平成20年12月定例教育委員会

開催日時

平成20年12月18日(木) 13時45分~14時40分

開催場所

鳥取県庁第2庁舎教育委員室

出席委員

  • 委員長 山田 修平
  • 委員 今出 コズエ
  • 委員 上山 弘子
  • 委員 岩田 慎介
  • 委員 中島 諒人
  • 委員(教育長) 中永 廣樹 

議事

(1)議案

【議案第1号】 公開  ≪資料 PDF≫
平成21年度鳥取県立高等学校専攻科入学者選抜実施要項について
【議案第2号】 公開 ≪資料 PDF≫
文化財の名称変更について
【議案第3号】 公開  ≪資料 PDF≫
鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の一部改訂について
【議案第4号】 公開 ≪資料 PDF≫
現業職員の給与に関する規則等の一部改正について

(2)報告事項

【報告事項ア】 公開 ≪資料 PDF≫
全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫ 
平成20年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度第3回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
「青谷上寺地遺跡整備活用基本計画案に対するパブリックコメント実施結果について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度地域文化功労者文部科学大臣表彰について
【報告事項カ】 公開 ≪資料 PDF≫
郷土作家展「海の刻 古市義二・岸本章」の開催について
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
県内文化財建造物の国新規登録について

※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

議事録

1.開会

(委員長)
 12月の定例教育委員会を始めます。よろしくお願いします。では、日程説明を教育総務課長からお願いします。

2.日程説明

 それでは、お手元の日程を御覧いただきたいと思います。まず、教育長から一般報告がございまして、それに続きまして、議案が第1号平成21年度の鳥取県立高等学校専攻科入学者選抜実施要項について、ほか3件。それから、報告事項がア、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について、ほか6件。以上であります。

(委員長) 
 では、教育長から一般報告をお願いします。

3.一般報告

では一般報告を申し上げます。臨時教育委員会が11月24日にありましたのでそれ以降です。

 まず、11月議会が11月25日から今日までありました。補正予算で学校の耐震化ですとか、大学に進学した時に学費を借りることとした人に対して利子相当分を給付するとか、そのようなものが出されて、可決されました。条例では、御存じのとおり県情報公開条例の一部改正ということで出しました。それから、職員の給与に関する条例等の一部改正がありました。県情報公開条例の一部改正は、こちらが知事に提案したままが可決されたということです。後で、その辺のところは御説明をします。それから、委員長には3人の方から質問を受けていただいて答弁をいただきました。私自身は、57本の答弁をしました。圧倒的に全国学力・学習状況調査一色といった感じでした。他には中高一貫校が少しと勤務時間の問題が1つあったくらいでした。

 それから、12月6日に、生徒たちが先生と一緒になって仕入れをして自分たちの手で販売するという、伝統のある鳥商デパートに行きました。例年、7,000人から8,000人ぐらい来場されるという、県内でもっとも楽しみな鳥商デパートです。生徒がとても元気でした。販売とか呼びこみとかをやっていまして、私も少し買いました。

 それから、12月7日に鳥取県の婦人大会がございました。これは、県連合婦人会主催の大きな大会で400人ぐらい参加されました。知事や石破大臣も来られて挨拶をされました。

 それから、徳永進さんの講演がありまして、とても良い講演でして、私も聞かせていただいて勉強になりました。お聞きになった委員さんもあるかも知れません。

  それから、12月8日に国体の知事表彰ということで、国体で優秀な成績を収められた選手方が知事から表彰されましたので、私も行きました。選手の皆さん、それから監督の皆さん、合わせて74名の方が表彰状、感謝状とかお受けになりました。

  それから、12月13日はジュニア県展が米子の県立武道館でありました。知事賞17名、教育長賞36名ということで、知事と私から賞状を渡しました。テープカットもいたしました。全部で4,084点応募があって、その中から1,349点が選ばれて、これから中部、東部にも巡回していきます。また来ましたら、見ていただけたらと思います。子ども達が一生懸命、描いていまして、絵とか写真とか書道とかがあります。将来の芸術家の卵ですので、見てやっていただきたいと思います。

  それから、心とからだいきいきキャンペーンを実践をしていらっしゃる方の表彰式を行ないました。これは、今出委員、上山委員も出席いただいて、14日に米子で行ないました。優秀実践例ということで、7団体に表彰状をお渡ししました。

  それから最後に、昨日、県立学校を訪問しました。全学校を回ろうと思っておりまして、終盤になってきました。特に倉吉農業高校では、生徒たちが搾乳の実施をしていまして、当番で本当に一生懸命やっていました。感動して少しじんときたところがあるくらい一生懸命やっていました。生きるっていうことをしっかりと体感しながら、生徒たちが頑張っている感じがしました。以上でございます。

(委員長)
 それでは、議題に入りますけれども、本日の署名委員は、今出委員と上山委員にお願いいたします。では順次、行きたいと思います。議案第1号、説明をお願いいたします。



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4.会議録

○議案第1号 平成21年度鳥取県立高等学校専攻科入学者選抜実施要項について(公開)

(高等学校課長)
 議案第1号、平成21年度鳥取県立高等学校専攻科入学者選抜実施要項についてお諮りするものでございます。はぐっていただきまして、実施要項につきましては、毎年この時期に定めているものでございます。変更点といたしましては、1の募集高等学校ですが、今年度の7月教育委員会で鳥取東高の専攻科募集停止が決定されましたので、募集するのは倉吉東高と米子東高の2校になります。あとの変更点は、年月日とか曜日、あるいは多少の文言の修正でございます。3の(2)は、出願期間ですが、4月1日~3日まで。5の学力検査は、4月8日に行います。5の(3)の学力検査の教科は、国語、数学、英語。合格発表は4月10日ということで、来年度見込の専攻科についての要項でございます。
 それから、右側のページの参考資料に挙げておりますが、専攻科のあり方について申し入れが2件ございました。6月と7月に出たもので、これまでもこういう申し出があったことは御報告をしてまいったところでございます。この申し入れに対しまして、次のように対応したいと考えております。まず、1の松田議員他計8議員からの要請でございますが、一部の高校の卒業生に偏らないようにということ。これは引き続き、今後、努力していきたいと。それから、2の家庭の経済状況も考慮に入れた選抜試験に改めるようにということですが、選考の資料とするのに、家庭の経済状況を考慮に入れるということは適切ではないという具合に考えております。それから、3の浪人生に対する奨学金制度ということで、特に鳥取東高の専攻がなくなった場合に、県内に残る生徒は民間の予備校に通うことになるということから出て来たと思いますが、奨学金の貸与というのはそこに挙げておりますように、非常に難しいということで、先程、教育長の一般報告の中にもありましたが、大学等進学資金助成金の拡充を図るものです。それから、もう1つは、専攻科の授業料減免制度がありますので、その周知を図るということにしたいと思います。それから、4の高等学校での教育の向上ということで、これにつきまして今後も一層充実をしていきたいと考えているところです。
 それから、下の2、鳥取東高専攻科の募集を停止する場合の対応策ということで、倉吉東高の募集定員を増やすことを検討してほしいという要望でございますが、民間に任せることができるものは民間に任せるという方針であり、定員の増は適切ではないと考えております。以上でございます。

(委員長)
 御質問、御意見はありますか。
(教育長)
 来年度から御存知のとおり鳥取東高の専攻科がなくなりまして、この2校だけということになります。さっき、大学等進学資金助成金の話がでましたが、県内の予備校に通う生徒についてはこれも適用できるようにしていくということです。
(委員)
 申し入れの1のところですけれども、例えば、米子東の専攻科ですと米子東の子どもが多い、倉吉東の場合は倉吉東が多くて、それから倉吉西が入るということですね。
(参事監兼高等学校課長) 
 これまでも、必ず出身校の生徒でないといけないということはありませんでした。ただ、選抜試験を行ないますので、この試験の結果によって、指摘されている学校の出身者が多い場合と少ない場合と出てまいります。今までの他の学校の進路指導の場面でも、浪人する場合は専攻科があるし、予備校もありますという指導をして来ておりますけれども、選択肢の1つに専攻科があるということを伝えるという意味でございます。
(委員)
 議員から、そういう申し入れがあるっていうことは偏っているのかなと思ったりするんですけれども。
(参事監兼高等学校課長)
 これまでもそういう御意見がありました。どうしても、出身校の生徒がたくさん入るという現実があるということで、もう少し開かれなくてはいけないのではないかという主旨だったと思います。年度によって、ばらつきもございます。出身校の生徒がたくさん現役で合格していれば、出身校の生徒が少なくなるとか、いろんな要素がございます。最終的には、そこの専攻科の入試で判定をされた結果ということです。
(教育長)
 公平の試験でやっていますからそうなることはやむを得ないので、それに手を加えるとちょっと問題が出てきたりすると思うんですけれども。
(委員長)
 他にいかがでしょうか。よろしいですか。では、議案第1号は、原案のとおりということで了承したいと思います。議案第2号お願いいたします。

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○議案第2号 文化財の名称変更について(公開)

(文化財課長)
 議案第2号、文化財の名称変更についてであります。無形文化財の指定名称、「木工芸(木地ろくろ)」を「木工芸」に改めようとするものでございます。変更理由はそこに記載しておりますけれども、平成16年1月に木工芸を指定しました時に、保持者認定として茗荷定治さんを推薦認定いたしております。茗荷さんは、木地ろくろを使って製品を作っておられるということで、その名称のところに「(木地ろくろ)」としてしまっているがために一般的でないと。より分かりやすくという意味で括弧書きを書いてしまったんですけれども、これを広く一般的な名称にするべきであるということで、この括弧を取りたいというものであります。以上です。

(委員長)
 いかがでしょうか。よろしいですね。では議案第2号は、原案通りでございます。議案第3号お願いします。

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○議案第3号 鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の一部改訂について(公開)

(高等学校課長)
 議案第3号は、鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の改訂についてお諮りするものでございます。おはぐりいただきまして、1ページでございますが、改訂理由といたしましては、今議会において、職員の給与に関する条例等の一部改正が行われました。その適用を受ける職員と同じように、現業職員の給与に関する規定を改訂するというものでございます。労働協約の一部改訂を行なうというものでございます。2の(1)の給料月額の引き下げというところでございますが、今回、3.5%カットということで、1,000分の965を乗じて得た額とすると。但し書きのところにありますが、他の組合員と著しい不均衡が生じる場合には必要な調整を行うということで、これは、上のほうに書いてありますのが1、2級。若年には適用しないというようなことでございまして、3級というその上の級がありますが、その下についてはカットになるということで、ここが逆転になってしまうというようなことが起きる可能性があるということから、その場合は必要な調整を行うということでございます。
それから、(2)のその他所要の規定の整備というところに上げておりますが、これは法律の改正によりまして改訂をしているものでございまして、下から2行目の、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律を公益的法人等へのという具合に改正をするものでございます。適用につきましては、締結の日の属する月の翌月の初日からということで、これは21年1月1日の予定でございます。この労働協約の現業職員という、一番上に現業職員労働組合という具合に挙げておりますが、学校におきましては学校環境の整備とか、その他の業務を行っている職員でして、他の一般の職員とは異なって労働協約を結んでいるというものでございます。2ページ以降は、その改正前後の対照表でございます。以上でございます。

(委員長)
 何か御質問ございましたらどうぞ。この現業職員の方と一般職員の人と比べて、現状は何対何ぐらいの給与なんですか。
(教育総務課長)
 一般の職員が、9級まで上がっていけまして、教員であれば、改正後は5級まで上がっていけるんですけれども、普通の行政職と比較すれば、現業には3級まで、係長相当級までしかありません。
(委員長)
 よろしいですか。では、議案第4号お願いします。

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○議案第4号 現業職員の給与に関する規則等の一部改正について(公開)

(教育総務課長)
 それでは議案第4号を御覧いただきたいと思います。現業職員の給与に関する規則等の一部改正についてでございます。現業職員は、議案第3号でも説明をいたしましたが、地方公営企業等の労働関係に関する法律というものを受けまして、現業職員は、地方公営企業に勤務する職員と同等という形の整理がされておりまして、こういう給与条件等については労働協約を締結するということが決まりになっております。この労働協約を締結するということと、それに伴う関係する規則等を改訂するということをいつもセットで行っております。議案第3号で労働協約の改訂の締結を行って、この議案第4号の議案でその関係の規則を改正しようというものであります。改正の概要ですけれども、こちらにつきましても、先程議案第3号で説明をいたしました。改正の理由に書いておりますけれども、職員の給与に関する条例がこの度3.5%引き下げるということで、改訂に職務の級が3級以上の職員についてなっておりますので、それに併せまして規則も、そこの1にございますように給与月額を3.5%引き下げる。ただし、職務の級が2級以下の若年層、若い人を対象とした職員については除くということで、引き下げるということであります。施行日を平成21年1月1日とする改正にしようというものであります。後のほうにその規則案もすべて載っておりますがかなりテクニカルな内容のものですから、詳細は説明いたしませんけれども、そういう条例改正に沿った形で規則を改正しようとするものであります。以上です。
(委員長)

 御質問ありますか。これは、自動的なことでということで進みます。以下報告事項に入ります。報告事項アお願いします。

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○報告事項ア 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)


(教育企画室長)
 報告事項ア、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰につきまして御報告させていただきます。これは県内の小・中・高・特別支援学校に在学する児童・生徒が、その教育・文化・スポーツの全国大会で3位相当以上の賞を取った場合に、団体とか個人に与えるものでございます。おはぐりいただきますと1、2ページに書いておりますが、10月以降が中心になっております。小学生2名、中学生2名、高校生6名の計10名に表彰がございました。特に小学生2人おりますが、それぞれが同じ大会で2位と3位を取りました、松田奈々さん、中江香那さんですし、2ページの城北高校のアディア・バーサンドルジ君は、城北高校に在学しておりましてモンゴル代表で出場しましたが、要綱に該当するということで今回表彰をするものです。それぞれに表彰状と、記念品として図書券をお渡しするようにしております。また、渡す時には、全校生徒の前などの機会を捉えて、学校長から渡してもらうようにしておりまして、その都度、記者にも資料提供して広めていくところでございます。以上でございます。

(委員長)
 何かございますか。よろしいですか。では報告事項イ、お願いします。

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○報告事項イ 平成20年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)について(公開)

(高等学校課長)
 報告事項イは平成20年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)についてでございます、おはぐりいただきまして、この表彰の趣旨は学校教育の振興に関して、特に功績顕著な教育者の行動を称えて文部科学大臣が表彰するものでございます。被表彰者は後藤ヶ丘中学校長の福永校長、それから鳥取工業高校の井上校長、伯仙小学校の妹尾校長でございます。既に、表彰式は終わっておりまして、12月8日に東京でございました。それぞれの方の功績概要は下に挙げておりますが、福永校長は大山中、後藤ヶ丘中の校長を歴任されまして、特に地域の自治会とか、青少年育成団体とか、関係機関と連携した活動、それから小・中学校連携の学力向上の取り組みということが功績として挙がっております。それから、2人目の井上校長ですが、青谷高の校長時代には、中国への海外研修旅行を始められまして、国際理解教育の推進をされました。それから鳥取工業高校の校長として、物作りの人材育成の事業に取り組んで、地域産業の担い手育成に貢献されたということで、併せて、県の校長協会の会長としてもリーダーシップをとっていただいたというのが功績でございます。3人目の妹尾校長につきましては、就将小学校、伯仙小学校長として特色ある学校づくりに邁進をされたということで、人間尊重の精神を基盤とした、心身ともに調和のとれた健全な人育の完成を目指しているという教育をされてきたということが功績となっております。以上です。

(高等学校課長) 報告事項イは平成20年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)についてでございます、おはぐりいただきまして、この表彰の趣旨は学校教育の振興に関して、特に功績顕著な教育者の行動を称えて文部科学大臣が表彰するものでございます。被表彰者は後藤ヶ丘中学校長の福永校長、それから鳥取工業高校の井上校長、伯仙小学校の妹尾校長でございます。既に、表彰式は終わっておりまして、12月8日に東京でございました。それぞれの方の功績概要は下に挙げておりますが、福永校長は大山中、後藤ヶ丘中の校長を歴任されまして、特に地域の自治会とか、青少年育成団体とか、関係機関と連携した活動、それから小・中学校連携の学力向上の取り組みということが功績として挙がっております。それから、2人目の井上校長ですが、青谷高の校長時代には、中国への海外研修旅行を始められまして、国際理解教育の推進をされました。それから鳥取工業高校の校長として、物作りの人材育成の事業に取り組んで、地域産業の担い手育成に貢献されたということで、併せて、県の校長協会の会長としてもリーダーシップをとっていただいたというのが功績でございます。3人目の妹尾校長につきましては、就将小学校、伯仙小学校長として特色ある学校づくりに邁進をされたということで、人間尊重の精神を基盤とした、心身ともに調和のとれた健全な人育の完成を目指しているという教育をされてきたということが功績となっております。以上です。

(委員長)
 御質問等ありましたら。なければ次に行きます、報告事項ウお願いします。

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○報告事項ウ 平成20年度第3回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について(公開)

(家庭・地域教育課)
 平成20年度の第3回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議を開催いたしましたので、その概要を御報告いたします。おはぐりいただきまして、去る12月3日に開催いたしました。主な議案としましてはスポーツ振興計画につきましての協議、あるいは教育基本計画についての御意見等をお伺いいたしまして、2月下旬にそれぞれ目指します最終的なものの策定に御意見をいただいたところでございます。その他にも、出来上がりました公民館振興プランの御報告でありますとか、今日御協議をお願いいたします子どもの読書活動推進ビジョンの改訂についての御報告もいただきました。委員の方からの主な御意見といたしまして、鳥取県のスポーツ振興計画につきましては、下線部分が主な意見かなと感じておりますけれども、職場における健康づくり、運動・健康に対する意識改革が追加されており、良くなったということ。それから、書いておりませんけれども、スポーツ少年団活動のことにつきまして、地域の子ども会等の行事などの関わりで、地域での活動が疎かになっていないかという話でありますとか、負けて学ぶということの記述があっても良いのでは等々、御意見をいただきました。
2ページのボーダラインで鳥取県の教育振興基本計画につきましての主な御意見を書かせていただいております。原点は家庭教育でありますとか、あるいは平和教育の記載がないというふうな御意見もあり、様々なお立場での御意見をいただきまして、これから最終案に取りかかるつもりでおります。以上でございます。

(家庭・地域教育課) 平成20年度の第3回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議を開催いたしましたので、その概要を御報告いたします。おはぐりいただきまして、去る12月3日に開催いたしました。主な議案としましてはスポーツ振興計画につきましての協議、あるいは教育基本計画についての御意見等をお伺いいたしまして、2月下旬にそれぞれ目指します最終的なものの策定に御意見をいただいたところでございます。その他にも、出来上がりました公民館振興プランの御報告でありますとか、今日御協議をお願いいたします子どもの読書活動推進ビジョンの改訂についての御報告もいただきました。委員の方からの主な御意見といたしまして、鳥取県のスポーツ振興計画につきましては、下線部分が主な意見かなと感じておりますけれども、職場における健康づくり、運動・健康に対する意識改革が追加されており、良くなったということ。それから、書いておりませんけれども、スポーツ少年団活動のことにつきまして、地域の子ども会等の行事などの関わりで、地域での活動が疎かになっていないかという話でありますとか、負けて学ぶということの記述があっても良いのでは等々、御意見をいただきました。2ページのボーダラインで鳥取県の教育振興基本計画につきましての主な御意見を書かせていただいております。原点は家庭教育でありますとか、あるいは平和教育の記載がないというふうな御意見もあり、様々なお立場での御意見をいただきまして、これから最終案に取りかかるつもりでおります。以上でございます。

(委員長) 
 何か御質問、御意見はありますでしょうか。
(委員)
 以前からポーツ少年団の行動は行き過ぎとかいう意見を聞いておりました。地域の方にスポーツ少年団をしていただくのはあり難いけれども、私が現役の時にも大人の目線での指導が行き過ぎているというのがありました。ここに毎月第3日曜日という具体的なものがあって、これはやはり地域ボランティアの日とするなど、どのように反映されているんですか。
(家庭・地域教育課長)
 今は、担当課のスポーツセンターが中心になっておられますけれども、それは御意見としてお伺いをし、それが反映できるような形かどうか、現在検討中だと思います。
(スポーツセンター所長)
 少し話をさせていただきます。このスポーツ少年団は一般的にスポーツ少年団という名称で語られているもので、正式なと言ったらおかしいんですけれども、本部長が県教育長であります。それから、スポーツ少年団に加盟していない、いわゆるスポーツクラブというのは非常にたくさんあります。県のスポーツ少年団の指導者に対しては、定期的にその指導者の研修を行って、指導に行き過ぎがないように講義等はしているのですが、もう一方の多くのスポーツクラブの指導者に対しては指導をする機会が限られている、していないというのが現実であります。具体的なことをいいますと、先日も県の小学校の校長会で会長、以下役員の方とお話をした中にも、校長会からも子ども達が所属しているかなりのスポーツクラブが行き過ぎていて、なんとかどこかで大人に対しての指導ができないかということがありました。そこで出てきた1つのヒントというのは、実際にスポーツクラブを実施している競技団体である、少年野球でありますと軟式野球連盟、バレーであるとバレーボール協会といった競技団体が、もう少し指導者に対して何らかのブレーキなりをすることが必要で、大事だということ。競技団体が、例えば行き過ぎた指導なり、夜の9時や10時になるような練習していた場合、大会への出場制限をするということをしていかないと、いつまで経ってもこの課題は解決できないのではないかなということを話したところであります。競技団体の指導は県体育協会がしておりますので、スポーツセンターも同じフロアで毎日話しをしておりますので、競技団体や体育協会にもお願いをして、競技団体にも指導をしていきたいと思っております。それからもう1つ、第3日曜日の家庭の日というのは当センターではどうこうできませんので、そちらの話はできませんけれども、指導はしていきたいということです。以上です。
(委員)
 体力づくりはしなければならないけれども、今のこどもたちのスポーツクラブについてはなかなか研修は難しいことなんですよね。教育長さんがトップに立っておられるとそれぞれ機会があって指導ができますが。それから、全国に繋がるものがあって、本当に子ども達にとって全国まで行く必要があるのかという問題がありますね。
(スポーツセンター所長)
 試合だけではなく練習試合でも全国に向かっていくようなチームは、県外との練習試合等も行われているようですので、練習時間についても、経費についても、保護者の送り迎えについてもかなり負担がかかります。委員が言われるように、保護者としてはなんとかその指導者に対しても言いたいんだけども、それを言ってしまうと自分の子どもを見てもらっているものですから、なかなか言いにくいという現状もあるのではないかという話も先日したところであります。
(委員)
 いろんな場面でそういう話が語られて行くと良いと思うんですけど。今おっしゃったように、この話を出すともう見てやらんとか、お前はくるなとか、そういったところまでなってくるんで、大変だと思いますね。
(スポーツセンター所長)
 分かりました。
(委員長)
 他にいかがですか。よろしいですか。では、報告事項エ、お願いします。

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○報告事項エ 「青谷上寺地遺跡整備活用基本計画案に対するパブリックコメント」実施結果について(公開)

(文化財課長)
 報告事項エ、「青谷上寺地遺跡整備活用基本計画案」に対するパブリックコメント実施結果についてでございます。青谷上寺地遺跡の遺跡整備基本計画を現在策定中でありますけれども、これにつきまして9月末から10月末まで約1ヶ月間パブリックコメントを実施しました。応募いただいたのは58名で、複数の意見をいただいていますので114件ぐらいの意見になっております。そのうちの半数以上が青谷の方でありました。意見の概要をそこに記載しておりますが、活用のところでは青谷上寺地遺跡らしい体験学習を実施してほしいということで、卜骨占い、青谷では鹿とか、猪の肩甲骨が240点ぐらい出てきておりまして、そういうものの肩甲骨を使ってひびのいき具合で占ったというのがありますので、実際にそういうものをやってみるというのも確かに青谷らしいというふうに思います。それから、骨角製の釣針を作るというもの、漁労が盛んでそういう漁労具もたくさん出ていますので、体験学習をするというのも大変参考になると思います。それから、社会科の副読本を作ったらどうかという御意見ですが、先般、副読本ではないんですけれども、ポプラ社から日本の歴史に資料を使いたいというのがありまして、こういったこともどんどんこれからしていく必要があると思います。あと、整備等については、人骨の出土状況がわかるような復元展示ということで、こういったことも案に盛り込んでいきたいと思っております。このパブリックコメントを受けて、12日に第6回の基本計画検討委員会を開催いたしました。ここでも委員の皆さんから御意見をいただいておりますので、これらを更に検討いたしまして、3月に基本計画が策定出来ればと思っております。以上です。

(文化財課長) 報告事項エ、「青谷上寺地遺跡整備活用基本計画案」に対するパブリックコメント実施結果についてでございます。青谷上寺地遺跡の遺跡整備基本計画を現在策定中でありますけれども、これにつきまして9月末から10月末まで約1ヶ月間パブリックコメントを実施しました。応募いただいたのは58名で、複数の意見をいただいていますので114件ぐらいの意見になっております。そのうちの半数以上が青谷の方でありました。意見の概要をそこに記載しておりますが、活用のところでは青谷上寺地遺跡らしい体験学習を実施してほしいということで、卜骨占い、青谷では鹿とか、猪の肩甲骨が240点ぐらい出てきておりまして、そういうものの肩甲骨を使ってひびのいき具合で占ったというのがありますので、実際にそういうものをやってみるというのも確かに青谷らしいというふうに思います。それから、骨角製の釣針を作るというもの、漁労が盛んでそういう漁労具もたくさん出ていますので、体験学習をするというのも大変参考になると思います。それから、社会科の副読本を作ったらどうかという御意見ですが、先般、副読本ではないんですけれども、ポプラ社から日本の歴史に資料を使いたいというのがありまして、こういったこともどんどんこれからしていく必要があると思います。あと、整備等については、人骨の出土状況がわかるような復元展示ということで、こういったことも案に盛り込んでいきたいと思っております。このパブリックコメントを受けて、12日に第6回の基本計画検討委員会を開催いたしました。ここでも委員の皆さんから御意見をいただいておりますので、これらを更に検討いたしまして、3月に基本計画が策定出来ればと思っております。以上です。

(委員長)
 御質問、御意見ございますか。では、報告事項オ、お願いいたします。

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○報告事項オ 平成20年度地域文化功労者文部科学大臣表彰について(公開)

(文化財課長)
 報告事項オ、平成20年度地域文化功労者の文部科学大臣表彰についてです。これは既に11月28日表彰式は終わっていますけれども、鳥取県では2名の方が表彰されておられます。まず、文化財保護分野では稲田孝司氏、前岡山大学教授ですけれども、現在も県文化財保護審議会委員をしていただいておりましていろいろ指導等御尽力していただいております。芸術文化分野では、野崎信次郎氏、版画家であります。野崎さんは、国画会を皮切りに全国的な活躍と併せて県内の風景画等にも積極的に取り組まれて数多くの作品を残していただきました。表彰式には欠席でしたけれども、伝達をしたいと思っております。以上です。

(文化財課長) 報告事項オ、平成20年度地域文化功労者の文部科学大臣表彰についてです。これは既に11月28日表彰式は終わっていますけれども、鳥取県では2名の方が表彰されておられます。まず、文化財保護分野では稲田孝司氏、前岡山大学教授ですけれども、現在も県文化財保護審議会委員をしていただいておりましていろいろ指導等御尽力していただいております。芸術文化分野では、野崎信次郎氏、版画家であります。野崎さんは、国画会を皮切りに全国的な活躍と併せて県内の風景画等にも積極的に取り組まれて数多くの作品を残していただきました。表彰式には欠席でしたけれども、伝達をしたいと思っております。以上です。

(委員長)
 では次の報告事項カお願いします。

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○報告事項カ 郷土作家展「海の刻 古市義二・岸本章」の開催について(公開)

(博物館長)
 報告事項カは郷土作家展の開催についてであります。めくっていただきまして、今回、古市義二さんという彫刻家と岸本章さんという日本画家の2人展という形で郷土作家展を開催したいと思っています。1月12日から県立博物館で開幕しまして、その後、米子市美術館、倉吉博物館の巡回を予定しております。郷土作家展、そこの概要に書いてありますように、平成15年度から開始しておりまして、今回が6回目ということになります。鳥取県を拠点に活動されているいわゆる郷土作家を展示紹介する企画であります。古市さんと岸本さんのプロフィールは真ん中の表に書いてあるとおりであります。それから、関連事業が下に書いてありますが、1月12日が最初の皮切りになりますので、開会式を行いまして、それからアーティストトークが、郷土作家展では特に作家本人の解説にたくさんの人に来ていただきますので、それぞれの会場の開幕日に2人の作家さんに来ていただいて解説ということにしております。チラシをお付けしていると思いますが、詳しいこともそこに書いてありますので、御覧いただければと思います。以上です。

(博物館長) 報告事項カは郷土作家展の開催についてであります。めくっていただきまして、今回、古市義二さんという彫刻家と岸本章さんという日本画家の2人展という形で郷土作家展を開催したいと思っています。1月12日から県立博物館で開幕しまして、その後、米子市美術館、倉吉博物館の巡回を予定しております。郷土作家展、そこの概要に書いてありますように、平成15年度から開始しておりまして、今回が6回目ということになります。鳥取県を拠点に活動されているいわゆる郷土作家を展示紹介する企画であります。古市さんと岸本さんのプロフィールは真ん中の表に書いてあるとおりであります。それから、関連事業が下に書いてありますが、1月12日が最初の皮切りになりますので、開会式を行いまして、それからアーティストトークが、郷土作家展では特に作家本人の解説にたくさんの人に来ていただきますので、それぞれの会場の開幕日に2人の作家さんに来ていただいて解説ということにしております。チラシをお付けしていると思いますが、詳しいこともそこに書いてありますので、御覧いただければと思います。以上です。

(委員長)
 では、報告事項キお願いいたします。

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○報告事項キ 県内文化財建造物の国新規登録について(公開)

(文化財課長)
 報告事項キ、県内文化財建造物の国新規登録について、12月12日に開催されました国の文化審議会におきまして、国登録有形文化財登録の答申が行われましたけれども、鳥取県関係ではそこに記載の2件が新たに登録ということで答申されたものです。いずれも日南町の菅沢にあります宮本家住宅の主屋と土蔵。特徴と建設年代はそこに記載のとおりでありますけれども、現在は母屋は2階を改築されて飲食が出来るようになっていたり、それから、農業体験に参加された方の宿泊施設としても活用されていますし、それから、そこの庭ではご主人のかつみさんの名前を取ったかつみ庭石という、庭も提供されたりということで、活用されておられます。以上です。

(文化財課長) 報告事項キ、県内文化財建造物の国新規登録について、12月12日に開催されました国の文化審議会におきまして、国登録有形文化財登録の答申が行われましたけれども、鳥取県関係ではそこに記載の2件が新たに登録ということで答申されたものです。いずれも日南町の菅沢にあります宮本家住宅の主屋と土蔵。特徴と建設年代はそこに記載のとおりでありますけれども、現在は母屋は2階を改築されて飲食が出来るようになっていたり、それから、農業体験に参加された方の宿泊施設としても活用されていますし、それから、そこの庭ではご主人のかつみさんの名前を取ったかつみ庭石という、庭も提供されたりということで、活用されておられます。以上です。

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○その他

(委員長)
 一応予定された報告事項は以上ですが、特に何かありましたらお受けしたいと思います。
(委員)
 今のことについてですか。
(委員長)
 それ以外についても結構です。
(委員)
 それでは、少人数学級、30人学級についてですが、来年はどうなりますか。
(委員長)
 では、30人学級の今の状況を御説明ください。
(委員)
 30人学級の確保が難しいという話がておりますが、どうなっていますか。
(小中学校課長)
 これまでの経緯としては、鳥取県版ニューディール政策ということで、県職員の給与をカットしたものを財源に6年間、16年度までやってきたということがございました。ただ、その財源があるなしに関わらず、教育委員会としては30人学級は後戻りはないというつもりでやってきたところでございますので、平成20年度については財源が切れているんですけども、そこは別な教員の部分、加配の部分ですけれども、国からもらっている、少人数指導と言われる、学級は分けないけれども、例えば算数なら算数、数学なら数学という特定の授業の時に学級を解体して複数の教員が関わって指導するという加配の教員を一部取り崩してそれを30人学級に充てながら、かたや単県分、市町村の協力もいただきながら臨時的教員を別枠に確保して維持しているという状況です。
それが今年、昨年と国の必要とする定数を少し食う部分を増やしながらやってきたというところですけども、やはりそれはそれで元々別な活用のためにもらっているお金ですので、それ以上それを食うのを増やしたくないという我々の気持ちもあります。そうかといって、30人学級の財源をどうするのかという問題がございます。来年度につきましては、今のところは、これから財政課との折衝、当初予算の詰めをしながら要求をするところなんですけども、一応来年度に向けては元に戻してと言いますか、その国の定数を食っている分は元のさやに戻して、それはそれで活用したいと。それで、財源は厳しいですが、その予算は確保していただきたいとお願いしたいというつもりではおります。ただ、それが本当に確保出来るかということが心配なんですけども、この度、県職員の給与が全体で3.5%も下がるというところもありますので、そういったところもこちらに活用をしてもらえないかという気持ちも含めて、そういった方向で予算要求をしていきたいと考えております。
(委員)
 それはいくらぐらい足りないんですか。
(小中学校課長)
 足りないと言いますか、元々ないものとして考えますと、一言で金額をぱっと出せないんですけれども、人数で言いますと、小学校・中学校で約120名前後の教員が余分に必要になります。誰がその30人学級の担任かというのは学校の中で決めることですので、それだけ教員を多く雇わないといけない。ですから教員もたくさんの年齢層がありますので、平均で見るのか、どこで見るのかということもありますけども、ざっと一人が例えば600万円と見れば、8億円ぐらいにもなります。
(委員)
 僕、このことを全然よく認識していなかったんで、話を聞くと、必要なものだったならば必要だと、今すごくそれはいいことなんだということになっているじゃないですか。必要なことだったならば、何とかその金を抜本的に確保する、毎年その取れるか取れないか分からないということではなくて、お金を確保するようなシステムは出来ないものなのかなと思うんです。そういうのって不可能なものなんですか。全然分からないんですけども。
(教育長)
 さっき言ったような鳥取県版ニューディール政策もなくなってしまった。だから、また新しい段階に入ってきているんですね。これはそうはいっても非常に効果があるし、知事も、議会の答弁の中で、今の部分は継続したいと言っていますし、私も予算権はないけれども、教育委員会として極めてこれは大事なので是非やってくださいと言っていますから、知事は何とか今の状況は維持したいというのは間違いないから、予算をこれから折衝しますけども、県の教育のためですから、単県として措置されるだろうと思っています。その辺は強く言っていますけれども、知事の認識としては何とかしようという気はありますから、何とかされると思っています。
(委員)
 結局、今はどうやったって予算が増えていくことはないので、そうすると、毎年毎年知事の頑張りでいくのか、何か制度的なもの、例えば財団のようなものを作って、確実に3億円入ってくるようにするとか。例えば、そういうようなことって考えられないのかなと思ったりするんですけれども。
(教育長)
 本当は国の制度としてないといけないという議論になりつつあるんです。だから、国にも県として要望をずっとしているんですよ。この少人数学級をやってください、40人というのはもう時代に合いませんということで、お願いしているんだけれども、国は教育費をかなり押さえ込んでいますよね。ですから、国の動きがないとすぐにということにはならないかもしれませんけれども。でも、ほとんどの都道府県で何かしらやっていますから、都道府県単位では、実際問題、動いてきているんですよね。国もそれは認識をしてきていると思うんですが、国がすぐに制度化してくれないんだったら、何とかして県で財源を見つけてやっていく。他のものを削ってでもこれをちゃんと確保するような、そういう予算全体の枠組みを考えていくんでしょうね。
さっき、小中学校課長が詳しく言っていましたけれども、国の標準法の予算をちょっと食っているんです。それは駄目で、あんまり食ってほしくない。こちらは絶対止めてくださいと言っているんだけれども、どうしても原資がなくなってしまうと、そっちに食い込んでくることがあったんですけれども。今年はさっきの話で、少し食っているものを戻してもらおうという意気込みで、なるべく別な形で予算化してもらうようにしていきたいと思っています。さっき言ったように知事も、相当強い覚悟を持っていらっしゃいますし、市町村教育長や市町村長からも強い要望がありますので、市町村も非常に効果があると思っていますから、多分、後にはならない。現状か、進むか。現状ぐらいだろうと思っています。それから、鳥取県は子ども達が割と少ないので、全部の学校が40人ではありませんので、元から小さい学校がたくさんあるんですよね。
(委員)
 例えば、今、ふるさと納税とかあるじゃないですか。県はお金が集まらなかったら少人数学級ができないじゃないですか。でもそういう明確な目標があれば、そこに金を入れてくれる人が少しあるかもしれないと思うんですよ。国がしっかりとした制度を持つなり、教育委員会として必要なことなんだから、例えば国に対して何らかのメッセージを出すとか、少しでも本質的に出来ることはないのかなと思うんです。
(教育長)
 さっき言ったように、県議会全体でもこれは大事なものだから続けなさいというふうになっていまして、それを知事部局も受けとめていますから、今、委員がおっしゃっている制度化に本当になれば良いんですけれども、今の段階はちょっと難しいかもしれないですね。けれども、それを何とかしようと思ったんですけれども。
(委員)
 30人学級でしばらくきていますよね。それが財政的なものでどうこうなるということに、学校は不安を抱えているんです。今おっしゃったように、何かきちんとした枠があればいいですが、ニューディール政策は今年までだよというのは子どもを育てる学校には合わない。ただ可能性があることは分かっても、鳥取県が教育に金を使っているというのはこの部分に使っているわけですよね。そうすると、鳥取県版の教育も鳥取県がこういう特色を持ってやっていますよというこの部分が、去年までは30人学級だったのに、今年はそれ止めてたくさんの友だちと勉強しないといけない。そうするともう、本当にいろんな課題を出てくると。今、教育長さんが力強くおっしゃってくださいましたし、議会を聞いていてもそのような答えも聞いたように思いますが、その辺は強くお願いしたいと思います。
(教育長)
 後退はまずしません。
(委員長)
 その他、何かありますか。
(委員)
 もう一点いいですか。中学の体育で、ダンスが必修として入ってくるという県があるんですよね。その辺の取り組みと現状を教えていただきたいと思います。
(体育保健課長)
 普段ダンスとは、武道も含めていうんですけれども、来年度から研修を今以上に充実させていこうとしているところです。
(委員)
 研修ですか。
(体育保健課長)
 はい。実技講習も含めてなんですけれども、今は現状とそれから新しい指導要領、教育課程の違いを示す段階です。まだ、実際は動いていないです。
(委員)
 実際に子ども達に教え始めるのはいつになるんですか。
(体育保健課長)
 平成23年から。早いところはもう来年からでも試行に入るというところです。
(委員)
 鳥取ではだいたい平成23年からですか。では、講習とおっしゃったのは、教員の方にされるということですね。
(体育保健課長)
 はい。
(委員)
 この前ちょっと話を聞いたときに、単純にリズムに合わせて踊ることに関しては、割と教えやすいんだけれども、子ども達にゼロから振り付けを考えさせることについては、現場の先生方はそれを一体どうしたらいいのか分からないんだという意見を伺ったんです。それで、私は劇場でダンスもやったりすることもあって、そのときに印象的な話を聞いたことがあって、京都でダンスをしている若い女性で、その人は今、振り付け師で結構注目されているんですけれども、その人は率直に言うと背も低いし、割と貧相な体なんですよ。一般的にダンスというと、割と背が高くてぱっとしていてというふうな感じじゃないですか。その人が、いわゆるコンセプチュアリーダンスのワークショップっていうのを中学のときに受けたときに、自分の身体でも良いんだというふうに思ったと言うんですよ。それは凄い大事なことだなと思っていて、一般的に体育というのは、速い、高い、強いみたいな価値観で行なわれるじゃないですか。そうじゃない価値観の基に行なわれる体育の授業っていうのがあることは凄く良いし、それによって自分の身体に対するある種の肯定感を持つことが出来るならば、それは本当にすばらしいことだと思います。
しかし、せっかくダンス教育が導入されるといっても、総合的に身体を使うんだということに関して教えようがない、分からないという意見が強いと、事実上そういう形の切り口での教育があまり行なわれてないということになってしまう。そうすると、せっかくダンス教育が入るのにそのメリットがかなり失われてしまうのではないかと思って、先程おっしゃった講習を充実させていくことが重要だろうなと思ったりしたんです。
(体育保健課長)
 ありがとうございます。今はやはり選択体育ですので、どっちかというと技術的なものをまんべんなくが多いんですけれども、小学校から体ほぐしみたいな、本当に自分で好きなリズムを作れば良い、別に表現をしたくない子はしなくても良いというふうな部分もありますので、その講習の中で、先生方の発想の変換も図っていかなければいけないのかなと考えているところです。
(委員)
 私、実は日本でそういうことをやっているダンスのグループとも結構交流があるものですから、よろしければ何か内容を御紹介できたらなと思っているんですけれども。
(体育保健課長)
 ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
(委員長)
 他にありますか。そうすると、教育委員会としては終わりたいと思います。ご苦労様でした。次回は1月24日午前10時からです。
                                   (閉会14時40分)

(委員長) 一応予定された報告事項は以上ですが、特に何かありましたらお受けしたいと思います。(委員) 今のことについてですか。(委員長) それ以外についても結構です。(委員) それでは、少人数学級、30人学級についてですが、来年はどうなりますか。(委員長) では、30人学級の今の状況を御説明ください。(委員) 30人学級の確保が難しいという話がておりますが、どうなっていますか。(小中学校課長) これまでの経緯としては、鳥取県版ニューディール政策ということで、県職員の給与をカットしたものを財源に6年間、16年度までやってきたということがございました。ただ、その財源があるなしに関わらず、教育委員会としては30人学級は後戻りはないというつもりでやってきたところでございますので、平成20年度については財源が切れているんですけども、そこは別な教員の部分、加配の部分ですけれども、国からもらっている、少人数指導と言われる、学級は分けないけれども、例えば算数なら算数、数学なら数学という特定の授業の時に学級を解体して複数の教員が関わって指導するという加配の教員を一部取り崩してそれを30人学級に充てながら、かたや単県分、市町村の協力もいただきながら臨時的教員を別枠に確保して維持しているという状況です。それが今年、昨年と国の必要とする定数を少し食う部分を増やしながらやってきたというところですけども、やはりそれはそれで元々別な活用のためにもらっているお金ですので、それ以上それを食うのを増やしたくないという我々の気持ちもあります。そうかといって、30人学級の財源をどうするのかという問題がございます。来年度につきましては、今のところは、これから財政課との折衝、当初予算の詰めをしながら要求をするところなんですけども、一応来年度に向けては元に戻してと言いますか、その国の定数を食っている分は元のさやに戻して、それはそれで活用したいと。それで、財源は厳しいですが、その予算は確保していただきたいとお願いしたいというつもりではおります。ただ、それが本当に確保出来るかということが心配なんですけども、この度、県職員の給与が全体で3.5%も下がるというところもありますので、そういったところもこちらに活用をしてもらえないかという気持ちも含めて、そういった方向で予算要求をしていきたいと考えております。(委員) それはいくらぐらい足りないんですか。(小中学校課長) 足りないと言いますか、元々ないものとして考えますと、一言で金額をぱっと出せないんですけれども、人数で言いますと、小学校・中学校で約120名前後の教員が余分に必要になります。誰がその30人学級の担任かというのは学校の中で決めることですので、それだけ教員を多く雇わないといけない。ですから教員もたくさんの年齢層がありますので、平均で見るのか、どこで見るのかということもありますけども、ざっと一人が例えば600万円と見れば、8億円ぐらいにもなります。(委員) 僕、このことを全然よく認識していなかったんで、話を聞くと、必要なものだったならば必要だと、今すごくそれはいいことなんだということになっているじゃないですか。必要なことだったならば、何とかその金を抜本的に確保する、毎年その取れるか取れないか分からないということではなくて、お金を確保するようなシステムは出来ないものなのかなと思うんです。そういうのって不可能なものなんですか。全然分からないんですけども。(教育長) さっき言ったような鳥取県版ニューディール政策もなくなってしまった。だから、また新しい段階に入ってきているんですね。これはそうはいっても非常に効果があるし、知事も、議会の答弁の中で、今の部分は継続したいと言っていますし、私も予算権はないけれども、教育委員会として極めてこれは大事なので是非やってくださいと言っていますから、知事は何とか今の状況は維持したいというのは間違いないから、予算をこれから折衝しますけども、県の教育のためですから、単県として措置されるだろうと思っています。その辺は強く言っていますけれども、知事の認識としては何とかしようという気はありますから、何とかされると思っています。(委員) 結局、今はどうやったって予算が増えていくことはないので、そうすると、毎年毎年知事の頑張りでいくのか、何か制度的なもの、例えば財団のようなものを作って、確実に3億円入ってくるようにするとか。例えば、そういうようなことって考えられないのかなと思ったりするんですけれども。(教育長) 本当は国の制度としてないといけないという議論になりつつあるんです。だから、国にも県として要望をずっとしているんですよ。この少人数学級をやってください、40人というのはもう時代に合いませんということで、お願いしているんだけれども、国は教育費をかなり押さえ込んでいますよね。ですから、国の動きがないとすぐにということにはならないかもしれませんけれども。でも、ほとんどの都道府県で何かしらやっていますから、都道府県単位では、実際問題、動いてきているんですよね。国もそれは認識をしてきていると思うんですが、国がすぐに制度化してくれないんだったら、何とかして県で財源を見つけてやっていく。他のものを削ってでもこれをちゃんと確保するような、そういう予算全体の枠組みを考えていくんでしょうね。さっき、小中学校課長が詳しく言っていましたけれども、国の標準法の予算をちょっと食っているんです。それは駄目で、あんまり食ってほしくない。こちらは絶対止めてくださいと言っているんだけれども、どうしても原資がなくなってしまうと、そっちに食い込んでくることがあったんですけれども。今年はさっきの話で、少し食っているものを戻してもらおうという意気込みで、なるべく別な形で予算化してもらうようにしていきたいと思っています。さっき言ったように知事も、相当強い覚悟を持っていらっしゃいますし、市町村教育長や市町村長からも強い要望がありますので、市町村も非常に効果があると思っていますから、多分、後にはならない。現状か、進むか。現状ぐらいだろうと思っています。それから、鳥取県は子ども達が割と少ないので、全部の学校が40人ではありませんので、元から小さい学校がたくさんあるんですよね。(委員) 例えば、今、ふるさと納税とかあるじゃないですか。県はお金が集まらなかったら少人数学級ができないじゃないですか。でもそういう明確な目標があれば、そこに金を入れてくれる人が少しあるかもしれないと思うんですよ。国がしっかりとした制度を持つなり、教育委員会として必要なことなんだから、例えば国に対して何らかのメッセージを出すとか、少しでも本質的に出来ることはないのかなと思うんです。(教育長) さっき言ったように、県議会全体でもこれは大事なものだから続けなさいというふうになっていまして、それを知事部局も受けとめていますから、今、委員がおっしゃっている制度化に本当になれば良いんですけれども、今の段階はちょっと難しいかもしれないですね。けれども、それを何とかしようと思ったんですけれども。(委員) 30人学級でしばらくきていますよね。それが財政的なものでどうこうなるということに、学校は不安を抱えているんです。今おっしゃったように、何かきちんとした枠があればいいですが、ニューディール政策は今年までだよというのは子どもを育てる学校には合わない。ただ可能性があることは分かっても、鳥取県が教育に金を使っているというのはこの部分に使っているわけですよね。そうすると、鳥取県版の教育も鳥取県がこういう特色を持ってやっていますよというこの部分が、去年までは30人学級だったのに、今年はそれ止めてたくさんの友だちと勉強しないといけない。そうするともう、本当にいろんな課題を出てくると。今、教育長さんが力強くおっしゃってくださいましたし、議会を聞いていてもそのような答えも聞いたように思いますが、その辺は強くお願いしたいと思います。(教育長) 後退はまずしません。(委員長) その他、何かありますか。(委員) もう一点いいですか。中学の体育で、ダンスが必修として入ってくるという県があるんですよね。その辺の取り組みと現状を教えていただきたいと思います。(体育保健課長) 普段ダンスとは、武道も含めていうんですけれども、来年度から研修を今以上に充実させていこうとしているところです。(委員) 研修ですか。(体育保健課長) はい。実技講習も含めてなんですけれども、今は現状とそれから新しい指導要領、教育課程の違いを示す段階です。まだ、実際は動いていないです。(委員) 実際に子ども達に教え始めるのはいつになるんですか。(体育保健課長) 平成23年から。早いところはもう来年からでも試行に入るというところです。(委員) 鳥取ではだいたい平成23年からですか。では、講習とおっしゃったのは、教員の方にされるということですね。(体育保健課長) はい。(委員) この前ちょっと話を聞いたときに、単純にリズムに合わせて踊ることに関しては、割と教えやすいんだけれども、子ども達にゼロから振り付けを考えさせることについては、現場の先生方はそれを一体どうしたらいいのか分からないんだという意見を伺ったんです。それで、私は劇場でダンスもやったりすることもあって、そのときに印象的な話を聞いたことがあって、京都でダンスをしている若い女性で、その人は今、振り付け師で結構注目されているんですけれども、その人は率直に言うと背も低いし、割と貧相な体なんですよ。一般的にダンスというと、割と背が高くてぱっとしていてというふうな感じじゃないですか。その人が、いわゆるコンセプチュアリーダンスのワークショップっていうのを中学のときに受けたときに、自分の身体でも良いんだというふうに思ったと言うんですよ。それは凄い大事なことだなと思っていて、一般的に体育というのは、速い、高い、強いみたいな価値観で行なわれるじゃないですか。そうじゃない価値観の基に行なわれる体育の授業っていうのがあることは凄く良いし、それによって自分の身体に対するある種の肯定感を持つことが出来るならば、それは本当にすばらしいことだと思います。しかし、せっかくダンス教育が導入されるといっても、総合的に身体を使うんだということに関して教えようがない、分からないという意見が強いと、事実上そういう形の切り口での教育があまり行なわれてないということになってしまう。そうすると、せっかくダンス教育が入るのにそのメリットがかなり失われてしまうのではないかと思って、先程おっしゃった講習を充実させていくことが重要だろうなと思ったりしたんです。(体育保健課長) ありがとうございます。今はやはり選択体育ですので、どっちかというと技術的なものをまんべんなくが多いんですけれども、小学校から体ほぐしみたいな、本当に自分で好きなリズムを作れば良い、別に表現をしたくない子はしなくても良いというふうな部分もありますので、その講習の中で、先生方の発想の変換も図っていかなければいけないのかなと考えているところです。(委員) 私、実は日本でそういうことをやっているダンスのグループとも結構交流があるものですから、よろしければ何か内容を御紹介できたらなと思っているんですけれども。(体育保健課長) ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。(委員長) 他にありますか。そうすると、教育委員会としては終わりたいと思います。ご苦労様でした。次回は1月24日午前10時からです。                                   (閉会14時40分)
  

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