産科部門特徴
医療の進歩により、今まで救えなかった命が助かるようになっています。
昔から出産は命がけと言われますが、100%安全なお産はありません。
そして、「母子ともに安全に出産して欲しい」という願いから、医療に対する期待も大きくなっています。
当院では一人ひとりの大切な命を守るための体制づくりとして2006年11月1日母体胎児集中治療管理室(MFICU)を開設しました。
基礎疾患のある妊婦さんや妊娠による合併症、産後の多量出血、胎児異常などハイリスク妊娠・分娩に対応できるよう治療とケアを行っています。
*当院の設備では治療・ケアが難しい場合、総合周産期母子医療センターである
鳥取大学付属病院への母体搬送を行っています。
母体胎児集中治療管理室(MFICU) とは?
妊娠高血圧症候群、前置胎盤、糖尿病合併妊娠、産後出血、胎児異常など母体または胎児におけるハイリスク妊娠に対応するための機器を配置し、常時使用できる状態になっています。
正常な妊産褥婦からハイリスク妊産婦までさまざまな症例の異なる治療に合わせ、アドバンス助産師を中心に産科のスタッフが24時間体制でケアを行います。
*アドバンス助産師とは
日本看護協会が開発したクリニカルラダーを活用し、助産実践能力を評価することで一定のレベルに達しているか客観的に認証する仕組みです。
ハイリスク分娩室
妊娠・出産は順調に経過すると思われています。
しかし、時には突発的に緊急性の高いことが起こることもあります。
妊娠・分娩・産後すべての時期の救急搬送に対応し、すぐに治療が開始できるよう2018年12月17日よりハイリスク分娩室を開設しました。
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