『新鳥取県史 近代6 軍事・兵事』

 本書は、1868年(慶応4・明治元)から1946年(昭和21)までの、鳥取県における軍事・兵事に関する重要資料373点を翻刻、収録しています。戊辰戦争における鳥取藩兵の戦い、歩兵第四十聯隊、歩兵第六十三聯隊の設置過程、大山軍馬補充部の設立と廃止、美保関海難事故の状況、満州事変から太平洋戦争に至る郷土部隊の戦いなど、県民と軍隊との関わりを具体的に示す資料を厳選しています。

 また、軍隊を支えた兵役制度や援護制度の運用実態について、時期による違いや変化が浮き彫りになるような史料を抽出しました。さらに太平洋戦争期における米軍との戦闘については、真珠湾攻撃に参加したイ16号潜水艦の日誌や美保飛行場の夜間哨戒記録を初めて収録したほか、米艦載機による美保・米子・大山口空襲等の戦闘報告書を訳出しています。戦後70年以上が経つ今日、本書が鳥取県民と戦争との関わりを見つめ直す基礎資料集として活用されることを節に願います。

 なお、本書は、当館のほか県庁県民参画協働課・各総合事務所地域振興局で一般向け頒布も行います。

収録内容

目次(pdf形式 455KB)

<第1章 戊辰戦争と鳥取城>

鳥羽伏見戦争、関東・東北における戦争、戊辰戦争の諸相、鳥取城の近代

<第2章 徴兵制の変遷>

徴兵・召集の事務と状況、徴兵忌避

<第3章 日清戦争と鳥取連隊の創設>

日清戦争期の軍事援護、鳥取歩兵第四十聯隊の創設、鳥取歩兵第四十聯隊と地域社会

<第4章 日露戦争と鳥取>

出征兵士と軍事援護事業、日露戦争期の鳥取、歩兵第六十三聯隊の創設と鳥取県西部

<第5章 陸軍軍馬補充部大山支部>

大山支部の設立、大山支部と地域社会

<第6章 鳥取招魂社と招魂祭>

浜坂代々山招魂社と官祭、西南戦争と招魂社移転、日清日露戦争と招魂社

<第7章 大日本帝国在郷軍人会>

支部の設立、田中義一の地方と軍隊、大喪と即位の大典、日露戦役紀念碑と忠魂碑、兵役意識向上の啓発、在郷軍人の状況調査、鳥取市の在郷軍人分会の活動

<第8章 第一次世界大戦から軍縮時代へ>

対外出兵、美保関沖海難事故、青年の軍事訓練、大山支部の廃止と海軍工廠失業者の入植

<第9章 兵役法>

壮丁名簿、徴兵検査、聯隊区司令部からの要望、海軍の志願兵

<第10章 満州事変>

渡満する部隊と兵事関係事務、軍事後援、土龍山事件と松江歩兵第六十三聯隊、在郷軍人に対する警戒

<第11章 日中全面戦争>

動員下令と応召兵の見送り、軍馬徴発、徴兵・志願・召集、在郷軍人の所在・職業の調査、歓送迎の制限

<第12章 戦争の拡大>

対米戦争の始まり、青年の軍事教練、徴兵・召集、志願兵、戦時生死不明者、帰還軍人に関する調査

<第13章 米軍空襲と本土防衛>

飛行場の建設と運用、美保飛行場の戦時記録、チ号演習と国民義勇隊、米軍の空襲、本土決戦の諸相

<第14章 戦場の記録・銃後の記録>

戦争画家、個人の日記、村の動員日記

<第15章 援護と戦歿者>

軍事援護行政、銃後奉公会、慰問袋、忠霊塔、死亡受理手続きの変化、戦歿者葬儀の変化、ある傷痍軍人の靖国神社合祀まで、ある水兵の戦死公報から葬儀まで、ある特別攻撃隊員の戦死、陸軍墓地

体裁

A5判上製本(布クロス装、函入)1,198ページ

本文の内容をPDF形式で収録したCD-ROM付き

頒布価格

5,000円

頒布窓口

次の各窓口で頒布します。

  • 鳥取県立公文書館(鳥取市尚徳町101)
  • 鳥取県庁県民参画協働課(鳥取市東町1丁目220 本庁舎1階)
  • 八頭県土整備事務所建設総務課(八頭郡八頭町郡家100)
  • 中部総合事務所県民福祉局(倉吉市東巌城町2)
  • 西部総合事務所県民福祉局(米子市糀町1丁目160)
  • 日野振興センター日野振興局(日野郡日野町根雨140-1)

県外の方、そのほか窓口で直接購入することが困難な方については、配送による頒布もお受けします。詳しくは、「メールフォームによる配送頒布方法」「ファクシミリによる配送頒布方法」「とっとり電子申請サービス(クレジットカード利用)による配送頒布の申込み」の各ページをご覧ください。

  

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