展示・イベント等

企画展示 「鳥取平野の前方後円墳」始まりました!

 令和4年12月23日(金)から、企画展示「鳥取平野の前方後円墳」が始まりました!
 当センターもその一角にある鳥取平野には、周辺の丘陵上に50基を超える前方後円墳が築かれていることが知られています。しかし、それらは前方後円墳であることやおおよその規模、まれに採集資料が知られるのみで、墳丘測量図などの詳細情報もないものがほとんどでした。
 近年「新鳥取県史編さん事業」に伴い、鳥取平野の大型前方後円墳の航空レーザ測量が行われ、これまでベールに包まれていた前方後円墳の姿が明らかになってきました。さらに、鳥取県農林水産部林政企画課が実施している全県にわたる航空レーザ測量の成果からは、草木に覆われている古墳の姿が明らかになるとともに、新たに前方後円墳と推定される古墳も確認できています。こうした測量成果を検討することで、鳥取平野の古墳研究の進展が期待されます。
 今回の企画展示では、古墳の形や規模、推定される時期など、最新の測量成果によって見えてきた鳥取平野の前方後円墳を紹介します。
 展示期間は、令和5年2月10日(金)まで、開館は平日9時から17時までです。なお、1,2月の間、恒例の第1、第3土曜日午後の特別開館は中止させていただきますので、あしからず御了解ください。 

 また、企画展示と関連して、令和5年1月21日(土)午後1時30分から、第4回鳥取まいぶん講座「鳥取平野の前方後円墳」を開催します。詳細は後日御案内しますが、こちらもどうぞ御参加ください。

iriguti

企画展示入口

tennzihuukei

展示風景


埋蔵文化財センター古代体験メニューを一堂に

 所長室の空きスペースを使って、平成15年から令和4年度にかけて実施してきた「古代体験メニュー」作品例を陳列しました。こうして並べると、当時の記憶もよみがえり、また体験したい!!という欲求にかられます。
 写真1は、皆さんに好評の平成22年以降の「古代まつり」等で実施した、または実施予定であった古代体験27メニューの48作品例です。
 これらの体験メニューは、鳥取県の遺跡で出土した遺物や遺跡をもとに埋蔵文化財センターがオリジナルで作成したもので、現在もお楽しみいただけるものとなっております。事前にお知らせいただけますと、体験することができます。
 今後も、魅力的な体験メニューを開発していこうと思っています。  

  ご期待ください!!

kodaitaikenmenyu

写真1 古代体験作品

 


共同研究報告書を刊行しました!

 当センターと岡山理科大学教授白石純氏が平成31年度から令和3年度にかけて行った共同研究『須恵器からみた古代因幡の流通と交通』の報告書が完成しました。古代の因幡(いなば:鳥取県東部)地域の須恵器(すえき)を研究対象として、八頭(やず)町の私都窯跡群(きさいちかまあとぐん)等の生産地から出土した須恵器(7世紀から10世紀頃)と、岩吉(いわよし)遺跡、高住平田(たかずみひらた)遺跡、良田平田(よしだひらた)遺跡、青谷横木(あおやよこぎ)遺跡等の因幡地域を特徴づける消費地遺跡から出土した須恵器の胎土分析を中心に器の形の特徴や、器に使われた粘土の理化学的分析(蛍光X線分析)の両面から研究しています。また、伯耆、出雲、播磨など周辺地域との比較も視野にいれた研究成果もまとめています。準備が整い次第、鳥取県内の図書館等へ発送するとともに、鳥取県埋蔵文化財センターで販売しますので、ぜひご一読ください。

 販売についてはこちらを御覧ください→リンク
 なお、共同研究の成果を多くの方に知っていただく、「とっとり考古学フォーラム2022『須恵器からみた古代因幡の流通と交通』」を以下の日程で開催します。応募方法等の詳細が決まりましたら、改めてチラシ、ホームページ等でお知らせしますので、ぜひご参加ください。

1 日時

     令和5年3月26日(日)午後1時20分から午後4時40分まで

2 場所

     八頭町八東体育文化センター2階遠見山アリーナ

     (〒680-0611 鳥取県八頭郡八頭町富枝10番地1)

3 講師

     白石純(岡山理科大学生物地球学部生物地球学科教授)
     八峠興((公財)鳥取県教育文化財団調査室)

主催

      鳥取県埋蔵文化財センター、八頭町教育委員会

 

hyousi  mokuzi

 

「古代の森」の樹木についての御指導をいただきました。

 埋蔵文化財センターにある「古代の森」には、縄文時代や弥生時代に暮らしていた人々が道具の材料や実を食料にしていた樹木が植えてあります。

 平成2年に「古代の森」をオープンした頃には、各樹木にネームプレートが掛けてあり、来場された方に樹木の種類が分かるようにしていました。しかし、「古代の森」オープンから30年以上経過した今、ほとんどそのプレートは残っておらず、また、新たに自生した樹木も増えてきていることから、樹木の知識が十分とは言えない考古学専門の職員にとって、来場された方への樹木の解説が難しく、せっかくの「古代の森」が十分に生かされているとは言いがたい状況でした。

 そこで、県立博物館の清末幸久さんをお迎えして御指導をいただき、「古代の森」にある樹木について1本ずつ種類を教えていただきました。53本の樹木について、1本1本丁寧に解説いただきながら御教示いただき、25種類もの樹木があることが分かりました。

 樹木は、アカメガシワ、イヌブナ、カシワ、クスノキ、クヌギ、ケヤキ、シラカシ、スダジイ、トチノキ、クリなどの広葉樹が主流を占めていました。

 クリは実が美味であるのに加え、木材が耐久性や耐水性に優れた硬い木で建築部材に使用されており、トチノキは実に豊富なデンプンやタンパク質を含むことから縄文時代から食料とされ、木材は緻密で加工がしやすく割れにくい特性があることから容器に加工されていました。この2種は、食べてもよしの樹木です。

 今後、改めて樹木プレートを制作して、御来場の皆様に樹木について分かりやすく見ていただけるようにする予定です。

樹木指導1

樹木指導2

樹木1本ずつ、詳しく観察していただきながら御指導いただきました。


クヌギのドングリ、拾い頃です!

 先日、コナラのドングリの記事をアップしましたが、季節が進んでコナラも終わり、現在はクヌギのドングリが時期を迎えています。
 「古代の森」で一番大きなクヌギの木は復元前方後円墳の横にあり、古墳の周辺や上には大量のドングリが殻斗と一緒に落ちています。
 クヌギのドングリは、直径2cmを超える大きくてまん丸な実とモシャモシャの殻斗が特徴です。その大きさからいろいろな工作にもオススメのドングリ、今なら好きなだけ拾い放題です(開館時間内においでください)。
なお、もう少ししたらシラカシのドングリの時期となりますので、どうぞお楽しみに。

donguri

クヌギのドングリ


企画展「因幡の須恵器」開催中!!

 令和4年11月2日(水)から当センター展示室で、須恵器をテーマにした企画展「因幡の須恵器」を開催しています。
 当センターでは平成31年度から令和3年度にかけて、因幡地域の古代の遺跡から出土した須恵器を研究対象として、岡山理科大学教授白石純氏との共同研究を行いました。今回の企画展では、その際に研究対象とした、八頭町の私都窯跡群(きさいちかまあとぐん)から出土した須恵器(7世紀から10世紀頃)を中心に展示しています。
 器の形の特徴と、器に使われた粘土の理化学的分析(蛍光X線分析)の両面から、伯耆や出雲など周辺地域との比較を行った研究成果の一部を紹介しています。
 会期は令和4年12月16日(金)までです。お見逃しなく!
 なお、共同研究の成果を多くの方に知っていただく、とっとり考古学フォーラム2022「須恵器からみた古代因幡の流通と交通」を、令和5年3月26日(日)に開催する予定です。詳細が決まりましたら、改めてホームページ等でお知らせしますので、ぜひご参加ください。

tennzisituiriguti

展示室入口

kikakutennzi

企画展示の様子

sueki

山ノ上窯跡出土須恵器の展示


これを知ったら時代がわかる!!

 鳥取県埋蔵文化財センターには、開発に伴う発掘調査で出土した遺物がコンテナ約22,000箱以上収蔵されています。
 これまでは、出土遺物の公開は厳選されたモノを展示会等で、期間限定でご覧いただいていましたが、埋もれた出土遺物に光を与えるべく、センター本所2階廊下で、本日令和4年10月14日(金)から収蔵展示を始めました。
 時代・時期を推測する考古学の方法である「土器編年」について、まずは、実物の土器を用いて古墳時代の土器(土師器:はじき)を時期毎に展示しました。長瀬高浜遺跡(湯梨浜町)など県内の集落遺跡出土遺物を中心に、鳥取県の古墳時代前期から終末にかけての、土器の形の詳細な移り変わりをご覧いただきたいと思います。
 少し専門的な内容ではありますが、古墳時代にはどのような形の土器があるのか、土器がどのように変化していくのかを知っていただき、古墳時代の時期を推測する手がかりを見つけていただきたいと思います。1階展示室と併せてぜひご覧ください。

syuzoutenzi

2階収蔵展示の様子


実りの秋! 今年はドングリが豊作です!!

 10月も中旬となり、朝晩めっきり涼しく、秋らしい陽気になりました。
 「秋」と言えば「実りの秋!」。稲刈りも進んで新米を楽しまれている方も多いと思いますが、古代の人々にとっても秋は収穫の時期でした。
 当センターの周囲には、「古代の森」として、古代の人々が利用していたドングリがなる木々が植えられており、毎年秋には多くのドングリがなっています。特に、今年は豊作で、今はコナラのドングリが足の踏み場もないほど落ちています。残念ながら、アクを抜かないと食べられないので、利用するのはなかなか難しいのですが、これほどの収穫があれば、古代の人々も大喜びだったでしょう。
 これからさらに、シイやカシ、クヌギといった色々なドングリも採れるようになります。埋蔵文化財センターの開館時間であれば、自由に拾っていただいて構いません。天気のいい秋の日、古代の人々になったつもりでドングリ拾いをしてはいかがでしょうか。

donnguri

コナラのドングリ


GIGA(ギガ)スクールフェアに出展しました。

 令和4年8月21日(日)に倉吉未来中心で開催された、「GIGAスクールフェア2022inとっとり」(主催:鳥取県教育委員会)に、埋蔵文化財センターも出展しました。最近のコロナ陽性者数の急増で開催が危ぶまれていたのですが、対策をしっかりと取り、開催にこぎ着けました。当センターは、『デジタルDE(で)考古学』と題し、「古代山陰道XRを体験しよう!」「出土品の3DCGを作ろう!」の2つで、ICT(アイシーティー)を考古学に活用する取組を紹介しました。

 メインブースで展示した「古代山陰道XRを体験しよう!」では、約30名の方にXRを体験していただきました。航空レーザー測量により地形測量を行ったデータを活用し、発掘調査の成果をもとに古代山陰道や周辺の様子を復元したことを解説すると、皆さんとても感心されていました。中には、「都までどのくらいかかったのですか?」「馬は疲れなかったのですか?」など、鋭い質問をされるお子さんもいました。なかなか言葉で説明してもイメージしにくいものも、こうした復元動画があると理解しやすくなります。

kodaisandou

古代山陰道XRを体験する様子

 セミナールームで行った「出土品の3DCGを作ろう!」では、2回の実施で合計6名の方にデジタルカメラを使った三次元画像の作成を体験していただきました。今回は、古墳時代の土師器を題材に、少しずつ回転させながら写真を撮影し、それをパソコンに取り込んでソフトを使って三次元画像を作りました。

3DCG

デジタルカメラを使った三次元画像の作成を体験

supekku

パソコンを使って写真から三次元画像を作成する様子

 パソコンのスペックにより、少し時間がかかってしまうといったこともあったのですが、写真から簡単に三次元画像を作成できることを知って、皆さん驚かれていました。
 当センターのICTを活用する取り組みは、最先端ではないまでもかなり進んでいると思います。今後もこうした取り組みを進め、もっと埋蔵文化財や考古学を身近に感じてもらえるように頑張っていきたいと思います。


文化財で使われる新しい計測技術

 令和4年7月29日から企画展示「文化財の三次元計測」を行っています。

 今回の展示では、三次元計測技術が文化財の調査や活用にどのように使われているかを紹介していますが、その1つをご紹介します。

 鳥取市気高町の下坂本清合(しもさかもとせいごう)遺跡では、室町時代の備前焼の壺に大量の銅銭が納められた状態で見つかりました(埋蔵銭と呼ばれます)。

 見つかった壺は、一部が割れていたことで、銅銭が納められたようすがよく分かる状態でした。そのままの状態で残すことも考えられましたが、入っている銅銭の枚数や銅銭の種類などを知るためにはすべて取り出す必要がありました。そこで、銅銭を取り出す前に3次元計測を行うことになりました。

 計測には、レーザーを照射して対象物の計測を行う器械が使われました。作業は回転台の上に壺を乗せて、少しずつ回してレーザーを当てる場所を変えながら計測を行い、コンピュータ上で計測したデータを合成することで壺の全体形を作り上げていきます。

 今回できあがった三次元データには色情報がありませんので(色情報も記録できる器械もあるそうです)、同時に撮影した写真をデータの表面に貼り付けることで、あたかも本物の壺がコンピュータの中に現れます。このデータは見る人が自由に回転させたり、拡大して細かい部分の様子を見たりできます。

 その後、三次元データを基に出土した状態のレプリカが作られ、壺の中に入っていた銅銭とともに展示できるようになっています。

 今回は、ロビーに本物の壺と銅銭を展示するとともに、展示室内にレプリカを展示していますので、見比べていただきたいと思います。

honmonomaizouseni

本物の埋蔵銭

sanzigennkeisoku

三次元計測のようす

maizousenisanzigenn

埋蔵銭の三次元画像

repurika

埋蔵銭のレプリカ

イベント,講座,施設見学,資料調査等のお申込み

イベント・講座等お申込みフォーム

  • ここでお申し込みいただける講座等

・まいぶん講座

・「孫と一緒、親子一緒に学ぶシリーズ 中山先生の発見!地域の歴史」

  • ここでお申し込みいただけない講座等

 ・とっとり考古学フォーラム

 ・調査研究成果発表会

刊行物お申込み関係


センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


埋蔵文化財センターについて


目的から探す


関係先へのリンク

  

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000