日時:平成30年8月8日(水) 午後3時30分から午後5時15分まで
場所:日野振興センター大会議室
<審議会委員>
藤村 尚 鳥取大学名誉教授 (地盤工学)
菅森 義晃 鳥取大学農学部講師 (地質学)
山本 真弓 日本樹木医会鳥取県支部 (樹木医)
岩永 史子 鳥取大学農学部講師 (林学・森林工学)
増木 新一 労働安全コンサルタント (労働安全衛生)
<県側出席者>
日野振興センター日野県土整備局、治山砂防課
1.開会
2.主催者挨拶(的場課長)
3.岩石採取計画について
(1)報告
-
平成30年度岩石採取場現地検査の結果について
- 岩石採取場(三明建設株式会社)法面の崩落について
- 第49・52回鳥取県採石場安全対策審議会における答申についての対応状況について
(2)審議(1件)
審議案件
落合建材(日野郡日野町中管地内)
<委員から頂いた意見、留意事項等>
落合建材(日野郡日野町中菅地内)の認可申請について
意見
(1)小段の植生について、クヌギではなく、クリが適当である。乾燥しすぎて生育できないため、ミズナラも適当ではない。
(2)過去の植生の成績が不良であった樹種は、計画から除外した方がよい。
(3)ヤマハギ、エニシダ等、マメ科で肥料木になるような在来種を貧栄養の断面に優先して植生し、それからコナラ等シンボリックなものを植生した方がよい。
(4)法面の吹付けについては、過去の植生の成果を勘案して臨機応変に指導を行うこと。
参考意見
(1)法面の植生の効果を上げるため、掘削した法面に重機で爪痕をつけて、小段からの土砂留めをつくること。
(2)近隣の林道の植生状況をモニタリングし、植生の参考とすること。
その他(報告事項について)
平成30年度岩石採取場現地検査の結果について
- 廃止後2年以内の植生不良の岩石採取場の指導について検討すること。
採石場(三明建設株式会社)法面の崩落について
- 崩落箇所の作業について、崩落箇所への掘削を制限するなど、災害防止の点からの指導方法を検討すること。
第52回審議会答申への対応状況について(有限会社呉島組)
- 今後のフィルター活用の参考となるように、フィルターの効果の測定方法について、沈砂池の上・下流、川の採水による汚濁状況の調査などの方法を検討してはどうか。