坊垣爵山城の踏査を行いました!

坊垣爵山城の踏査を行いました!

 6月19日(水)に鳥取市岩倉地区にある「卯垣爵山城」(ぼうがきしゃくやまじょう)を踏査しました。この卯垣爵山城は、江戸時代の古文書『因幡志』『因幡民談』などに登場する戦国時代の山城で、国府町甑山城の山中鹿介と鳥取城の武田高信の戦いにも関連したとされる城跡です。

 踏査では、曲輪や横堀、竪堀、土塁などを確認し、とくに因幡では珍しい横堀が土塁とともに良好な状態で残っていることが分かりました。標高50mほどの低丘陵上に築かれた城ですが、岩美へ抜ける街道と国府へ向かう街道が合流する交通の要衝にある重要な城であることを改めて感じました。

縄張り図

爵山城縄張図(吉田浅雄氏作成図)

遠景

爵山城遠景(手前はJR高架部分)

土塁と堀

良好な状態で残る横堀と土塁

主郭

主郭部分(現在、鉄塔が立っている。)

  

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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