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2019年07月18日
「チョコレートで鋳造体験」を倉吉市の西郷中学校で行いました。

倉吉市の西郷小学校3年生親子会で「チョコレートで鋳造体験!」を行いました。


最初に、天ぷらを揚げる時と同程度の温度で溶ける特殊な金属を用いて古代鏡鋳造デモンストレーションを行いました。子どもも保護者の方も、液体になった金属に興味津々でした。


そこから2会場にわかれてドキドキわくわくの「チョコレート鋳造体験」を開始しました。38組、計約80名という大所帯でどうなるかと思いましたが、保護者の方も手伝ってくださり、スムーズに進めることができました。


チョコの型入れが終わり、冷蔵庫へ入れてから冒頭で鋳造した鏡を取り外すと、皆さんから「凄い!」の声。鏡と聞いて、現代の鏡のように姿がはっきり写らない様子を見て不思議そうにしている子どももいましたが、その後の歴史講座で、古代の鏡は実用品ではなく、権威の象徴であったことの説明も行いました。今回の型の元になった、青谷上寺地遺跡出土の星雲文鏡の他、倉吉からも細かい細工が施された鏡が出土していることなどをお話しました。

歴史講座の後は、再び2会場に分かれてチョコレート作りの続きへ…と、ここでトラブル発生。
なんと、人数が多く、夏場ということもありチョコが冷え切っていなかったのです!!!

こまめに手を冷やしながらチョコレートを型から取り外すも、触る途端に溶けてしまい悪戦苦闘…なんとか頑張ってデコレーションを終えると、皆さん笑顔でした。


子どもたちからは、難しかったけど細かい模様があって驚いたといった声を、また保護者の方からは、楽しく勉強できて、良い体験もできたという声を聞くことができました。

 

1.溶けた金属を型に流し込む様子    

2.チョコレートを金属に見立てて型に流し込む様子

 

 

3.歴史講座の様子

 

4.溶けるチョコレートと格闘しながらデコレーションする様子

 

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 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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