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2026年10月19日

若葉台地区公民館の皆さんが来館されました

 令和8年10月13日(火)、若葉台地区公民館の皆さんが、公文書館見学に来館されました。

 当日は、『公文書館の仕事』の冊子や9月に開催した企画展「鳥取県ができるまで ~藩から県へ、合併から再置へ~」のチラシを見ていただきながら、公文書館の役割や文書の保存と活用についての説明をしました。

館内見学写真1
(写真1)公文書館の仕事について説明

館内見学写真2
(写真2)調査や展示などの資料の活用について説明

館内見学写真3
(写真3)館内閲覧の様子


 その後、館内の閲覧用パソコンで「とっとりデジタルコレクション」を見ていただきました。ご自分の住んでいる地域の写真や資料などが実際に検索して出てくるとあって、皆さん興味を持っていただけたようでした。

館内見学写真4
(写真4)「とっとりデジタルコレクション」を体験中


 館内の展示されている写真を見て、「懐かしい」とおっしゃっていた方もいらっしゃいました。ご来館ありがとうございました。

公文書館 2026/10/19 in 館見学,県史活用担当,公文書担当

2026年10月9日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和8年度(9月)例会を開催しました。

 9月19日(土)午後1時から4時過ぎまで、鳥取市歴史博物館で令和8年度6回目の9月例会を開催しました。

占領期9月例会写真1
(写真1)9月例会の様子


 今回は例会の前に、鳥取市歴史博物館の令和8年度特別展「病と死 コロナ 流行性感冒 古代 中世の病」を、参加者一同で見学しました。

占領期9月例会写真7

(写真2)鳥取市歴史博物館の令和8年度特別展


 この展示は、新型コロナウィルスから古代まで次代を遡りながら、病と死に関わる文書や看板、絵巻などさまざまな歴史資料をみていくもので、占領期の関係では、昭和23年の「ネズミ捕りデー」と「性病撲滅」のポスター(いずれも米国メリーランド大学プランゲ文庫所蔵)が目を惹きました。

やまびこ館展示写真1
(写真3)「ネズミ捕りデー」ポスター

やまびこ館展示写真2
(写真3)「性病撲滅」のポスター


 例会では、1949年6月報告の公共福祉活動(Annex B-2)と労働監視活動(Annex C)の解読を行いました。

占領期9月例会写真2
(写真4)解読の様子


 冒頭、会員から、戦前戦後のラジオ体操についての調査報告がありました。ラジオ体操が戦前に簡易保険の普及のために始まったこと、第1や第2のほかに第3もあったこと、それも戦前と戦後で違う楽曲だったこと、GHQにより中止となったあと、第3は復活しなかったことなど、興味深い内容が報告されました。

占領期9月例会写真4
(写真5)さまざまな調査報告があります


 また、鳥取刑務所の衛生状況についての解読箇所では、刑務所の食事にハエが群がっており、県民生課の課長が「食物には常に覆いをして、厨房にハエ取り器(fly traps)を設置するよう勧告した」との記載が登場しました。これについて、昔の魚屋や八百屋には、フライキャッチャーというものが吊ってあったこと、ハエはタテ長のものにたかる習性があること、これと同じ原理で地面に置いたのがごきぶりホイホイだ、昔はハエ取りが子どもの仕事で、死なない程度にたたくのがコツだったなどとコメントがありました。

 今では道ばたにガムやタバコが捨てられることもなくなり、下水道も完備されてトイレも水洗式になったせいか、家の中でハエをみる機会も少なくなりましたが、当時の社会では、赤痢などを媒介するハエを退治することは大きな課題だったことを改めて思い知らされました。

 次回の10月例会10月17日(土)13時半からです。

公文書館 2026/10/09 in 県史活用担当,県史編さん室,講座などのイベント,調査

2025年11月27日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和7年度(11月)の例会を開催しました

 令和7年11月15日(土)午後1時30分から4時過ぎまで、やまびこ館で、令和7年7回目の11月例会を開催しました。

占領期の鳥取を学ぶ会11月例会写真1
(写真1)とても良いお天気でした!

占領期11月例会写真2
(写真2)樗谿公園も紅葉しています


 まず、前回質問があったことに関しての調査結果の説明がありました。「教護院の県立奨徳学校はどこにあったのか」という質問について、米子市新開三丁目の皆生温泉のところに跡地があるという資料があり、別資料の奨業園として設立された時の説明には「濤声松藾の聞こえる風光絶佳、閑静の地」と掲載されていることや、地図や航空写真、移転後もしばらく跡地に残っていた松の大木の写っている写真などによる紹介がありました。

 軍政部活動報告書の解読では、昭和24年5月の「労働監督」「農業」の項目が対象でした。

占領期11月例会写真3
(写真3)解読の様子


 「労働監督」の主な内容は、就職口が著しく不足する中、労働基準局や職業安定所、使用者、労働組合が労働問題にどのように取り組んでいたかということでした。職業補導所という普段聞き慣れない組織も出てきましたが、これは職業上の専門知識や技能を授ける施設で、後に職業訓練法の制定により職業訓練所と改称されます。公共職業安定所が求職者と面接して最適な職種について助言し、近接する職業補導所への入所を斡旋しました。会員の方から、以前配布した鳥取県公報の中に県立公共職業補導所規程があり、設置場所や訓練種目も載っているという報告がありました。横山学芸員からは、この頃はドッジラインで1ドル=360円に設定された後で、そこから好転していくが、当時はこの制度が実施されたばかりで、経済が急速に落ち込んだ時期ではないか?との解説がありました。

 「農業」の主な内容は、小麦・馬鈴薯の不作状況を調査したことや農業協同組合の認可と役員の再選状況、農地改革の推進状況、農業改良普及員の認定状況などでした。当時の新聞記事から軍政部報告書と関連した「係員総出で調査 麦・ジャガ芋調査」といった記事の紹介がありました。

 「軍政部の執務時間変る」という新聞記事もあり、「午前7時30分から午後4時まてで、昼休みが正午から午後1時までに変更、ただし、水曜、土曜は午前7時30分から12時30分まで」とあったので、「電気がないから朝早いのでは」「サマータイムだったのではないか」「徴兵検査も朝5時から行っていた」といった話が出ました。

占領期の鳥取を学ぶ会11月例会写真4
(写真4)当時の新聞記事について議論する様子


 今回も、神戸から大学院生の方に参加いただき、解読にも参加していただきました。占領期の鳥取を学ぶ会には、どなたでも参加いただけます。興味を持たれた方はぜひ一度お越しください。

公文書館 2025/11/27 in 県史活用担当,県史編さん室,講座などのイベント

2025年11月11日

琴浦町役場等にて、県史編さん室による資料調査及び公文書担当による文書管理状況の調査を実施しました

 令和7年10月28日(火)に、県史編さんに関する調査及び文書管理状況の調査のため、琴浦町を訪問しました。南部町に続き2回目の市町村調査です。

 庁舎内の書庫だけでなく、公文書の保管場所である旧保育園などにもお伺いして多数の文書の保存状況を確認しました(担当者はこちらの保育園に通っていたのでなんだか懐かしい気分でした)。

 琴浦町では、農業や畜産に関する文書が多数保存されており、農業や酪農が盛んなこの町の特色が表れていると感じました。

琴浦町調査1
(写真1)琴浦町役場

琴浦町調査2

 

琴浦町調査5
(写真2)資料調査の様子

公文書館 2025/11/11 in 県史活用担当,県史編さん室,公文書担当,調査

2025年7月7日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和7年度(6月)例会を開催しました。

  6月21日(土)午後1時30分から4時過ぎまで、鳥取市歴史博物館で、令和7年度3回目の6月例会を開催しました。
 最初に、新しく着任した長本次郎館長からあいさつがありました。

占領期6月例会写真1
(写真1)鳥取市歴史博物館の長本次郎新館長の就任挨拶


 続いて、会員のみなさんから執筆した書籍や論文の紹介がありました。占領期の調査研究以外にも、みなさんさまざまなテーマで研究を続けておられて、頭が下がります。

 軍政部活動報告書の解読では、昭和24年3月分の後半に進み、「鉱業」「作物供出」「漁業」「輸出入」などの項目を解読しました。

 澤田調査委員からは、この月からは貿易に関する新聞記事が急に増えることと、オオサンショウウオやヘチマなどが貿易品の候補にあげられていること、鉄道の冷蔵車の歴史などが説明されました。会員からは、蒸気機関車の黒い車列に1輌だけ白い冷蔵車が混じっていたのを実際に見たという興味深い思い出話がありました。


占領期6月例会写真2
(写真2)澤田調査委員の説明の様子


 鳥取市歴史博物館の横山学芸員からは、短期間だけ採掘が行われた浦富炭鉱を探索にいった時の様子が画像で紹介されました。このように、英文の解読だけでなく、報告書に登場する現地を調べに行ったり、当時を知る人から話を聞いたりするのも、占領期の鳥取を学ぶ会の重要な活動内容です。

占領期6月例会写真3
(写真3)解読の様子

占領期6月例会写真4
(写真4)新聞解説の様子

公文書館 2025/07/07 in 県史活用担当,講座などのイベント

2025年3月18日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和6年度(3月)例会を開催しました。

 3月15日(土)午後2時から4時まで、鳥取市歴史博物館において、今年度最後となる例会を開催しました。

 最初に、会の事務局であるやまびこ館の横山学芸員と当館の澤館長から、来年度の占領期の鳥取を学ぶ会の開催予定等について、会員へ報告しました。来年度は、現在より30分間開催時間を拡大して毎月(午後1時30分~午後4時)の例会を実施することとなります。

澤公文書館長からの翌年度の開催要項や占領軍のご子孫の来県予定の説明
(写真1)澤公文書館長からの翌年度の開催要項や占領軍のご子孫の来県予定の説明


 次に、澤田調査委員から「教育映画を学校で上映していたということは学校に暗幕があったのか?」「境町が境市ではなく境港市になったのは境と同じ名前の市町村があったからなのか?」といった前回の質問に対する調査結果の報告がありました。

澤田調査委員による前回の例会での質問事項に対する調査結果の解説の様子
(写真2)澤田調査委員による前回の例会での質問事項に対する調査結果の解説の様子


 今回から軍政部活動報告書の昭和24年3月分の解読に入り、「日本の行政(国への陳情や議会活動、市町村のリコールの動き等)」「国の地方支部の活動(銃刀等の回収や徴税状況等)」「日本の法廷運営(選挙法や租税法違反、検察審査会)」「政党活動」「衛生行政活動(保健所建築、病院給食)」といった項目を解読し、澤田調査委員から解説がありました。

 会員からは、米子市は市営葬儀場があったということだが子供の頃から(地元であるにもかかわらず)一度も聞いたことがないとか、学校給食には大きすぎて病院給食に利用されたアメリカ陸軍の余剰Mess Tray (食料の配布皿)に対する感想など、今回も様々な質疑や意見交換が行われました。

会員によるレポートの解読の様子
(写真3)会員によるレポートの解読の様子

公文書館 2025/03/18 in 県史活用担当,講座などのイベント

2025年3月3日

令和6年度第1回鳥取県史編さん委員会を開催しました。

 令和7年2月11日(火)、公文書館会議室において、令和6年度第1回鳥取県史編さん委員会を開催しました。

 会議では、9名の委員が参加し、名古屋大学大学院人文学研究科の池内敏名誉教授が座長に選任され、山根総務部長のあいさつの後、事務局からこれまでの経緯等について報告された後、次年度からの県史編さんに向けて、編さん方針やその他の編さんに係る課題について協議しました。

 なお、県史編さん委員会の委員は以下のとおりです(敬称略)。
所属・役職
池内 敏(座長) 名古屋大学大学院人文学研究科名誉教授
岸本 覚 鳥取大学地域学部長
多田 憲一郎 鳥取大学地域学部教授
小山 富見男 鳥取地域史研究会長
山本 恭子 米子市立山陰歴史館副館長
関本 明子 倉吉博物館主幹
佐々木 孝文 鳥取市教育委員会文化財課長
奥村 寧子 鳥取市あおや郷土館主任
山根 茂幸 鳥取県総務部長
林 憲彰 鳥取県教育委員会事務局次長
西村 芳将 鳥取県立青谷かみじち史跡公園所長

県史編さん委員会写真1
(写真1)委員会の様子

県史編さん委員会写真2
(写真2)県史編さん委員会委員

公文書館 2025/03/03 in 会議など,県史活用担当,県史編さん室

2025年2月21日

新鳥取県史を学ぶ講座(民俗)「鳥取県の絣—倉吉と弓浜—」を開催しました。

 令和7年2月1日(土)、関本明子さん(倉吉博物館主幹学芸員)、山本恭子さん(米子市立山陰歴史館副館長兼主幹学芸員)を講師にお招きし、倉吉交流プラザ視聴覚ホールにおいて、新鳥取県史を学ぶ講座(民俗)「鳥取県の絣—倉吉と弓浜—」を開催しました。参加者は100名でした。

公文書館長挨拶写真
(写真1)公文書館長挨拶

 講演では、関本明子さんに「倉吉絣の文様と用途―民俗文化財調査の中間報告―」というテーマで、調査の中で明らかとなりつつある倉吉絣の文様と用途などの特徴について解説いただきました。

関本様講演写真
(写真2)関本明子さんによる講演の様子

 また、山本恭子さんには「山陰歴史館所蔵の絣資料 ―弓浜絣を中心に―」というテーマで、山陰歴史館所蔵の弓浜絣の名品などについて解説していただきました。

山本様講演写真
(写真3)山本恭子さんによる講演の様子

 興味深いお話が多く、参加された県民の方々は、鳥取県の絣に関する関心を一層深めていただいたものと思います。

公文書館 2025/02/21 in 県史活用担当,講座などのイベント

2025年2月19日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和6年度(2月)例会を開催しました。

 2月15日(土)午後2時から4時過ぎまで、鳥取市歴史博物館において、2月例会を開催しました。

 最初に、参加者の西村さんから、占領期の鳥取を学ぶ会の取組について『鳥取地域史研究』へ投稿したことについて報告がありました。

 澤田調査委員からは、「IFEL(教育長等講習)の講師は日本人がやっていたのか?」「鳥取の成人教育講座をなぜ当時管轄ではなかったと思われる第1軍団が行ったのか?」といった前回の質問に対し調査結果の報告がありました。

占領期2月例会写真1
(写真1)澤田調査委員から前回の質問の調査結果報告を聞く参加者

 今回の軍政部活動報告書の解読では、昭和24年2月分の最後の部分を解読し、「鼠族駆除」「新聞」「税務の監督」「連合国国民財産の保全・保護の監督」などの項目を解読しました。

 澤田調査委員からは、米子におけるネズミ駆除の歴史やネズミを持参すれば電気洗濯機等電化製品が当選したり、多く捕った地区や個人に賞があったことなどを紹介し、参加者からは、ネズミだけでなくイナゴを捕って食べるよう言われていたという思い出話などがありました。また、当時の米子の新聞や民間・NHKのラジオ放送局の設立や経営の状況等について、会員から思い出や調べた結果などを報告されました。

 なお、軍政レポートの英文には「Nippon-kai Shimbun」とあり読み方に疑問がありましたが、当時の新聞紙の欄外の記載により当時の日本海新聞は「にっぽんかいしんぶん」で「にほんかい」の読みではなかったことがわかりました。

 確認できているまだ未解読の軍政レポートはあと3か月分とのことであり、引き続き解読を進めていきたいと思います。

占領期2月例会写真2
(写真2)軍政レポートの税務の報告内容について解読を進める参加者

公文書館 2025/02/19 in 県史活用担当,調査

2025年1月30日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和6年度(1月)例会を開催しました。

 1月25日(土)午後2時から4時過ぎまで、鳥取市歴史博物館において、1月例会を開催しました。

 最初に、参加者の方から、「島根県の軍政レポート」を翻訳し、今後これをどう活用するか検討しているとの報告がありました。

 軍政レポートの特定のANNEX(添付資料)だけや部分的な抄訳ではなく、全訳しようとしているのは、全国でも鳥取県と島根県のレポートだけとのことであり、大変貴重な取組と言えます。

 次に、前回の会で出ていた「統制会の概要や公定価格が柔軟性を失わせているとはどういうことか」「木炭はそんなに重要なものだったのか」といった疑問点について、澤田晶子調査委員から調査内容の報告がありました。また、「戦後の中学・高校の変遷」について、「鳥取市立西中学校は市立高女の校舎を一部使用して創設され、鳥取市立北中学校は、久松小学校高等科校舎を転用し創設された」こと等の報告がありました。会員の方からも、米穀通帳の記憶や在籍した鳥取北中の校舎の記憶等について話がありました。

占領期の鳥取を学ぶ会写真1
(写真1)県内の高校の変遷について議論する参加者

占領期の鳥取を学ぶ会写真2
(写真2)占領軍の家族用住宅の解説


 今回の軍政部活動報告書の解読では、前回に引き続き昭和24年2月分を行い、「教員の現職教育」「社会教育」「高等教育」「徴税」「供出」といった項目を解読しました。

 来年度の夏には昨年度の秋以来となる報告会を開催する予定であり、会では、引き続き報告書の解読を進めていきたいと思います。

公文書館 2025/01/30 in 県史活用担当,講座などのイベント

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