表彰関係者、推進会議加入団体、一般、事務局 計105名
○あいさつ 教育長
- 学校、団体、PTAがキャンペーンを取り組んでくださったおかげで、広まってきた。県民みんながいろんな立場で学校を支えていくことを進めたい。
- キャンペーンを開始して3年半を迎えた。楽しみながら取り組んで、是非県民運動にしたい。
- 4年間行ってきた基礎学力調査結果から、きちんと朝ごはんを食べている子、ルールマナーを守っている子たちは、学力の点も良いということが証明された。
- 鳥取県の子どもたちは我々の力で育てていく、支えていくという気持ちで今後も続けたい。
(1)表彰式
・優秀実践事例(9団体・個人)
・実践賞(11団体)
(2)事務局報告事項
(3)優秀実践事例の発表
○米子市立河崎小学校
- 取組みは、生活習慣を身につけることにより、学力・体力の向上、自己肯定感を高めることができ、なおかつ、家庭との連携、家族間のコミュニケーションを図り保護者の意識を高め、協力を得ることを目的にはじめた。
- 取組みは4年目を向かえ、児童に浸透してきた。朝の時間を意識しながら生活する児童が増え、不登校傾向にある児童も励みになっているようである。1年生からいきいきキャンペーンを行っている4年生以下の児童には、不登校傾向や遅刻がほとんどない。
- 家庭での協力があっての成果ではあるが、PTA組織としての取組みとはなっていないところが大きな課題である。
- 生涯を通して心も体も健康的に過ごすために今できることを確実に継続して取り組んでいきたい。
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○南部町立西伯小学校
- 平成19年度よりコミュニティースクールとして活動を始め、まずは、子どもたちや地域の実態の分析を行った。
- 子どもたちの実態について分析した結果、関わるのが苦手、掃除が苦手という子どもたちが多いことが分かった。
- 地域から「あいさつや声かけ」「読み聞かせや図書室の環境整備」「子どもたちと一緒に掃除・草取り」を行うボランティアを募り、「あいさつ・読書・働く」から取り組んだ結果、自分から大きな声であいさつするようになったり、本の貸出冊数が増え、本好きの児童が増えている。
- 子どもたちと地域が一緒になって活動していきたい。
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○大山町立名和小学校PTA
- 3小学校の統合により、半数以上スクールバスでの通学となり、生活リズム、環境の変化が起こった。
- 家庭地域学校が連携し、子どもたちのよりよい成長を目指すため、朝ごはんを食べる、親子で読書をするなど目標を決め、取り組んだ。
- 最初は、取組(提出)率は60%くらいだったものが、後半は80%くらいの取組率となった。
- マンネリ化してきているため、みんなが取り組めるよう内容を変更していきたい。
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(4)意見交換会
(●:質疑、○:応答)
●PTA、保護者との関わりについて、またどういう感想を持っているか。
○(河崎小学校)学校が主体となっている。家族の協力はあるが、PTA組織としての取組みまでにはなっていない。
キャンペーン週間には、子どもたちも保護者も生活週間を意識して生活することができてよい、2ヶ月に1回ではなく毎月してほしいという意見もある。
○(西伯小学校)PTAと協働するようにしている。保護者はとても忙しく、なかなか活動に参加してもらうのは難しい。
●名和小が統合する際のPTA同士の連携、協力など何か工夫があったか。
○(名和小PTA)統合前のことは詳しくないが、役員は旧地区ごとに出すようにしている。各事業は、事前に話し合いを行っていた。
●発表された取組みについて、今まで発表する機会はあったか。
○(名和小PTA)昨年度は西伯郡のPTAで発表した。今年度は、明日小学校で発表する。
○(西伯小学校)取組みをはじめてまだ半年足らずであり、これから地域や保護者の方に発表していきたいと考えている。
○(河崎小学校)PTA総会、参観日の学級懇談などで、説明、講演を行っている。地域の方の学校見学の際にも話をしている。養護教諭の全国大会でも発表した。
保護者が集まるというのが困難であるため、新1年生の保護者説明会などたくさんの保護者が来る場所には出ていっている。
●基本的な生活習慣の定着といった取組みは、学校が主体となり行っている場合が多いが、名和小はPTA主体の取組みとなっていることに感心した。学校主体からPTA主体となった経過はどんなものか。
○(名和小PTA)旧名和小で実践していた取組みを引き継いだ。
●生活習慣の見直しを進めているが、PTAから声が上がらず、学校主体で行っている。保護者は協力的だが、いつPTA主導にしていったらいいのかと悩んでいる。名和小がPTA主導になったきっかけを詳しく教えてほしい。
○(名和小PTA)統合に対しての(生活習慣の変化への)危機感があり、学校でも行っていたが、基本的な生活習慣は家庭だという副会長の言葉もあり、PTAがやろうということになった。保護者が統合をいいチャンスと捉えてくれた結果だと思う。