この計画は、鳥取県における高齢者の現状や課題等を把握した上で、県として広域的な観点から取り組むべき介護保険や高齢者福祉全般についての具体的な施策の方向性等を明らかにするもので、今後、この計画に基づき施策の実施や実施状況の点検・評価を行っていきます。
本県では、人口減少下で更なる高齢化が進み、独居高齢者や高齢者夫婦世帯が増加していきます。この計画では、本県の高齢者と高齢者介護を巡る状況等の分析、県政参画電子アンケートによる意識調査、介護保険制度改正等の最新情勢を踏まえ、県として取り組むべき課題について、以下のとおり基本目標と7項目の重点課題を設定しています。
1 基本目標
「住み慣れた地域で、高齢者一人一人が自分らしく暮らし続けられる地域づくり」
高齢者が自分なりに元気で暮らし続けられる地域、また、介護が必要になったときに、望すれば在宅でも暮らし続けられる地域を目指します。
2 第8期計画における重点課題
(1) 高齢者の在宅生活支援体制の確立
第6期、第7期計画で整備された地域包括ケアを推進する体制を活用しながら多職種専門職の連携、医療との連携等を通じて、地域包括ケアシステムの深化・推進を目指す。
(2) 高齢者が活躍できる場づくり
要介護状態に繋がるフレイル等を予防するなど、介護予防・健康づくりを推進するとともに、趣味や資格を活用したボランティア活動や生涯スポーツ、生きがい就労を促進するなど、高齢者が活躍できる環境づくりに取り組む。
(3) 高齢者の尊厳及び安全の確保
高齢者虐待防止のため、市町村、地域包括支援センター等と共に、早期発見、養護者等への適切な支援に取り組む。また、成年後見支援センターの取組への支援を通じて、成年後見制度の利用を推進する。
(4) 認知症施策の推進
容態に応じて適切な医療・介護・生活支援等を受けられるよう、様々な地域資源が連携したネットワークを構築し、認知症になっても安心して暮らせるまちの実現を目指す。
(5) 必要な介護サービスの確保
介護サービスの充実・確保を図るため、保険者と連携しながら、必要な施設整備を推進していく。また、制度の公平性を担保するため、介護給付の適正化にも取り組んでいく。
(6) 介護人材の確保、定着及び資質の向上
介護人材を確保するため、介護職員の養成、希望者への就職支援を図るとともに、職場環境の改善等を通じた人材育成、職場定着支援等に取り組んでいく。
(7) 新型コロナウイルス感染症、自然災害等への備え
コロナ禍における安全な事業所づくりを目指して、介護サービスの提供体制を確保するため、感染予防対策の徹底、介護サービス継続のための支援等の各種施策を実施していく。
「意見募集チラシ」、「計画(案)概要版」の資料は、以下に掲載しているもののほか、県庁県民参画協同課、各総合事務所地域振興局、日野振興センター日野振興局、東部・八頭庁舎、各市町等介護保険担当課の窓口でも閲覧できます。
○意見募集チラシ (pdf,130KB)
○計画(案)概要版 (pdf,1530KB)
○意見応募用紙 (docx,19KB)
実施期間
令和3年2月8日(月)から2月24日(水)
受付方法
電子メール、郵送、ファクシミリ、県の機関の意見箱への投函及び市町村役場窓口のいずれでも応募可(別添チラシのとおり)
応募・問合せ先
鳥取県福祉保健部ささえあい福祉局長寿社会課 介護保険・施設担当
郵送:〒680-8570
宛名:鳥取県庁長寿社会課
電話:0857-26-7860
ファクシミリ:0857-26-8168
電子メール:choujyushakai@pref.tottori.lg.jp