とっとりの手仕事
酸性染料
彩色
猩々面に前髪をつける最終工程は田中宮子さんの担当。 麻の尾をできるだけ細く漉き、直接染料で染め上げておいたものを前髪に見立て、ボンドでお面に貼り付けます。 赤い奉書紙で留めてできあがり。 ブラシで前髪を整えられている猩々は、まるでお母さんに髪を梳かしてもらっている子どものように見えます。
仕上げ
猩々面の箱
お面を紙箱に入れたら、宮子さんが硯と筆を出してきて、赤い紙に「猩々面」と墨書します。この紙を箱に貼ったら製作の全工程が終了、後は出荷を待つばかりです。 乾燥を含めると、ひとつの猩々面が完成するまでに要する時間は約1週間。 静かな部屋で黙々と手を動かされる柳屋さんご夫妻の姿と、その丁寧で妥協のない仕事ぶりに、ただ感嘆しました。
次回は最終回スペシャルとして、柳屋さんの張り子面以外の玩具もご紹介します。お楽しみに!
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