連続講座「鳥取県の考古学」始まりました!

連続講座「鳥取県の考古学」を開催します!

 鳥取西道路建設時に実施された発掘調査で分かったことや最新の分析を交えて県東部の歴史の一部を紹介する連続講座「鳥取県の考古学」が7月14日(土)から始まりました。
 これから、毎月1回、土曜日を特別開館し、12月まで全6回の開催となります。
 第1回目は、「縄文人はどのように水場を利用していたか」というテーマでした。
 テーマから想像すると、縄文人の飲み水の確保などの話のように思えますが、実は縄文時代の木の匠に関わる話でした。縄文時代の人たちが人工的な水場を作り、そこで木材加工の準備段階として木材を水漬けにしていたこと、その手法によってヒノキ材から精巧なカゴが作られたことなどが説明されました。
 25名の参加者の方々からは、ヒノキからカゴが作られることやその技術の高さに驚きの声が上がっていました。
 講座終了後には、1階展示室で展示解説も聞いていただきました。

 次回は、12月15日(土)「古代人の祈り~木製祭祀具が語るもの~」です。まだ、若干席に余裕がありますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
 →申し込み詳細はこちらをクリックしてください。

講座の様子
講座の様子

講座の様子
ヒノキのヒゴ材の説明に聞き入る参加者

講座の様子
出土したカゴや杓子に見入る参加者

展示解説
講座後の展示解説の様子

  

イベント等の申込

令和6年度鳥取まいぶん講座申込(4月18日(木)~募集開始)


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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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