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ひとつ ふたつの赤ちゃんが(言葉遊び歌)江府町御机

昭和39年(1964)8月7日、江府町御机で採集

歌詞

一つ二つの赤ちゃんが 三つ蜜柑を食べ過ぎて 四つ夜中に腹こわし
五ついつものお医者さん 六つ向かいの看護婦さん 七つなかなか治らない
八つやっぱり治らない 九つこれではもうだめだ 十にはとうとう死んじゃった
(歌い手:昭和24年生まれ)
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解説

  数え歌形式の言葉遊び歌である。子どもの世界には、いろいろなものを数え歌に詠み込んで、それを楽しんでいる。
 この歌は赤ん坊の一生をうたったものであるが、ミカンを食べ過ぎた赤ん坊が急病になって死んでしまうという、とんでもない内容を持っており、このような歌を作らなくてもよいではないかと思われそうではあるが、子どもたちはそんなことには全くおかまいなしである。数え歌になっておりさえすれば、それでよいというのか、けっこう厳しい内容の歌をうたっている。類歌ではないが、同じような数え歌として、東部地区の八頭郡郡家町で聞いた歌を紹介しよう。

いっちゃんげの兄ちゃんが さんちゃんげーにしっこして ごめんも言わずにろくでなし 殴ったるけえ はったるけえ 今度来たら戸を閉めたるけえ(歌い手:女性:昭和25年生まれ)

 これもまた一種の悪口歌であろう。島根県益田市匹見町では、

一つ二つハゲがある 三つ醜いハゲがある 四つ横ちょにハゲがある
五ついがんだハゲがある 六つ向こうにハゲがある  七つ並んだハゲがある
八つやけどのハゲがある  九つここにもハゲがある  十でとうとうハゲだらけ(歌い手:昭和36年生まれ)

  年齢を重ねた人の禿頭は、人生の豊かさを象徴するようで、なかなか貫禄を感じさせるものであろう。しかし、若いときのそれは、本人になってみれば、やはり恥ずかしいのではないか。ところが、子どもたちの世界ではそのような気持ちを全く配慮せずに、こうして歌の材料にしてしまう。敢えて言えば非情の世界である。ここにはたまたま益田市匹見町の例を挙げたまでで、類歌は各地に残されている。


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