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新サイト「鳥取県立中央病院」

周産期母子センター

県東部地域から中部、但馬地方を含む医療圏における唯一の機能です。
内科的基礎疾患や合併症のあるハイリスク妊娠・分娩は、当院の総合を活かしたチーム医療で対処しています。
ハイリスク新生児医療は、小児科、小児外科、眼科、脳神経外科など、当院の専門性を活かしながら治療に当たっています。
  

NICU(新生児集中治療病棟)

NICUは、ハイリスク妊娠・出産を担う産婦人科と合わせた「周産期センター」の新生児治療部門です
呼吸管理を必要とするほぼ全てのハイリスク新生児が当院で治療を受けています。
小児外科、脳神経外科、整形外科、眼科を始め、多くの診療科と連携を図るなど、当院の総合力が発揮されています。

  (保育器内での集中治療)


鳥取県立中央病院は「地域周産期・母子医療センター」に指定されました(平成19年3月7日)

平成19年3月7日付けで、当院は「地域周産期・母子医療センター」に指定されました。

当院では、一人ひとりの大切な命を守るための体制づくりを進めています。

体制づくりの中で、MFICUの設置や積極的な里帰り出産の受付なども行っています。


MFICU(母と胎児の集中治療室)を平成18年11月1日にオープンいたしました

 

MFICUで看護師が機械を操作している写真 MFICUの機械、ベッド等の写真 

『母の命を守る!!』

~安心して子供を産み育てるため~

女性にとって一世一代の大仕事である妊娠、そして出産。医療技術の進歩により、今まで諦めていた命が助かるようになったり、高齢出産など危険な出産とされていたものが比較的安心して産めるようになるとともに、当院では、一人ひとりの大切な命を守るための体制づくりを進めています。

続く少子化の波

県内の合計特殊出生率(*)は1.44(H17)で全国5番目に高いといえども、全国平均と同様、年々少しずつ減る傾向にあります(図1)。

また、無事に生まれてきてほしいと願う気持ちから、医療に対する期待感も大きい傾向にあります。

「もちろん、今も昔も一つひとつの命の重さは変わりませんが、今生まれてくる赤ちゃんは以前と比べると、多かれ少なかれ家族や社会のより大きな期待を背負っています」と、皆川幸久産婦人科部長は指摘します。

*合計特殊出生率一人の女性が一生に生む子供の数

安心の鍵”周産期医療”

「妊娠は病気ではないと」と昔からいわれますが、いずれの母子も危険と背中合わせの中で出産に向かわなければなりません特に「周産期」と呼ばれる妊娠後期(妊娠満22週)から新生児早期(生後1週未満)までの期間は、母子ともに突発的な緊急事態が起こりやすく、特別な医療体制が必要です。

一般的には、赤ちゃんがお腹にいる時は産科医に、産後生まれた赤ちゃんに何かあった場合は小児科医にかかります。それに対し、周産期医療の特徴は、母体と胎児、あるいは新生児に産科・小児科双方から一貫した総合的な体制で、いつ、どんな状況においてもすばやく対応できるところにあります。

グラフ

周産期医療充実の背景

医療技術の進歩により周産期死亡率は低下していますが、一方で低出生体重児(出生体重2500グラム未満)が増える傾向にあります。

低出生体重児の増加は、新生児の救命率の改善、妊婦の高齢化、不妊治療の普及による多胎妊娠の増加のほか、妊娠中の喫煙や極端な体重管理などが要因といわれ、周産期医療の重要性はますます高まっています。(図2)

このような状況のなか、当院では子供を安心して産み育てられる環境づくりのために、高度で専門的な周産期医療効果的に提供することができる体制を整備しました。専門的な周産期医療のためには、新生児集中治療管理室(NICU)と母体・胎児集中治療管理室(MFICU)の体制を強化し、地域の開業医や病院との連携を充実させることが必要です。

新生児集中治療管理室(NICU)とは?

身体の機能が十分でないままに生まれた新生児や、先天性の障害などにより集中治療を必要とする新生児のために、保育器、人工呼吸器、微量輸血ポンプ、呼吸循環モニターなどの機器を備え、主として新生児を専門とするスタッフが24時間体制で治療を行う病室

母体・胎児集中治療管理室(MFICU)とは?

妊娠高血圧症候群、合併症妊娠、胎児異常等、母体または胎児における危険性の高い妊娠に対応するため、分娩監視装置、呼吸循環モニター、超音波診断装置、人工呼吸器などの機器を備え、主として産科のスタッフが24時間体制で治療を行う病室

周産期医療ネットワークのしくみの図解

県東中部地区、兵庫県北部の周産期医療の拠点

県東中部地区、兵庫県北部の周産期医療の中核をなすのが県立中央病院である。院内に設けられた周産期センターでは24時間365日専門の医師が対応するなど、鳥取大学医学部付属病院と同様、緊急時にも対応可能な医療体制が構築されています。NICU12床に加え、11月1日からMFICU2床が新しく整備されました。

同センターは、あらゆる危険を回避し、安全な出産へと導くのが大きな仕事ですが、母親にとっては、些細なことも不安に感じやすい時期なので、心のケアも大切な仕事です。

最新の医療技術、設備ももちろんですが、周産期センターを運営する上では、専門医師・看護師の充実が不可欠です。豊富なスタッフはきめ細やかな精神的ケアの充実も意味します。皆川産婦人科部長は、「さまざまな情報が交錯し、いろいろな心配はつきないでしょうが、プレッシャーを感じたり、沈んだ気持ちになるとかえって赤ちゃんにもよくありません。妊娠時は、心の平穏を保ちながら生活することが母子にとって一番の薬です。せっかくのマタニティライフを楽しんで」とアドバイスします。

地域の周産期医療を支える当院は、産科と小児科、あるいは関係の専門診療科が内部で連携し、あらゆる合併症にも対応できるという利点があります。危険性の高い妊娠、出産予定の患者さんにとっては心強い味方です。また、周産期医療を担う病院にとっては、地域の産科開業医や病院との連携も欠かせません。

安心できる妊娠、出産、そして子育てを目指して

そして、こうした努力のもと生まれてきた新しい命を育んでいくのは、社会全体の役割。安心して子供を産み育てる環境づくりは、医療だけに限らず、あらゆる分野において最優先に取り組むべき課題です。


当院では里帰り出産を受付けております

 里帰り出産

里帰りの写真  実家に帰省して出産することを「里帰り出産」・「里帰り分娩」と呼んでいます。実家では、経験豊かな家族に産前産後の生活に協力してもらうことができて、安心で心強いものです。特に産後に心身ともに安静にすることは、母乳の出にもよい影響を与えます。
  昨今の核家族ではさまざまな支援や情報も少ないため、「里帰り出産」における周りからの助言や支えはとても大切なことなのです。

当院で「里帰り出産」をされる方へ

  • できれば妊娠15~25週までに一度里帰りをして受診されることをお勧めしますが、ご都合が悪ければ無理に帰省していただかなくてもかまいません。
  • 逆子・切迫早産・多胎など特別な事情がある場合はなるべく早い時期にご来院ください。
  • 何も異常がなければ、妊娠34週頃を目安に受診してください。受診された後に安産教室(第3水曜日)を受講していただき、病棟内もご案内させていただきます。
  • 母子手帳・健康保険証・受診情報提供書(紹介状)を持ってご来院してください。

何かご質問やご不明な点がございましたら、下記へご連絡下さい。

  • お電話の場合は病院代表0857-26-2271を通じて、産婦人科外来看護師までご連絡下さい。
  

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