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6.将来ビジョンの実現に向けた取組の方向性  I 「ひらく」地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく
(5)観光による「ようこそ、ようこそ鳥取県」の実現
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現状・課題

 県内への観光客は、県民が約半数、その他「中国地方」と「近畿地方」で約9割を占めており、その他の地域からの訪問者が少ない状況です。また、外国人観光客数は全国の中では最下位クラスですが、韓国からのゴルフ・温泉客の誘致など、最近は増加に向けた手応えもあります。

 既存観光地は、鳥取砂丘新発見伝等の取組や境港市の水木しげるロードなど、一定の成果を上げていますが、全県的、継続的な誘客の拡大にはつながっていません。若桜鉄道の手動式転車台体験や倉吉線の廃線活用などの新たなメニューの造成や、御来屋の漁師料理など、キラリと光る取組も出てきていますが、全県的な広がり・テーマ性のあるメニューの提供とはなっていません。鉄道駅、空港等の交通拠点と目的の観光地とを結ぶ交通手段である観光二次交通の利便性も十分ではありません。


取組の方向性等

  1.  「もてなしの意識向上」県民運動により、県民が「もてなし」の意識を向上させ、観光に参画することを推進します。
  2. 旅行会社等と連携しながら、全県的に地域資源を活かした着地型観光メニュー4の充実・情報発信を図り、本県の観光の魅力・知名度を向上させます。
  3. 地域自らが、自然、温泉、歴史、食、文化、人物等に着目し、知恵と力を結集させて地域資源を磨き、行政がその取組内容に応じたサポートをしていきます。県は、各市町村等と連携し、着地型観光メニューを含め、県内各地域の観光商品等のネットワーク化を図ります。いわゆる「御当地検定」など、地域資源に関する知識を深めるとともに、情報発信につながる取組を推進します。 
    (例)
    • 国立公園大山を縦断し、海と高原の美しい景観が連なる美保関・蒜山間の道を「大山パークウェイ(風景の素晴らしい道)」と名付け、寄り道を促す仕掛けにより点在する観光スポットをゆっくりドライブを楽しみながら周遊できる観光ルートとして再構築する取組
    • 鳥取砂丘の魅力を、美しいらっきょう畑と連動させ、鳥取砂丘の更なる観光集客向上に向けて具体化していく取組
    • 若桜鉄道において、若桜駅に保存されている転車台の説明と乗車券をセットにした企画切符を発売して、県内外から多くの観光客を呼び込んだり、若桜駅構内の線路の運転体験を企画する等の取組
  4. 本県が、新たな分野である映画ロケ地やマンガ・アニメの王国として認知される取組を進め、それぞれのファンの来訪の増加を目指します。
  5. 鳥取・米子両空港、県内外の鉄道及び高速道路ネットワークを活用し、近隣県の観光資源と連携した周遊ルートの造成や、マンガ関係施設を巡る旅行等のテーマを設定した広域的な周遊ルートの造成等により、観光客の増加を目指します。
  6. 三徳山の世界遺産登録、山陰海岸の世界ジオパーク5ネットワーク加盟等により、鳥取県と周辺地域(関西、中四国等)を周遊する観光客の増加を目指します。
  7. 鳥取自動車道の開通と、JR・智頭急行等の利便性向上との相乗効果により近畿圏域及び山陽方面、更には名古屋方面からの観光客が全体として増えるよう、キャンペーン等のソフト面、特急の増便などについて、行政、JRのほか旅行会社等の関係機関が協力・提携して観光客誘致活動への取組を進めます。
  8. 米子-ソウル便の利便性の向上、国際チャーター便(貸切りの国際航空便)の増加、定期航路の充実等により、東アジアを中心とした海外観光客の増加を目指します。本物の日本が感じられる国際的な保養地としての評価の定着を目指します。
  9. 本県の自然、温泉、食の魅力等により、農林漁業体験やその地域の自然・文化に触れ交流を楽しむグリーンツーリズムや、滞在型の観光客の増加を目指します。また、経済波及効果の大きい大規模な催し、会議等の誘致も促進します。
  10. 県民の生活を豊かにし、本県のアイデンティティ(独自性・帰属意識)ともなっている民工芸品を更に振興し、観光資源としての活用を推進します。

主な目標指標

項目 現状 目標
観光客入込客数 9,196千人 (平成18年度) 10,000千人 (平成30年度)
県内宿泊者数 178万人 (平成19年度) 200万人 (平成30年度)
外国人宿泊者数 14,000人 (平成19年度) 30,000人 (平成30年度)
  

着地型観光メニュー

従来の国内旅行が、「発地(出発地)」側の旅行会社が行程を組んで、観光客向けに用意された定番の観光地を訪問するスタイルであるのに対し、「着地(地元・到着地)」側が地元の地域資源を活用し、磨き上げ、観光客を受け入れる体制を整えた上で旅行会社、マスコミ等に情報提供し、旅行行程に組み入れて観光客の誘致を図るもの。観光客のニーズが多様化する中、その欲求を満足させる地元ならではの体験・参加型観光が着地型観光メニューであり、本県では先進的に取り組んでいる。

世界ジオパーク

科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園。地質遺産を保護し研究に活用するとともに、教育や地域の振興に活かすことが目的。

県内の観光客入込客数の推移

県内の観光客入込客数の推移のグラフ

県内宿泊者数、外国人宿泊者数の推移

平成19年度県内宿泊者数

178万人

うち外国人宿泊者数 (平成19年度県内宿泊者数の内数)

1.4万人

資料 国土交通省「宿泊旅行統計調査」

  
※各年度予算をクリックすると、将来ビジョンに関連する主な予算が表示されます。

平成24年度予算

平成23年度予算

平成22年度予算

平成21年度予算

  

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