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M-2 倉吉市「八橋往来」

 M-2 倉吉市「八橋往来」 倉吉市

八橋往来は、道を媒介として沿道にある歴史的文化的な資源を、街づくりに活用することを目的とする「第1回夢街道フォーラム」が平成14年1月に開催され、市民団体により自発的に取りまとめ、この街道を活かした構想が夢街道モデル地区に認定された。

この街道は、東伯耆の中心であった伯耆国庁や打吹城下と八橋地区を結ぶ約16kmの街道で中世より整備され、倉吉~国分寺~下米積~下種~岩坪~上伊勢~浦安~八橋を通っている。

古来より八橋地区は、山陰道と八橋往来の接点でもあり、近くに物資の集積地である赤碕港を控え東伯耆地区における軍事上の要衝として、戦国時代には毛利氏や尼子氏の争奪の場となっていた。そして、戦国末期における太閤仕置きにより、毛利氏の支配地の東端として重要な位置を占めていた。

江戸後期にはこの街道を、国内で最初に実測による日本地図を製作した伊能忠敬が測量を行った。50才を過ぎてから日本の各地を測量したといわれ、この街道を測量したのは68才の時である。

現在でも街道沿いには、江戸中期から明治大正時代の古い建物等が点在する。そして、こうした歴史的文化的な資源を、市民団体により街づくりに活用している。また来訪者の為に、総合案内板、観光説明板、誘導案内板(道標)、休憩施設としてのベンチの設置、またレンタルサイクル等の設備により、ゆっくりと街道を楽しむ工夫がなされている。

伊能忠敬の足跡をたどる協議会の会長である田村幹夫さんに、今回、八橋往来についてお話を聴くことが出来ました。「当時、八橋往来はそんなに注目されることは無く昔の写真も少ないが、最近では各方面から来訪される方が多くなりました。」と、街の思い出話も含めて、楽しく語られる田村さんの姿がそこにありました。

実際に、この街道を歩くと必ず立ち止まってしまう箇所が幾つもあり、時の流れをゆっくり感じられる地区です。


昭和10年頃と平成17年の倉吉市八橋往来の写真

平成17年の倉吉市八橋往来の写真1から3枚目

平成17年の倉吉市八橋往来の写真4枚目
  

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