県立公文書館が行っている日々の活動の様子を、ブログ形式でご紹介します。
2021年4月1日
令和3年3月27日(土)、公文書館会議室にて、第3回「新鳥取県史を活用した学習教材開発検討会議」を開催しました。
今回は各委員が作成した計40点のデジタル教材案を単元ごとに発表した後、内容や構成等について意見交換を行いました。
今後は学校現場の多くの先生方の意見も取り入れながら、さらに使いやすい学習教材となるよう改善を進め、今秋の公開につなげていきたいと思います。
学習教材開発検討会議メンバー(敬称略)
石田 敏紀 県立倉吉西高等学校教諭(座長)
前田 孝行 県立鳥取西高等学校教諭
花原 慧史 鳥取市立湖東中学校教諭
小山富見男 元鳥取敬愛高等学校校長
奥田 信行 県教委高等学校課指導主事(アドバイザー)
公文書館 2021/04/01 in 会議など,県史活用担当
2021年3月16日
3月14日(日)、鳥取県立博物館講堂において、「『とっとりデジタルコレクション』公開記念シンポジウム」が開催されました。
これは、図書館、博物館、埋蔵文化財センター、公文書館の4館が共同で開発したデジタルアーカイブシステム「とっとりデジタルコレクション」の公開を記念して開催されたもので、デジタル化された郷土資料の今後の活用について意見を交わしました。
記念講演では「デジタルアーカイブでつなげる、あなたのまち」と題して、札幌市中央図書館利用サービス課長の淺野隆夫氏がオンラインで講演。電子図書館やデジタル出版をはじめとする札幌市の先進的な取り組みについて紹介されました。次に、県立図書館の中村愛司書が「とっとりデジタルコレクション」について事業報告を行い、公開に到る経緯等について紹介しました。
その後のディスカッションでは、公文書館の田中健一館長の進行のもと、淺野課長、博物館の茶谷満学芸課専門員兼学芸員、県埋蔵文化財センターの東方仁史係長、県立図書館の中尾有希子郷土資料課長が参加し、「『とっとりデジタルコレクション』の可能性と今後の展望」のテーマで意見交換。ふるさと教育や地域づくり等におけるデジタル郷土資料の活用について、さまざまなアイデアが出されました。
デジタル化の時代に対応した「とっとりデジタルコレクション」の公開。今後、さまざまな分野での活用が期待されます。
公文書館 2021/03/16 in 講座などのイベント
2021年3月12日
3月6日(土)、県立公文書館と鳥取市歴史博物館が共同で実施している「占領期の鳥取を学ぶ会」の令和元・2年度活動報告会を開催しました。
今回の報告会では、GHQの英文レポートを県民参画で読み解いた成果をもとに、新たに浮かび上がった鳥取県内の占領期の様子を、3名の報告者がわかりやすく解説しました。
このうち、澤田晶子さんは、占領期の鳥取県内の感染症について、1946~47年にコレラ・赤痢など13の感染症がみられ、県市町村で集団検診などの公衆衛生施策が広く行われていたことなどを報告しました。
また、岩佐武彦さんは「進駐軍と軍政隊と私」と題して、幼少時代に米子市内にいた進駐軍の様子を紹介し、西村芳将さんは鳥取軍政部の組織と人事について、隊長をはじめとするスタッフについて詳しく解説しました。
官民連携による地道な取り組みが、鳥取県の新しい歴史を少しずつ掘り起こしています。今後の成果が楽しみです。
なお、この月例会は来年度も開催します。興味のある方は是非御参加下さい。
公文書館 2021/03/12 in 県史活用担当,講座などのイベント
2021年2月25日
令和3年2月21日(日)、倉吉交流プラザと鳥取二十世紀梨記念館で、新鳥取県史連続講座「倉吉の民具から暮らしと技術を知る」を開催しました。
3回目となる今回は「二十世紀梨生産用具」をテーマに、県文化財課の樫村賢二文化財主事が講師を担当し、二十世紀梨生産用具の特徴等についてわかりやすく解説しました。
鳥取県の二十世紀梨は明治37年に千葉県松戸市から鳥取県に導入され、昭和初期には養蚕の後継産業として県内に広がりました。県内に残る大正~昭和期の生産用具1104点は、平成27年3月に国登録有形民俗文化財に指定されています。
講演後は、参加者全員が鳥取二十世紀梨記念館に移動し、講師の説明を聞きながら生産用具を見学して、二十世紀梨栽培の歴史や道具についての理解を深めました。
この民俗講座は計6回を予定しており、次回(第4回)は6月20日(日)に「倉吉千歯」をテーマとして開催する予定です。
公文書館 2021/02/25 in 県史活用担当,講座などのイベント
2021年2月10日
2月3日(水)、令和2年度第1回鳥取県災害アーカイブズ検討会議を開催しました。
今回は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、外部委員とはオンラインを使った会議形式とし、会議室内も消毒・換気を徹底するなど、感染防止対策を講じた上で実施しました。
会議では座長である東京大学史料編纂所の榎原雅治教授の進行のもと、事務局が「流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース」作成等の事業報告を行い、次に各委員から調査の進捗状況について報告をいただきました。
また、協議では、令和3年度の調査の進め方やデータベース作成に向けた今後のスケジュール等について活発な意見交換を行いました。
コロナ禍で調査もなかなか難しい状況ではありますが、これからも着実に事業を進めていきたいと思います。
公文書館 2021/02/10 in 会議など,県史活用担当
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