文化財の地産地顕彰?

文化財の地産地彰?

 当センターでは、昨年度から普及啓発を通じた文化財の保護と活用に向けて重点的に取り組んでいます。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための、県外をまたいだ移動の制限、外出自粛の要請、一部の営業施設での自粛の要請などの対策の中で、地産地消ということも聞かれます。

 当センターでも、地元と連携した地産地消ならぬ、地産地彰の取組みをはじめていますのでご紹介します。

 当センターでは、昨年度の改正文化財保護法の施行などを踏まえ、企画展、講座、まつり、その他のイベントを実施するほか、遺跡がある現地に皆さんをご案内して説明会を実施、調査研究などの成果報告を現地で実施、皆さんの身近な公民館や子どもたちの学校に出掛けて出前講座・授業を実施するなどしてきました。

 今年度は、この取組みを一歩前に進めて、センターの枠を越えて活動を広げる取組みをはじめています。

 鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」さんとは、これまでも狗尸那城ウオークなどの現地イベントを共催で実施させていただいていましたが、今回はモデル的に行う新たな連携した取組みについてご紹介します。

<巡回展について>

 センターで5月22日まで開催していた企画展「因幡伯耆の中世城館展~因伯境目の気多郡を中心に~」ですが、5月29日から6月7日まで鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」において巡回展として実施していただくことになりました。

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<図書販売について>

 センターが刊行する図書は、鳥取市内の当センター、博物館施設等で取り扱っていましたが、鹿野関連、城郭関連の図書について、5月18日から鳥取市鹿野往来交流館物販コーナーにおいて取り扱っていただくことになりました。

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 センターでは、域外や県外の方にも知っていただいて、観光振興や地域振興が図れるような取組みも行いますが、まずは地元の方々にそのよさ、価値を知っていただく取組みが、文化財の保存と活用には欠かすことができないと考えています。

 今回の取組みを通じて、より多くの地元の皆さんに鹿野関連城郭の価値を知っていただけるよう、取り組んでいきたいと思います。


  

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


埋蔵文化財センターについて


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