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6.将来ビジョンの実現に向けた取組の方向性  I 「ひらく」地域で・県外で・国外で新時代に向かって扉をひらく
(6)活気あふれる「海外との交流」
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現状・課題

 本県は、日本海を挟んだ対岸の国々と古くからの交流があったという歴史的背景に加え、日本海対岸諸国に近いという地理的利点を生かし、環日本海交流の西の拠点を目指しています。このため、環日本海地域と友好関係を結び、経済、観光、環境、文化等の様々な分野で積極的な交流を進めています。韓国江原道とは平成6(1994)年に友好提携を結び、双方の地域の活性化につながるよう、幅広い分野で交流を進めています。米子-ソウル定期便の就航に伴い交通の接続の利便性も高まり、住民レベルでの交流や江原道を含めた多くの地域との交流が盛んに行われています。平成17(2005)年3月から行政交流が中断していましたが、平成19(2007)年11月に交流が再開しました。

 なお、二地域間交流のほか、韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿海地方及びモンゴル中央県との間で北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットを毎年開催するなど広域的交流も併せて実施し、多くの成果を収めて、意義のある交流を進めてきています。

 また、ブラジルとの交流については、日系人社会の世代交代により本県との交流が無くならないよう、ブラジル鳥取県人会と協力の上、海外技術研修員、留学生等の受入れを行うとともに、日本語指導員の派遣を行うなど、次世代の交流活動を担う人材の育成を進めています。台湾台中県との間では、平成9(1997)年に梨穂木を輸出して以来、幅広い分野での交流が活発化しています。


取組の方向性等

  1. 双方がお互いの国のことをよく理解し、信頼関係を構築・強化して、地域づくり、人材育成等につながるような、奥が深く、継続性のある交流を推進します。
  2. 境港、米子空港等を東アジア地域との交流の拠点とし、環日本海地域を中心として、経済・ビジネス活動、文化、青少年、地域活動、スポーツ、研究、大学等の多様な分野でグローバルな幅広い交流を推進します。交流する地域の状況に応じ、双方にメリットのある交流を進めます。
  3. 北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットなど、広域的な地域間の交流を推進します。
  4. 北東アジア地域と連携して、環日本海地域における環境問題の課題解決に向けた取組を推進します。
  5. ブラジルとの交流について、若い世代を中心とした交流活動の実施を通じて次代の交流活動を担う人材を育て、ブラジル県人会と母県との民間交流の活性化を図ります。
  6. 台湾台中県と、官民様々なネットワークを活用し、幅広い分野での交流を支援・推進します。この他にも、アメリカバーモント州等との戦略的交流を促進します。
  

県が支援した県内民間団体等の新たな交流活動の事業化件数の推移

県が支援した県内民間団体等の新たな交流活動の事業化件数の推移のグラフ
  
※各年度予算をクリックすると、将来ビジョンに関連する主な予算が表示されます。

平成24年度予算

平成23年度予算

平成22年度予算

平成21年度予算

  

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