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2026年10月9日

占領期の鳥取を学ぶ会 令和8年度(9月)例会を開催しました。 New!

 9月19日(土)午後1時から4時過ぎまで、鳥取市歴史博物館で令和8年度6回目の9月例会を開催しました。

占領期9月例会写真1
(写真1)9月例会の様子


 今回は例会の前に、鳥取市歴史博物館の令和8年度特別展「病と死 コロナ 流行性感冒 古代 中世の病」を、参加者一同で見学しました。

占領期9月例会写真7

(写真2)鳥取市歴史博物館の令和8年度特別展


 この展示は、新型コロナウィルスから古代まで次代を遡りながら、病と死に関わる文書や看板、絵巻などさまざまな歴史資料をみていくもので、占領期の関係では、昭和23年の「ネズミ捕りデー」と「性病撲滅」のポスター(いずれも米国メリーランド大学プランゲ文庫所蔵)が目を惹きました。

やまびこ館展示写真1
(写真3)「ネズミ捕りデー」ポスター

やまびこ館展示写真2
(写真3)「性病撲滅」のポスター


 例会では、1949年6月報告の公共福祉活動(Annex B-2)と労働監視活動(Annex C)の解読を行いました。

占領期9月例会写真2
(写真4)解読の様子


 冒頭、会員から、戦前戦後のラジオ体操についての調査報告がありました。ラジオ体操が戦前に簡易保険の普及のために始まったこと、第1や第2のほかに第3もあったこと、それも戦前と戦後で違う楽曲だったこと、GHQにより中止となったあと、第3は復活しなかったことなど、興味深い内容が報告されました。

占領期9月例会写真4
(写真5)さまざまな調査報告があります


 また、鳥取刑務所の衛生状況についての解読箇所では、刑務所の食事にハエが群がっており、県民生課の課長が「食物には常に覆いをして、厨房にハエ取り器(fly traps)を設置するよう勧告した」との記載が登場しました。これについて、昔の魚屋や八百屋には、フライキャッチャーというものが吊ってあったこと、ハエはタテ長のものにたかる習性があること、これと同じ原理で地面に置いたのがごきぶりホイホイだ、昔はハエ取りが子どもの仕事で、死なない程度にたたくのがコツだったなどとコメントがありました。

 今では道ばたにガムやタバコが捨てられることもなくなり、下水道も完備されてトイレも水洗式になったせいか、家の中でハエをみる機会も少なくなりましたが、当時の社会では、赤痢などを媒介するハエを退治することは大きな課題だったことを改めて思い知らされました。

 次回の10月例会10月17日(土)13時半からです。

公文書館 2026/10/09 in 県史活用担当,県史編さん室,講座などのイベント,調査

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