平成22年2月定例教育委員会

開催場所

鳥取県庁第2庁舎教育委員室

出席委員

  • 委員長 上山 弘子
  • 委員 岩田 慎介
  • 委員 山田 修平
  • 委員 中島 諒人
  • 委員 笠見 幸子
  • 委員(教育長) 中永 廣樹 

開催日時

平成22年2月9日(火) 10時00分~13時50分

議事

(1)議案

【議案第1号】 非公開 
指導改善研修を要する教員の認定、処遇等について
【議案第2号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県文化財保護審議会委員の任命について
【議案第3号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立博物館協議会委員の任命について
【議案第4号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立学校管理規則の一部改正について
【議案第5号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県公立小・中・特別支援学校学級編制基準について

(2)報告事項


【報告事項ア】 公開 ≪資料 PDF≫
全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫
史跡鳥取城と鳥取西高等学校のあり方を考えるタウンミーティングの概要について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県教育審議会第3回学校運営分科会の概要について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度文部科学大臣優秀教員表彰について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県立学校実習助手採用候補者選考試験の結果について
【報告事項カ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(12月末現在)について
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県男女共同参画推進員への申出に係る意見の公表について
【報告事項ク】 公開 ≪資料 PDF≫
県内有形民俗文化財の国新規登録について
【報告事項ケ】 公開 ≪資料 PDF≫
あなたも弥生のお菓子職人!レシピ アイディア募集結果について
【報告事項コ】 公開 ≪資料 PDF≫
山陰海岸学習館の展示等リニューアルについて
【報告事項サ】 公開 ≪資料 PDF≫
美術企画展示「若き日の鳥取の画家たち」の開催について
【報告事項シ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度鳥取県学校給食優良学校等表彰について
【報告事項ス】 公開 ≪資料 PDF≫
第65回国民体育大会冬季大会スケート競技会における鳥取県選手団の成績について
【報告事項セ】 公開 ≪資料 PDF≫ 
コンプライアンス強化運動期間の取組について

(3)協議事項


【協議事項1】 公開 ≪資料 PDF≫
高等特別支援学校設置に向けた方針について
【協議事項2】 公開 ≪資料 PDF≫
今後の県立高等学校の在り方検討スケジュールについて
【協議事項3】 公開 ≪資料 PDF≫
県立中高一貫校設置に向けた方針について


※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

議事録

1.開会

(委員長)
  ただいまから、平成22年2月定例教育委員会を開会します。よろしくお願いします。それでは教育総務課長から日程説明をお願いします。

2.日程説明

(教育総務課長)
 お手元の日程をご覧いただきたいと思います。教育長から一般報告がございまして、そのあと、議案第1号、指導改善研修を要する教員の認定、処遇等について、ほか4件。それから報告事項がア、全国大会等で活躍した児童生徒に対する教育長表彰について、ほか13件。それから協議事項が1、特別支援学校の設置に向けた方針について、ほか2件でございます。以上でございます。

(委員長)
 それでは教育長から一般報告をお願いします。



3.一般報告

(教育長)
 一般報告を申し上げます。前回1月14日以降です。
 スケジュールは何日かに分かれますけれども、県立学校の訪問をいたしました。これで全31校を訪問しました。全部見させていただいて、校長のみなさん方と意見交換をしました。いろいろよくなっているという感じがしました。

 それから1月19日、緊急雇用対策本部会議ということで県庁全体で経済動向ですとか、雇用情勢について意見交換を行いました。

 それから1月22日、「地域の担い手育成プロジェクト成果普及発表会」という長い題名なんですけれども、これは専門高校で地元の産業界が一緒になって、専門高校の中に新しい風を入れていこうと、先端的ないろんな技術を入れていこうということで今取り組んでいますので、それの成果発表です。鳥取工業高校の生徒たちが発表しまして、非常によかったです。今、水産にも広げていっています。いい方向だと思っています。

 それから1月25日から1月26まで、上山委員長と一緒に全国教育委員会連合会総会に出させていただきました。フィンランド視察の報告があった後、文科省との意見交換等がありまして、鈴木文部科学副大臣と話をする機会があったんですけれども、少人数学級の取り組みが少し動くような感触のことを言われたので、ただ平成22年度までは骨太の方針で増やさないことは決まっているので、平成23年度以降に動くというかたちで、国の方も検討に入っていくという状態ですので、そう遠くない段階で少人数学級が動いていくと思います。学級編制も35人とかそういう方向が動いていきそうな感じでありました。これからの動きを注視する必要があると思っています。

 それから1月27日、当初予算の知事聞き取りがありました。学力向上等の特別枠の予算を初めとして、いろいろな予算案を組みましたので、それを知事に聞いていただいて今度の議会に諮ります。知事の査定もありましたけれども、教育に対して手厚い感じです。あとで報告がありますけれども、相当付けてあります。ただ議会で承認を得ないといけませんので、これは後の動きです。

 それから1月27日に指導事務連絡協議会ということで、教育委員会事務局の指導主事さん方を中心とする研修会で、私もお話をさせていただきました。いろんな研修がありました。

 それから1月29日に臨時県議会がありました。一般会計の補正予算等、これは雇用が非常に冷えていますので、これをなんとかしようということで、雇用対策に係る補正予算が提出されたということです。笠見委員から新任の挨拶もありました。

 それから1月31日、これも後ほど報告がありますけれども、鳥取西高のあり方を考えるタウンミーティングを行い、110名ぐらいの方がお見えでした。非常に活発な意見交換がありました。また後で説明があります。

 それから2月7日に「鳥取発弥生シンポジウム」ということで、岡山の総合福祉会館というところで、岡山県教育委員会に手伝っていただいて、毎年やっています弥生シンポジウムをやりました。なんと400名ぐらいの方が集まられて、非常に盛会でした。鳥取県の妻木晩田とか青谷上寺地とかが非常に関心があるんだなと思いました。いいシンポジウムでした。

 それから最後ですけれども、昨日、県と市町村の行政懇談会ということで、県とそれから市町村長方との意見交換がありました。教育に関しては、本県の大学進学率が全国平均よりも低いけれども、どうしたことだろうかとそういう意見もあったところです。以上です。

 あと、その他ですけれども、2月2日に境高校の創立70周年記念式典がございまして、岩田委員さんから祝辞をいただきました。ありがとうございました。後藤教育次長も出席しました。

 それからもう一つ、岩美高校の学校の徴収金滞納への対応の仕方について、新聞報道などがありました。これも後で報告させていただきます。以上です。

(委員長)
 では、議案に入ります。本日の署名委員は、中島委員と笠見委員にお願いします。まず議案第1号から第3号については人事に関する案件ですので、非公開として行いますがいかがでしょうか。ではそのように取り扱いいたします。これより非公開とします。

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4.議事

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○議案第1号 指導改善研修を要する教員の認定、処遇等について(非公開)
○議案第2号 鳥取県文化財保護審議会委員の任命について(非公開)
○議案第3号 鳥取県立博物館協議会委員の任命について(非公開)


(委員長)
 よろしいですか。それでは以上で非公開の案件は終了しましたので、これより公開といたします。引き続き議案第4号について説明してください。
 

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○議案第4号 鳥取県立学校管理規則の一部改正について(公開)

(特別支援教育課長)
  鳥取県立学校管理規則の一部改正についてでございます。鳥取聾学校ひまわり分校にこの4月から中学部を設置するために、管理規則を改正するものでございます。右側のページで、改正前、改正後ということになっていますけれども、一番下の欄に中学部、3か年という修業年限を設けて、中学部を開設するものでございます。なお、このひまわり分校の在籍なんですけれども、来年は1名の生徒が中学部1年生となって在学しますが、その後だいたい1名から2名、毎年入ることになります。ただ、今、小学部の4年生が0人でございますので、ここだけは0人なんですけれども、むこう5、6年見たときには、1名から2名の在籍が出てくるという状況でございます。以上です。

(委員長)
 よろしいですか。それでは、議案第5号についてお願いします。

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○議案第5号 平成22年度鳥取県公立小・中・特別支援学校学級編制基準について(公開)

(小中学校課長)
 議案第5号、平成22年度鳥取県立公立小・中・特別支援学校学級編制基準についてでございます。まず3ページをお開きいただけますでしょうか。そこに新旧対照表を挙げております。この度中身について大きな変更はございませんが、文面で2の「弾力的扱い」というところで、これまで市町村教育委員会としか表記をしなかったところに括弧書きで「学校組合教育委員会を含む。以下同じ」というのを付け加えているということです。これが正式だったということで、この度加えるものでございます。あとは年度のところが平成21年度から22年度に変るという部分。それから枠外に書いていますが、障がいの表記というものの、「害」をひらがなに変更するということで、この度の学級編制基準にさせていただきます。1ページに戻っていただきますけれども、1ページが学級編制基準で、右側が細かな概要になっています。簡単に説明しますが、学級編制基準の表1を見ていただきますと、これは委員の皆様ご存知のとおり、小学校の1、2年生が30人の学級ということです。それから中学校の1学年だけが33人でございますが、小学校のそのほかの学年、中学校の2、3年生につきましては、40人学級編制でございます。複式学級、特別支援学級、それから特別支援学校につきましては、それぞれの編制基準が設けられています。以上でございます。
 (委員長) いかがでしょうか。それでは、報告事項に移ります。報告事項アをお願いします。

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○報告事項ア 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)

(教育企画室長)
  報告事項ア、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について、報告させていただきます。裏をご覧ください。全国規模の大会で3位相当の成績を収めた生徒が今回3名いましたので表彰いたしました。すべて高校生でございます。1人は米子南高校の新宮瞳加瑠さん、3年生です。これの主催は全国商業高等学校協会の主催の英語スピーチコンテストで、このコンテストの部門は二つで、自由なスピーチとそれから四つの課題から選んでしゃべるレシテーションの部があります。そのレシテーションの部で最優秀賞、優秀賞に続く奨励賞を取りました。各県、それぞれの部門で1名ずつ、最大2名出るものでして、その中で3位相当ということで、表彰されたものでございます。それから白兎養護学校の西川愛さん、高等部3年生です。これは全国学芸科学コンクール11部門ありますが、そのうちの写真部門で銀賞を取りました。それから同じく白兎養護の高等部の2年生、福原一輝さんは全国特別支援学校文化祭で、これも3部門ありますが、そのうちの写真部門で種別会長賞、これは2位の賞であり、表彰したものでございます。参考で下に今年度の実績、昨年度の実績を載せていますが、かなりいろんな部門でたくさんの方が活躍をしてくれているということでございます。以上でございます。

(委員長)
 よろしいでしょうか。
(委員)
 新宮さんはちなみに何を話されたんです。
(教育企画室長)
 4つの課題までは把握していません。
(委員)
 福原さんは特別支援学校の大会なんですけれども、西川さんは特別支援という意味ではなくて、全部の学校として出ていますか。
(教育企画室長)
 これは全国の小・中・高校生のアート・文芸部門がありますけれども、今年から新たに環境作品に限定したアート部門に出まして、そこの写真部門で表彰されたということです。
(委員)
 特別支援ということではなくてですね。
(教育企画室長)
 高校生ということです。
 (委員長)
 よろしいでしょうか。それでは、報告事項イを説明お願いします。
 

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○報告事項イ 史跡鳥取城と鳥取西高等学校のあり方を考えるタウンミーティングの概要につい(公開)

(教育環境課長)
 それでは、説明させていただきます。タウンミーティングの概要についてご報告させていただきます。このタウンミーティングにつきましては、昨年10月に県文化財保護審議会の方から、西高全面改築には反対という要望が提出されまして、その後、文化財保護審議会委員においてもこういうタウンミーティングを開いてはどうかというご提案もありました。そうしたことも踏まえまして、広く県民の意見を再度聞いてみようということから1月31日に開催いたしました。出席者として、コーディネーターを鳥取大学の野田教授にお願いいたしました。その他、文化財保護審議会ですとか鳥取西高等学校関係者、あるいは鳥取女性中央会、町づくりの関係の方に出席いただきました。それから鳥取地域史研究会にご出席いただきました。その他、鳥取市の文化財課の平川課長ですとか鳥取県教育委員会の教育長ほかに出席いただきました。この出席者がパネリストのような役割を果たしまして、それぞれの立場から意見を順に申しあげまして、その次に参加者の方から意見をお聞きするというようなかっこうで進めさせていただきました。出席者の意見ということで、まず県の文化財保護審議会委員でございますが、いくつかご紹介いたしますと、下から四つ目のところに「国の史跡であり、単に保存するだけでなく、史跡を整備し、広く国民に公開することが必要である。」、こういったことをおっしゃられました。「移転するメリットを議論する前に史跡内に建物は建てないというルールを守るかどうかという問題を議論するべきである。」とそういったご意見が出ました。それと学校関係者のご意見をご紹介いたしますと2ページ目のその他の出席者と書いてありますが、下から三つ目、「移転してほしくない。移転することによって、どのようなメリットがあるのか、場所によって通学が難しくなり、デメリットとなる。」。その次が「史跡は教育上も意義がある。文化財を保存しながら、現在地での改築を望む。」。次が「本当は改築も嫌である。学校を見て、格好いいと思って受験した。今のままの鳥取西高をこの先も見ていきたい。」。これは生徒からのご意見でございます。その他の出席者のところは、町づくりの関係と文化財を活用されている団体の方もご意見ございますが、「史跡と学校が共存していくのが一番いい。」というご意見ですとか、一つ飛ばしまして、「鳥取城跡と高校が共存して、共に栄えていき、財産として市民に認識されている鳥取の特異性を逆に生かしてほしい。」といったご意見もありました。このあと、会場からご発言をいただきましたが、かなり多数のご発言がありまして、終了時間を4時にしていましたが、45分をオーバーするほどのたくさんのご意見をいただきました。いくつか紹介いたしますと、(1)現在地での改築を求める意見ということで、まず最初が、「審議会はどこに出ていけというのか。適地もないのに移転しろというのはおかしい。移転することにメリットがあるのか。」次が「鳥取西高が移転すれば市の活性化や商店街にも多大な影響が出る。」一つ飛ばしまして、「民主的なルールを経て、実行に移った段階でストップをかけるという審議会のあり方に疑問を持つ。」会場からのご意見の多くが現地での改修を求めるご意見でございました。ただその文化財審議委員会の意見を支持するご意見も少数ながらございまして、それをご紹介いたしますと「移転すれば、鳥取西高だけでなく、鳥取市の発展に繋がる。移転のメリットは、作っていくものであり、伝統は作られるものである。」「教育はどこででもできるのではないか。」その他の意見といたしまして、「どちらの立場も尊重したいが、今のままでは、両者とも不満足である。文化財も学校教育も両方価値が高いものなので、もっと時間をかけて議論した方がいい。」というご意見がありました。この先どうするのかというところが悩ましいところなんですが、県会議員からも3名ほど聞かれていました。2月15日から県議会も始まります。その中での議論をふまえながら、ご理解いただけるような道を探っていきたいなというところでございます。以上でございます。

(教育長)
 ちょっと補足です。いろいろな意見が出たんですけれども、私の単に意見なんですけれども、これは、平成14年10月に県議会で陳情があったことについて、趣旨採択になっているんですよね。文化財的な意味合いを大事にしながら、現地で改築ということも含めて。それから若干のいろんな意見もあったりしながら、新聞などでも報じられて、そのあと、我々はそれを受けて、文化庁と協議をしたんです。文化財を大事にしながらということで、地下遺構を傷つけないような工法の指導を受けて、べた地下工法という工法があるそうなんですけれども、釘を打ち込まないということで、もちろん地下遺構は調査をした上での話しなんですけれども、地下遺構に傷をつけなければいいでしょうという話になって、動いていて、そのためにいろんな基本計画を立てたり、実施計画を立てたりして、今、実施計画もかなりの段階に来ているんです。つまり平成14年10月だから7年ぐらい経って、去年の秋ですけれども、突然現地での改築は駄目だ、出ていきなさいという話になってきました。我々もきちんと手続きを踏んでやっていることからすると、ちょっと無理ではないかなという話で、私は文化財も大事、でも文化財は文化財のためにあるのではなくて人間のためにあるのだから、人間の生活と文化財がうまく共存していく方法で文化財を守るというシステムをだしながらいくということで、今の工法ですでに動いていますし、子どもたちも期待をしていますし、耐震もそのためにまだしていない状態なのです。建て替えるために耐震化をしていないんですよね。そういう意味で早く改築をして、耐震性も付けていくということでもいいのではないかなと私は申しあげておきました。これも教育委員会全体の意見としてというよりも私的な意見になるかもしれませんが、その方向で今お話をしていますので、委員の皆さん方にもお話をしておかないといけないなと思いまして、以上です。
(委員長)
 議会でどういうお話が出るかという話ですよね。
 (教育長)
 今は現状変更申請、改修のために必要な国の手続きですけれども、それを出そうとしているんですけれども、ちょっと難しいです。議会の議論とかを見ながらやらないといけないから、この2月は少し見送ろうかなというところです。ただいつまでも放っておられませんので、一つの方向が出たら、我々としても現状変更申請書を出していくのかなと思っています。
(委員)
 鳥取市の文化財課の意見はどういう立場なんですか。
(教育環境課長)
 鳥取市の文化財課の方からは鳥取城の復元計画・復元整備の計画をご説明いただきました。鳥取市の方とは、共存を図っていくということでご了解を得ていますので、現状変更申請を出そうとしたときも、鳥取市のご承諾が必要なんですが、ご承諾をいただいて手続きを進めておったというところまでは進んでおります。鳥取市さんとの調整を取った上での現状変更申請をできる段階までできていたというところでございます。
(委員長)
 それでは様子を見るということになりますよね。それでは報告事項ウを説明お願いします。

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○報告事項ウ 鳥取県教育審議会第3回学校運営分科会の概要について(公開)

(小中学校課長)
  報告事項ウ、鳥取県教育審議会第3回学校運営分科会の概要について報告いたします。1月22日に学校運営分科会を開催いたしまして、そのときに大きく協議内容を三つ挙げていますけれども、最初に事務局から説明、ご報告し、それについてのご意見などをいただいたところでございます。まず1点目が平成21年度のアクションプラン中間評価の結果についてでございます。これについて、ご報告した中で、大きく3点についてご意見をいただきました。まず少人数学級、理科教育への支援は非常にいいのでぜひ今後も進めていいという意見をいただきました。それから二つ目に企業や教員以外の公務員を含めて、特に精神性疾患が増えているようだけれども、そういう状況についてどうですかというようなご意見をいただきました。概要については一つ一つは読みませんけれども、そこにあげているようなことで、お答えをしたり、ご意見をいただいたりということでございます。それから、学校での保護者等などによるトラブルなどに対する支援の体制はどうなっているんだというようなご意見をいただいています。それから大きな二つ目で新政権に変りましてからの主な教育関連施策について、現状をご報告いたしました。大きな三つ目で、学校評価について、本県では、県立学校3校で第三者評価というのを実施しておりまして、これについてご報告を申しあげて、ご意見をいただいたところでございます。以上でございます。

(委員長)
 何かご質問はございますでしょうか。
(委員)
 アクションプランの中間評価の冊子を私もいただいていますが、これは中間評価についてですか。3月はまたされるんですか。中間報告について。あの◎、○、△というのはどういうところで○になり△になるのかというところをお尋ねしたいなと思うんです。事業がこなされていれば、それはできているというところなのか、その辺をちょっとお聞かせいただければと思います。
(教育企画室長)
 今回、中間評価は初めて行ったことなんですが、それぞれの事業の進捗の進み具合だけを見て、○、◎、△という評価を付けさせていただきました。そこに課題ということで、進捗でやっていくうちの課題を書くということで、最終評価まででやっていきます。
(委員長)
 よろしいでしょうか。それでは、報告事項エをお願いします。

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○報告事項エ 平成21年度文部科学大臣優秀教員表彰について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項エ、平成21年度文部科学大臣優秀教員表彰についてご報告いたします。裏面を見ていただきますとそこに表にあげております6名がこのたびの受賞者でございます。倉吉市立高城小学校の江本教諭、大山町立名和小学校の金田養護教諭、それから伯耆町立日光小学校の橋谷教諭、鳥取工業高等学校の辻中教諭、鳥取西高等学校の岩田教諭、それから倉吉養護学校の河本養護教諭でございます。結果的には小学校が3名、高等学校2名、特別支援学校が1名ということで、中学校がございませんでしたが、その6名が1月25日に東京で表彰を受けられました。選考理由等につきましては、書いている内容・概要でございます。以上でございます。

(委員長)
 いかがでしょうか。それでは、報告事項オを説明お願いします。

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○報告事項オ 平成22年度鳥取県立学校実習助手採用候補者選考試験の結果について(公開)

(高等学校課長)
 報告事項オ、鳥取県立学校実習助手採用候補者選考試験の結果について報告いたします。実習助手の採用予定者数は高校・特別支援学校併せて5名ということで、12月20日に試験をいたしました。志願者数は大変多く、高校の農業では39倍、工業では26倍というようなことになっています。試験内容は書いてあるとおりです。結果として名簿登載しましたのは、高校で農業が1名、工業が1名、特別支援学校で農業が2人、農業の木材・木材加工が1人ということになります。

(委員長)
 いかがでしょうか。それでは、報告事項カをお願いします。

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○報告事項カ 平成22年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(12月末現在)について(公開)

(高等学校課長)
 続きまして報告事項カ、12月末現在の就職内定状況を報告いたします。まず1ページは厚生労働省が実施しているもので、公立・私立含めまして公共職業安定所又は高等学校を通して求職しているもので、縁故や公務員は除いてあります。これによりますと、求職者は1,104人おりまして、818人が内定をしていますので、1,104人ひくから818人を除いた286人が県内の高校で未内定ということになります。そういうことで、県内、県外の率が書いてありますが、未内定286人のうち254人が県内で32人が県外ということになります。続きまして、これは文部科学省の基準による調査でありまして、県立高校の縁故、公務員を含めました悉皆調査であります。これによりますと求職者は978人。(2)の内定者は758になりますので、220人が未内定ということになっています。内定率は12月末現在で77.5%で、昨年の84.3%から比べますとまだまだ低い状況になっています。220人が未内定でありますけれども、下から2段目の右、要支援未内定者数ということで、232人になっています。220人に12人増えていますけれども、これは就職も進学もどちらも決まっていないという生徒たちで、実際には232人が12月末現在でまだ進路が決まっていないということになります。この生徒に対する指導でありますけれども、特に就職に関しましては2月の議会に商工労働部を中心にいろんなかたちでの支援の予算が提出をされるような流れがありますので、そういうものも各学校に紹介しながら、どうしても内定に繋げていきたいというふうに思っています。以上でございます。

(委員長)
 1ヶ月以上経ったんですけれども、数字は改善しているんですか。率より絶対数であと何人が未内定なんですか。
 (高等学校課長)
 まだこれは非公式で、高等学校課が独自に集計しているんですけれども、今、232人といいました公式数字が少し減りまして、174人まで減っています。1月末現在です。東部91、中部26、西部57でございます。ちなみに就職内定率は83.4%になっています。昨年の1月が88.3%でしたので、5%まで近づいています。明日、校長会がありますので、その機会にまたお話できるかと思います。
 (委員)
 この問題は大変です。さきほど出ていました地域の担い手事業とかありましたけれども、先日、山形でしたかちょうど同じような内容になっていましたね。
(高等学校課長)
 2ページ目の上になりますけれども、求職者の構成比が県内でだんだん減ってきていたんですけれども、今年は77.6%と増えてきています。県外でもダメだった生徒が県内でまた帰ってきて県内で就職を探しているということですので、県外も厳しい状況になっています。
(委員) 
 とりあえず就職できるかできればいいというわけにもいかないですしね。めちゃくちゃ低い賃金で、いわゆる社会保険なんかも全然入っていないというのもありますし、非常に厳しい状況ですよね。
 (教育長)
 厳しい中で就職をすると、また離職に繋がる恐れがありますしね。
(委員)
 とりあえずじゃ離職が多くなりますよね。
 (教育長)
 それから求職者が減っていますよね。1,100です。去年は1,300ぐらいありました。これは進学に専門学校等に切り替えたりして出ていくんだけれど、県内の専門学校等に入ってくれる子もいるだろうけれども、県外に出ている可能性があるんですよね。県外の就職も厳しいのは厳しいけれども、ただでさえ減っている若い人たちが県外の方に行くという要素があるので、心配は心配ですね。全く止められない状況です。親御さんもできたら県内に就職させたいというのがほとんどですけれども、就職口がないんですよね。それで生徒が出ていくんですよね。
(委員)
 企業への補助金というものはあるけれども、学ぶ前の補助金を出してあげるのがこの時期いいのではないかなと思うんですよね。この状態がずっと続くとは限らないので、力をつける時期にしたらいいと思うんですよね。どこまで援助をするのかは難しいんだけれども。
(教育長)
 今度、枠を広げてるんです。倉吉高等技術専門校なんかは、40人ぐらいの定員になっています。 (委員)
 そういう力をつける時期にした方がいいと思うんです。
(委員長)
 よろしいでしょうか。報告事項キをお願いします。

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○報告事項キ 鳥取県男女共同参画推進員への申出に係る意見の公表について(公開)

(家庭・地域教育課長)
 報告事項キ、鳥取県男女共同参画推進員への申出に係る意見の公表について報告いたします。平成21年7月3日に鳥取県男女共同参画推進条例に基づきまして、申出が何件かありまして、それに関する調査及び審査が行われ、1月25日に審査結果に係る意見公表が行われました。各委員の皆様には資料で確認しているところでございますけれども、男女共同参画推進条例といいますのは、県が平成12年に制定いたしました。男女共同参画の社会の実現を図ることを目的とした条例でございまして、その中で、男女共同参画推進員という方々が設置されています。申出の内容はここに書いておりますとおり、男女共同参画の視点からPTA活動に父親・男性が参加しやすい環境づくりや整備を積極的に行い、阻害要因となっている事柄の改善を求めるというもので、四角の中に書いております3点につきまして、申出がございました。ここには言葉として書いておりませんでしたけれども、マル1を具体的にいいますと、PTA役員の組織の中で母親委員会というのが県のPTA協議会に設置されていることについて、古いという意味で組織体制を見直すべきではないかということで、県としては、もっと検討して教育委員会として、PTA活動に男性が参加できるようにするというもの。また直接的には、県というわけではありませんけれども、全体的に意識啓発をしていくべきということでございました。申し出についての推進員からの意見につきましては、次に挙げるとおりでございます。まず1については、母親委員会というものが限定された役員選任基準が設けられるなど、男性側から見て、男性の参画が阻害されている場面も出てきているということで、これの組織の見直しについて、働きかけをする必要があるというご意見をいただきました。マル2につきましては、従前から女性の参画が多数ということで、男性が参加しづらいという実態もあるということ、男女参画の必要があるので、よりいっそうPTA活動自体が鳥取県家庭教育推進協力企業制度によって、企業への働きかけなどをして、男性の社員はPTA活動に参加しやすい環境づくりを行うよう意識的に啓発をしていくというもの。マル3につきましては、管理職の意識改革を継続的かつ計画的な全職員を対象にした研修を期待するというご意見がありました。今後、任意団体でありますPTA協議会の方々にこのご意見をご報告し、改善できるものは改善していただき、父親の地域参加については、教育委員会としても推進していくべきと考えていますので、ご理解を得ながら改善していただけるところについて意見交換をしたいと思っています。以上です。

(委員長)
 いかがでしょうか。
(委員)
 男女共同参画推進員の申出というのは、これは一般県民の方が推進員の人にそういう申出をするというシステムですか。
 (家庭・地域教育課長)
 はい。
(委員)
 その内容がこのマル1、マル2、マル3ということですか。
(家庭・地域教育課長)
 そうですね。
(委員)  それに対する意見というのは、誰が意見として言っているんですか。
(家庭・地域教育課長)
 男女共同参画推進員の意見として、教育委員会側に意見を公表された内容がこの3のところです。 (委員)
 一般県民の方の意見を受けて、推進員の方がこういう意見を言われたということですか。
(家庭・地域教育課長)
 その間に8月21日には、面接調査という担当課が集まりまして、面接調査というのを実施させていただきまして、資料等なども出して検討してもらったということです。
(委員)
 この推進員の意見に対して、県教育委員会はどれくらい拘束力を持つんですか。
(家庭・地域教育課長)
 勧告ということではありませんし、勧告でありましても委員会の申し立てということもできるんですけれども、今回は意見の公表でありますので、勧告に比べれば強くはないということですけれども、ただ、前向きなかたちでPTA協議会なりとお話しをして、男女共同参画が進むようなかたちで、父親も母親も平等に教育に関わっていただけるような方向で話合いができればと考えています。
(委員)
 県民の方の意見というものは、複数なんですか。それとも、誰か特定の方がそう言われているんですか。
(家庭・地域教育課長)
 それはお知らせしていただいておりませんが、推察するにお1人からご意見だと思います。
(委員)
 そういうことをご指摘されてそれに対して推進委員会がお答えになったということですね。
(次長)
 男女共同参画推進員というのは、個人のような名称になっていますけれども、県の組織でいえば、監査委員のような組織でして、4人おられますけれども4人の合議体的な意見ということで、男女共同参画推進条例というのは県が作った条例の中で附属機関として作る推進員は、一般的な県民からの声を代弁するときに見て、意見に意見をいうことなんで、例えば我々がさっき文化財保護審議会からの意見ということで、対応をしていましたけれども、審議機関から専門的な立場で社会的には出された意見というのは当然、尊重する義務があるということですけれども、例えば管理職の研修が不足しているのではないかというのは確かに的確なご指摘ですので、来年度の研修から男女共同参画にも取り入れようとしています。そういうふうに施策に反映できるものからしていくということがあるんだろうと思います。
(委員)
 僕自身、制度は理解していたのですけれども、何が主語で目的が何なのかよくわからなかったので。
 (委員長)
 私が県のPTA協議会に所属しているので、こういうのが出てくること事態がちょっとびっくりしていたんですけれども、そういう意識がなかったといえばなかったです。母親委員会という名前を存続するかというのはPTAでも出ていたのは出ていたんです。なくしてしまうと女性が増えてこないだろうなという気はします。なかなか表に出るのがイヤだと言われる方がたくさんある中で、でも役についたのだから仕方ないというかっこうで出てきておられる方がほとんどのように今まで見ています。じゃあ廃止してしまえばということになると、このままなし崩し的に本当に女性が出てこなくなってしまう。PTAの活動に関しては、女性の方がお母さんの方が多いのは確かに多いんですけれども、じゃあ上の方に出てきて、母親の立場でこういう意見をいうことに対しては、なかなか前向きではない部分があるなというふうに思っていますので、これをなくしてしまえばどうなるのかというのはちょっとまだ検討していかないといけないのかなと思っています。
(委員)
 それで民生委員が女性委員会を廃止したのです。やっぱり時代と共に変化して。
(委員長)
 よろしいでしょうか。それでは報告事項クを説明お願いします。

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○報告事項ク 県内有形民俗文化財の国新規登録について(公開)

(文化財課長)
 報告事項ク、県内有形民俗文化財の国新規登録についてご報告いたします。先月15日に国の文化審議会において、鳥取市佐治町に伝わる佐治の板笠製作用具及び製品を国登録有形民俗文化財に登録する旨の答申が行われました。有形民俗文化財の登録は県内初になります。佐治の板笠は江戸時代の初期から昭和30年頃まで重要な産業として生産されておりました。地元に自生する竹を縦に割り、年輪に沿って剥いだ厚さ0.2mm幅5mmのかへぎという物を編みこんで作られました。一般的な管笠と違って、板笠は骨組みを持ちませんが、参考1の写真にありますように、丸みを帯びた六角形で軽くしなやかで丈夫なのが特徴でございます。今回、登録されますのは、佐治歴史民俗資料館で管理されております製作途中の物も含めた製品具13点と板笠作りに使う原木の運搬用具、鉈、包丁などの制作用具94点の計107点でございます。板笠の受容の減少により生産技術の伝承が危うくなっている現代、製作の全工程が存在しており、制作の実態が知ることができる貴重な資料であることが評価されました。この登録を含めまして、県内の国指定登録文化財は143件となります。以上でございます。

(委員長)
 よろしいですか。それでは報告事項ケをお願いします。

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○報告事項ケ あなたも弥生のお菓子職人!レシピアイディア募集結果について(公開)

(文化財課長)
  報告事項ケでございます。あなたも弥生のお菓子職人!レシピ・アイディア募集結果についてご報告いたします。この事業は妻木晩田や青谷上寺地の日本有数の弥生時代の遺跡に親しみや興味を持ってもらおうという仕掛けとするために企画したものでございます。応募状況でございますが、応募総数173点ということで、大変多くの方に応募していただきました。内訳はレシピ部門16作品、アイディア部門157作品でございますが、子どもさんの応募が全体の8割でございました。そうした中で、レシピ部門は大人、アイディア部門は子どもからの応募が多いといった傾向が見られました。審査結果でございますが、表に掲げているとおりでございます。審査委員の講評といたしまして、どの作品も見た目食べれそうで、見た目も楽しい作品が多く、実際に食べてみたいと思ったとか、発想豊かで子どもらしい作品が多かったというのがございました。入賞作品の今後の活用でございますけれども、ホームページでの公開、レシピカードの作成などがございますが、実際にお菓子を自作し、妻木晩田のイベントなんかで提供してみたいと考えております。以上でございます。

(委員)
 どんなアイディアがありましたか。
(文化財課長)
 子どもんが実際に発掘体験をした状況を応募してこられたものとか、勾玉が大変応募が多くて、例えばキャンディーとか、そういうふうになっているものがありました。同じようなアイディアの応募があったというのがございます。
 (委員長)
 よろしいですか。それでは、報告事項コをお願いします。

(委員長)
 よろしいですか。それでは報告事項ケをお願いします。

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○ 報告事項コ 山陰海岸学習館の展示等リニューアルについて(公開)

(博物館長)
   山陰海岸学習館の展示等リニューアルについて報告いたします。めくっていただきまして、去年の6月補正で約5,400万円予算措置していただいたリニューアル工事でございますけれども、半年以上工事を進めてまいりました。一言でリニューアルの概要ということを言いますれば、ジオパーク仕様に学習館を全体リニューアルするということでございます。山陰海岸ジオパークの拠点施設として、山陰海岸の魅力や価値について分かりやすく地形地質あるいは生き物も含めて、紹介していくということでございます。全体のイメージ図というのもお付けしていると思います。ご覧になっていただけるかと思いますけれども、入って左下が玄関エントランスからの入り口になります。まずは中央のところに見ていただければ、山陰海岸ジオパーク全体の様子、あるいはジオエリア・ジオスポットこういうものの紹介コーナーを設け、それから右手には山陰海岸の誕生の物語ということで、日本海の形成にわたる地質テーマを5つの時代ごとで紹介するコーナーを設けております。それから右手奥の方が鳥取砂丘の紹介、あるいは浦富海岸の紹介といったコーナー。それからちょっとこれは見にくいんですけれども、一番中央の向こう側には、日本海の海底地形の模型、楕円形で約3.5メートルぐらいの大きさの物を設置するという予定にしております。それから、向こう側のほうは、砂丘海岸に暮らす生き物等のいわゆる山陰海岸の生き物等の紹介をするコーナー、それから左手の方が実際に体験をする体験学習コーナー、調べてみようといったものも設ける予定にしております。いま現在、工事のために閉館をしていまして、リニューアルオープンを5月1日ということで、これに向けて、今、工事を進めているところでございます。併せまして、ハードの整備ということだけではなく、ソフト、つまり人員の強化もしたいということで、現在、学芸員を1名募集中でございます。地形・地質・地学の専門家の学芸員ということで、4月1日配置予定でございます。以上でございます。

(委員長)
 何かございますでしょうか。
(委員)
 どの辺にあるんですか。
(教育次長)
 浦富の牧谷です。
(委員)
 どういった活動をしてるんですかね。
(教育長)
 磯の観察会もありますし。私も行ったことがありますけれどもおもしろいです。
(委員)
 水に触れるような体験ができるといいですね。
(博物館長)
 そういった事業も従前は年に4、5回ぐらいの実施だったんですけれども、それも十数回というかたちで強化して取り組んでいこうかと思っています。
(委員長)
 よろしいですか。それでは報告事項サをお願いします。

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○報告事項サ 美術企画展示「若き日の鳥取の画家たち」の開催について(公開)

(博物館長)
  美術企画展示「若き日の鳥取の画家たち」の開催についてご報告いたします。ちょっと先になりますけれども、3月5日から4月4日まで開催をしたいと思います。今回は収蔵品を中心に鳥取県にゆかりのある画家たちの初期あるいは模索期と書いてありますけれども、自分の画風を確立するためにいろいろと試行錯誤をした、悩んだ、そういった時期の絵を取り上げて、約50点、前田寛治・伊谷賢蔵・安岡信義あるいは管楯彦・笹鹿彪そういった鳥取出身の方々の作品を展示・紹介していこうとするものでございます。以上です。

(委員長)
 よろしいでしょうか。それでは報告事項シをお願いします。

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○報告事項シ 平成21年度鳥取県学校給食優良学校等表彰について(公開)

(村山体育保健課長)
  平成21年度鳥取県学校給食優良学校等表彰について報告させていただきます。この表彰は学校給食の普及とその充実を図るために優れた成果を挙げた学校、学校給食調理場それから関係団体を表彰するものでございます。この度、学校では、伯耆町立溝口小学校、それから学校給食関係団体といたしまして、生産者団体のJA鳥取中央女性会北条支部営農部「HOJYO学校給食会」が表彰されました。調理場については、今回の該当はございませんでした。溝口小学校は、栄養教諭と連携いたしまして、全教職員が一丸となって、子どもたちに感謝の心や地域の食文化への理解が深まるような取り組みを継続して実施をしており、その成果が上っているということが評価されました。生産者団体の方は平成14年にできたんですけれども、食材の提供だけではなくて、子どもたちと共に給食野菜畑の看板づくりや交流給食等で生産の喜びを伝えたり、自然の恵みに感謝する心を伝えるなど食育の推進に取り組んでいるというところが評価されたものでございます。表彰式は1月24日に学校給食フォーラムの会場において行われました。以上でございます。

(委員長)
 よろしいですか。では、報告事項スをお願いします。

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○報告事項シ 平成21年度鳥取県学校給食優良学校等表彰について(公開)

(博物館長)
   第65回国民体育大会冬季大会スケート競技会における鳥取選手団の成績についてご報告いたします。1月27日から1月31日の間、北海道の釧路市でスケート協議会が開催されました。鳥取県選手団として、釧路市の鳥取神社に必勝祈願をして臨みましたけれども、結果としてはここにありますようにフィギュアに2人出場した成年男子が総合順位が13位、成年女子が12位です。初めて出場いたしましたショートトラックにおきましては、成年男子、岩本選手、成年女子の河村選手がそれぞれの組の中で健闘いたしましたけれども、その組の中でも一番最後ということでありまして、全種目とも予選で敗退をいたしました。なお、天皇杯順位が出ておりますけれども、この天皇杯順位も得点20点というのは、スケート競技とアイスホッケーの参加得点であります。皇后杯の得点10点も参加得点でありまして、今の段階ではこのような順位がありますが、この順位はスケート競技とアイスホッケーに参加していない県もありますので、その中鳥取県は参加をして得点を取ったということであります。なお、付け加えになりますけれども、県内にスケート場がない中での選手の出場というのは、それに値する評価をしていただきたいなと思います。以上です。
(委員長)
 ありがとうございました。
(委員)
 スケート場ができる可能性というのは今のところないんですか。
(教育長)
 難しいですね。
(委員長)
 なくなったときに署名活動がありましたよね。
(委員)
 皆さんはどこで練習をされているんですか。
(教育長)
 岡山とか島根とかです。
(スポーツ振興課長)
 鳥取県に在籍をしている選手というのは、岡山、島根です。それから成年女子の経済大学の選手は大阪で練習しているようですが、なかなか練習状況は厳しいのが現状であります。
(委員)
 スケート人口って把握できますか。県内のスポーツ人口は。
(スポーツ振興課長)
 特に鳥取県西部では、今、中学校で斉藤さんという子がいまして、彼女は全国で確か8位だか7位入賞ということで、やっぱり学校というよりも、保護者が力を入れて個人的に県外に出かけて、練習をしたりするということで、スキー人口の方はやっぱり有名で自然のスキー場があります。スケートとしては本当に限られた施設ですね。
 (委員)
 物的な条件が無い限り、どうにもならないですよね。
(委員長)
 それでは、報告事項セをお願いします。

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○報告事項セ コンプライアンス強化運動期間の取組について(公開)

(教育総務課参事)
 報告事項セ、コンプライアンス強化運動期間の取り組みについて報告させていただきます。めくっていただきまして、コンプライアンス強化運動期間の取り組みについてご報告させていただきます。この運動期間につきましては、昨年もご報告させていただきましたけれども、昨年、知事部局、教育委員会、県警本部、それぞれにおいて物品購入に関わります不適正経理がありまして、公表させていただいたところでございます。それに対しまして、こういった運動期間を設けまして、それぞれ各部局において、不正経理の防止に向けた取り組みを行っていく。その取り組みの一つとして、教育委員会独自で通帳関係の点検を独自にさせていただいたところでございます。教育委員会につきましては、これまでにも通帳なんかの調査については、過去に何回か行ったところでございますけれども、今回、強化運動期間の一環として、改めて組織を挙げて、全組織である学校、事務局の全所属でもう一度、点検してみようということで、1月4日から1月20日までの期間、組織的に調査を行っていただいたところでございます。その結果、一番の点検結果でございますけれども、マル1からマル6にございます6件、新たなこれまで発見できなかった通帳関係が発見されたところでございます。通帳(口座)の概要としまして、通帳の概要、口座の概要というふうに表現を変えているところがございます。文化財課でございました通帳の概要、鳥取湖陵高等学校では口座の概要というふうに表現を変えてございますけれども、通帳の概要というふうに書いてございますのは、点検した結果、通帳本体が見つかったもの。それから口座の概要につきましては、金融機関から長期間動いていない口座がありましたという照会があって確認しましたけれども、その通帳本体がすでに廃棄済みではないかと思われるようなもので本体が見つかりませんでした。ただ金融機関には口座として残っていましたので、それを基に調査をさせていただいたという仕分けでございます。6件とも、特に私的流用とか悪質なものというわけではなく、過去にきちっとした引継が無かったために学校へ金庫の奥とか、それから事務局でしたらロッカーとかレターケースといったなかなか人の目につかないところに保管してあって、今回の調査で発見されたといったところでございます。めくっていただきまして、参考にその他の通帳(口座)というかたちでさらに8つの所属で10の口座、通帳関係も見つかりました。ただこれにつきましては通帳を確認いたしましたら、精算、全額引き出して、0円にしていたんですけれども、きちっと解約手続きまではしていなかった。0円にしたからこれで終わりだろうというかたちで残していたんですけれども、今回の点検の結果、やはりきちっと解約しておこうということで、解約手続きをしましたら、解約利息が付いていた。そういったものがございました。これらの書類更新につきましては、すでに通帳本体がないものもございますけれども、金融機関と協議をして、必要な解約手続きを速やかに行う。そして残金につきましては、公金にかかわるものにつきましては、県に収納、県費外会費にかかるものについては、学校内において組織しております学校内県費外会計検討委員会に報告して、どの県費外会計に繰り入れるかの方策を検討していきたいと考えています。その他、通帳以外で図書券とか図書カードもなかなか人の目につかなかったレターケースなんかの奥の方から見つかったケースがございましたので、この際、ご報告いただいてきちっと整理していこうということで、これにつきましても物品・金券類として整理してきちっと受払簿を作って、これは所属だけではなくて事務局全体で有効活用を図っていきたいとそういうふうに考えております。今後の対応につきましても、今回は強化後の期間中での取り組みということでございましたけれども、過去にもございましたように組織的な点検については、これからも引き続きやっていきたいと考えています。またこういった通帳関係につきましては、やはり異動時における引継ぎがもっとも大切でございますので、また改めてこういった取り組み、点検につきましても学校関係にも指導していきたいというふうに考えています。以上でございます。

(委員長)
 何かございますか。それでは続きまして、協議事項に移ります。協議事項1について説明をお願いします。

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○協議事項1 高等特別支援学校設置に向けた方針について(公開)

(特別支援教育課長)
  協議事項1、高等特別支援学校設置に向けた方針についてでございますけれども、1枚ものとホッチキス止めの資料があるかと思います。1枚ものをご覧いただきたいと思います。この高等特別支援学校というのは、前にもご説明いたしましたけれども、軽度の知的障がいがある生徒を対象とし、しかも高等部だけの学校でございます。そして一般の企業への就職を目指して職業教育の充実をした学校でございます。こういった学校の設置について、本日は大まかな方針を設定していただけたらと思っています。四角で真ん中2番として四角で囲んでいますけれども、まず設置形態として先ほど申しましたように、県立の高等特別支援学校とし、早急に1校設置する方向で検討をしているところでございます。2点目、設置場所でございますが、中部圏域が望ましいと考えています。そしてやはり県内広く通学が困難な生徒もございますので、寄宿舎の設置が必要とも考えています。また設置規模ですが、大体、1学年、4から5学級で、1学級は8名でございますので、32名から40名という規模になるかと思いますが、全体としては、12から15学級ということになります。そして開校時期は、平成25年度を目標とするということを考えております。まず最初に設置場所でございますが、ホッチキス止めの資料をご覧いただけたらと思います。設置場所の基本の考え方としましたら、できるだけ多くの生徒が通学しやすい場所であるとか、あるいは県の財政負担を軽くするためにも未利用の校舎を活用するでありますとか、先ほどいいました規模に相当する場所であるとかそう行った事を考えるときに(2)に書いてございますが、候補地及び候補校舎として挙げられますのは、東部でいいますと鳥取湖陵高校の旧美和分校、また中部にございます旧赤碕高校、そして西部にございます旧境水産高校の3地区及び3校が候補に挙がりました。これを検討した結果、旧赤碕高校がもっとも適当な場所ではないかと思います。はぐっていただきまして地図を載せていますが、これは美和分校の校舎配置図でございます。まず美和分校は下の方に教室が2つありますけれども、1学年が1学級しかないということで、まず教室が足らないということ、そして、地理的にも鳥取市の源太というところで鳥取駅からバスで20分程度かかるということで、大変交通不便な場所にあるということです。はぐっていただきまして、旧赤碕高校ですけれど、1枚ものを見ていただきますときれいな配置図がございます。赤碕高校は学年が3クラスございまして、今のところ最終的に9クラス取れると。しかも他の特別クラスもあることから、例えば真ん中にございます、3-1、3-2、3-3までいった場合に進路資料とかここも教室になる。保健室も教室として兼用できるということで、教室数が十分確保できる。さらに特別教室も確保できるというようなことがお分りいただけると思います。またこのホッチキスとじの資料を見ていただきますと境水産高校の校舎配置図でもう1枚はぐっていただきますと全体の教室配置が見えると思いますが、非常に境水産がもっとも広く、教室も下の表の左上の方に教室が書いてございますけれども、普通科教室が8教室ありまして、その他たくさんの特別教室もございますので、充分教室はあるものの、これは境港市の上道というところにございまして、上道駅から歩いて数分なんですけれども、右側にJRを使った通学時間を載せておりますけれども、鳥取ですと米子の方は朝の6時に出ないと着かないとか、赤碕でありますとだいたい下の地図のとおりで、赤碕はやはり一番生徒が通いやすいのかなと思います。鳥取から境港からも大体7時台のJRに乗れば、なんとか8時半とか9時前後に到着すると。左上の根雨もかなり近くなっています。ただ残念ながら岩美の方とか智頭の方は遠くて通えないということでございまして、この中の3つだと赤碕高校が校舎の教室も確保できるし、立地的にも生徒がもっとも通いやすい場所であることから、県とすれば赤碕高校を候補地として考えたいと思っています。それから立地目的の最後の方を見ていただきますとページの後ろでございます。
 設置規模でございますが、全国のこれまで作られた高等特別支援学校の状況を見てみますと、北海道から福岡県まで5つの学校を載せておりますが、右側の表でお分りになりますでしょうか。中学校出身者の割合ということで、今ある特別支援学校から来た生徒のほか、あるいは中学校から来た生徒を見ていただきますと、ほぼ9割以上が中学校の出身の生徒なんです。本当に特別支援学校の小学部、中学部から上がった生徒はわずか1%ぐらいの割合で、ほぼ中学校からの出身者ということで、2番目のグラフは、知的障がいの特別支援学校の高等部の入学状況です。1年生の入学状況を見ましたときに、平成21年度は48、44と書いてありますが、48の方が中学校からの出身者、44が特別支援の中学部からの生徒ということです。このグラフを見ていただきますと半数以上が中学校から来ているという現状でございます。さらに3番目大体どれくらいの生徒が志願してくるのかなということで、中学校の左側にございます学校を見ますと、大体、知的障がいの特別支援学級、もしくは左側にございます、普通学級からもそれから情緒自閉学級からも来ます。そして右側の特別支援学校の中学部から来るこれを合計しますと大体70名から85名の志願者があると見てとれますが、この人がすべて志願してくるわけではなく、このうちの5割から7割ぐらいが受験したという数字を挙げています。大体、他県の状況を聞きますと1倍から2倍の競争率を想定しながら、定員を設けているような状況ですので、本県の場合もそうしたときには、5割から7割、1.25倍から1.75倍ぐらいという競争率になるんですけれども、そうしたときには1学年の規模が先ほど言いました4から5クラスの32人から40人くらいが適当ではないかというところでございます。これが学校規模として考えているところでございます。そこのホッチキス留めの資料の最初の方をもう1回見ていただきますと、開校時期でございます。この表の下の大体のスケジュールを見ていただきますと、今の未利用校舎を使用することからやはり耐震診断とかそれに伴う補強計画、あるいは施設設備の整備というものを見てみますと、どうしても平成24年度末までかかりそうであるということから、どんなに急ぐとなっても、目標としては平成25年度が適当だと考えています。この間、いろいろ保護者等の説明等も繰り返しながら、議会の意見を聞きながら決めたいと思っています。もう一度、1枚ものの方におかえりいただきまして、今日、4つの点について、ご協議いただきまして、これで決まりましたら、続いて詳しい設置場所とか教育課程等を検討していくというふうにしています。以上でございます。

(委員長)
 質問等はございますでしょうか。
(委員)
 参考資料2の3番、対象者から予想されるということが書いておられますけれども、念頭には知的障がいを学校が示して書いているわけなんですが、対象となる子どもは、知的障がいに限らず、情緒自閉障がいの子どもも対象になると理解したらよろしいですか。
(特別支援教育課長)
特別支援学校の規定で、五障がい種に該当するとなっていまして、それから自閉症・情緒の方であっても、知的障がいがないと入学資格はないということになります。
(委員)
 では、情緒障がいだけでは対象にはならない。
(特別支援教育課長)
 ならないことになっています。
(委員長)
 他にありますか。
(委員)
 これはまだ先の話ですけれども、教員は特別な免許というのは関係してくるんですか。
(特別支援教育課長)
 やはり専門性のある教員というかたちで、一つには特別支援学校教員の免許状ももちろん必要ですけれども、それ以外に職業教育に関わって、できればいろいろな経験でありますとか、そういった免許がある方が来ていただけたらいいんじゃないでしょうか。
(委員) 
 そうすると今日は、場所とか規模とか時期を協議していきたいということですね。
(特別支援教育課長)
 大きな方針は4つです。
(教育長)
 これは決定ではありませんし、協議も必要でしょう。
 (委員長)
 では方針の案というところの4点ですね。
 (教育長)
 1点いいですか。設置計画のところで早急に1校設置ということですけれども、1校ということで考えたいんですよね。初めから2校とか3校とかなると当然財政負担が伴うし、それから情勢を見ないまま初めからするのはちょっと変だと思うので、これは県内1校ということでいきたいということ。それから中部圏域というのは、先ほどもあったように境水産高校の件もあって、広い敷地もあって要望が出ているんですよね。ここに設置してくれないかとういことも受け止めてやるんですけれども、総合的にいったら、全県的な広い範囲から通えるというところがいいかなということ。通えないところは、さっきありましたように寄宿舎を設けておくということが必要かなと。ただ、できるだけ通学しながら社会参加をどんどん体験しながら行くということがとっても大事ですので、あんまり寄宿舎といってそこに全部入ってしまうようなかたちはよくないのではないかと。そういう基本的な考え方を持っています。それから設置規模もそういうことですね。できたら平成25年度を目標にしたいと。逆にその1年前はいろんな意味でちょっと難しいんじゃないかなということもあると思うんです。それからもう一つは、今、赤碕が一つ大きな候補地なんですけれども、倉吉駅の近くに倉吉産業高校の跡地というのがあるんですが、これは倉吉市との用地交換ということで、河北中学校があっちに動いていくんですよね。河北中学校があそこにあるのは平成25年までです。もし交換先のところを使おうとすると平成26年以降に工事にかからないといけなくなりますよね。それでまた2年間とかさらにかかっていくとなるとかなり遅くなっていくということもありますし、そういう意味で非常に早くしないといけない。鳥取県は高等特別支援学校がありませんので、全国では26校ありますから、鳥取県も非常にニーズが高いですから急いで作って、1人でも早く多く社会参加ができるようにしてやりたいと思いますので、ぜひこのかたちで基本的にはやっていただけたらなと思います。自由にご意見を頂きたいと思います。
 (委員)
 赤碕は駅までは何分くらいですか。
(教育長)
 歩いて3分ぐらいですか。
(委員)
 また質問ですけれども、過卒の生徒は対象になるものでしょうか。
(特別支援教育課長)
 今後、検討する必要がありますけれども、他県ではあまり受け入れてない状況ですね。
(委員)
 来年開校するから、来年そこに入ろうとしても前年度卒業した子は今のところは無理な状態ですね。今後の検討と。
 (特別支援教育課長)
 そうですね。
(委員)
 全県で1校ということになれば、この赤碕の候補というのは非常に理にかなっていると私も感じるんですが、仮に2校であれば、境水産、境総合の方が希望はあったと思うんですよね。境港市からも、そういうことも加味してあげてほしいということもあったんですが、予算上のことも含めていくということになれば、先ほどからの説明というのは合理的な内容であるというのは感じますね。ただ、一つだけ思うのは、お願いといいますかそういうものを聞きましたもので、境港の方に配慮をもって説明していただきたいということです。
(委員)
 予算と別にしても、とりあえず1校からいくべきだと思いますよね。基本的にはどの項目も事務局の案が理にかなっていると思います。寄宿舎のことですけど、例えば登下校、それも地域の中でそれも一つの社会勉強ですよね。今度、ソフトの話として考えているんです。今日のテーマ項目4つは、基本的にはそれでいいと思います。
(委員長)
 それではこの案でいくということで設定をさせてよろしいでしょうか。
(教育長)
 年のため言っておきますが、これは試験がありますので、希望者が全部入れるということはできません。
 (委員長)
 では午前中はここまでにさせていただきたいと思います。午後からは協議事項2から再開いたします。

   (休憩)

(委員長)
 協議事項の2についてご説明をお願いします。

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○協議事項2 今後の県立高等学校の在り方検討スケジュールについて(公開)

(高等学校課長)
  今後の県立高等学校の在り方につきまして、平成23年度につきましては1月定例教育委員会で決定いたしました。平成24年度から30年度については、昨年の10月から11月にかけましてパブリックコメントを取りました。その結果につきましても、ご報告したところでありますけれども、要するに普通学科をどうするのか、それから続く生徒減に対して学級減にいくのか、学級定員減にいくのか、それともミックスしていくのかとかいろんな観点で検討いたしましたけれども、そういったことを踏まえた上で、スケジュールを3番に載せているんですけれども、修正前のように3月から4月にかけてもう一度こちらの基本的な考え方を仮にということで、県民の皆様にお示しして意見を聞いて、7月に平成30年度までの報告、検討から平成24、25年度の学校改変の在り方を決めようと思っています。この時にきまして、1月14日に文科省の鈴木副大臣が記者発表をいたしました。そこにありますように、次の学級編制の標準の今後のあり方についての事と新学習指導要領もありますので、それも踏まえて、いろんな教育課題に対応するために、教職員定数をどうするのか検討を始めるということであります。具体的には、今の高校でしたら40人学級というのが規定でありますけれども、それをなくしていく方向で検討が始まりました。教育長から話がありましたけれども、定数はどういうふうに増えるのかというふうなことも話しました。今後、2月からヒアリングを始めまして、8月の概算要求までには、その方向性が出てくるということでありますので、少し調整のスケジュールもいただきたいなというふうに思っています。3番のスケジュールの下にあります国の検討結果によって、例えば本県が学級定員を35人にしようと考えていて国が38人というふうに言いましたら、本県は3人持ち出しになりますので、財源振替のみで問題なしということはありませんので、3人分を単県費で持たないといけないということになります。今度、県が35人にしようとしたときに国が30人でやりますと言いましたら、これはこちらの財源負担はないんですけれども、もう一度、説明を踏まえた上での、学級定員をどうしようかとか改編計画を再検討致しますので、改編の状況にさせていただきたいなということで、少し検討のスケジュールを伸ばさせていただきたいということでございます。次のページは実際に記者発表された資料であります。それから4ページ目は鈴木副大臣の記者会見のときのお話であります。

(委員長)
 スケジュールが少し変わってくるということですか。
 (高等学校課長)
 国の方向性を見極めてということです。
(教育長)
 学級定員を下げてやろうというのは一つ大事な立場なのかなと思いますね。実際にもし減ってくるとなると、学級数とか学科の辺にも影響がでてこないということもないかもしれないですし、結構出て来るかもしれないですよね。まず基本を見定めてからということになりますね。
(高等学校課長)
 財政に根本的な影響があるかということですよね。
(委員)
 基本的にはそれでいいと思うんですけれども、ちょっと教えてほしいのは、修正前は平成22年7月に決定ですよね。それで修正後は平成23年2月ですよね。基本的にはいつからのスタートになっているんですか。
(高等学校課長)
 平成24年です。
(委員)
 平成24年ですか。それは基本的にはここで決定しても大丈夫というふうに見ていいんですか。
(高等学校課長)
 そうですね。24年度どこまで踏み込んだ改革をするのかによりますけれども。
 (教育長)
 ちょっと分かりませんけれども、中学校の卒業生そのものの数が平成24年度はあんまり減らない。若干、増えるんですかね。ちょっとそれは別の話ですけれども。
(委員長)
 よろしいですか。それでは、協議事項3についてお願いします。

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○協議事項3 県立中高一貫校設置に向けた方針について(公開)

(高等学校課長)
 それでは続きまして、県立中高一貫校の設置に向けた方針についてであります。既にお話をしているところでございますが、鳥取大学の検討がストップしましたので、これまで進めておりました本県の検討を再開したいということであります。その再開のベースとなりますものが、県教育審議会からいただいた答申文のところにあります設置検討案、設置形態として併設型中高一貫校を県立高校の普通学科の中に設けるということであります。規模は、1学年2学級程度、場所は東部地区又は中部地区、設置時期はこの前は明記ありませんでしたけれども、いろんな準備をしてみてみると平成25年にはこれを一つの目標としてやってみたいなということでございます。もう一つは、やはり答申の方で頂いたわけですけれども、小学校教育への影響とか地域の中学校への影響も大きいということで、設置推進協議会を設けて、円滑な設置に向けて方針案に示しますような人を入れながら、意見を聞いて方向性をより具体化していきたいと思っています。今日ご協議をお願いしたいのは、2番のそういうかたちでいいのか。設置場所につきましては、東部か中部かもっと絞れたらなということでございます。2ページをご覧ください。比較検討資料になっています。東部地区の普通科といいますと、鳥取東高、鳥取西高、八頭高がありますし、中部地区は倉吉東高、倉吉西高。増築の可否といいますのが、これは中学校の校舎とか、あるいは選択教室等がありますので、こういうものが必要だろうと思います。そういうスペースがあるかどうかということであります。鳥取西高校はさらに増築する必要があると思いますし、それから一番広いのが八頭高校であります。倉吉東高校と鳥取東高校は、グラウンドを削る必要がでてくる場合もあるかなということで、△としています。それから交通利便性はどこもいいんですけれども、倉吉西高校は最寄の倉吉駅から一番遠いということでございます。地域への中学校への影響といいますのは、これはやはり中学生が少ないとその分周辺中学に与える影響は大きいということですので、生徒数が少ないところでは、影響が大きくなるから×。比較的市部でしたら無いとはいえませんけれども、△ということでございます。それから私立中高一貫校への影響、これは中部には湯梨浜学園がございますので、それは×にしまして、また設置がない東部地区を○としました。それからプールでありますが、これは中学1、2年に必ずやらないといけないことでありますが、プールがないということになりますと、鳥取東高、八頭高、倉吉東高、倉吉西高にはプールがあるということになります。倉吉東高の△というのは、改修がいるということだけで△ということで、ないという意味ではありません。それから3ページ、4ページには、例えばということで、これは3校に絞ったということではありません。例えばということで、このような敷地の中で示していくとこういう場所があるのかなと。だけども、どこの学校も今のあるところというわけですし、敷地が狭くなるということがありますので、これは具体案ではなくて、このようなかたちも考えられるということで、これはあくまでも参考ということでご覧いただきたいと思います。そのようなことで、今日は2番の設置形態、学級数、設置場所と時期についてご協議いただきたいと思います。以上でございます。

(委員長)
 よろしいですか。設置に係る方針(案)ということで、これをつめていけれたらと思います。何かご意見とかご質問ございますか。
(委員)
 ちょっと教えてほしいんですが、中高一貫校設置校に関する比較検討資料ですが、地域の中学校への影響というのはどういう意味ですか。 (高等学校課長)
 例えば90人ぐらいのところで、そこの中学校から30人も来てしまうと、やはりその学校としても大きな影響はあるでしょうし、200人で30人来るのとちょっと違うと思いますので、そういう影響があると思います。
(委員)
 たぶん中学校の生徒数が減ってしまう状態になってしまうということですね。他の高校への影響というのはどうなんですか。私立に配慮するという意味なのか、高校に配慮するという意味なのか。
(高等学校課長)
 これまで私立高校がある場合には、配慮することが必要だということですので、現時点では、中部にも東部にもそういう状況で目立つ動きはないということです。
(委員)
 それは私立の話ですよね。他の県立高校のことは同じ県立という意味で頭に入れなくていいという意味でしょうか。
(高等学校課長)
 そういうことではなくて、むしろ両立という意味でそうなればいいなと思っています。
(教育長)
 ちょっと補足ですけれども、他の国立とか私立等の動きがある場合というのが話にも出たんですけれども、私が聞いているのでは、東部の方である私学系が高等学校を作ってみたいなということを考えていらっしゃる。高等学校も初めから中高一貫ということではなく、高等学校を作ってみたいと考えて構想を持っていらっしゃるんですよね。その高等学校がうまくいくならば、将来には中学部も作って中高一貫のかたちにしてもいいなということを構想としては持っていらっしゃるというのは、直接私が聞いた話なんです。だけれども、初めから中高一貫ということでは無くて、高等学校ということですから直接には我々が配慮を全面的にしないといけないということはないと思うんです。この辺のご意見もお聞かせいただければ。
(委員)
 今のはどこの地区の話ですか。
(教育長)
 東部です。
(委員)
 この併設型中高一貫校以外には、どういう設置形態が考えられるんですか。
(高等学校課長)
 中等教育学校といいまして、これはいわゆる1年から6年までの一貫という受験なしですね。
(委員)
 そうですか。そうすると結局、高校がもう一つ増えてしまうということになりますね。高校ではないけれども。
(委員)
 要は高校だけに入ってこないという話でしょ。中学校から一貫という。今の発想は、よその中学校からも入ってこられるし、中学校から一貫という制度もあるということ。
(高等学校課長)
 ですから2学級規模とすれば、それはそのまま高校に進学して、あとの子は中学校から入ってくるというかたちです。
 (委員)
 この場合ちょっとイメージとして、既設の中学校と既設の高校を一つにして併設型するというのはありうる話ですか。
(高等学校課長)
 ただ県立中学校でないといけませんので。
(委員)
 そういう意味ですか。
(教育長)
 それから配慮しないといけないのは中学校ですよね。県立の中学校の定員をあまり大きくしてしまうと今度はさっきの話で、中学校の影響も出てくるんですよね。やっぱりいろんな意味で子どもたちの多様なモデルみたいなものを保証しておかないといけないので、そういうふうにやってしまうというかその辺もちょっと考えておかないといけない。そういう意味で2学級ぐらいがいいかなと。これが4学級になったり3学級だったら、ちょっと大変じゃないかなと思います。2学級だったら何とかなるんじゃないかなと。
(委員)
 既設の市立中学校の県立への組み換えというのは難しいんですか。
(教育長)
 難しいでしょうね。
(高等学校課長)
 いわゆる3つタイプがありまして、いわゆる6年間の入れ替え無しの中高一貫校、今検討している併設型と、もう一つ連携型があります。これは強力なものではないんですけれども、出来る範囲内でのカリキュラムの中で共同学習をするとか交流するとか、そうしたら県立も公立も関係無しにネットワークができるというものです。
(委員)
 連携もできるし、ほかからも入れる。
(高等学校課長)
 緩やかなネットワークですね。比較的山間部なんかで多いですね。
(委員)
 実態としてはそうなっている場合が多いでしょうね。
 (委員)
 中学校のときの試験があって、高校入る時はないんですか。
 (教育長)
 中学校入るときにあるにはあるんですけれども、いわゆるペーパーテストみたいな普通の入試みたいなものはやらないようになっているんですよ。
(高等学校課長)
 ちょっとしたのはありますけれども。
(教育長)
 ちょっとしたのはあるけれども、いわゆる普通の高校入試みたいな中学校入試のかたちではないです。高校入るときは高校入試的なものはできるんですけれどもね。あくまで外から入る場合です。中の人はやらない。
(委員)
 それがないというのが一つの特色ですよね。連携の場合は、両方とも試験があるわけですよね。
(高等学校課長)
 そうですね。
(教育長)
 連携は本当に連携しているぐらいですよね。あんまり一貫的な制度ではないんです。全国にも数はあるけれども、最近ではあんまりそれやらないんですよね。
(委員)
 これは西部地区を外したのはどうしてでしたっけ。
(高等学校課長)
 西部地区は米子北斗高校がありますから。
(委員)
 そういうことですか。
(教育長)
 教育審議会の答申が出ているので、こういうふうな大きな方針がでているので、これを教育委員会としてこれを基本的な方針としていいのかどうかということをまず大きく認めていただいて、あと少し具体的なそれを基にしてかたちに話は進むのでしたら進めていただけたらと思うんですけれども。
(委員)
 去年も何回もやっているので、おおむねこういうようなかたちというのは共通認識していると思うんです。ただ、あとは場所をどうするのかという話で、鳥大の動きがあったので。
 (教育長)
 だいぶん議論して、ちょっと2年間休止していましたから。だから普通科の県立高校に併設型の中学校を設置すると。そういう意味での併設型の中高一貫校ですよと。それから場所は東部か中部ですよというふうなことですよね。当面は県内に1校ですね。
 (委員)
 実態は別として、どこに作ろうとも全県からどこからも中学校に向かえるという発想でしょ。
 (委員)
 私が今回初めてだったので、今まで議論された内容を把握していないですけれども、ここに導入の意義として、生徒や保護者の学校選択の幅を拡大するということなんですよね。市町村立学校は住所を構えるとそこにずっとというのが今まで大前提ですね。それが県立の中高一貫校ができれば、そこかここかという選択肢が増える。私立は別として。結局、高校3年の卒業時の大学進学の数値的な目標というのがあるのではないですか。それはどのへんのところを今目指しておられるんですか。数値目標で大体、国公立のどのくらいなんていうのが、やはり心のどこかにはあるんじゃないですか。
(高等学校課長)
 一応、これまで教育審議会で議論していただいた答申では、教育理念としては、将来、本県はもとより日本や世界でリーダーとして活躍のできる高い能力を持つ人材を育成するということで、教育理念に人材育成を実現するため、知・徳・体のバランスを取りながら、高いレベルの学びを続けていくということで、学びができる場所は高いレベルのものになるし、かといってそれだけではいけないので、人間的なバランスを取りながら併せてやっていくという論理です。
(委員)
 プロセスで、リーダー論でずいぶんいろんな議論があったと思うんですよね。文字どおりのリーダーというからには、この鳥取県でしっかり根付いてやっていくんだというそういうリーダー論がいろいろあった。いずれにしても、場所の選択の幅もあれば、6年という中で落ち着いてしっかり学ぶというそういう選択部分も作ろうと。そういうものがないといけないのではないかとそういうことだと思うんですよね。システムとしての選択ということで、それは必要なことです。さらにそのカリキュラムの内容がどうだとかそういうものは、さらに今後も議論になると思います。
(委員)
 どの学校も特色・特徴というものがこれから作られていくでしょうけれども、先ほどお話にありましたように、鳥取県の発展とか、それに貢献するということが強く打ち出していただかないと、優秀な人材が県外に出てしまう、帰ってこないということが今までよくあることですので。
(委員)
 教育審議会の中でそういう議論がかなりあったと記憶していますけれどね。
(教育長)
 県内に残る人材だけ入れるというのはできないので。
(委員)
 できないですからね。
(教育長)
 ただカリキュラムの中に、郷土に関するいろんなものを取り込んで子どもたちの理解を深めるとか加味しながら、郷土のリーダーとしてやっていくこともは、もちろん考えられますので、やはり具体的な中にこれからの検討になると思います。
(委員)
 まぜかえすような言い方をして申し訳ないんですけれども、鳥取県に中高一貫校が是が非でもとも必要なんだという強い思いをたくさんお持ちだという前提がないといけませんよね。
(教育長)
 それはパブリックコメントをやってみて、非常に高い話題になっているんですよね。全国的にないのは、鳥取県と長野県ぐらいかな。それともう一つ、富山かな。
(高等学校課長)
 鳥取と富山と長野ですけれども、長野ができるようになっています。
(教育長)
 そういう意味でも選択肢の中の一つと。人口が小さい県ですからそんなにたくさん作ってもいいというわけではないでしょうから。提案の一つということでいいのかなという。
(委員)
 設置推進協議会の構成案というのがありますが、例えば高校関係者がいなくていいのか、あるいは私立の例えばもう既におやりになっている方がいなくていいのか、これはあくまでも案なんでしょうが。
 (委員)
 私なんかが考える一貫校のメリットというのは、中高を通じたカリキュラムを自由に動かせるということがあるのかなと。最終的にこれだと従来の高校に入っていくじゃないですか。そうすると結局、中高間でのカリキュラムの融通というのが推奨できないのではないかっていうという気がするんです。その辺のデメリットというのはどうなのかなということと、あとは先進県の中高一貫校の関係者というのは、これは具体的にどういうところを想定されているのかということ。
(高等学校課長)
 中学校に入って、中学校がどういう教育を目指すのかというのは、まず先取り学習といって、どんどん先に進んでいくというのと、そうではなくって早く終った分いろんな体験活動をさせていったり、コミュニケーション能力を高めたりという活動に重点を置いているタイプと2つあります。昨年の12月末に教育長さんと共に、岡山県立岡山操山高校と岡山県立倉敷天城高校というところに行きまして、それぞれいろいろ特色がありました。岡山操山高校の場合には、先取りではなくて早くやった人が色んな体験活動をする。倉敷天城の方は先行学習、先取り学習の方をやっている。それぞれメリット、デメリットがありました。
(委員)
 それは両校とも併設型なんですか。
(高等学校課長)
 両校とも併設型です。それぞれ一長一短がありますが、ここの先進県の中高一貫校というのは、そうした近いところで比較できるように立ち上がって、いろいろなプロセスで学びやすいところ。しかも実際に視察したところが、なにかと連携もしやすいのかなというところまでを考えていています。
(委員長)
 設置場所についても、今日、できればどちらかに決めるということですか。
(高等学校課長)
 東部とか中部とか大まかなところをと考えていますけれども。
(教育長)
 これも結局は一つの案ですよね。たぶん、議会でも議論がありますので、先ほどの高等特別支援学校と同じようにいろんな議論なんかを受けながら、なるべく早い段階で県教育委員会としては決定していくということですよね。
(委員)
 私としては、東部です。他の地域では私立と言えどもあるわけですから選択肢の一つですよね。
 (委員長)
 私も東部でいいんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
(委員)
 本当は東部・中部で1つずつあればいいんじゃないかと。
教育長)
 それと鳥取だけを見たときに、東部で鳥取にあるんですよね。だからそれは私立だろうと国立だろうと公立だろうと、みんなそれぞれ手分けしてすればいいのではないかと思うんですけれども、その点では、東部は鳥取大学が、今、事実上延期になってしまいましたから、動かしてもいいんじゃないかなと思います。
(委員長)
 それでは東部でよろしいですか。
(高等学校課長)
 時期もまだ未定ですけれども、大体そういうところを目標にしながら頑張っていければいいんじゃないでしょうか。
(教育長)
 2学級ぐらいでもいいんですけれども、さっきさんがおっしゃったように、今度は外から入ってくる子どもたちをどういうふうにその辺の中高一貫校の要素を伸ばしていくのかということになるので、中高一貫の考え方に沿って言えば多ければ多いほどいいんだろうけれども。でもそれは地域の中学校との関係もあるから難しいところですよね。操山中・高校うまくやっていますよね。岡山はもう一つ、この4月に中等教育学校も作ります。大安寺を中等教育学校に変えちゃうんです。進学的な意味合いをある程度、絞りながらやっていくことになりますよね。うちの計画的にはそういうことになりますよね。
(委員)
 では、高校では、クラスは全然別になるんですか。
(高等学校課長)
 そういうものもありますし、例えば混ぜてしまって中学校のときの体験をみんなに広げていくということもできます。
 (委員)
 ちょっと判断難しいところですね。さんのおっしゃるようにせっかく中高一貫校を作るんだから、やっぱりその個性ということで有意義に実証を見たいですからね。そのためにその辺も検討されたらいいと思いますね。
(教育長)
 操山高校なんかは、初めから学校の中高一貫という大きな6年間も眺めて、理念といいますその考え方はしっかり作っています。その理念だけはしっかり持って、何でもかんでも先取りするんじゃなくて、人間的な幅をしっかり鍛えながら、いろんな体験をしていくということを中に入れているんで、その理念がちゃんと生きていると、また入ってくる子たちにその理念の下で学校としては動いていくので、ただ進み具合が若干どうしても違ってくるから、その辺を入ってきたときにうまく調整をしないといけないので、ある何か月間か調整しながらスムーズに外から入ってくる子たちはうまく始めるようにする。そういう細かいことは技術がすごく必要になってくるんですよ。操山はそうでした。操山は非常にいいですよ。
 (委員)
 中には中学3年行ってから、よその高校に行く子もいますでしょう。
(高等学校課長)
 いることはいますが、操山高校では極めて少ないですね。ほぼ100%上ります。
(委員)
 その子たちは試験はないんですよね。
 (高等学校課長)
 ないですね。
 (委員)
 一般中学から入ってくるときは試験はあるんですよね。学級で生徒が変ってくるかもしれませんけれども、鳥取東高が6学級ですかね。普通学級は。
(高等学校課長)
 鳥東は理数学科が1学級と普通科が7学級です。
(委員)
 それでしたらここが2学級ぐらいにあって、残りの6学級分は一般の中学から入ってくるんですね。
 (高等学校課長)
 そうですね。どこでもそうです。
(委員)
 今のさんがおっしゃったことは大事だと思うんですよね。例えば8学級あって、2クラスからそのまま入ってきたって、本当によさというものは全体に波及できるのかという。結構大事なことですよ。本当にこの中高一貫校でやったことが初めの目的を失うということが一番悪いことですから、岡山から先進県としての位置づけで研修されるのはいいんですが、鳥取はやっぱり人口少ない中で、ソフト部分で2クラスぐらいを考えるのであれば、若干、違った考え方も必要なのではないかと思うんです。それもありきで考えられた方が私はいいと思います。そういう目で見ると、米子は私立ですけれども、2クラスが持ち上がりでいく場合もそれはそれで苦労もあると思うんですが、むしろ考え方としてはそちらの方も参考になるようなこともあるのではないかなという気もしますので、その辺も総合的に考えられた方がいいんじゃないですかね。せっかくやるのであれば成功したいことですからね。
(教育長)
 ただそれは中等教育学校ということですよね。外から入ってくるのではなくて、6年間同じ定員で6年間過ごすということですよね。そうなると全く別の学校として敷地を確保して、校舎も全部建ててやりますよね。
(委員)
 いやいや、そうではなくて。例えば鳥取東高の場合で8クラスのうち2クラスだけというふうに、2-6にするか、3-6にするかという。それはありますよね。子どもたちが、今おっしゃるように理念があって、その理念を貫くために周りに対して良い波及効果を及ぼすことができるのかということを言っているんです。その技術的なものがどうなんだと。岡山がどういう技術か知りませんけれども、その辺のところを、せっかく6年にするのであれば、6年というトータルの中でのスキルも考えた場合に、どれがいいのだろうかということをもうちょっと柔軟性を持って対応した方がいいのではないかなと思うんですよ。前例の成功例ばかりだとそれを鳥取にあてはめた場合に、どうなんだろうというのが若干不安がありますよね。
(教育長)
 県内の高等学校の今の規模で推移するとは限らないので、もしかしたら少しずつクラスも減ってくるかもしれません。それは鳥取東高だけではなくて、西高なんかでもそうです。
(委員)
 基本的ないいところはそこですよね。中高一貫校は絶対いいと思うんですけど。やりかたはいろいろですが。
(委員)
 中身はこれからにしましょう。まず基本のかたちを基本的にはこれでいこうという話ぐらいで。
(教育長)
 東部でいくということだったら、八頭高とか鳥取西高とか鳥取東高とかこの辺でというのを詰めれないかなと思うんですけどね。どうせやらないといけないので。
(委員長)
 おそらく鳥取西はないですよね。
(委員) 
 狭くなりますからね。
(委員長)
 建て替えの問題もあるので、すぐすぐの話にはならないでしょうしね。
(教育長)
 八頭高、敷地は広いんですけどね。
(委員) 
 八頭高はおもしろいかもしれないですよね。
(委員長)
 通うのが遠いかなと。
(教育長)
 微妙なところですよね。
(委員長)
 利便性はあるんですけども。乗り継いで行かないといけないので。
(教育長)
 岩美から来る子たちだとか、倉吉に近い中部の方から来る子たちもいるかもしれないですよね。もしかしたら、中部に近い西部の方から来る事もあるかもしれない。時間的には相当なロスがありますね。
(委員)
 今、論じる必要はありますか。
(教育長)
 決定じゃないんで、あくまで叩き台というか、案みたいなものなんで。どうせでもやらなきゃいけないし。その例えば、ある程度具体的なものを示した方が、議会とかでいろんな意見が頂けるかと思うんです。
(委員)
 そういう意味では、鳥取東と八頭の中で今後検討していこうっていう議論ですかね。
(教育長) 
 鳥取東、八頭の両方ですか。
(委員)
 八頭がやった場合に、中学生がこの地域以外からどの程度来れるかですね。そういう議論もありますね。それが呼び水になるということがあるんだろうか。たぶん地域の話しはそういうことがあるんじゃないかと。
(委員長)
 具体的に進めていこうと思えば、学校の名前が出てる方が進めやすいというのはありますよね。
 (教育長)
 議会でも、八頭にするのか鳥取東にするのか鳥取西にするのかで議論の仕方が違うかもしれないんです。来年度に入ったら、具体的に委員会を開いたり具体的な中身に入ってきますよね。そういう意味で、また次の議会、例えば、5月の議会を待って、そのへんで新たな具体的な叩き台を示して、議論してもらうんではちょっと遅いかなという気がするんです。あくまで叩き台なのでそれで議論して頂いて、それでいけんということなら、またもう少し広く考える必要があるのかなと思うんです。議会だけでもありませんし、一般の県民のみなさんからも色々あると思うんで。でも、皆さん方のご意見があるんで、私が、あまり一方的に引っぱってはいけないですけれども。
(委員長)
 いかがですか。
(委員)
 今年の1月22日に知事が定例記者会見でおっしゃっている言葉で、その後、一歩踏み出しているかたちでは、私は東部地区というだけでもいいのではないかと思います。県立の設置に向けた検討を再開するということで言っておられますので。鳥取東高にということまで限定しなくてもいいんじゃないかと思います。こちらは内情をしっかりご存知ですから、もうそこまで言った方がいいんじゃないかということなんですけれども。
(教育長)
 中高一貫もずっと議論してきたんです。鳥取大学がやられるということで、2年間待ったんです。またここまで来て時間をかけて、いつまでもいつまでも引きずりながらいくというのは、ちょっとはっきりしない。県民に対して、もう少しはっきり案なら案を示して、そこでしっかり議論頂く方で、最終的には教育委員会が決めることですからすればいいかなと。
(委員)
 おっしゃることは判ります。僕も今回初めて、高校に中学を併設するという具体的なかたちをお聞きすると、なるほどと思って、なんとなく想像がすすむところがあるんです。だから確かに別にそれに決めるという意味じゃなくても。鳥取東か八頭というかたちで言うか。2つなんだけど、どちらかというとこちらという言い方にするかそれくらいは言ってもいいかもしれないですね。
(委員)
 立地案は利便性からいうと鳥取東、あるいは八頭高も捨てがたいと。校舎の問題やあるいはよそから来る方もいるだろうし。まずは鳥取東を提案したいと、2案として八頭高があるのかなと。
(教育長)
 もう1つ大事なのは、学校がそれに向かって意欲的かということです。
(委員)
 それは大きなことですよね。
(教育長)
 そのへんは、どうなんですかね。
(高等学校課長)
 意欲は2年間中断していた前から検討していたこともありますので、十分モチベーションレベルは高いと思います。ゼロからのスタートではないので。
(委員長)
 第1候補は鳥取東ということで。第1候補という言い方をしていいのかわかりませんが。
(委員)
 第1案が鳥取東で、第2案が八頭高と。
(委員)
 第1が鳥取東というのはどうしてベターになるんですか。○の数ですか。個人的には、こうして全県的にある程度広域的に生徒が来るということを考えると八頭のような地方にそういう子どもたちを招くというのも、地域づくり的にもおもしろいんじゃないかと思います。
(委員)
 全県的に行きにくい場所でもとは思うんですが。
 (教育長)
 生徒は部活をしたりいろんなことをしますので、学校の時間がある程度保障されないと、通学に1時間も2時間もかかるのではいけませんから。
 (委員)
 通学がもし乗り越えられれば、八頭もおもしろいですよね。
(委員長)
 そういうことでよろしいでしょうか。





4 その他


(スポーツ振興課長)
 午前中の質問をいただいた件ですが、県内のスケートの競技人口は、アイスホッケーが、少年が35人ぐらいで、シニアが25名くらいおられるということであわせて60名程度です。フィギュアが少年とシニア合わせまして40名程度ですので、全部で約100名ぐらいです。以上です。
(委員長)
 ありがとうございました。それでは、議事は終了しましたが、各委員さんから何かありましたら。
(委員)
 この間、教育長にもお話してたんですけれども、今度3月5日に、イギリスの2012年に開催されるロンドンオリンピックの文化教育委員会というところの責任者をされてらっしゃる、ジュード・ケリーさんという方に来ていただいて、イギリスが今、世界でも芸術教育先進国ということでいろんな活動をされていて、この方も教育の分野でいろんなおもしろい試みに関わってらっしゃるということであるので、鳥の劇場では3月5日の夜やるんですけれども、90分ぐらいという感じで時間の調整を何とかしていただいて、事務局のみなさんも含めて、学校現場の先生方も含めて、お話を聞けるような機会をぜひ設けたらなと思っておりますので、調整を是非していただけたらなと思っております。
(教育長)
 1時間半ぐらいですか。
(委員)
 1時間だとやっぱり、通訳も交えてになると短くなっちゃうかなと思うので。
(教育長)
 やっぱり事務局や学校にも呼びかけて。
(委員)
 議会のない日の方がいいかどうか話して5日に決めたと思います。
(教育長)
 午後で。夕方の7時からは鹿野の方に行かれるので3時か4時ぐらいに終ればいいですね。
(委員長)
 それでは本日の定例教育委員会は、これで閉会します。次回は3月20日、土曜日に定例教育委員会は開催したいと思いますがよろしいですか。では本日の予定を終了します。
 
                              13時50分 閉会



















































































  

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