうですけど、10月24日まで、万里の長城の写真展が行われます。県立博物館で、河北省博物館と県立博物館との友好交流10周年記念ということで行われています。向こうの方の博物館の李副館長等3名の方もおいでになってオープニングセレモニーも行いました。

     それから8点目、子育て支援協力企業制度。協定の締結式を行いまして10月4日でした。これまで76社で、今回34社増えましたので110社になりました。皆さんが取り組んでいることをやればいいんだからというわりと構えないで、しかし意欲的で嬉しかったです。

     それから9点目、県立高校の司書と意見交換会を行いまして、10月5日であります。20名の方と県立図書館の司書が7名で、27名で図書館の役割、どのようなものを子ども達に提示していったらいいかという意見交換をしました。とても面白かったです。

     それから10番目、10月10日、島根大学と意見交換ということで、島根大学教育学部長他、全部で6名で、いろんな意見交換をしました。教員免許の更新の問題ですとかスクールカウンセラー養成の問題とか、島大の大学院の改組がありましてその説明を受けたりしました。

     それから、その他11番目、ご存知の通りですけども11日から14日まで全国和牛能力共進会が米子で開催しています。昨日、開会式がございまして私も行かせてもらいました。高校生がプラカードを上げて頑張って、米子高校の生徒も一生懸命やっていましたし、小学生が見に来ていまして、何校か子ども達が見に来ていました。牛肉を食べたいと言っていましたけども、全国から500頭の牛が集まってきています。以上です。

    委員長: それでは議題に入りますが、本日の署名委員は今出委員と上山委員です。最初の議案ですけども、先程ございましたけども私の委員長として任期が10月28日をもって満了になりますので、後任の委員長の選出をお諮りしたいと思います。なお、委員長の選出及び委員長職務代行者の指定は人事に関する案件ですので非公開にさせていただきたいと思いますがよろしいでしょうか。では、そのようにいたしますので、その間、事務局は席を外して下さい。

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    4.会議録

    ○委員長選出及び委員長職務代行者の指定について(非公開)


    (委員長)
     それでは結果を報告いたしますが、委員長には引き続き私が、委員長代行者には堀田委員が決定いたしました。委員長の任期は平成19年10月29日から翌年の20年10月28日です。引き続き委員長を勤めさせていただきます。よろしくお願いします。今、国レベルで大きな改革がすんで、これから現場がそれを行為するかという問題ですが、あまり振り回されないで鳥取らしくドンと構えて誠実にいきたいと思います。よろしくお願いします。

    (堀田委員)
     それでは一言だけ挨拶をさせていただきます。職務代行者ということでさせていただきますがなるべくそういう局面が無いほうがありがたいなと思いますけども、何かあった説には代行者として頑張らせていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

    (委員長) 
     また次回もよろしくお願いします
     それでは引き続き議題に入りたいと思います。本日の議案第1号については、表彰に関する案件ですので、非公開といたしますのでよろしいでしょうか。それでは議案第1号についての説明をお願いします。

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    ○議案第1号 平成19年度教育表彰について(非公開)

    ○報告事項ア 平成19年度地方教育行政功労者文部科学省大臣表彰について(公開)

    (教育企画室長)

     報告事項ア 平成19年度地方教育行政功労者文部科学大臣表彰についてでございます。これは、地方功労においてに顕著な教育委員または委員長を文部大臣が表彰するものです。対象者は在職者または18年4月1日以降の退職者ということで、委員長または教育長を7年以上在職、また委員として11年以上在職という対象者でございます。今年度国の方から2名の推薦枠がございまして、下の大前直前伯耆町教育委員、西村仁前日南町教育委員長を国に推薦したところ決定されましたので報告させていただきます。功績としましては裏に簡単に書いております。表彰式は10月15日月曜日に東京で開催される予定でございます。ただ大前様につきましては体調不良で出席できないというで、また、こちらの方で伝達しておこうと思っております。以上でございます。

    (委員長)
     ご質問ないでしょうか。よろしいですか。報告事項イお願いします。

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    ○報告事項イ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)

    (教育企画室長)

     報告事項イ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰でございます。1ページ目を見ていただきますと小学生3名、中学生2名1団体、高校生8名5団体の計31名を表彰いたしました。これは特に夏期休業中にございました全国大会等を中心に9月に再度実績を照会いたしまして表彰したものです。小学生3名で車尾小の全国でジュニアテニスin佐賀大会で女子の部で優勝です。それから倉吉の社小学校、全国少年少女レスリング大会で第3位、それから上道小学校の眞田君は神武館旗争奪少年剣道個人選手権大会第3位、この3名を表彰いたしました。
     中学生は2名1団体、桜ヶ丘中のジュニアオリンピックカップの弓道大会女子の部で優勝。それから、西中、全中の相撲大会ですが、前回の教育委員会でも報告させていただいております。それから高校生の部、3ページからです。鳥取東高の書道以下ジュニアオリンピック・インターハイ等、インターハイにつきましはこれも前回の教育委員会でも報告させてもらっていますが、以上8名5団体を表彰したところであります。5ページは相撲の団体、特に相撲が中学校・高校ともいろんな大会活躍しております。以上でございます。

    (委員長)
     ご質問等ございましたら。先程の教育表彰と教育長表彰、子どもたち、特に中高の子どもたちどういうふうに違うんですかね。

    (教育企画室長)
     教育長表彰は全国大会で三位相当以上に優勝した子どもたちに対して教育長が表彰するものであります。

    (委員長)
     教育表彰にも入る場合もあるということですかね。

    (教育企画室長)
     全体の中で特にという場合は。

    (委員長)
     重複もありますね。よろしいでしょうか。報告事項ウお願いします。

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    ○報告事項ウ 県立高等学校教委職員人事について(公開)

    (高等学校課長)

     報告事項ウは県立高等学校教職員人事についてでございます。はぐっていただきまして教育相談員の採用でございます。職名は教育相談員、備考に書いてある通り任期付職員でございます。2ページをご覧いただきますと、この教育相談員の採用つきましては6月28日の教育委員会で試験を実施しますというご報告をさせていただきました。今年度2名配置を予定しておりまして、6月1日付けで1名採用しておりまして中部地区に配置しております。その2人目につきまして8月18日に選考試験を行いまして、この10月1日付けで採用いたしまして東部地区に配置をしております。現在高等学校課に席をおいて東部の5校を担当しまして5校に訪問をしてカウンセリングを行っているところでございます。2番の配置状況ですが、3つ目の丸のところに書いてありますが県立学校24校がありますが、この10月1日付けの採用によりまして、現在22校になりまして、教育相談員か非常勤のスクールカウンセラーが配置できたというところであります。3番の今後の方向にあげておりますが、来年度あと1名の相談員を西部地区配置ということで要求していきたいと考えております。一番下の丸にあげておりますが、効果を検証していきたいということと、現在募集のネックになっておりますのが3年の任期付きということでございまして、ここのところを検討して行きたいと思います。
     
    (委員長)
     ご質問等ありましたらお願いします。

    (委員)
     初歩的な質問で恥ずかしいんですけども。教育相談員とスクールカウンセラーの違いですが、スクールカウンセラーの場合は非常勤で、相談員と呼ばれる人は常勤であると理解してよろしいですか。で、その職務の内容ですが、名称とは関わり無く同じことをされるのですね。

    (高等学校課長)
     そうですね。学校においてはカウンセリングをするわけですが、教育相談員においては常勤ですので、例えば県内のスクールカウンセラーの研修会の企画ですとか、そういう事もやっていただくということです。

    (委員)
     じゃあちょっと違った職務内容ですね。まったく同じではない訳ですね。
    高等学校課長: スクールカウンセラーの場合はカウンセリングのみ。学校に行って、例えば、4時間なり時間をとって、もうそれで終わりというかたちですね。

    (委員)
     わかりました。

    (委員長)
     スクールカウンセラーの方の大体の勤務時間というのはどれくらいですか。週に一人4時間ですか。

    (高等学校課長)
     そうですね。病院勤務の方もおられますのでご都合のつく時間だけ学校においでいただくという格好になりますので、それぞれのポジションによって差はあります。

    (委員長)
     学校の立場からいうと来てもらってる場合は、週何時間くらいですか、一般的には。

    (教育長)
     4時間くらいです。

    (高等学校課長)
     1校について4時間ぐらいで、どこかの曜日に半日というところが多いです。

    (教育長)
     4時間を半分にして2日間くらいの形ですとかね。

    (委員長)
     よろしいですか。では次、報告事項エ。

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    ○報告事項エ 第60回優良公民館表彰について(公開)

    (家庭・地域教育課長)

     第60回優良公民館表彰について報告いたします。文部科学大臣表彰ということで今年は、鳥取市立城北地区公民館と倉吉市社地区公民館の2公民館に決定いたしました。表彰は10月22日でございます。
     城北公民館の主な特色としては城北ふるさと活動ということで公民館の池を活用したホタルの里づくりですとか、なかなか公民館自体のホームページの開設が進まない中でホームページを開設したり、地域の伝統文化ということで大人の方が和太鼓に関わっているということで、ほかにも自主的な活動を多種行っていらっしゃるということでございます。社公民館は特に「誇れるやしろ」ということで特に中学生が輝くまちづくり事業、あるいは障がい者との「陶芸教室」などに特色をもって活動をしていらっしゃるということです。以上です。

    (委員長)
     はい。

    (委員)
     この優良公民館表彰は毎年このくらいの数、表彰されるんですか。

    (家庭・地域教育課長)
     はいそうです。

    (委員)
     大体2公民館ずつされる。

    (家庭・地域教育課長)
     はい。そうです。毎年大体2公民館させていただけるということです。ただ年によっては2公民館が1公民館ということもありまして、今回は推薦した2公民館ともOKということで喜んでいるところです。

    (委員長)
     よろしゅうございますか。報告事項のオにまいります。

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    ○報告事項オ 平成19年度第1回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について(公開)

    (家庭・地域教育課長)

     つづきまして、第1回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要につきましてご報告させていただきます。ご意見を書かせていただきまして説明いたします。去る9月3日に生涯学習センターで開催いたしました。委員さんの名簿につきましては2ページの方に掲載させていただいております。こちらのメンバーに御意見をいただきました。事務局からはここに示しておりますけども報告をいたしました。特には公民館振興につきまして審議会での意見を集約して今後の目標を持っているところです。委員さんの御意見につきましては報告事項に関連しては、特に体力低下はここだけではどうにもならないということ、社会教育も関係する必要があるのではないかという意見をいただきましたし、社会教育関係団体及びスポーツ関係団体の助成につきましては、団体に関連した委員さんも入っていらっしゃるということも助かっているかもわかりませんけど、支援については長く続けていただきたいというご意見をいただきました。社会教育施設の振興、特に公民館振興につきましては、アンケートあるいは県内の実態調査等を示す中間報告ですけども、それをお示ししたところです。各市町村の動きの中で公民館という名前がなくなってしまう、使われなくなるというふうに目指しておられる所が2、3でてきた関係で、名前がなくなってしまうのはどうかと、情報機能が失われる危険性があると意見がありました。それから、団塊世代の退職者を公民館で活用したり子ども達の育成に力を借りてはどうかということ、あるいは地域で住民が運営する仕組みになって公民館の活動を、地域格差も出ているのではないかということ、様々な県内の状況等意見をお伺いしたところです。今回は意見をお伺いするというところにとどまっておりますが、これを今後第2回目の委員会にむけまして公民館のアンケート、実態調査も最新の取りまとめをしましてお示ししながら公民館の振興に対する教育委員会の考え方をお示しできたらなと思っております。以上です。

    (委員長)
     いかがでしょうか。

    (教育長)
     公民館の運営っていうのは、市町村がやられるんですけども、合併の中で行政的な機能が強まってきているのがあるんですよね。で、いくつか教育機能よりも行政機能的な意味合いを全面的に出して、今までのような形の地域のまちづくり、地域づくり、そういう教育機能的なところがすごく落ちているというのが私はちょっと気になってきているのですね。その方向が少し動きそうなんですよね。本来あるべき姿が少し逆行する様な形であると私は受け止めております。

    (委員長)
     公民館っていう名前で我々がイメージする教育的な部分と、自治活動をやっておられるところ、いろんなところがあってちょっと整理しないとよく分からないというところが。何を公民館はやっているのかっていう。自治活動とオーバーラップしてるような気がするんですね。

    (教育長)
     市町村のそれぞれの地区の中の行政出先機関みたいな意味合いがだんだん強くなってきているのがあるんですよね。そこが問題なんですよね。

    (家庭・地域教育課長)
     市町村合併がありまして、予算の削減でありますとか様々なとこで、今ある組織でいうと地域の公民館が一番住民の方に近いとこまろで分布しているということで、新しい機関を設けなくてもそこを活用すれば、例えば役所の最先端に使えるんではないかという風な事が一方であります。ただ、地域の活性化に向けての一つのツールとして使いたいという思いがありますので、それを社会教育の方ともうまく結びつけて地域の活性化につながる住民の社会教育の施設ということも失わずにその方向でいっていただけたらありがたい。ご意見をお伺いしながら教育委員会の方向を示していけたらと思います。

    (委員)
     高齢化の時代の中で、公民館の目的というのが行政機能となっていくと、一部そういうのもあっていいのかもしれないですけど、私も学校辞めて公民館活動に行ってみたりとか、そういう中で高齢者の方が非常に生き生きと活動しておられる場なんですね、一番近い場として。これを読みながら、そういうふうに思ってるんだと思って、さっきの表彰とあわせて考えてみると、大事な時期なんだと思いました。

    (委員長)
     前から公民館とか地域は30代40代の男性をいかに関わらせるかそこが課題なんですよね。そういう意味で家庭教育協力推進制度とドッキングさせられんかなと。企業が公民館の中に上手に関われないかな。個人として30代40代個人としてそこに引っ掛けるのは、なかなか難しいですよ。だから企業と公民館を引っ掛けられないかなと。高齢者が多いというのは分かるんですけど、そこに30代40代男性がどういうふうに関わってくるか。今、地域を見直そうという働く人の意識はあると思うのでやれるんじゃないかなと思います。いずれも生涯学習はここにあるように、図書館と公民館が大きなポイントになっております。よろしいでしょうか。では報告事項のカ。

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    ○報告事項カ 第3回とっとり発メディアとの接し方フォーラムの開催等について(公開)

    (家庭・地域教育課長)

     つづきまして、第3回とっとり発メディアとの接し方フォーラムの開催等につきまして報告いただきます。まず1つは、今月10月20日にメディアとの接し方フォーラムを湯梨浜町中央公民館で開催させていただきます。内容につきましてはそこに提示しておりますもので、実践発表あるいはパネルディスカッションということで、実践発表には県内の私立幼稚園PTA連合会でありますとか浜村小学校教育振興会、倉吉東高の生徒さん方にそれぞれ体験なり実践を発表していただき、パネルディスカッションはメディアの教育推進員の方においでいただきまして、これはケータイ・インターネットとの関わりが主になりますけども、その辺の話し合いをいただきたいと思っております。ぜひ申し込みをいただきまして御参加をいただきたいと思います。
     それから第2部のケータイ・インターネット教育推進員養成を15、16日に開催いたしました。15名で今後まだまだ経験を積みまして各地域の保護者、公民館などの研修会などに講師として要請を受けて派遣をしていきたいと思います。
     先程の教育長からご報告いたしました情報メディアの危険性と情報モラルに関する校長等の研修会を9月14日に開催しております。317名、校長、教頭、情報教育担当等が一堂に集まりまして、群馬大学の下田教授の講演を聴いたところです。この後各学校、地域からは教育推進員への要請が相次いでおります。保護者の方、生徒に直接にというようなことを受けまして、各小学校、中学校、高等学校、教育センターとの連携をとりながら研修会を開催させていただいてるところです。以上です。

    (委員長)
     いかがでしょうか。
    (教育長)
     本当に鳥取らしい一つの取り組みなんで、頑張って我々広めていかんといけんのです。去年、メディアとの接し方のフォーラムをやった時に少なかったのですよね、保護者の方とか、学校の教職員さんが、わりと少なかったですよね。で、今回は少し広く来てくださるといいなと思います。こちらの方に少しいろんな事で働きかけを、去年より強めていきたいと思います。

    (委員長)
     高校生が何を語るか。この頃に倉吉東は行くんじゃなかったですか。スクールミーティング。これは無くなったんですか

    (教育総務課長)
     18日です。

    (委員長)
     中学生、小学生は参加しないんですか。

    (家庭・地域教育課長)
     こちらはPTAの方からのご発表になりますけれども、ノーテレビデーを開催されたことでありますとか、それぞれテレビとの関わりです。この3年間事業をやってまいりまして、初め2年間についてはマスメディアとの関わり方をやってきました関係で、それぞれの実践発表と。で、3年目の今年につきましては特にマスメディアのインターネットや携帯電話ということに属しまして、その流れもこの実践発表の中で少し全体を捉えた発表をしていただきたいという思いから、それぞれ取り組みをご発表していただくと。

    (委員長)
     中学生位だったら出来ると思うんですけど、PTAの保護者と片方に中学生並べて、中学生自身がメディアについて語ると、親の感覚が違うと思います。

    (家庭・地域教育課長)
     今回はそのようにはしておりません。

    (委員長)
     宿題です。

    (教育長)
     特別参加で。緊急参加で。

    (委員長)
     よろしいでしょうか。じゃあ報告事項キ。


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    ○報告事項キ 鳥取県青少年健全育成条例の一部改正素案とパブリックコメントの中間結果について(公開)



    (家庭・地域教育課長)
     青少年健全育成条例の一部改正素案とパブリックコメントの中間結果にということで、これは常任委員会のほうでも青少年・文教課とともにご報告をさせていただいているものです。パブリックコメントを9月10日から10月10日までの31日間で実施いたしました。9月27日現在で19件と非常に少ないのでその後もご意見を集約しました。今最終の結果を聞いておりませんで分かりません。9月27日現在ということで報告させていただきます。主な意見としましてはそれぞれの分野ごとにインターネット利用環境につきましては保護者の責務で学校の関係者の義務ではないという意見も出てますし、大変危険な罪であるので、やはり規制が追いつかないことが今までがあったので大変ありがたいとか、罰金はどうかとか、保護者の責務については親自身の改善が必要だという声があいつでいました。それから、携帯、インターネットではなくて青少年深夜入場制限につきましても中におりこみました関係でご意見もいただいております。学校から一定の距離内の自動販売機は撤去するようにという意見もいただいておりまして。今後はパブリックコメントの議論も踏まえて検討いたしまして、青少年問題協議会でも審議をしていただいて11月定例会に改正案を提案して、平成20年4月の施行に向かっていくということであります。資料として次のページにつけております。経緯と目的、また修正・追加案、全面改正案、新規想定案をまとめさせていただいております具体的な条例については別途つけておりますのでご覧いただけたらと思います。以上です。

    (委員長)
     いかがでしょうか。
    (委員)
     深夜の定義がありますね、2ページの青少年深夜入場制限。深夜の定義は11時ですか。これはもう変えられない。どこで決まってるんですか。

    (家庭・地域教育課長)
     変えられないというか、条例の中で決めていこうという問題だと思います。一応11時ということにしておりますけども、10時で変更できないかということで。私は承知してないんですけども、規程があるかどうかを。条例の中では一応深夜は11時ということです。

    (教育次長)
     子ども達が補導されますのは、深夜徘徊というのは10時から。

    (委員)
     10時。

    (教育長)
     11時からじゃないんですか。

    (教育次長)
     10時です。

    (委員)
     11時なんていう時間は。カラオケの部屋はとっても危険な場所ですので、これは10時でも駄目だと思うんですけど。この人も誰か分からないんですけど引っ掛かっておられますけど、私も引っ掛かる。

    (委員長)
     こういうことだけじゃないですけど、パブリックコメントというのはどういう位置づけをするのかなと思って、いろんなことがあってたくさんパブリックコメントを受け付けて、一般的で悪いことではないと思うんですけど、19件ですよね。いろんな意見があって当然なんだろうけど、参考にっていうふうに。もうちょっとプラスして、例えば各団体からそれぞれの意見を出してもらうとか何とかしてやっていかないと、なんか妙に一人歩きするような気がするんです。パブリックコメントの位置づけをどうさされているのか。

    (教育長)
     もっと多様な意見を。

    (委員長)
     多様な意見もだし。一杯吸い上げたパブリックコメントでしたら。

    (次長)
     パブリックコメントは、これ自体は近年、国も自治体もそれぞれ同じようにやっていますけど、もともと県では行政手続条例というのがありまして、その中で県民の権利義務を制限したりとか負担がかかるものとか罰則があるとかは特にそうですけども、そういった制度を新たに設けたり、変更しようとする時は、あらかじめ県民の意見を聞くというのがありまして、以前からその委員長が言われました業界団体とか多分これが制定されると規制対象者になるのはこういう人たちだろうなという分野の人たちからは聞くというのはやっていまして、パブリックコメントが出たら、全部やめて、これを一本でというのではなくて、これは声を聞くチャンネルが一つ増えたという扱いで、他にも委員会で出た意見とかもチャンネルの一つですし、業界団体と意見交換会を持ってそこでの意見をまとめたというのを提出して、いろんな角度から改正素案をたたいて、こういった意見に対しては、こういった対応をしましたという説明責任を果たしながら、最終的に議会に提案をするということですんで、それが業界団体とのチャンネルを持ったかは分かりませんけど、このパブリックコメントだけで意見を聞いたから、OKだということでもないという位置づけだとご理解いただきたい。

    (委員長)
     そうすると、こういう時もこの他の意見も入れといてもらわないとこれが妙に走るような気がするんで、細かな意見までは全然書く必要はないんだけれど、今ご説明いただいたことをちょっとどこかに書いていただけるとありがたいです。

    (教育長)
     あくまでも今回応募いただいたものはこれです。それ以外にも直接的な団体の方の意見はこういうのがありましたとか、そういう意味ですよね。

    (委員長)
     よろしいでしょうか。じゃあ報告事項ク。

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    ○報告事項ク 県内文化財建造物の国新規登録について(公開)

    (文化課長)
     報告事項ク 県内文化財建造物の国新規登録についてでありますけども、9月21日に国の文化審議会が開催されまして鳥取県関係ではそこに記載いたしておりますように若桜橋が、登録無形文化財に登録する旨の答申が行われまして、場所については下の方に地図をのせておりますとおりです。特徴としましては八東川に架かる鉄筋コンクリート造の3連アーチ橋で、昭和8年から9年にかけて工事がなされたもので、大恐慌後の国の事業、時局匡救事業で行われた事業で、当時の総工費としましては、4万6000円。今回の登録で国登録有形文化財は100ということになっております。

    (委員長)
     よろしいですか。報告事項ケお願いします。

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    ○報告事項ケ 重要文化財樗谿神社修理事業の終了について(公開)


    (文化課長)
     つづきまして、報告事項ケ 重要文化財樗谿神社修理事業の終了について報告させていただきます。重要文化財に指定させております樗谿神社の幣殿及び拝殿、その奥にあります唐門これを2ヵ年かけて修理事業がなされておりましたけども、この度、完成いたしました。主には屋根の葺き替えがほとんどだったんですけも、若干部分的な修理も行っております。写真等、修理前と修理後というふうにつけております。また、本殿につきましてはまだ修理等の計画はございません。以上です。

    (委員長)
     よろしいですか。報告事項コお願いします。

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    ○報告事項コ 青谷上寺地遺跡の発掘調査について(公開)

    (文化課長)
     報告事項コ 青谷上寺地遺跡の発掘調査について報告させていただきます。現在、青谷上寺地遺跡では、遺跡の中心域とそれから中心区の南側、そこに図をつけておりますが、緑で塗ってあるところが中心域でございまして、その中心域と南側の水田域の境界部分を確認するという目的で本年度調査を行っております。実際に調査をいたしましたのは赤く囲ってある部分にSD33って書いてありますが、ここに溝が、点々としてあるところが確認されました。ここは青谷羽合道路の建設時に調査したところですけども、ここの延長線上を想定して今年度掘ったところでありますけども、真ん中の写真ですね。上の方の写真を見ていただきますと矢板列が出てまいりまして、したがってその幅で矢板列がありまして、SD33延長線上にある、想定内されるというふうに思われる。実際に上の写真の右側の黒い矢板列と書いてあります右下を拡大したものが、一番下の写真で、左側が調査した区間の西側ですね、こういう矢板列が確認されてそこに溝がある、したがって、そこが中心域の南側範囲であろうと確認されております。今後の調査では、珪藻分析とか寄生虫卵分析といったことをやりながら、さらに古環境を明らかにしていく予定ですし、来年度は、もう少し今回指定を申請しておりますSD11の北側の辺を分析はどうかというふうに考えております。以上です。

    (委員長)
      いかがでしょうか。よろしいでしょうか。では報告事項のサ。

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    ○報告事項サ 「梅田萱峯弥生墳丘墓」について(公開)

    (文化課長)

     報告事項サ 梅田萱峯弥生墳丘墓についてです。これは一般国道9号(東伯中山道路)の改築工事に伴う文化財調査で発見されたものであります。場所は琴浦町の梅田、赤碕中山ICの予定の付近です。墳丘墓1基を確認しておりますが、これは弥生時代の中期末葉、約2000年前のもので県内国最古墳と思われます。それと付随いたしましては、遺体を埋める穴、主体部と呼んでいますけど、左側の写真これが南側から写したものですけど、この中心部に遺体を埋める穴、主体部があり、この主体部の周りに4つの柱穴を確認しておりまして、そこで、柱を立てて主体部囲み、墓の上で墓上祭祀を行ったというふうに考えられます。その復元模型の図が右側につけておりますが、これは出雲市西谷3号墓の模型でありますけども、こういうふうな墓上祭祀が行われたのではないかというふうに考えております。類例としましては、他には福岡県前原市平原1号墓、他にも、参考に書いておりますけれども、県内で弥生墳丘墓73基見つかっておりますけども墓上祭祀が見つかったのは初めてです。以上です。

    (委員長)
     よろしゅうございますか。では、報告事項のシお願いします。

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    ○報告事項シ 企画展「ヴェネツィア絵画のきらめき」の開催について(公開)

    (博物館長)

     報告事項シ 企画展「ヴェネツィア絵画のきらめき」展の開催についてです。1ページのところに書いてありますように、会期が11月3日から始まります。概要をここに書いてありますように、博物館が出来て35周年を記念して大掛かりな美術展でございます。大きな展覧会なので、全国の5つの美術館と組んでやっておりまして、4番の全国巡回についてというところに書いてありますとおり、鳥取県は5番目になっております。このようなイタリアのルネッサンスの絵画展が大々的に行われるのは県内初めてですし、全国的にも珍しい規模になっております。70数点、71点ぐらいイタリアの美術館・個人コレクターから空輸して展覧会をしております。
     展示構成が3つ書いてありまして、伝統的な宗教、神話、寓意をテーマにしたような絵画、それから2番目はヴェネツィア共和国の元首の肖像画、それからヴェネツィアの市民社会を描いた風俗画、それと肖像画とか都市景観画の3種だということです。関連事業に書いてありますが、かなりいろいろあります。講演会のとこに書いてあります、ルネサンス絵画のかなり権威のある方も呼んできて講演会をやって行きたいと思っております。今の渋谷にありますBunkamuraというところで展覧会をやっております、非常に好評のようでございます。いよいよ最後、鳥取県でございます。そこに書いてありますように、西日本では、鳥取県と大分県のみで行いますので、関西圏、山陽、中四国では一切行いませんので、関西圏にもPRしておるところでございます。大阪事務所なんかにも行きまして、そこのジャーナリズムの方とか後援者の方とか、かなりPRしておきました。非常に絵画シーズンですし非常に注目されておりまして、一緒に行こうかみたいな話しが出ております。で、詳しい事は後ほどにおいた綺麗なリーフレットを用意しておりますのでそれをご覧くださいませ。そして、よろしければ11月の教育委員会はあとにでも。以上でございます。

    (委員長)
     よろしいですか。

    (委員)
     意見なんですけれども、生徒・学生が是非、見に来るように。大変いい機会なので特に問題になりましたように高校では世界史が必修でありまして、私もこの辺はよく授業でやったんですけども、高校生に限らず中学生の方にも是非是非、働きかけていただきたいと思います。

    (博物館長) おっしゃるとおりでございまして、高校、中学校の方に広く呼びかけてやっていきたいと思います。

    (委員)
     割引は、学生は

    (博物館長)
     ただで見れるんです。学生は

    (委員)
     学生は無料で見れるんですか

    (博物館長)
     大学生以下は全部無料で、70歳以上も全部無料にしています。

    (委員長)
     報告事項スお願いします。

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    ○報告事項ス 鳥取県立博物館 来館者満足度調査の結果について(公開)

    (博物館長) 

     報告事項スは県立博物館の来館者の満足度がどうなのかという調査の結果についてでございます。1ページに調査結果をまとめてみました。そもそもこれを何でやったかというと、今まで博物館では、さっきのようなヴェネツィア展をやりますと、その時に来られた方に展示会ご覧になられてどうですかと聞きます。良かったとかいろんなことを言われます。あわせて博物館のことも若干聞くんですけども、まとまって博物館の全体について、いろんな項目についての満足度を聞いた総合的な調査は今まで一度も行われてません。是非、どういう不満があるとか、どういう評価をされているのかという全貌を伺いたいと思っておりました。もう1点は、開館時間とか閉館日について特にご不満があるんだろうかどうかなという所を実は注目しておりました。そんな中で全国の博物館でこういったアンケート調査をやろうという動きがすすんでおりまして、それらの動きをもとに今一番進んでいる東京国立博物館のこういった満足度調査を例にして本県用を取りまとめたということです。今年の7月14日から8月24日の夏休みに行いました、「挑戦者たち」という自然系の展覧会が行われていた時期でした。かなりの方が来ていただいて、回収も816人とれました。後ろのほうに調査票をつけておりますけども、4、5ページ、これでもって受付してもらって最後のほうに回収させてくださいということでお願いしたものでございます。それで、アンケート結果の概要を1ページに書いております。ちょうどここで、来館者の皆様のプロフィールが良く分かりました。どこから、どういった年齢の方がどういった手段で何を見て来ておられるのかなと聞いたわけですが、一目瞭然だったかと思います。で、問題の満足度が(2)でございますが、全体展覧会終わられて、来館されて帰られる時に、どうでしたか、全体として満足度はいかがでしたか、と言ったときの状況をまとめております。ブルーが大変満足したという方、黄色が満足したよ、それからグレーは不満だなという方、緑が大変不満だなということがあります。こんなような状況でありました。満足、大変満足の方を合わせると94.3%くらいだったということです。これ、国立博物館は94、5%いきまして、同じようなレベルかなと。項目別の満足度でございますが、2ページにかけてずっと書いてありますが、2ページ下半分の方に同じように17項目について聞きました。トイレはどうですか、喫茶のあたりはどうですかとか、ミュージアムショップはどうですかとざーっと17項目聞きました。ブルーが伸びているところが満足が強いということで、開館時間と休館日、丸10、丸11のあたり、ここは、ほぼ満足の方が多かったので、あまりこの項目については不満をもっておられる方は少ないのかなと思いました。一番不満が多かったのは、しいていえば入館料ですが、これが企画展「挑戦者たち」が、一人800円ということでちょっと高めだったかなと思います。子どもさん連れの家族で来られて、お父さんとお母さんは800円ずつ払って子どもたちはタダですけど、家族で来てもらって1600円、ちょっとあれかなと感じもありますが。ただ、大勢は満足という形で。Bの満足度の低いもの、入館料に次いでミュージアムショップですが、そのミュージアムショップが出来てほしいという意見がたくさんありましたけども、もっともっと増えたらいいなあという意味をこめてそういう意見が出たんだなと思っております。喫茶はかなり夏休みで混み合いまして、なかなか頼んだものが出てこないというのが多かったです。コインロッカーは今頃、大きな荷物を持ち込む方がいます。キャスターの荷物を入れるところがないな、受付に頼まないといけないなというところの不満でございます。3ページにはその他、意見がございましたら、一番最後に自由に記載する欄になった内容ですが、やはり駐車場が少ない、もっと増やしてほしいという不満の声が多かった。あとは企画展で大型の剥製、北極グマ、シベリアトラに触れるなんて他ではやってないからなかなか良かったとか、常設展でも触れるコーナーが非常に良かったという意見が目立ちました。そういうのを基にこれから施設面、サービス面の改善を図っていきたいなと思っています。更に分析をして、そういうところに活用していきたいなと思っております。以上です。

    (委員)
     このトイレの不満というのも、人数が多くてなかなかできなかったということですか。66もですが。

    (博物館長)
     トイレはですね。はっきりちょっと分析できなかったですけど、35年経っているんで、今のいろんなところの公共施設のトイレに比べちょっと古いタイプですし、あまり清潔感あふれるというのでもないですし、普通のちっちゃいタイルでヒビも出来てますし、そういうところでそれほど清潔感は無いということだと思います。

    (委員)
     やっぱり色んな施設にいって感じるのは、トイレがきれいだと凄く気持ちいいですよ。駐車場なんかは難しいと思いますけど、トイレなんかはできるかしらと。

    (博物館長)
     トイレは大規模に直すのは大変ですけども、去年からライトを間接照明であまりギラギラしないものに換えたのと、赤ちゃんのオムツをかえる台が、その辺のホームセンターで買ってきた台だったんですけどもそれを止めて、きちんとした備え付けのものに換えてるんですけど、なかなか抜本的なとこがまだまだ、これからきれいにしていかないといけないとこです。それから床面が特に汚れがありますので、そこをちょっとなんとかしないと、対策を考えているところです。

    (委員長)
     企画展っていうのは年に何回ありますか。だいたい。

    (博物館長)
     年によって変わるんですけども、6・7回。

    (委員長)
     1回いくらぐらいですか。

    (博物館長)
     これもピンきりです。さっきのヴェネツィア展は3千万円かかっています。

    (委員長)
     いや、ごめんなさい。入場料。

    (博物館長)
     入場券も規模に応じてランクを段階的にして、最高で1,200円、次が1,000円、その次が800円、そんな感じで5段階くらい。

    (委員長)
     博物館の会員制をしたらいいかなと。そういう方向けに企画展を安くするとかそういうのはあるかなと、ファンクラブみたいなのを作って、普段は安いわけですから企画展の時はそういう値段ですから会員になると思いっきり割引とか場合によっては無料にするとか。固定客を。

    (博物館長)
     今、友の会に近いものがありますがそれは団体割引で入れます。割引はしているんですが、考えていきたいと思います。

    (委員)
     駐車場のことがいつも話題になるんですけど、あそこがいっぱいになった場合にはどこどこへというご案内がありますか。

    (博物館長)
     お堀端の博物館と仁風閣のところに一人立っていまして、そこですでにいっぱいになりまたと県庁の駐車場に回って下さいという誘導をしております。県庁がいっぱいになると、今度はここに回って下さいということをそこがコントロールして誘導するようになります。

    (委員)
     それは常時ですか。

    (博物館長)
     土日・祝日にそういう誘導の必要が出てきますので、企画展開催中の土日・祝日です。

    (委員)
     米子から行く時に博物館は入れるかな、入れそうにもないのでやめようかなって思うことが多いんですけど、県だよりなんかでありますよね、こういうものも出しながら駐車場に対する対応はこういう風なご案内してますと書いていただくと、わりあい気持ちよく行けると思います。いつもいっぱいだけんなという感じがあるとちょっと引いてしまったりします。

    (委員)
     私は、今年も去年も放課後児童クラブで夏休みに行かせていただいたんですが、本当に迫力のある剥製があったりして子ども達凄く喜んでいましたし、私が見ても凄く楽しめる企画だったなと思います。先程から出てます駐車場のことももう少し広かったらいいなと思いますが、ちょっと場所的になかなか難しいこともあると思います。やはり来館者が東部の方が多いんですよね。ものすごく自家用車の方も多い。不満が出てるというのがあるんですけど、どういう解決方法があるかというのは、法務局から一度お話があったような気がするんですけども。もっと行きやすくしていただけたらなと、例えば子どもたちが行くって言ってもどうしても大人と一緒に行かないといけない、団体で行きますと貸し切りバスを借りていくということもあるんですけども、貸し切りバスも結構値段が張るもんですから難しい。小さい子を連れて行きますと、公共手段で行くのもなかなかついてる人間も大変だということで、無理に貸し切りバスをチャーターして行ったりします。せっかくの内容が交通手段によって行くことが出来ない子ども達、それから大人方もですけどもおられると思いますので残念だなと思いますので、そのへんの解決を何とかしていただけたらなといつも思います。内容は本当に素晴らしくって、折り紙のコーナーがあったりして、子ども達もすごく楽しんでて、時間が足りないぐらいに博物館の中ではいろんな所に行ってゲームをしてみたりとかそういうことを楽しんでいます。

    (博物館長)
     駐車場の話が出ましたので、法務局と裁判所は、県と市が連盟で仕掛けましたけど、やっぱり駄目でした、全然。貸せれないということです。被疑者なんかの出入りがあって、貸しても一般の人に迷惑をかけることはしたくないという事です。これは裁判所ですね。法務局のほうも、管理上、出来ないということがありましたんで、これ県と市両方、知事と市長で行きましたが駄目でした。で、もうまとまった土地をこの辺に確保するしかないんですよ。でも、そういう土地は今ありませんので困っております。今は県庁北側、北東側に大きな緑地なってる所があります。前、県議会棟があった。ああいう所でも潰して、せっかく森になってるんですけどやるしか、もう他に無いんですが、でもあれを潰したら潰したで、相当の今度は反対意見も出ると思います。あれを潰した時に、県庁や県民文化会館の方が、あっという間に独占してしまって、博物館に排他的に出来るわけじゃありませんから、それもあっという間です。というような事で、博物館専用の大きな駐車場をこの近くに確保するという事は、今、当てもありませんし、ちょっと難しい状況でありまして困っておりますが、今、鳥取市と県と、博物館だけの問題だけじゃなくて、仁風閣、久松公園、県民文化会館の方も慢性化しておりますので、何とかしてくださいという事があるんで、両者での対策を抜本的に検討中です。そういう連絡会を検討中です。

    (委員)
     どこも止める場所が無いという状況はあるんですか。それともこっち行こうと思って無いからこっちに通されたら、そこで収まるですか。

    (博物館長)
     夏休みとか特別大きな土日・祝日で、ものすごく込み合う日以外であれば県庁の駐車場で吸収できる場合もあります。多いですけども。ただ県民文化会館で大きな大会やる時にぶつかった時は、あそこもいっぱいになるということで、そこのところが問題。バスで来られる方は、バス専用駐車場、広大なところが5台分ありますから、バスで来られる時は全然問題が無い。マイカーの時が問題です。

    (委員長)
     よろしいですか。それじゃあ、報告事項セ。

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    ○報告事項セ 山陰海岸学習館の夏の普及事業について(公開)

    (博物館長)

     報告事項セ 山陰海岸学習館、平成18年度から県教育委員会博物館の所属になった施設であります。前は山陰海岸自然科学館と言ってたもので、今年度かなりここを拠点に体験学習の事業が充実しましたところ、非常に好評でしたし、いろんな声が寄せられましたので、 夏休みが終わって、そういった分析が出来ましたので、ここで結果をご報告しておきたいなと思いました。
     1ページに書いてありますように、学習館を拠点に体験学習とか観察会をやったのは大きく4つの事業でありました。6月の終わりから9月の上旬までありまして、ここに参加者数が書いてあります人数が参加しています。省略して2ページ、今年度の特徴ということで、今年度から事業運営がかなり変わりました。まず「磯の観察会」というのは昨年もやっていましたけども一言では海水浴みたいな客を100人でも200人でも呼んできて、さあ砂浜で遊んで下さい、貝を獲ってくださいというようなやり方でした。大勢でいって勝手に獲ってみたいな感じでしたけども、そういうのではなくてやはり10家族くらいを目安に50人くらい、来ていただいて、もう採取するところから例えば磯場ではこういうところにいるんですよ、こういうところにこういう生物がいるんですよということを講師とかいろんなボランティアと一緒になって採取してそれを学習館に持ち帰ってどういう生物かなとかどういうふうに生きているのかなということを学習館で学習してくようなプログラムに変えました。ほったらかしだったわけですけど、かなり学習プログラムが変えたということでこれに対して非常に高い評価を受けています。それからここに書いてありますように1回あたりの参加者数を10家族程度にしましたので、実は去年までのやり方は必ずしも、こう安全かというと、監視体制も危ない面もございまして、10家族にしたところで監視員チームからも安全になったという意見もございまして、こういうやり方を来年からもしようと。各事業とも高い満足度と書いてありますように「磯の観察会」で出ておりますけども全員が楽しかった、また、とても楽しかった、と書いてありましたので、否定的な評価は一人もいなかったというので良かったのかなと思っております。こういう学習プログラム化して楽しみながら学習するというプログラムでやったということが良かったということです。
     あと課題です。今後の課題ですが、実施回数の増を求める声が多い。もっと増やしてくれんかと、自分も行きたかったが定員になったという事で、スタッフの定員を増やす必要になってくるということです。それから、地元住民の方、関係機関、NPO等との連携拡大が必要です。天候で磯の観察会ができないときに代わりにおもしろい企画がでいないかということが課題であります。あと、次のページからはその時の写真をつけております。5ページは、今紹介したのが、ブルーの所の夏休みの間にやったとこですけど、それ以外でも年間これだけありますので、引き続きこういう野外観察を行っていきたいと思っております。6、7ページは、磯の観察をやる時に、参加者の子どもさんや家族の方に持っていただくワークシートでございます。こういう楽しそうな物を使って、どういう事に気をつけて採取したらいいのかとか、どういうことを学習したらいいのかなと観ながら楽しく学べるようなワークシートを作って、今年からやりたいと思っています。以上です。

    (委員長)
     いかがでしょうか。

    (委員)
     すばらしい。子どもは大喜びですね。

    (委員)
     最近、海水浴ってのは下火になってるから、そういう機会を作ってあげれば大人のほうは懐かしくて楽しい、子どもたちも、めったに無いんじゃないですかね。

    (委員長)
     報告事項のソです。

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    ○報告事項ソ 鳥取県立倉吉体育文化会館(体育館棟)の改修工事に伴う休館について(公開)

    (体育保健課長)

     報告事項ソ 鳥取県立倉吉体育文化会館の改修工事に伴う休館についてでございます。耐震工事に伴いまして本年11月1日から来年の5月31日までを休館といたします。工事の概要等は4番、5番に書いてありますけども、体育館棟の天井裏の耐震補強工事及びアスベスト撤去工事並びに屋根改修工事を行うものであります。建物全体を囲みますので体育館全体の使用が出来なくなるものでございます。利用者につきましてはホームページでありますとか体育館棟での開館日であるとか利用調整会等でお知らせしております。今回休館といたしますのは、体育館棟のみで研修会等で使用いたします会館棟は通常通り利用可能です。以上でございます。

    (委員長)
     よろしいでしょうか。それでは報告事項タお願いします。

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    ○報告事項タ 平成19年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰について(公開)

    (スポーツセンター長)

     報告事項タです。平成19年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰についてです。別紙のとおり報告いたします。1ぺージ、生涯スポーツ功労者は3名の方でございます。この表彰は10月5日に行われました。生涯スポーツ優良団体につきましては4団体が表彰を受けたということであります。以上です。

    (委員長)
     それではよろしゅうございますか。それでは報告事項チお願いします。

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    ○報告事項チ 家庭教育推進協力企業との協定締結について(公開)

    (家庭・地域教育課長)

     家庭教育推進協力企業の締結を10月10日に行いました。34社の方々と新しく締結させていただきまして、全体で110社になりました。委員の方々にもご協力いただいております。ありがとうございます。今後は商工団体等の会合等に出席するなどいろいろな団体の方と連携を諮りながら、また、その協力企業にも活動の広がりへの協力を得ながら進んでまいりたいと思っております。以上です。

    (委員長)
     みのり福祉会が大変多いですね。

    (家庭・地域教育課長)
     はい、実は当初は、本部1本でお話をいたしましたが、それぞれの事業種によって年齢層、あるいは勤務時間が違いますために一律ではなかなか実施出来ないということで各事業所ごとの実施しやすい方法をというようなことをご相談いたしましたら、各事業所ごとに検討してみるということで、こちらの方としても、それぞれの事業所を個別に回らせていただきまして、ご理解を得ながら、結局みのり福祉会さんが多くなりまして、恐縮したところもありますけども、それぞれの事業所ごとに個別に取り組みをいただいてるということで、個別の協定を締結させていただきました。

    (教育長)
     数を稼ぎたいために無理矢理やっているわけでは絶対ありません。中身をちゃんと見ながらやりました。そういうふうに取られたらいけんなと思って話をしました。

    (委員)
     何社という数の数え方なんですけど、必ずしも企業でない公益法人のようなものもあるように思うんですけど、これは通常110事業所とは言わないで110社でいいんですか。

    (家庭・地域教育課長)
     いや、厳密に言うとそういうことなりますね、所という。

    (委員)
     社というと会社をイメージしてしまうんですけども藤田学院なんていうのも社ではないのでよろしければ改めた方がいいかなと。

    (家庭・地域教育課長)
     分かりました。

    (教育長)
     新たな協力企業って言ってるんで社ってなるんですけどね。

    (委員)
     必ず企業が多かったわけではない。

    (委員長)
     引き続いて報告事項ツとテですけれども、これは表彰・人事に関する案件ですので非公開にしたいと思いますが、ご異議ないでしょうか。それでは非公開にしたいと思います。報告事項のツお願いします。

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    ○報告事項ツ 平成19年度優良PTA文部科学大臣表彰について(非公開)

    ○報告事項テ 県立高等学校非常勤講師による道路交通法違反について(非公開)



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    ○協議事項1 鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成19年度事業目標と中間評価(公開)

    (教育総務課長)

     事前にお送りしております、鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成19年度事業目標と中間評価ということで、横長の20ページほどのペーパーをご覧いただきたいと思います。これは、19年度当初に目標を定めましてそれに取り組んでおりますが、その9月末までの取り組みについての達成度の評価なり、主な取り組み状況なりをまとめているものでございます。これにつきましては、量も多い関係もございまして、達成度の評価で、△なり×なりをしているところを中心に各所属の方から説明をしたいと思います。なお、○としているところに関してもご意見なりがあれば後ほどご質問等をいただきたいと思います。ページに沿って、△や×、○があるものを順番に説明をするという形で進めたいと思います。まず、ミッションにつきましては、表紙に目次ということで4つの柱を立てています。その柱の中でそれぞれ、所属の主要課題、それから19年度の目標という形で設けてやっています。順次、△、×のところを説明させていただきますのでよろしくお願いします。では、3ページの高等学校課から。

    (高等学校課長)
     3ページの高等学校課ですが、不登校、中途退学、問題行動等の出現率減少が目標でして、今日も報告しました教育相談員の配置等やってきているところですが、全体のここ数年間の流れとして、微増傾向。不登校については、ピンクの□で示したグラフですが、急増傾向ということで、このような状況も踏まえて次年度に定数要求するというようなことも考えておりますが、現段階では、達成度は△ということで、今後も努力を続けていくという具合に考えております。

    (教育総務課長)
     では4ページの方お願いします。

    (小中学校課長)
     真ん中のキャリア教育の推進で、中学校の職場体験学習を実施していただこうということです。現在実施校は59校で、全校実施を目標にしております。県教育委員会としましては、リーフレットを作成してこれを全教職員に配布して、研修会等で使っていただくようにしておりますが、未実施校がありますし、実施校の中にも1日だけという学校もありますので、市の教育委員会に対しましても国の事業の「キャリアスタートウィーク」を受けませんかというような働きかけをしてまいりましたが、19年度は残念ながらそれを受けていただけなかったものですから、100%の実施になっていないということで×にしております。以上です。

    (高等学校課長)
     4ページの一番下の職業系の専門学科の在学する生徒が卒業までに何らかの資格を取得するという目標でございますが、工業、家庭の生徒は達成見込ということで、農業学科については、なかなか農業専門に関する資格の数が少ないということで、現在のところ半数程度で△と。以上です。 

    (教育総務課長)
     では続きまして、5ページの方をご覧いただきたいと思います。5ページの下の方、体育保健課お願いします。

    (体育保健課長)
     校内性教育推進委員会の設置率100%を目標にしていましたが、これは例年1月に調査しておりまして、そこに書いております研修会等で呼びかけはしているんですけれども、現在はまだ評価できないということで書かせていただいています。以上です。

    (教育総務課長)
     続きまして6ページの上段の方です。各教育局の取り組みでありまして、ここは主に市町村教育委員会との連携であるとか校長会との連携、また自立を高める支援といったような視点で、各局が取り組みをしてまいりました。その中でまず、東部教育局の市町村との連携で、一番上、△にしております。市町村教育委員会と意見交換会とか指導主事の連絡協議会等、開催ということはある程度目標に向けてやってきているんですけれども、一番右に書いておりますとおり、規模の違いもあって、特に市との意識の共有に課題があると。単に会を開くだけではなく、意識共有というとろに意識をおいていく必要があるということがあります。それから、その下、中部教育局ですが、生涯学習・人権教育合同研究協議会の開催、各市町村年1回以上というところでございますのが、今のところ2町での予定しか立っていないということで、他の町でも希望で開催しますが、意識を持っていただくという意味で、開催について働きかけをしていきたいということであります。それから、西部教育局、これも教育長との教育懇談会の開催ということで、年1回ということでありますが、これもまだ開催自体ができていないということがあります。ただ、西部の方は、町の教育長会が熱心に色々動いておられますので、そこを活用してということもありましてさらに意見交換を深めていきたいということ。それから、2つ下、これも生涯学習・人権教育の市町村との合同研究協議会の100%の実施ができなかったということであります。2町がまだですので、来年度に向けてはその実施を呼びかけていきたいということであります。以上です。

    (小中学校課長)
     学校評議員の設置でございます。100%を目標にしておりますが、当初の90.9%、これが92.0%に若干増加いたしました。まだ、未設置の市町村がありますので、今後教育局と一緒になって具体的な働きかけをしていきたいと思います。つづいて、7ページの小中学校課ですが、学校評価の推進であります。学校評価は自己評価、外部評価がありますけれども、それぞれ100%を目標にしております。ところが、実施の状況は、自己評価の公表、外部評価の導入につきましてもそれぞれ半数程度ということでありますので、さらに具体的な市町村教育委員会への働きかけが必要と考えております。これまでも、教育長会等の研修会に出て行って、話をしたり、教育長方が集まっている場で依頼をしてまいりましたが、より一層具体的な形で、働きかけをしていきたいというふうに考えております。

    (特別支援教育室長)
     8ページ、特殊教育免許保有率の向上につきまして、これは平成17年度から始めておりますが、免許認定講習の成果が徐々に上がってきていると思っております。小中学校の特別支援学級については伸びておりますが、特別支援学校等につきましては、異動等の関係もありまして、まだ、未修得者がいるので、ここの促進を図りたいと思っております。それから、職場実習の教育委員会事務局での受入は×でございます。これは、年度当初の各特別支援学校への趣旨等の周知が不十分であったため、こちらの方に送り込む子ども達が能力の高い子じゃないといけないのではという思いもありましてそういうような状況であります。これから、再度周知して、治癒途上の子ども達でも受け入れるような状況を作っていきたいと考えております。さらに、丸4番につきまして、企業に対する障害者の理解啓発という新たな目標を入れ込んでおります。これは、全庁的に障害者雇用の促進を目指しております上で、教育委員会でもこのような取り組みをしたいということで考えておりますところで、今年度初めて3地区で企業啓発セミナーを開催いたしました。これまで、高齢障害者雇用促進協会が中心となって、年1回やってくださっていたものを、3会場でやろうというものです。参加企業数を10社程度見込んで、そのうちの新規参加企業2社以上というようなことを目標に実施いたしましたが、西部では参加企業が6社です。そのうち新規参入が5社。それから、中部が参加企業5社に対して、新規が2社。東部は、13社の参加企業に対し、新規が12社というような状況でして、中部地区の参加企業数を増やしていく方策をこれから考えていきたいと思うとともに、参加された新規の企業については、職場実習の受入を是非していただきたいと考えております。以上です。

    (教育センター所長)
     一番下、教育センターでございますが、学校ホームページの開設についてでございます。県立学校、高校と特別支援学校は100%ホームページができていますけれども、小学校、中学校は非常に低い率となっておりますので、本年度も研修講座等の中に、ホームページ開設の講座を入れておりますし、研修主事等も派遣しておりまして、現在小学校が1校増えまして、小学校が148校中100校、中学校は60校中38校でございますので、80%までには、あと小学校18校、中学校10校を研修主事等派遣しながら、開設していきたいと思います。以上です。

    (小中学校課長)
     9ページの真ん中の下の査定昇給検討会議の開催についてですけれど
    も、査定昇給の開催県がまだ少ないものですから、先進地として大阪府を視察させてもらって、他県の状況を把握しております。関係課としっかり協議しながら、今方向性を検討中でありまして、あわせて、知事部局とのこともありますので、そちらとの情報交換をしながら、教育委員会の案を作成中でございます。したがって、まだ検討会は開催できておりません。以上です。

    (教育総務課長)
     10ページの×は今と同じ内容ですので、飛ばしまして、次11ページお願いします。

    (高等学校課長:)
     11ページは、県立高校の学校図書館の関係でございまして、貸出し冊数の1割増を目標にしております。平成19年度はまだ冊数は集計しておりませんが、17年度まではどんどん伸びできましたが、頭打ちの状態であります。右側の欄の一番下の方に挙げておりますが、授業の中での図書館利用という部分に、司書教諭が積極的に関わっていくということで、その研修のあり方を見直していきたいと。そうすることによって、図書館の普及活用ができるであろうと考えております。以上です。

    (教育総務課長)
     では、12ページ、人権教育課。

    (人権教育課長)
     社会教育に関する人権教育の推進ということで、丸1丸2とあるんですけれども、丸2の方で地域の人権学習会の企画者を養成するということで研修を行っているんですが、こちらの方は二重丸なんですけれども、その前段として、自治会長学会の会員の小地域懇談会の8講座を行うということに関して△としております。右側に書いておりますけれども、もうすでに2町は実施予定となっておりまして、日程調整等も行っております。確実に実施できれば、目標は達成できるものと考えております。以上です。

    (教育総務課長)
     では続きまして、13ページお願いします。

    (家庭・地域教育課長)
     大山青年の家は、ねらいを明確にした活動プログラムの作成という
    ものが西部地域の関連施設との連携プログラムができないかを目標にやってまいりましたが、この部分のみ、今受入数につきましては例年より幾分多く受け入れているんですけれども、連携プログラムについてはまだ進んでいないという状況ですので、×ということでさせていただいています。以上です。

    (教育総務課長)
     では、14ページ。

    (博物館長)
     博物館の関係で、下の方に書いてありますが、博物館の数値目標は、他とちょっと違っておりまして、5年先の23年度末を目標にしています。この時期に本館と学習館合計で利用者数が10万人台の大台に乗せようと。年毎の利用者数というのはかなり変動しますので、毎年何割増ということでなくて、これくらいのところで出していきたいと。少し背伸び気味ですけれどもこういう目標を設定しております。今年度の状況を書いておりますけれども、今のところでは、7万4千人くらいということで、ちょっと低いということで、×をつけております。課題の欄にありますこの4つが課題だと思っておりまして、広報戦略というものを有力な広報媒体の方にシフトさせるとかを次年度予算の中でやっていきたいと思っております。それから、展覧会も2、3年先をみて、集客力となるものか十分吟味しながら進めております。展覧会は、2年3年先からかかりますので、今年の初めに中ハシ克シゲ展でちょっと少なかったものは、もう2年も前からかかっておりまして、軌道修正は途中で難しいので、前からこのような検討をしていくということ。それから、3番目の利用者アンケートを行ってニーズを把握して、満足度を向上していく、それから、駐車場の確保、こういうことに取り組んでいこうと思っております。以上です。

    (教育総務課長)
     それでは、少しページが飛びますが、17ページの方をお願いします。

    (文化課長)
     妻木晩田でありますけれども、年間来場者数の増加ということで、目標3.6万人と目標設定しておりますけれども、イベントでは色々仕掛けて多くの方に来ていただいていますが、年間通してみると昨年並み、昨年が28,413人ということなので、3.6万という数字にはもう少し頑張らなければならないと思っております。特に観光バス等が少なくて、観光客数が減少しているのかなと思っております。それから、2番の学校等教育関係団体の利用促進ということで、地元の小学校を訪問したり、公民館にチラシを配布したりしておりますけれども、9月末実績17校ということで、もっと力を入れないといけないと思っております。今月も改めて公民館等にPRすることを考えております。あと、バス代等で学校は困難だという場合がありますので、予算要求でも検討していきたいと思っております。以上です。

    (教育総務課長)
     続きまして、18ページ、スポーツの振興について。

    (スポーツセンター所長)
     スポーツの振興で、丸2の競技力の向上、目標として国体成績30位台ということで設定いたしましたが、今年度の成績は、男女総合43位、女子総合39位、総合得点では731.5点ということで、昨年を上回ったんですけれども、43位という成績でしたので×をつけました。以上です。

    (教育総務課長)
     では続きまして、19ページをお願いします。

    (教育企画室長)
     心とからだいきいきキャンペーンの徹底です。目標には、認知数100%ということであげていますが、認知数については、年度当初の結果でも、保育所以外100%ですが、保護者に対するアンケート結果なり推進会議で話を聞きますと、家庭でも、取り組む、取り組まないの2極化が進んでいると。問題点のところにも書いておりますけれども、理解を示してないPTAの方とか、そういう方にどう浸透させていくのかというのが課題で残っています。今後、各種媒体通じた広報を後半も続けていくということでございますし、それから、学校訪問等の最後の話をしてもらうなりの細かな取り組みを進めていきたいと思います。以上です。

    (教育総務課長)
     では20ページお願いします。

    (福利室長)
     教職員の心の健康対策ということで、目標としましては休職者数の減少なのですが、とりあえず数値目標としまして、小中学校の校長会への参加によって、小中学校の先生への意識啓発を努めるということをあげております。今年度、出て機会をもってお話をさせていただいていますが、実際年度としましては、休職者の減少にはまだまだ至っておりません。校長会等に出向かせていただいて、話をさせていただくと、やはり郡部の小規模な校長会ですとみなさんから活発なご意見もいただきますし、事例等もでてきまして、具体的な話等もさせていただいております。なかなか大きな市になりますと、一方的にこちらが話をさせていただくという形が多く、やはり、もう少し意識を深めていただくためには、複数回、お話をしていくかなということでございます。県立学校につきましては、校内で研修を2ヵ年計画で全教職員対象にしていただいております。次に長時間勤務者への面接指導の実施ということで、月100時間以上の時間外勤務者というものがどの学校にもおります。こういった方への医師による面接指導が労働安全衛生法に定められていますけれども、県立学校でも、やはり内容に本人の申し出というのがございまして、なかなか実施できていないのが実態でございます。ただ、校長先生方もそのあたり考えてくださっていまして、職員の方へ説得しながら、10月に実施するというところも10校ほどあります。また、小中学校につきましては、20年4月から義務化されますので、小中学校の時間外勤務が多い教員についても、医師の面談というのが4月からスタートすることになっております。以上でございます。

    (人権教育課長)
     奨学金の徴収率の向上ですが、徴収額3割増、徴収率85%が目標ということで、奨学金の未収額が年々増加しておりまして、18年度末で2億5千万という金額がでまして、このところ増加傾向です。まず、現年度分でございます。△をつけさせていただいておりますが、8月末現在では、74.8%と、前年度より約2%増えているわけですが、右の方に書いておりますとおり、7月末に大きな納期を迎えたということもありまして、率は低いが85%に近づいております。この現年度分につきましては、初期の滞納者が多いものですから、引き続き早期着手に取り組んでいきたいと思います。問題は、過年度分についてで、×をつけております。2億5千万円の2億以上がこの過年度分でして、今年もこれから本腰を入れていこうかなということころです。ただ、目標に届くかというところではまだまだというところでして、×をつけさせていただいております。今後努力していきたいと思います。以上です。

    (委員長)
     全体でも個別でも結構ですので、何かありましたら、お願いします。○、△、×の場合、率とか段階というのだと分かりやすいんですが、何々の充実とかいうのは難しいですね。先程もどこかあったんですけれども、会議はやったんだけど、共有意識が持てないから×なのか会議やったから○なのかそこ辺の判断がむずかしいなと思います。

    (委員)
     ○、△、あるいは◎のところなんですけれども、これ、中間の評価なんですね。残りを年度内かければ達成できる見込みというのがあるんですけれども、当然中途ですから、100%になるわけではないですね。それが、担当課によってはまだ100%になってないからというので△付けてらしたり、あるいは秋になってやる予定があるから今の段階でもう○だとか。あるいは、ずいぶんよくいっているから◎だとかというのが、まあいちいち言ってもいいんですけど、長くなりますから、チェックはしてみたんですけど、その基準を一つにしていただかないと、ここで評価しろと言われても、今後目標が達成されるという見込みであるというものは、現時点で100%じゃなくても○にするとか、あるいはそれは全て△にするとかでないと。取り方が担当課によって違うために、私たちがどう評価していいのかというのが迷っているところなんですけど、何か基準をご指示されているようなことはあるんでしょうか。

    (教育総務課長)
     実はこれ、事前にお送りした資料よりも厳しく変更しておりまして、というのが、一部○になっていますけれども、基本的には数的目標を挙げて、年度の途中でもクリアできてないものは、現時点でも×あるいは△なり、自らを厳しく律しようというスタンスということで考えております。全てが全てそう片付けていないところもあるんですけれども、そういう視点で考えていきたいと思っております。

    (委員)
     じゃあ一つだけ例を言った方が分かりやすいので、8ページの真ん中辺に、特別支援教育の充実というところの丸2、新設の特別支援学級及び高等学校への訪問による指導の充実、目標が関係校を年1回以上ですね、で、○がついているんですが、中身をみると、小中学校では38学級のうち16学級を既に訪問していると、で、22学級は今後訪問予定ということで○がついているわけです。だから、これでも○がつくのであれば、他のものも△がついてもいいようなものがたくさんあるというのが私の意見なんですね。これを基準にするのか、他のものを基準にこれを△に下げるのかというのを、どっちでもかまいませんけれども、統一していただかないとこれだけ見て評価しろと言われてもちょっと困ると思ったんです。

    (委員長)
     もう一つは予定のとらえ方ですね。スケジュール上に上がっていて、例えば原稿を書いていついつ出版予定だっていうのは書いたことにする場合が多いですけれども、だから、数値が勝手に上がっていくだろうっていうのとは同じ予定でもちょっと意味が違うのかなと。

    (教育総務課長)
     ルールとしてはこの9月末の中間評価をしようということにしておりますので、例えばこの数値の中に9月末現在ではこの辺を目指すということもありかなと。

    (委員長)
     それはありですね。いずれにしても、基準をはっきりとして。

    (次長)
     今この話聞いていて思い出したんですけれども、一番最初にこれを作ったときに、4月から月ごとにあって何月に何を開く予定とかスケジュールが入れてあって、それを中間で見たら、5月に何を開く予定だったのにやってないとか、おおむね前半を見通したらできたなというものだったんですけれども、今月ごとがなくなって、達成度一つでやっているので、たぶん、両方とも長所と短所があったのが出ているんだと思います。

    (委員長)
     あまりにも前のものは細かすぎたんですよね。

    (次長)
     来年度はいよいよ法律で事後評価と事前評価というのが始まりますので、これがちょうどいいモデルになると思います。そういういい参考にしたら。

    (委員長)
     それで、統一を図るということですね。それと、繰り返しになりますけれども、時期的なものの自己評価は難しいですよね、数値的なものはいいんですけどね。

    (委員)
     法律で来年からやらなくちゃいけないというのもありますし、目標をどうやって評価するかというのも大切なんですけれども、具体的にこれをどう活用して、改善したらというのが一番大切なところになると思います。例えば×がついてても、なかなか難しくて×がついて来年度に持ち越してしまうというようなこともあるかもしれないんですけれども、×を全部なくすということに集中するよりも、色々改善するように目標を掲げてチェックしてく、そういうやり方の方がいいのかなと。あんまりガチガチに考えない方がいいんじゃないかなと。要は、改善すればいいんだからというような気がしますので、書式とか評価は大事ではあるけれども、そこにあまり力点を置かないほうがいいのではないかなという気がいたします。

    (委員長)
     あと、一番右に問題点とか課題とあるんですけれども、逆にここにプラス面のことも書く要素があってもいいのかなと、達成したというだけでなく、これは特に成果があったとか、元気のでるようなことを。今言われたように、ガチガチにしない方がいいと思います。

    (委員)
     あと、もう一つ、いただいていた文書の中に、目標の設定への意見があればそれもあわせていただきたいとあったんですけれども、これはどういう意味ですか。すでに目標は決まっていて、実施しているんだと思うんですけれども、また来年度については検討する機会があるわけでしょう。今ここで、目標の設定について意見を言って混乱しませんか。

    (教育総務課長)
     来年度に向けてこんなところも、考えといたほうがいいんじゃないかとかということで、サジェッションがいただければという意味でありますし、そもそもこういう目標の設定の仕方はどうなの、といったようなこともあるいはあろうかと思います。

    (委員)
     じゃあ一つ。4ページの一番下の段なんですけれども、キャリア教育の推進というのがありますが、高等学校課の扱いの部分ですね、今年度はこれで異論があるわけではないんですが、意見ですけれども、インターンシップという言葉を使うようになって、従来の就職指導とか職業教育というようなという観念を一歩踏み出していこうということだと思うんです。しかし今年に限っていえば、職業系専門教育においてうんぬんとかいうことになっておりまして、まあ従前とあまり変わらない視野で取り組まれているように思うわけです。この部分はたぶん核になる部分ですから、量的にも多いし、これはこれでいいんです。だけども、来年度以降の意見ということでありますと、普通学科とか特に総合学科などでは、3割あるいはそれ以上の生徒が就職をしていくという実態があるし、世の中には変な表現があって私気に入らないんですけれども、進学校という言葉をよく使うんですね。進学校という学校はないわけでして、職業学科の学校でも、総合学科の学校でも進学するものはおるし、それに対応した教育をやる。それから、普通学科の生徒も少なからざる人数が就職していくわけで、必ずしも進学しないんですね。ですからそういう分類はないので、キャリア教育をやるんであれば、普通学科や総合学科の生徒もその対象としたインターンシップなり何なりの充実ということをやっていかないと従来の手法から踏み出していかないのではないかなというふうに思います。今年のことはいいんですけれども意見を述べておきます。

    (高等学校課長)
     おっしゃるとおりでございまして、今、普通科にもキャリア教育の推進校のような格好で広げていっているところです。ここの中でどういうふうに表現するかというのがあると思うんですけれども、確かに職業系学科のみの話ではないという具合に思います。ありがとうございました。

    (教育長)
     全体に、数値的な目標を掲げてそれをどれくらい達成したかということでみているんですけれども、教育っていうのはさっきもおっしゃられたけど中身がほんとに、子ども達の内面からどんなふうに変わってきたかっていうこととか、社会教育なんかでも、県民の方の意識がどんなふうに変わったかっていうことが最終的には問われてくるんですよね。その辺は、本当は絶えず頭の中に置いてやらないといけないということをしっかりもっておいて、あんまり数値に惑わされないようにしながらいかないといけないなというのと。それから、内面が変わるっていうのはなかなか計りきれない部分があるんで、この辺は教育の中で評価がなかなかしにくい、難しい部分も実はあるなと、絶えず自分の問題としては考えざるをえないと、そういうことがありますね。

    (委員長)
     今のと絡んで、言葉の整理をちょっとしてもいいのかなと思いますね。充実という言葉とか、拡充とか増加とか色んな言葉があるんですね。充実ということばのところに数値的なことが置いてあるとちょっと違うような感じがするし、こういう言葉にはこういう意味をこめてということが、教育委員会全体での共通理解で、ちょっと整理の必要があるかなと思います。

    (委員)
     11ページ、図書館の関係ですが貸出し冊数の増というのがあって、数値目標が1割増なんですが、今、小学校中学校でも貸出し冊数が増加していっているなかで、高校でも貸出し冊数が増えるように希望を持ちながらみなさんやっているわけですけれども、これが、18年度下がって、19年度はこれからになります。高校には司書教諭が全校配置されてたということで、一気に期待をかけているんですが、下がって△なのでこのあたりのところをどう見たらいいかなと、高校の先生方、司書教諭も合わせてどのように捉えておられるのか。急にはよくならないかもしれないですけれども、意気込みみたいなものがあるのかどうか知りたいです。中身がなんとなく分かりづらいので。

    (高等学校課長)
     18年度下がってきていますが、これが延々伸び続けるということはないと思っておりましてどこかで頭打ちになるでしょうが、学校に聞いてみましたら、朝読書をやるクラスで、学級文庫をある程度そろえたので図書館で借りなくなったというような学校もあったりして、貸出し冊数のみをもって読書活動全てを計ることはできないと思います。先ほどもお話にありましたが、その下にもあります、学校の方で図書館セミナーを図書館の方で開いていただきました。教員全体の中で図書館の活用とかこういう可能性がありますよとか、そういうことも含めて教員の中に広めていきたい。司書は全校配置ですので非常に司書は意欲が高いと思っております。あと、司書教諭と教員の方がどのように連携していくかというのが課題だという具合に思います。

    (委員)
     ここでは貸出し数の件と図書館利用の啓発というのがあがっておりますが、他にも方法があるかもしれません。読書推進とか、そういうのがでてくるといいと思います。

    (教育長)
     貸出し冊数だけじゃなくて、もっと他にアプローチの仕方があるんじゃないかと。

    (委員長)
     達成度の評価というのはどなたがつけられたんでしょうか。

    (教育総務課長)
     自己評価です。

    (委員長)
     自己評価の自己のことです。

    (教育総務課長)
     各所属長、担当課の長です。


    (委員長)
     量的なところはそれでいいと思いますが、質的なところの自己評価の仕方を内部で議論してつけるとか、そういうルールを。社会福祉関係でよくこういうのをやるんですけれども、所属長がするのと職員がするのとでは全然内容が違ってくる。それが自己評価の意味だと思っています。量的なものというのは機械的にできると思うんですが、質的なことというのは課内で議論しあってお付けにならないと。そういうルールをつけられたらどうですかね。そのプロセスに意味があるような気がするんですけどね。包括実施の時に非常に役に立ちますしね。

    (委員)
     もう一つよろしいですか。5ページの3つ目のところ。健やかな心身の育成というところの丸1で、性教育推進委員会の設置率の向上というところ、今年度は設置率だけを問題にしてありますから、これはこれでいいんですけれども、もちろんこれは設置率が上がればいいけれども、ただ、それだけでいいということではないわけですね。学校の現場の感覚からいうと性教育の授業を外部講師にお願いしてやったり、あるいは校内でやったりする場合も、まあ校内でする場合は保健体育の教員がやるとかあるいは養護の先生がよく担当なさる。また、外部から専門家をお招きするときはお医者さんを呼ぶ学校が比較的多いです。それも性教育には違いないんですけれども、どうも、私は鳥取県の高校生の性行動の色んな問題というのを見ていると、ただ単にそういう自然科学的なあるいは医学的なアプローチで改善があるかというとそうではない。学校の現場での性教育が性器教育というようなものになっているという実感は長年あるんです。なんだまたあれかと、それは性教育ではないのではないかというのが現場の職員がいつも持つ苛立ちなんですね。それは何が足りないかというと、これは道徳教育でもあるわけでしょう。人工妊娠中絶率の問題にしましても性非行の問題にしても、最近の携帯電話を使ったデリヘルだかなんだかで補導された中学生のことも最近も出ておりましたけれども、必ずしも鳥取県は芳しい状況にない。性教育は長らくやっているんですよ。だけども、行われている中身がそういうものである限りはやっぱり限界があるんだろうと思うんです。性教育は人格の教育であるということも、しっかり据えて担当課も体育保健課だという決まりきった考え、保健の話をするのであれば養護教諭だというこれも、一つの決まりきった考えなんです。同じように、担当課は体育保健課だということではなくて、一緒になられてもいいし、やりにくければ小中学校課、高等学校課でもいいですけれども、もう少し、知徳体というのなら、バランスの取れたという表現になっているけれども、性教育に関してはバランスではなくて、ばらばらに知徳体が総合された一種の人格教育であるというふうな視点から捉えていかないと何年やっても進んでいないという、一つの問題点かなと思っています。ですから、またいつか将来機会があるときに、そういう視点をいれていただきたいなと。

    (体育保健課長)
     今おっしゃったことは非常に重要なことでして、目標を何にするかというときに、今おっしゃったような講師をどうするかとか年間計画はどうやるか授業数どうするかとか色んな話が出たんですけれども、やはり課題はさっきおっしゃったように性教育は養護教諭だというようなことがあると、そういった中で、校内で本当に性教育について話し合う場を持ってほしいという意味で、この校内性教育推進委員会を作ってください、その中でしっかりと生きる教育だということを核に据えて、教職員が全部共通理解ができるような場にしてほしいと。そういった意味で、最終的にこの校内性教育推進委員会の設置というものを目標にやってきました。もちろん中身も充実させてくださいということをやっているというのが現状です。

    (委員)
     大変結構だと思いますけれども、せっかくそういうふうに考えていらっしゃるのなら設置率の向上で数値率だけでいくのではなくて、先程来議論になっていますように、その推進委員会の内容は満足のいくものであったかどうかというような観点からの評価がどこかでるように、しないといけませんね。でないと、最初の趣旨というものがうまく評価できないわけですから。

    (教育長)
     性教育というのは道徳教育であるという考え方をおっしゃったんですけれども、私もまさに、道徳教育というか生き方の教育の中にきちんと位置づけないといけないということで、体育保健課と相当議論していて、去年から校長先生方管理職に全員来ていただいて、養護教諭だけがするんじゃないですよ、体育保健の先生だけやるんじゃないですよ、学校全体で聞かなくても根底にきちんと据えてやらないとこの問題はなかなか簡単にはいきませんよというための講演会や研究会のようなものをしてもらっているんです。だから、方向性を少し修正して、心の問題というふうに捉えなおすようにしているんです。ただ、それだけではいけませんから、やっぱり科学的な知識も入れながらやっていかないといけませんから、そのバランスをもって取り組んでいるような形です。まあ、それが分かるような目標が必要になるのかもしれませんね。

    (委員)
     目標の立て方っていうのはどうしても数で出せるような立て方になっているので、今課長さんおっしゃったんですけど、本当に昨年から鳥取県の人口妊娠中絶率がすごいということを踏まえながら、性の教育は命の教育、心の教育なんだということを強調して、現場には指導しておられますが、そこがなかなか表現しにくいのかなと。それがないと会だけ設置してどうこうというのは、これだけ見るとわかりませんので、表現の仕方を。

    (委員長)
     これを最初にやりだしたときに、数値目標と作ろうということでそれは大事ですけれども、次の課題は、質を表す課題を選ぶか、全部が全部じゃなくていいと思うんですけれども、例えば先程の博物館のお話からいうと、博物館の利用者10万人計画と来たときの満足度を調査されているわけですね。これは、一つ質を数値で表すということですね。そういうような形で、この数値は質を表すというのをいくつか作ってもいいような気がします。我々、よく、授業の満足度や授業の理解度というのをやりますけど、それと同じようなことですね。そういうのはいくつか拾えると思います。充実といっただけでも何をもって充実というのか。数値がある程度拾うから、成果だと思うんです。自己満足になっちゃうんで。

    (教育長)
     県全体で見たときに、小学校の何々教育というのが市町村の動きや学校の動きなんかも含めて、よく見て、県民もそういうふうな受け止め方というのを考えて。さあだいたいどの辺で、質的あるいは中身的にきたかなということを少し考えてみないといけないかもしれませんね、少し幅広く。

    (委員長)
     いきいきキャンペーンのアンケートをやって認知率を計って、なんとなく増えてきたなとか、だけどもそれなりの検証も考えてみないといけない。

    (教育長)
     県全体の動きとしてはルール・マナーも身についてきだしたかなという感覚を、客観的に声を聞きながら受け止めてみるとか。

    (委員長)
     これは、やられたからこそできるということなので、ずいぶん見えてきたと思います。

    (教育長)
     内容的なものをもう少し考えるというのが課題ですね。

    (委員長)
     では、ここで切ります。協議事項2お願いします。

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    ○協議事項2 白兎養護学校訪問学級の経過について(公開)

    (特別支援教育室長)
     9月4日の定例教育委員会の委員研修会でお話した以後の経緯について、報告したいと思います。白兎養護学校訪問学級の経緯についてですが、県議会へ9月3日付で「鳥取医療センターに入院している鳥取県白兎養護学校の生徒のための教室の確保」についてという内容が鳥取県重症心身障害児(者)を守る会等4者から県議会及び知事に対して陳情書として提出されました。それにつきましては、4ページ以降詳しく載せておりますのでご覧ください。
     内容につきましては、ここに書いてあります3点でございます。一つは、子ども達の教育のための専用の教室を確保してほしいと。それから、それにともなって教育内容、教育環境の充実に努めてほしいと。また、未就学者、要は教育を全く受けていない者の教育実現に向けて検討努力してほしい、という3点でございました。このことにつきまして、教育民生常任委員会で審議がされました。これにあわせまして、9月19日には訪問学級の視察でありますとか、医療センターの下田院長及び訪問学級の保護者との意見交換が常任委員会委員の中でなされたということです。
     それを受けまして、参考のところに書いてありますが、この9月議会では尾崎議員が9月25日に一般質問をされました。この答弁には知事、それから山田委員長、教育長が立たれました。このようなやりとりを受けて、10月5日の教育民生常任委員会で委員全員一致で内容が採択され、9日の本会議で正式に採択されたという状況でございます。これが県議会の動きであります。これに対して、鳥取医療センターの考え方でありますとか動きでありますけれども、下田院長への確認はこれまでも説明をしてきたとおりですが、9月7日、議会開会の日に再度確認を行いました。院長の考え方は9月4日に説明したことと同じでございまして、教育委員会の将来的な構想があれば、これから使用しなくなる第5、6病棟の活用は認めるし、新病棟についても、これまでどおりの空いている時間であれば使用は可能とするということを確認しております。さらに、委員長も、9月18日に視察されました。その時に同じように下田院長に確認していただいた事項、特に新病棟整備にあわせて教育の場を整備することは可能であるという方向を示唆されましたし、その際新病棟の横に合築というような形で整備することは可能であるが、新病棟内、要は病院が建築する中については用途が決まっているのでこれはもう無理であるということを確認しております。これらの状況を受けまして、今後の方向ですけれども、お開きいただいて2ページです。教育委員会事務局といたしましては、新病棟の整備にあわせて、合築の方法で専用の教育の場を確保してはどうかというふうに考えます。特に、先般確認しておりましたように、病気療養のために入院している子ども達ですので、できるだけベッドサイドあるいは近いところで教育をすることが必要であろうという考えを持っております。そのためにこういうようなことを考えています。現在、本日も白兎養護学校と教室等の打ち合わせに行って話し合いをしておりますけれども、必要な教室等を含めた教育の場の面積を10月中旬くらいを目途に報告をしていきたいと、向こうからも依頼がありましたので、考えているところです。それにあわせて、今現在、部屋数でありますとか面積につきましても白兎養護学校と調整中でございますし、鳥取医療センターともこれから、今日の午後には1回目の担当者レベルでの確認作業をしたいと思っております。また、財政課とも同時に話し合いを進めなければならないと思っております。この時に保護者の意見も早いうちに確認をし、お互いが共通理解をしたうえで、進める必要があるとも考えております。以上でございます。

    (委員長)
     何かご質問ありませんか。あるいは、教育長の方から補足で何か。

    (教育長)
     はじめ医療センターの方は、分校を作ってほしいということを強くいっておられて、その方向は大分変わって、柔軟になってきたんですね。で、委員長にも行っていただいて、色んな話をしていただいたんですけれど、その辺が大きな力かなと思っております。今話があったように、新病棟の中に、固定した教室、専用の場所というのは向こうも難しいといっておられますので、合築するような形で、その費用は県の方で持ってということでいけたらと思っています。議会の方も、さっきの話のように採択していますので、ある程度必要な財政的な負担は認めると思っています。あとは、具体的な、どういう広さにするのか、設備にするのかということを急いで病院側と詰めていく必要があると思っています。方向付けしてもらったので、あとは淡々と。財政状況も今かなり厳しいので、できるだけその辺も考えながらいくかなという形です。以上です。

    (委員長)
     見せてもらったんですけれども、本当に重症という印象で、1対1の教育でさえも難しいと。でもある意味で教育の原点みたいなころもそういうところにあるのかなと、そういうことも考えていかなければいけないのかなと感じました。議会もそれをサポートするということですので、それは教育長もおっしゃったようにありがたく受け止めようと思います。協議事項はこれで終わりました。各委員からその他何かありませんか。では、定例教育委員会はこれで終わります。次回は、11月8日10時からということでお願いします。

      

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