泌尿器科診療は、悪性腫瘍(がん)、
排尿障害、尿路結石、
尿路性器感染症などの
幅広い領域を扱っています。
各種診療ガイドラインに基づいて、個々の病状に応じた治療方針を提案しています。
前立腺癌診療について
前立腺がん罹患数は2020年10万5千人を超え、現在男性がん罹患数の第1位です。
PSAは前立腺がんの腫瘍マーカーであり、PSAが高値の場合、前立腺がんが疑われます。しかし、前立腺肥大症や前立腺炎、血液検査前の射精などで一時的に上昇することもありますので、PSA高値であっても必ずしも前立腺癌とは限りません。再検PSAが高値であった場合、MRIを用いて、前立腺癌を疑う所見がないかどうか確認します。
MRIで前立腺がんが疑われたときに、前立腺生検を行います。2022年12月に導入した高精度前立腺ターゲット生検装置「KOERIS TRINITY」は、高解像度のMRI画像と超音波画像を融合させ、前立腺がんが疑われる部位を3D超音波画像で描出することができます。そのため、疑わしい場所から正確に組織を採取することが可能になります。TRINITY導入後、PSA10ng/ml以下の症例でも63.8%(134/210例)、全症例で70.0%(240/343例)で前立腺がんを検出しました。
正確な診断により、適切な治療が行えます。PSA高値を指摘された場合、前立腺の精査を薦めます。
診療内容
| 悪性腫瘍(がん)
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腎臓がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、
精巣腫瘍など
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| 排尿障害疾患
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前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿失禁、間質性膀胱炎、
膀胱脱など
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| 尿路結石症
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腎結石、尿管結石、膀胱結石など |
| 尿路・性器感染症
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腎盂腎炎、膿腎症、膀胱炎、前立腺炎、精巣上体炎、
性感染症など
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| その他の泌尿器科疾患
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小児泌尿器疾患、副腎腫瘍、尿膜管疾患、精巣捻転症、
腎盂尿管移行部狭窄症、後腹膜線維症など
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診療成績(実績)
おもな手術件数
メッセージ
「患者さんにやさしい標準的医療の提供」を目指しています。
泌尿器科領域の対象患者の多くが高齢者です。手術では、体腔鏡や内視鏡をはじめとする低侵襲手術・検査により患者さんへの負担の軽減を図ります。
院内だけでなく近隣の医療機関とも協力し、安心と満足のいく良質の医療提供を目指します。