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2019年09月11日
美和分館での「鳥取西道路」出土木製品分類作業が終了!

昨年の5月終わりから美和分館(鳥取市源太)に保管してある木製品の確認作業を行ってきました。ここには鳥取西道路の発掘調査で出土した大量の木製品が、校舎や体育館の中、グラウンドにある27基もの水槽内と、至る所に保管されています。

 

9月9日、ようやく1年と3ヶ月かけて全点の確認作業を終了しました。確認の結果、その数は何と18,844点にものぼりました。その間には重要な発見もあり、昨年末には松原田中遺跡から出土した古墳時代前期の地中梁について記者公開や見学会を行いました。今後は、コンテナ数では過半以上を占める、センター本所で保管中の青谷横木遺跡や乙亥正屋敷廻遺跡の木製品の確認作業を進めていきます。

 

とはいえ、確認作業で得られたデータはきちんと整理して使えるようにしなければなりません。撮影した写真を基本台帳に貼り付け、文字は並べ替えや検索ができるようにデータベースの入力作業を行っています。一日も早く保存活用に資することができるよう、作業を着実に進めていきたいと思います。

         美和分館外庭の水槽で保管されている木製品

 

    木製品台帳のファイル          木製品台帳

 
  

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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