現状・課題

 地球の温暖化は、暮らしや安全を脅かし、温室効果ガスの排出削減が喫緊の課題となっています。温室効果ガスである二酸化炭素を吸収・貯蔵する役割を果たしている森林の整備、保全等の推進が重要となっています。

 農作物では、高温・小雨による品質・収量低下等の影響が幅広く発生しつつあるとともに、海水温の上昇による魚種の変化やこれまでに経験したことのない有害赤潮や有毒プランクトンの発生なども確認され、漁業への影響も拡がりつつあります。


取組の方向性等

  1. 温暖化の環境下でも生育に優れた水稲、梨、白ネギ等の新品種の育成・導入など、温暖化に適応した農作物の品種を育成します。新たな特産物として育て、産地形成を目指します。
  2. 適応技術の開発により、温暖化に適応した農業生産体制を構築します。鳥取大学と連携した温暖化適応策の研究等により、温暖化に適応した農作物の品種の産地を育成します。
  3. 企業等が森林保全活動を行う「とっとり共生の森」による企業と連携した森づくりや、地球温暖化防止につながる、森林を活用した「カーボンオフセット」、森林環境保全税を活用した森林の保全・整備を推進します。
  4. 間伐等を着実に進め、健全化した森林が CO 吸収源として有効に機能することを目指します。間伐材の利用を促進します。

主な目標指標

項目 現状 目標
とっとり共生の森の参画企業数 11社 (平成20年末) 30社 (平成30年度末)
年間間伐面積 4,200ha/年 (平成19年度) 4,200ha/年 (平成30年度まで毎年度継続)
  

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