第2回推進会議

  

開催日時

平成19年3月12日(月) 午後1時30分~3時40分

開催場所

県立図書館 大研修室

出席者

単PTA、単PTAの集合体、校長会・園長会等、社会教育・地域・青少年関係団体、食育・食生活関係団体、経済団体、学校、市町村教育委員会ほか28団体【加入は109団体】
(事務局:教育長、教育次長、次長、関係課長等)

概要

1 あいさつ 教育長
2 資料説明 教育企画室長
3 意見交換

(1)各団体の取組状況・成果等

(校長会・園長会等1)刊行物や、色々な場面で行う挨拶で、このキャンペーンを必ず取り上げている。各学校・地域で、キャンペーンという言葉を出す・出さないにかかわらず、いろんな取り組みがなされている。

(市町村教委1)定例校長会で、県民総がかりの運動として、子どもたちが抱えている課題を解決する方策として取り組んでいるので、運動を展開していただきたいと話をしている。
 特に「読」について、町立図書館と学校図書館との連携や、家庭での読書の習慣化のためにノーテレビデー、幼児期における本との出会いのためブックスタートを始めた。
 中学校では、生活習慣をしっかり見直すために定期的に生活習慣アンケート、メディアとのかかわりについての講座などに取り組んだ。各小学校では、学校評価を定期的に開催し、その中で見えてくる課題(朝食など)についてデータを出し、親のかかわり方のありようを親同士で話題にできるように取り組んでいった。
 保護者の意識に「もう少し子どもの生活に向き合っていこう」というような変容が見られ、子どもたちの学校生活も落ち着いてきたように思っている。

(市町村教委2)各小中学校で家庭教育講演会を開催。来年度は、学校教育、幼児教育、道徳教育等すべてを含む分野に係る町長の諮問機関を設置し、検討してもらう予定。

(市町村教委3)町内の小学校が「優れた草の根実践」において表彰された。それぞれの公民館でも食育など色々取り組んでもらっており、町報やCATVでも啓発していきたい。町教育振興会でもテレビの長時間視聴が多い中で、生活習慣を身につけさせる取組みや、食育の充実を図っていく予定。

(市町村教委4)食育、生活習慣についての講演、ブックスタート、朝の読書の時間等に取り組んでいる。

(市町村教委5)これまで食育、ノーテレビ等の取組みを続けてきたが、三年経ち、マンネリにならないよう、新しい取組みを入れていきたい。地域の高齢者等による「子ども見守り隊」は、地域で子どもを見ていく雰囲気作りに役立っている。

(市町村教委6)いきいきキャンペーンは、学校や保育所に出かけて保護者と話をする際に、よく使わせてもらっている。学校でも、ノーテレビデーや読み聞かせなど、キャンペーンの趣旨を踏まえた取り組みが行われていることがよく分かる。5歳児健診の際等にも、キャンペーンを活用し、広めていきたいと考えている。

(市町村教委7)食育として給食の試食を、強調月間などに年1回は行っている。本年度初めて、小学校1校で自分で手作りした弁当を持ってくる日を作った。
 町内の小中学校全部で、毎月19日をノーテレビデーとして取り組んでおり、学校やPTAによっては、毎週されたりしている。

(市町村教委8)あいさつプラスワン運動で、地域の人も子どもたちに目が向くきっかけになっている。6月と10月を強調月間として、地域団体の方々が着ぐるみを着て街頭に立ってくださるなど、協力体制ができてきた。家庭においても、ファミリー読書、一緒に食事をする日など、それぞれの家庭で取り組めるプラスワンを考えて一緒に取り組んでいる。

(市町村教委9)教委が中心になって一昨年は小学校区、昨年は中学校区で学校の様子を伝えていく活動をしてきたが、説明的な会になったり具体的な動きがでなかったりしたので、今年は地区公民会単位で実行委員会を立ち上げて、自分たちの地区の子どもの課題や、取り組めることを考えてもらった。
 各地区で共通して、子どもたちの問題には学校・家庭・地域が協力しなければ解決できないことが浸透してきた。また、子どもたちの問題は、よく考えると大人や親、地域の問題であったりすることが、多くの地域で話し合われた。
 子どもたちの姿が地域に見えない、大人と子どもが触れ合っていない、というところから、地域行事において、中学生を企画段階からスタッフとして使うとか、ゴミゼロ運動などで、大人と子どもが一緒にできるようなことをする、といった色々なアイデアが出たりした。

(市町村教委10)モラル・マナーやルールを大切にする人づくり、風土づくりに16年度から取り組んでいる。当市はエリアが広く、なかなか全市一斉にとは行かないので、モデル地区を作り、そこから波紋を広げている。
 関係機関が集まって推進委員会を作り、19年度からは、最低限の努力目標である当市版「スタンダードモデル(家庭版・学校版・地域版)」を全戸配布して取り組んでいく予定。

(小学校)生活習慣アンケートを年5回とった。このアンケートは、子どもだけでなく、保護者にも子どもの生活を点検してもらうものとした。
 子どもたちにゲーム脳の話、脳のトレーニングゲームなども取り入れて指導したところ、テレビ・ゲームは合わせて1日2時間、ということが守れるようになってきた。
 朝、眠そうにしていたり不機嫌にしている児童が多いという実態があり、PTAと連携して、今後は10時までに寝るよう取り組んでいきたいと思っている。
 読書は18名の児童で年900冊読むという目標が、今、1000冊を越えた。

(社会教育・地域・青少年関係団体1)平成元年発足、現在、84名で、学校を拠点に活動。昨年度、市からの呼びかけにより、文科省の委託事業を受け、「朝ご飯を食べていますか」「テレビを無駄につけていませんか」といった看板を校区に立てたり、チラシを全戸配布したりした。結果はこれからでないと分からないが、いきいきキャンペーンとも協力できると思う。

(単PTA1)キャンペーンの6つの柱を参考に、「親子で頑張る6つのチャレンジ」と題した目標を作り、丸付けをする表を全家庭に配ったが、モニターは10名程度しか集まらなかった。保護者の意識を高めていく必要がある。
 お父さん方の意識が、徐々に上がってきているとは感じた。

(単PTA2)おやじの会と連携し、雪合戦大会、竹馬作りなどをしている影響か、子どもたちは自然の中でよく遊ぶ。今年9月から「いこいの水曜日」(水曜日の夕方、学校の前庭で、保護者、地域の人、教員がお茶を飲みながら井戸端会議)をしている。地域の様子や子どもたちの生活の様子が、互いによく分かる。
 いきいきキャンペーンは、PTA広報誌や学校だよりにキャンペーンコーナーを設けて広報したりしている。

(単PTA3)共通実践の4つの柱を設け、ノーテレビタイムを含め、小学校と地域が連携して実践している。
 地域の方からも、「子どもたちが朝、元気に学校にやって来られるようになった」「挨拶の声がいい」「登校時の整列も、きちんとできるようになった」などの声を聞くようになった。
 ノーテレビタイム週間も100パーセントの家庭で実施できるようになった。これは、地域で放送を流してもらったり、回覧やチラシを配ってもらったり、地域に背中を押してもらっていることが大きい。親が9時でもテレビをつけていても、祖父母が消すなど、縦から、横から、斜めから、いろんな角度から攻めていくことが、親も育つことにつながってきている。
 保育園との連携、学校の健康観察の情報をもらうなどし、役員会で検討して必要な情報を流していくことなども行うことができた。
 教育を考える会などの機会を活用し、「地域の方に、子どもたちや保護者の実態を訴えて力を貸してもらう」ことができた。
 取り組みを発表したりする中で、他地域から活動を見に来られたり、資料を提供したりし、地域連携だけでなく、色んな団体との情報交換・連携ができると感じた。

(単PTA4)いきなり高い目標を掲げても、なかなか難しいと考え、毎月11日をノーテレビデーとする取り組みから始めた。後でアンケートをとったりすると、子どもよりも、親や祖父母のほうが「エッ」と困惑したりしていた。保護者のかかわりにも難しい面があるので、一人でも多くの保護者に、キャンペーンの趣旨を理解してもらうよう取り組みたいと思っている。
 昨年、メディアとのかかわり方について、講演会を設け、多くの保護者の参加を得た。改めて、考えていただくきっかけになった。
 小学校で「教育フォーラム」として講演会を実施するなど、一人でも多くの保護者に興味を持っていただき、取り組んでもらうための活動をしていきたい。

(単PTA5)平成15・16年と、食についての研究指定を受け取り組んできた。ここ3年、朝食をとらない子どもはゼロになっている。
 また、以前から、生活リズム調査を取っており、朝1杯の水を採る(1杯の水が腸の運動を活性化し、朝食を採る、脳を活性化させる)という運動を行っている。
 昨年、学校保健委員会で性教育について取り組んだ。まず、生きる、命、人を大切にする、自分を大切にするということから学んだ。正しい生活習慣・マナー・モラルが命を大事にすることにもつながるし、これは学校だけでは無理で、地域・家庭・学校の総合的な力であるとの結論に達した。
 19年度は、地域からの声もあり、挨拶運動の強化に努めていきたい。また、ノーテレビデーに取り組み、会話の時間、寝る時間、読書の時間を作っていきたい。
 学校では、朝読書の時間を設けており、子どもの学力向上につながっているようだと、家庭からも理解をいただいている。

(単PTAの集合体1)高校生になると、「朝食を食べよう」とか「じっくり本を読もう」といって聞かせる年代でもないが、結果の現れてくる年代だと思う。生活習慣や規範意識のできている子は勉強でも部活でも伸びていくし、そうでない子はなかなか伸びない。
 ほとんどの高校でも、マナーアップ運動や挨拶運動、服装など、キャンペーンと同趣旨の運動には取り組んでいる。
 携帯電話については、中学から高校に上がる時期に持つ子もいるが、「持たせる場合は、家庭でよく話し合って欲しい」と話そうと思っている。

(単PTAの集合体2)県の「みんなで取り組む子ども育成事業」でモデル校を設定し、メディアリテラシーと家庭教育について考えた。
 母親委員会では食育について勉強会や講演会を何度も何度もしている。
 基礎学力調査の結果を踏まえ、学力向上については、家庭でもたくさんすることがある旨、色々なところで言っている。今後とも、このことは、色々なところで、大きな声で言っていきたいと思っている。

(校長会・園長会等2)
 それぞれの学校やPTA等で色々な取り組みがなされている。キャンペーンが始まる前から、子どもたちに生活習慣を身につけさせることは、ずっと課題だった。
 子どもは保護者や地域の考え方や生活のありように、モロに影響される。
 このキャンペーンは、基本的な生活習慣への取り組みや家庭との連携の上で、追い風だと感じており、教員としても保護者啓発に使える。

(校長会・園長会等3)給食担当者を対象とした講演会や食育についての情報交換会を実施。また、全職員を対象とした保育の研究大会において、食育や子どもの生活習慣病について勉強会を実施した。

(食育・食生活関係団体1)今年度、小学5年生、中学2年生を対象に、家庭での食事、生活習慣病等について調査を行った。朝食に主食・主菜・副菜がそろっているのは三割程度と少ない。主食だけで済ませる家庭が多い。食卓の雰囲気がよくないと感じている子どもが多かった。(楽しい:小5で8割、中2で6割)
 楽しくない理由は、「怒られながらだから」「一人で食べるから」「何とも思わない」など。生活習慣も含め、対策を考えて生きたい。

(校長会・園長会等4)楽しい食事(テレビを見ながらとか、一人でとかでなく)についてとか、旬のおいしい食材(レンジでチンでなく)について啓発。
 本について、毎週、園文庫を貸し出しても、休み明けにそのままの形で返ってきたりすることもあるが、絵本の大切さを啓発している。
 遊びについては園外保育を多く取り入れ、自然の中でのびのびと遊ぶ様子を保護者に伝えたり、体を十分に使った遊びの大切さを伝えた。
 生活リズムについては、春にアンケートをとり、実態把握を元に、学級懇談会を開き、園の方針を伝えたり保護者との情報交換をした。忙しい親御さんの、分かっているけどできないという苦しい部分を手助けできたらと思う。
少子化もあり、地域との交流、小中との交流、未就園児との交流を求め、心の育ちを求めている。

(社会教育・地域・青少年関係団体2)県下18市町村に187団体、4253名、指導者738名、計約5000名。スポーツを通して子どもたちの体や心を育てる活動をしており、キャンペーンの目指すところと趣旨は同じ。奉仕活動、地域活動も実施。来年度は、6月の強調月間に合わせて取組みをしたい。
 課題は、少子化による団員の減少。各市町村や団体と協力していきたい。

(食育・食生活関係団体2)全国22万会員、県下6千人。「食は心と体を作るもの」ということで啓発活動をしている。親子の楽しい料理教室や、スポーツ少年(サッカー)の食育事業、子どもの食習慣を見直すための料理教室(地域住民対象)などを実施。6月の食育月間や、毎月19日の食育の日に朝食キャンペーンをしている。
 小学5年生に朝食の調査をしたら、平成2年は「作ってない」という家庭が多かった。平成17年には、作ってない家庭は減ったが、食事の内容が、菓子パン程度が多かった。小学校の参観日等で啓発したりもしている。
 キレル、ムカツク子どもたちの多くは、バランスの悪い食事をしていることも分かっている。
 普及活動の出番を待っている。授業でも、地域の小さな公民館でも出かけていくので、利用して欲しい。

(社会教育・地域・青少年関係団体3)現在、個人134名、団体264団体、計約400会員。
 「地域の子どもは地域で育てよう」「毎月、第3日曜日は家庭の日」といった統一スローガンで国レベル、県レベル、市町村レベル等で活動。今年40周年で、マンネリ化しており、新たな青少年問題に対応できるよう見直しをしているところ。
 今年度6月の総会で、教育長にキャンペーンの啓発をしてもらったり、高校生マナーアップ運動に一緒に取り組んだりした。
 民間協力員(任命は様々な所がしている)が1200名おられる。これらの方に、キャンペーンの趣旨を知って活動の中で取り組んでもらえば、大きな力になるのではないかと思う。

(その他1)とっとりの食文化推進事業に取り組み、地域の食材や文化、伝統技術を生かした料理の開発・発表を行っている。
 19年度、推進会議の加入団体として、子どもたちのために何ができるのか、検討してみたい。

(その他2)日野郡3町の保育所・小学校・中学校の全ての子どもと保護者に、昨年度・今年度と、キャンペーンにかかるアンケートを実施し、日野総合事務所便りにスペースをもらって、広報している。また、参観日等に学校に出向き、保護者や子どもに話をさせてもらった。
 「子どもの課題は親の課題」ということがいつも出てくる。飛躍的によくなることはなくても一つの家庭でも生活習慣の改善に結びつけられたらと考えている。

 

(2)キャンペーンの今後の進め方、広め方

(単PTA3)「キャンペーン支援隊」の企画は、ありがたい。11月の「みんなで進める教育県民大会」で、「人は寝て食べてはじめて活動できる」という言葉がすごく胸にしみ、いろんなところで使わせてもらっている。どういう話のできる先生がどこにいらっしゃるかを知ることができると助かる。支援隊に多くの応募があることを期待している。
 PTAの会で「地域との連携が難しい」「学校との距離をもっと縮めるには」といった話がよく出る。会長の悩みになっている。県でもPTAリーダー研修会等をされているが、そのような場で、取組みの実践例だけでなく、連携の仕方や、連携についての情報交換の場があるとありがたい。
 啓発資料を作るために使えるイラストについて、自由に使えるものを提供してもらえるとありがたい。市販されているイラスト集は、男女共同参画の視点が足りないものが多い。

(事務局)キャンペーンのロゴは、自由に利用していただいてよいが、一言連絡して欲しい。チラシのイラストについては、言っていただけば、関係先に了解を取らせていただく。

(教育長)ざっくばらんに言って、このキャンペーンは、県で少し音頭とりをさせてもらったが、活きているのだろうか。朝ご飯をきちんと食べるとか、きちんと睡眠時間をとるとか、服装を整えるとか、全然、特別なことなんか要らない、本当だったら、ほっといても普通になるようなことをキャンペーンにしているのは、それだけ、家庭や地域が心配なことがあるということだと思っている。
 正直なところ、したって意味がないということはないだろうか。役に立っているだろうか。

(校長会・園長会等1)今日の参加者の皆さんが言っておられたとおり、過去、していたことを重ね合わせているとか、全部は重なってないが、きっかけになっているとかはあり、十分に意味はあると思う。
 県教委のホームページに、それぞれの地域で使える資料があったり、テレビCMの動画が使えるようになっていると少しはありがたい。研修会でも使える。

(事務局)著作権の関係があり、了解を取らなければならない。昨年度のテレビCMは、了解を取ってホームページに掲載しており、それを流していただくことはできる。

(校長会・園長会等1)CATVで繰り返し、無料で大々的に放映してくれれば、いいのだが。
 無料にこだわるのは、県の予算が継続的にあるかどうかということで、1年間くらいされても、その後も続くのかという不安はある。続けていただきたい。
 キャンペーンを実施する意味は、十分ある。

(事務局)来年度もキャンペーン予算は取っており、しばらくは、きちっと位置づけて実施する予定。

(単PTAの集合体2)このキャンペーンのようなことは、本来なら言ってもらわなくて良いことで、保護者としては恥ずかしい話だ。しかし、そんなことを言っておられない状況だから、国の方でも教育基本法にまでうたわれたり、こういう取り組みをしていただいている。病気で言えば末期に近い状況であり、ドンドン言ってもらいたい。我々も草の根で言って行かなければならない。

(単PTA2)取り組みを進めていく原動力としては、目に見える成果が大切。生活習慣と学力の相関関係が出てきたり、取り組みを進める中で朝食の摂取率が明らかに向上してきたり、目に見える形で出していただくと、取り組みやすい。
 要はこれを草の根的に、例えば、それぞれのPTAの中でとか、町レベルの中での取り組みによって、こういうレベルがこういうレベルになったという成果を実感しながら進める事が一番大事ではないかと思う。
 特にPTAでは、出てこられない家庭にどういう形で届けるかが問題で、取組みの成果の一つとして、そういう取組みに何人参加されたか、アンケートの回収率がどこまで上がったかなども大事にしていきたい。
 地元では、町の教育振興会が各所属のデータを集めて、共通理解のための取り組みをしてくださり始めたので、県レベルのデータよりも身近なところのデータで取り組みの成果を感じながらできることが、推進の大きな力になっていくと思う。

(社会教育・地域・青少年関係団体3)大きな問題で、一朝一夕に解決できるものではないが、だからこそ、皆が意識を共有し、それぞれできることを一歩でも前にでることが大きな力になる。

(食育・食生活関係団体2)ある町に1~3才児を対象にした「すくすく広場」というのがあり、お父さんやお母さんが、おやつに最初はスナック菓子等を持ってくるが、「子どもにとって、おやつはご飯だ、大切だ」と言ったら、次の会におにぎりを持ってきた。小さいことでも、そういうことにつながっていくのは、大きな成果だ。
 小学校の参観日では、なぜ午前中にあくびが出るのかといった質問が出て、説明すると、聞いていた保護者の朝食に対する意識が変わったこともある。

(教育長)草の根的に、いろんなレベルでいろんな人が入り込んでいく。うまく重ならないところがあってもいいと思う。鳥取県の子どものことであり、皆がそれぞれの立場でそれぞれの思いを持ちながらやることが、最終的に根付いていくために大切だと思う。
 組織だけでやって、予算がなくなったら、おしまいということでは、鳥取県の子どもたちはどうなるのか。我々も今しばらくは予算化したりして頑張るが、是非、口コミとか、いろんな場面で、いろんな立場で積極的に草の根的に取り組んでいただきたい。それが、一番大切なことだと思う。
 県民運動的に、絶対にしていきたい。鳥取県の子どもたちは我々が育てるということをしっかりやっていきたい。そのための支援を我々はするし、主人公は皆様方だと思っている。よろしくお願いしたい。

(教育次長)それぞれが、それぞれの立場で取り組むと言うことで、先ほど、情報交換ということがあったが、もし、ホームページをお持ちのところは、いきいきキャンペーンという欄をひとつ作って、それぞれの団体が取り組んだいきいきキャンペーンをのページを作る。そういう網の目を張るという提案をしたい。

  

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000