鳥取砂丘の外来植物
(レプリカ)
鳥取砂丘では、1970年代頃から砂の移動が少なくなり、砂丘に本来生えていない内陸性の植物の侵入・定着が目立ち始めました。その中には外国からやってきた外来植物も多く見られます。植物が定着するとますます砂の移動が抑えられ、砂丘の草原化が進みます。鳥取砂丘では、調査と検討の結果、砂丘の景観を保つために1991年から計画的な除草活動が行われています。
現在砂丘地内にもっとも広く分布している外来植物はオオフタバムグラですが、コマツヨイグサもよく目立ちます。オアシス付近には、メマツヨイグサやセイタカアワダチソウなどの背の高い外来植物も見られます。6~7月には、寄生植物のアメリカネナシカズラが、海岸沿いの砂丘植物をおおうことがあります。
このコーナーでは、オオフタバムグラと、ハマゴウにからまったアメリカネナシカズラのレプリカが展示されています。