重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生について

令和5年3月16日、鳥取市で重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の症例が確認されました。なお、本症の県内発生は7例目です(2023年3月16日現在)。


表 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)発生件数
2020 2021 2022 2023
件数 2 3 1 1

SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。また、ダニに咬まれた動物からの感染も報告されていることから、体調不良等の動物をさわる場合には注意が必要です。

 

ダニによる感染症の予防について(県庁健康政策課のページへ)

一般の方向けのマダニ対策に関するパンフレット(2019年7月20日改訂)(国立感染症研究所作成)

内容

  1. マダニの生息場所
  2. マダニから身を守る服装
  3. マダニから身を守る方法
  4. 忌避剤の効果
  5. 参考資料
    1. マダニの分類とマダニ媒介感染症
    2. マダニ媒介SFTSとは
    3. マダニの生活環

 

 

【お問合せ先】

機関名 電話番号及びFAX番号
鳥取市保健所 電話番号 0857-30-8531
FAX番号 0857-20-3962
倉吉保健所(中部総合事務所) 電話番号 0858-23-3145
FAX番号 0858-23-4803
米子保健所(西部総合事務所) 電話番号 0859-31-9317
FAX番号 0859-34-1392
鳥取県福祉保健部健康医療局健康政策課 電話番号 0857-26-7153
FAX番号 0857-26-8143

詳細な情報は、厚生労働省や国立感染症研究所の以下のリンクをごらんください。

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省)
 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) (国立感染症研究所)
 

SFTS症例の届出地域及び推定感染地域(2022年7月31日現在)(pdf:48KB)(国立感染症研究所ウイルス第一部・感染症疫学センター)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

春から秋にかけてはマダニの活動が活発になるため、注意が必要です。

症状は、発熱と消化器症状(嘔気、嘔吐、下痢など)が中心で、血液検査所見として血小板減少や白血球減少などがみられます。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、平成25年3月4日から四類全数把握疾患となりましたので、診断した医師は、最寄の保健所に届出が必要です。
届出基準・様式のページへ


■予防■

現在のところ、有効な薬やワクチンはありません。

野山や田畑でダニに刺されないことが重要です。
特にダニの活動が活発な4月~12月は要注意です。
○長袖、長ズボン、手袋などで肌の露出は避けましょう。
○虫よけスプレーを利用しましょう。
○地面には直接寝転んだり、座ったりせず、敷物を敷きましょう。
○野山に行った後や畑作業をした後は、すぐに体を洗い、着替えましょう。
○ペットをつれて野山に行った後は、ペットにダニが付着していないかを確認しましょう。(ペットには、専用のダニ予防薬があります。)

SFTSウイルスを媒介するダニについて

マダニとは、部屋に生息したり、食品に発生する「ダニ」とは異なり、山野に生息する大型のダニです。

英語では、マダニを「TICK」と、一般的なダ二「MITE」とは区別しています。

感染するマダニとしては、中国の事例から、フタトゲチマダニやオウシマダニと考えられますが、それ以外のマダニが媒介している可能性もあります。また、すべてのマダニがこのウイルスをもっているものではありませんが、マダニのウイルス保有率は現在のところ不明です。

マダニは、SFTSの他にも、日本紅斑熱を起こすリケッチア、Q熱を起こすコクシエラ、ライム病を起こすボレリアを媒介します。

詳しくは、「日本紅斑熱、つつが虫病」のページをごらんください。
 「日本紅斑熱、つつが虫病」 (鳥取県感染症情報センターホームページ内)

  
  

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