1  定義
          
        
        
        
          
          ペスト菌による全身性疾患である。
          
        
      
        
        
          
        
      
        
        
        
        
          
          2  対象となる動物
          
        
        
        
          
          プレーリードッグ
          
        
      
        
        
          
        
      
        
        
        
        
          
          3  動物における臨床的特徴
          
        
        
        
          
          プレーリードッグがペスト菌に感染した場合の潜伏期間に関するデータは存在しないが、ジリスに対する感染実験の成績から2日から7日程度と考えられる。当該実験では、接種部位の所属リンパ節に腫脹を呈する個体が認められている。また、鼻出血が認められる場合がある。プレーリードッグは、ペストに対して極めて感受性が高く、致命率はほぼ100%である。
          
        
      
        
        
          
        
      
        
        
        
        
          
          4  届出基準
          
        
        
        
          
          
    
        
            | (1)獣医師は、次の表の左欄に掲げる検査方法により、プレーリードッグ又はその死体についてペストの病原体診断をした場合には、法第13条第1項の規定による届出を行わなければならない。この場合において、検査材料は、同表の右欄に掲げるもののいずれかを用いること。  | 
        
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                        | 検査方法 | 検査材料 |  
                        | 菌分離による病原体の検出  | 血液又は肝臓、脾臓、リンパ節その他の臓器  |  
                        | PCR法による病原体の遺伝子の検出  |  | 
        
            | (2)獣医師は、臨床的特徴若しくは疫学的状況からプレーリードッグ又はその死体がペストにかかっている疑いがあると診断し、又はかかっていた疑いがあると検案した場合は、(1)にかかわらず、病原体診断を待たず法第13条第1項の規定による届出を行わなければならない。 |