施設見学

埋蔵文化財センターの見学

[令和3年10月掲載]


宮ノ下小学校児童が埋蔵文化財センターで古代体験をしました。

 令和2年11月20日(金)に、宮ノ下小学校の児童11名が、学校のクラブ活動の一環として埋蔵文化財センターで古代体験をしました。今回は、「弥生の組みひもづくり」体験を行いました。

 国史跡青谷上寺地遺跡で弥生時代の組ひもが出土しています。この体験では、弥生時代の人達のひも作り技術が体感できます。青谷上寺地遺跡の組ひもは、ツヅラフジで作られていますが、この体験では代わりに毛糸を使います。3色の毛糸をそれぞれ輪にして結び、両手の人差し指・中指にかけ順番に編んでいくのですが、なかなか難しく児童達は苦戦をしていました。編んではほどいてやり直しを繰り返す児童もいましたが、少しずつ編みあがっていくと、「おー出来てきた」などの声が聞こえ、完成すると「かわいいのができた!」と喜びの声を上げていました。また、体験が終わった後には、「弥生時代の人達は器用だったんだ」「技術はすごい!!」との感想も聞けました。弥生人の物作り技術を体感することで、弥生時代をぐっと身近に感じることができたようでした。

 今回は30分という短い時間だったので完成できず、家に帰っても作るという児童もいましたが、皆満足し帰っていきました。

どの色にするか真剣に選んでいます。

組みひもが完成に近づいて来てます。


関金小学校児童が埋蔵文化財センターを見学しました。

 令和2年11月19日(木)に、関金小学校の児童25名が、埋蔵文化財センターを見学しました。今回は、展示見学と石包丁づくり体験を行いました。

 中世までの歴史学習のまとめとしての見学ということで、展示室では、旧石器時代から古墳時代の主な出土品や、企画展「西伯耆の中世城館」の展示品などを興味深そうに見学していました。

 鳥取県に遺跡は幾つあるでしょうか?の質問に児童からは「50」「100」「500」という声があがりましたが、正解が約18,000箇所であることを知ると驚いていました。そして、展示室内の鳥取県遺跡MAPで児童達の地域の鳥越山須恵器窯跡などについて説明をすると、普段から使っている運動公園の横にあると知って、「そんな所にあるなんて知らなかった」と驚きながら興味深そうに見ていました。また、青谷横木遺跡の丸木舟が修理して使っていたことなどに関心を持っている様子でした。やはり実物を見るとその時代の人々がどの様な生活をしていたのか実感がわき、興味がわいてくるものと思います。

 石包丁作りでは、粗く形作った粘板岩を砥石で研いだり、磨いたりして整形し、刃をつけて完成させます。石を整形する作業には児童達は苦戦していましたが、石の形が変わっていくことが不思議に思ったようで「本当に刃ができた!」など驚きの声を上げていました。また、体験が終わった後には、「弥生時代の人達の石を加工する技術はすごい!!」との感想も聞けました。やはり、歴史学習に体験は欠かせません。

 休憩時間には、手裏剣投げも体験してもらいました。なかなかできない体験をして、満足し児童達は笑顔で帰っていきました。

展示室の見学の様子

石包丁づくりの様子

 

忍者の気分で手裏剣投げ


国府東小学校児童が埋蔵文化財センターを見学しました。

 令和2年11月4日(水)に、地元国府東小学校の児童11名が埋蔵文化財センターを見学しました。

 今回の見学では、展示見学と勾玉づくり体験を行いました。中世までの歴史学習のまとめとしての見学ということで、展示室では、児童達は熱心にメモを取りながら、旧石器時代から古墳時代の主な出土品や、企画展「西伯耆の中世城館」の展示品などを興味深そうに見学していました。中でも、ロビーに展示してある木製祭祀具の人物(人形)に顔が表現してあることなどに関心を持っている様子でした。これぞ「百聞は一見にしかず」!教科書の写真だけでは、児童達の関心を引き出すには限界があります。本物を解説付きで見たからこそ、興味関心を高めることができると思いました。

 また、児童だけでなく、先生も縄文時代の獲物を捕る「落とし穴」にとても興味を持ち、「すごい」と言っていました。

 展示見学の後は、勾玉づくりを体験しました。児童達は、石を紙やすりで削ることに悪戦苦闘してましたが、それぞれ時間いっぱい真剣にオンリーワンの勾玉を作成して満足そうでした。

展示室の見学の様子

勾玉づくりの様子


国府中学校生徒が埋蔵文化財センターを見学しました。

 令和2年10月29日(木)に、地元国府中学校1年生が埋蔵文化財センターを見学しました。

 2グループに分かれ、展示室・ロビーの展示解説と旧国府町の遺跡についての解説を行いました。さすがに地元だけあって、「古代まつり」などで来館したことがある生徒も多かったようです。

 展示室では、熱心にメモを取りながら、旧石器時代から古墳時代の主な出土品や、企画展「西伯耆の中世城館」の展示品などを興味深そうに見学していました。中でも、大型モニターで展示している「鳥取県遺跡MAP」は、わかりやすい説明と写真で興味を引いたようでした。また、旧町内の遺跡についての解説では、遺跡が多数あることや、古代因幡国の中心地であったことなどを聞き、郷土の歴史により関心を高めたようです。

 なお、埋蔵文化財センターでは、学校・団体の見学で、展示解説だけではなく、勾玉づくりや火おこし体験など、様々な古代体験メニューを用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

  

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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