防災・危機管理情報

  

<居場所>

教育委員 佐藤 淳子

 初めまして! 12月から教育委員でお世話になることになりました。
 初めての協議の場・・・胃が口から。。。いえ!心臓が口から出そうとはこのこと。

 いま、何を言えばよいのか、自分の意見を今言ってよいのか大変に緊張のひと時でした。それは、この場所がまさに鳥取に生きる子どもたちの環境を作る場でもあると実感したからです。
 「緊張します」そう言った自分の存在を周囲の方々は受け入れていただいたのかと感じることができました。自分の不安な気持ちが言える環境があったということです。

 とはいえ、「ここに居ます」「ここに居たい」と個人が思っても簡単に作れるものではないわけで、逆に「ここに居ていいよ」と言われても居心地の悪さを感じたりすることもあるはず。その溝を埋めるものは何なのでしょうか。設備や制度では補えない目に見えにくいものが大きく影響しています。例えば、交流スペースを企画設定してもなかなか人が集まらない。もちろん開催場所の立地や、設定時間のも問題と感じる人もいますが、そこに参加者個人個人を受け入れる環境と、何より安全や安心感が持て、集う人たちが信頼できる相手と思える…となって初めて「自分の居場所はここ」と思えるのでしょう。
自分は普段務める職場においても、スタッフ、役員、関係団体等信頼して仕事ができる環境にあります。そこに自分の居場所があると実感できる環境ということです。

 ただ残念ながら、仕事の対象者や周辺の人の中には居場所を求め、苦しみ、悲しさやさみしさ、不安を抱えている人たちが多くいるのが現状です。自分の居場所をずっと求め探しているかと思えます。
自分が安心し、「ここにいていいんだ」と実感することのできる場所があれば、生活そのものにも好影響があるのは当然。

 先にも言うように、対人間であることで、個人でできることは大変限られていると実感することが多くあるのですが、確かに!確実に!!人が人とかかわることで居場所が見つかる人がいます。そんな一人になりたいものだとつくづく考える昨今。
・・・まずは、環境的居場所の一つお風呂につかりましょう!!


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