RSウイルス感染症は、年齢を問わず生涯にわたり顕性感染を起こすが、特に乳幼児期において非常に重要な病原体であり、母体からの移行抗体が存在するにもかかわらず、生後数週から数カ月の期間にもっとも重症な症状を引き起こす。
また、低出生体重児や、あるいは心肺系に基礎疾患があったり、免疫不全のある場合には重症化のリスクが高くなる。
潜伏期は2〜8日、典型的には4〜6日とされているが、発熱、鼻汁などの上気道炎症状が数日続き、その後下気道症状が出現してくる。発熱は初期症状として普通に見られるが、入院時には38℃以下になるか、消失していることが多い。咳も主要な症状である。
予防のポイント
- 日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒しましょう。
- 咳エチケットを心がけましょう。
- 症状があった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 特に流行時には手洗いをしっかりしましょう。
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集計期間:令和6年第36週(令和6年9月2日(月)~9月8日(日))
RSウイルス感染症は、中部地区で患者報告数が増加し、流行しています。
今後の流行にご留意いただき、手洗いなどの感染予防策に取り組んでいただきますようお願いいたします。
鳥取県内のRSウイルス感染症発生状況は以下のとおりです。
鳥取県のRSウイルス感染症発生状況 (令和6年第36週3点グラフ)(xlsx:676KB)
※中国五県平均・全国平均との比較は金曜日(原則)に更新します。