約100名の参加をいただき、たいへん盛況となりました。会場にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

          会場の様子
1 日時
 平成28年2月5日(金)
2 場所
 倉吉交流プラザ視聴覚ホール(倉吉市駄経寺町212-5) 
3 内容
(1)オーストリア視察概要説明
  鳥取県林政企画課 小山 敢
(2)オーストリア研修成果報告
「オーストリアの育林」
 鳥取県東部森林組合 森岡賢一氏
 
「オーストリアの林道」
 鳥取県八頭事務所 熊澤 孝一氏
 
「オーストリアの安全対策」
 株式会社グリーン・シャイン 手島 慎司氏
 
「オーストリアの素材生産」
 鳥取日野森林組合 神庭 進 氏
 
          
        
        
          
          1 場所
  鳥取県立図書館大研修室(鳥取市尚徳町101)
2 日時
  平成28年2月12日(金)午後1時30分から

         平井知事の挨拶の様子

         平井知事との集合写真
3 指導林家認定書授与式
 地域の模範となる優れた林業経営の実践、技術等を通じて、地域の林業後継者 の育成指導に当たる林家を5年以内の任期で知事が認定します。
 今回の認定者は以下の6名です。
  赤堀 完治  氏 (智頭町 林業経営)
  杉山 信一郎 氏 (琴浦町 林業経営)
  高本 洋一  氏 (倉吉市 椎茸生産)
  宮本 芳満  氏 (日南町 林業経営)
  清水 泰氏 (大山町 林業経営)
  上谷 春氏 (日野町 椎茸生産)(認定式欠席)
4 青年林業士認定書授与式
 おおむね5年以上地域の林業の担い手として、意欲的に林業生産活動を展開しているおおむね40歳未満の者を5年の任期で知事が認定します。
 今回の認定者は以下の8名です。
  宮本 和也 氏 (鳥取市 有限会社宮本組勤務)
  聲高 清志 氏 (智頭町 株式会社サングリーン智頭勤務)
  塚本 耕司 氏 (北栄町 鳥取県東部森林組合勤務)
  清水 勇介 氏 (鳥取市 鳥取県東部森林組合勤務)
  山根 典明 氏 (若桜町 八頭土木建築有限会社勤務)
  赤堀 宗範 氏 (智頭町 自営(赤堀農林))
  鈴木 秀之 氏 (大山町 自営(名和林産))
  鈴木 伸也 氏 (大山町 自営(名和林産))
5 研修会 
 「林業経営と安全対策」
  有限会社安田林業 代表取締役 安田 孝氏
   息子に林業を継がせたいという想いから、安全対策には妥協はない、
   適切な対策をせず林業は危険だと言って欲しくない、
   安全対策を追求すれば林業経営も向上する、など、
   たいへん熱のこもった講演内容でした。
 

             安田社長の講演の様子
          
        
 
        
          
           再生可能な森林資源を最大限に持続的利用し、林業・木材産業・バイオマス利用の発展により豊かな地域作りを進めているオーストリアの取り組みを学び、森と木を活かした地方創生へ向けた活動のキックオフとなる大会宣言を行うフォーラムを平成27年7月3日(金)に三朝町総合文化ホールにおいて開催したところ、350名の参加をいただきました。 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

1 開会
  開会挨拶       鳥取県林業協会会長  森下洋一 
  ビデオメッセージ   鳥取県知事      平井伸治 
  歓迎挨拶       三朝町長       吉田秀光 
 
    
鳥取県林業協会森下会長の主催者挨拶  林副知事からビデオメッセージの紹介

          平井知事からのビデオメッセージ

             三朝町 吉田町長による歓迎挨拶
2 基調講演
  「オーストリアの林業と地方創生」                 
    在オーストリア日本国大使館    
      特命全権大使 竹歳 誠氏  

(講演要旨)
・オーストリア国と林業の概要のほか、オーストリアの地方創生の取組例として、70%の人が出稼ぎに出ていた人口4,000人のギュッシングという貧村がバイオマス発電を行い、安い熱と電力を供給することで企業誘致に成功し、1,100人の雇用を創出したことを紹介。
・地域外へ出てしまっている化石燃料を買うためのお金を再生可能なバイオマス資源の利用に使うことで、お金が山村地域内で循環する。そのような経済構造にすれば、雇用も生まれ持続的発展へとつながって、鳥取県の山村地域は豊かになれる。 
・人口が少ないからこそ鳥取県の地方創生は林業や観光で手を打てばできる。
講演内容テープおこし(246KB)
3 パネルディスカッション 
  「始めよう 森と木を活かした地方創生」 
    コメンテーター    在オーストリア日本国大使 竹歳  誠氏  
    コーディネーター   鳥取大学農学部教授  山本福壽 氏  
    パネリスト      株式会社皐月屋・青年林業士 大谷訓大 氏  
       〃       鳥取県中部森林組合業務部長 枡井弘文 氏 
       〃       日南町森林組合販売リーダー 木村実次 氏 



(パネルディスカッションの概要)
 まず、昨年のオーストリア研修に参加した3人のパネリストがオーストリアで感じた事を順に述べた。
大谷氏:「オーストリアの森林所有者の林業経営意識の高さや、エコロジーとエコノミーを両立することによる持続的林業が印象的だった。」
枡井氏:「オーストリアは、国家資格を持ったフォレスターが集約化を担い、高性能な架線系機械で効率よく大規模に木材生産が実施されていたこと、そのために必要な路網整備がたいへん進んでいたことが印象的だった。」
木村氏:「オーストリアは、日本にはない原木年間消費100万m3クラスの製材所がいくつもあり、大型トレーラー運搬やカスケード利用が進んでいることが印象的だった。」
 続いてオーストリア研修を経て、鳥取県でまずやるべき事についてパネリストが順に意見を述べた。
大谷氏:「林業は持続性が重要。自分のような自伐林家は"一度たずさわった山から離れれない経営”を大事にしており、良い山を作ることで未来への投資としたい。」と語った。
枡井氏:「森林所有者に山の将来像を示すことが重要。将来像の実現のため山に合った作業システムや路網整備を考えなければいけない。そして急峻な地形の多い鳥取県では車両系システムでは限界があるため、オーストリア製の架線系林業機械を導入したい。」と語った。
木村氏:「航空レーザー測量による”在庫(資源)管理”と、集約化や機械化による”生産管理”を高め、川上と川下の木材に対する情報をつないだ上で”流通管理”を行い、これら3つの管理の改革によって、国際競争力もある大型製材工場を誘致したい。」と語った。
竹歳大使:「鳥取県の林業が、是非若い方が元気に働いていただけるものになって欲しい。」とのコメントをいただいた。
 
4 大会宣言 
    鳥取県中部森林組合  金山俊彦 氏           
       〃       岸田典子 氏 

5 パンフレット
オーストリア林業フォーラムパンフレット(989KB)  
          
         
        
          
          目的
 意欲を持って林業生産活動を展開している若手の林業者を青年林業士として認定し、その活動を助長して、林業の活性化を図るものとする。
平成27年度の認定者
 
谷口 正樹(八頭中央森林組合)
林産班の班長を務め、若手職員への立木伐倒や機械操作等の技術指導を行い人材育成に努め、搬出間伐を推進して地域の森林整備に貢献している。
西尾 愛治(八頭中央森林組合)
造林班の作業班長を務め、毎年新規に林業に従事してくる若者に造林、下刈り、雪起こし、枝打ちなどの基本的な林業技術の指導・育成を図り地域の森林整備に貢献している。
西尾 光弘(西尾林業)
西尾林業入社以来、造林や間伐・搬出作業に従事し社の作業の中心として活躍している。鳥取式作業道開設士の資格を取得し年間1,000メートル程度壊れにくい作業道を開設している。
天川 満生(鳥取県東部森林組合)
東部森林組合の造林作業の班長として、新規班員に造林・保育の基本的技術を指導・育成しながら業務を遂行。特に放置竹林の整備に貢献している。
 
森本 禎之(鳥取県東部森林組合)
森林組合に就業以来、搬出間伐に従事。現在は林産班の班長として、後進の指導にあたるとともにハーベスタのオペレーターとして地域の間伐推進に貢献している。
森岡 賢一(鳥取県東部森林組合)
都会からIターン者として林業に就業。現在は林産班の副班長として若手作業員に手本を示しながら伐倒や機械操作等を指導して、間伐推進に貢献している。
山下 光太郎(鳥取県東部森林組合)
林業就業依頼、造林・保育作業に従事。現在は造林班の班長として、新規就業者等後進に基本的な林業技術を指導・育成し、竹林の整備等に大きく貢献している。
尾崎 健太(鳥取県東部森林組合)
東部森林組合に就業以来、造林・保育そして搬出間伐まで幅広い作業に従事。現在林産班の副班長として若手作業員に手本を示しながら間伐推進に貢献している。
金山 俊彦(鳥取県中部森林組合)
中部森林組合に就業以来、林産班で間伐作業に従事。現在林産班の班長として、立木伐倒や機械操作等を後進に指導しながら地域の森林整備に貢献している。また鳥取式作業道開設士の資格を取得し、壊れにくい作業道開設を推進している。
神庭 進(鳥取日野森林組合)
鳥取県林業作業士、鳥取式作業道開設士で鳥取日野森林組合における作業道開設、林業機械操作の第一人者で林産班の班長を務め後進の指導にあたっている。
船越 規輝(鳥取日野森林組合)
鳥取県林業作業士、鳥取式作業道開設士として、鳥取日野森林組合において、高密度の作業道開設と林業機械による低コスト林業を実践している。
増田 雅広(株式会社増田林業)
家業の素材生産業に従事し、株式会社増田林業を設立、代表取締役に就任。鳥取式作業道開設士を取得し、作業道を開設しながら地域の森林の間伐を行っている。地域の広葉樹資源を有効に活用するために椎茸生産も行っている。 
          
        
 
        
          
          1.期日及び場所
 平成27年3月4日(水) 中部総合事務所202会議室
2.評価の目的
 各林業普及指導区の活動成果を客観的に評価し、次年度の活動に適切に反映していくことを目的に、外部評価委員による評価を実施した。
3.実施方法
(1)評価対象
 平成26年度に各普及指導区で実施した11課題
(2)評価委員 
    
        
            |  区分 | 職業等  | 氏名  | 
        
            |  青年林業士 | (有)大下林業代表取締役  | 大下 武夫  | 
        
            |  森林組合 | 鳥取県中部森林組合参事  | 加藤 栄隆  | 
        
            |  木材業界 | (株)中部林産代表取締役  | 中西 康夫(欠席)  | 
        
            |  ボランティア | 鳥取@森女(NPO法人賀露)  | 市橋 佳奈  | 
        
            |  青年林業士 | (株)増田林業取締役  | 増田 雅広 | 
        
            |  樹木医 | 鳥取大学技術部技術職員  | 米田亜沙美  | 
        
            |  椎茸 | 椎茸生産者  | 池岡 二美(欠席)  | 
    
 
(3)評価方法
 各普及指導区の課題について、概要説明と質疑応答を行い、外部評価委員一人ひとりが、次の評価項目5項目について5段階(1不良、2やや不良、3普通、4やや良、5良)の評価を行った。
 ア.普及活動の計画性
  1.活動態様の実績と計画の整合性
 イ.計画の達成具合
  1.方法・手段の計画性
  2.客体の認識・理解度
  3.反応・行動に対する効果
  4.目標の達成度
4.評価結果(各外部評価員の評価の平均点の平均値)
                     1不良、2やや不良、3普通、4やや良、5良
   
5.評価結果の活用
 評価検討会で指摘された事項や意見を次年度の普及計画に反映 
 
 