浅草寺

 浅草寺には鳥取藩の支藩、若桜藩の五代目藩主池田冠山(かんざん)の末娘「露姫(つゆひめ)」の木像、書簡が保管されています。
 露姫は天然痘のため6歳で死去してしまいましたが、生前に書き残した遺書が発見され、その6歳の幼女とは思えないほどの天才的で清純な内容に、人々は感動したそうです。

「ゑんありて たつときわれに つかわれし いくとしへても わすれたもふな」
(この世で縁があって、たつもときもわたしによく仕えてくれました。わたしが死んで、いく年たってもどうか忘れないでください。わたしも忘れはしません。)

「おいとだから ごしゅあるな、つゆがおねがい申します めでたくかしく おとうさま まつだいらつゆ」
(年をとったのですから、お酒を召し上がらないでください。わたしのたってのお願いです。おとうさまへ)

  

浅草寺

浅草寺写真
  

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