第170号(H30.7.13)

 


  とっとり教育メルマガ-第170号 平成30年7月13日(金)


 鳥取県教育委員会  http://www.pref.tottori.lg.jp/kyouiku


●心とからだ いきいきキャンペーン●
      ~はじめよう!明日につながる生活リズム~

【キャンペーンの6つの柱】
・しっかり朝食を食べよう  ・じっくり本を読もう  ・外で元気に遊ぼう
・たっぷり寝よう ・長時間テレビを見るのはやめよう ・服装を整えよう
http://www.pref.tottori.lg.jp/ikiiki/


【内容】
 1 巻頭コラム     ◎教育委員会委員  鱸 俊朗
 2 県教委メッセージ ◎体育保健課
  3  イベント情報
 


1 巻頭コラム ◎教育委員会 教育委員会委員 鱸 俊朗


 
 -英語力-

 サッカーワールドカップ・ロシア大会も後半に入り、日本は奇跡的にベスト16に滑り込んだ。ポーランドとの試合終了後に、メディアからのインタビューで、”攻めないという苦渋の選択”をした西野采配についての質問に対して、comfortable English で答えた本田圭佑選手に人間力と知性を感じた。その内容を意訳すると、「世界のサッカーファンに対してある意味では申し訳なかった、しかし、監督の選択は目的(ベスト16)をめざした結果であり、一つの選択肢であった。目標目指して頑張ります」という内容であった。彼の英語力についてはいろいろな意見があると思うが、過去の外国でのインタビューのなかでも自分の言いたいことの最低限はすべて語りきっているのはすばらしい。彼の英語スタイルを本田訛りと称し“ホングリッシュ” と呼ばれているようである。彼が長年、英語圏でない国際的な多国籍チームでプレイする中で、英語をコミュニケーション手段の一言語として使用し、ネイティブな英語環境ではなく、選手同士がプリミティブな英語でコミュニケーションしているところからこのスタイルが生まれたのだろう。
 しかし、ホングリッシュスタイルを生んだ伏線は、心(勇気)身の強さに加え幼い時から取り組んだサッカー人生の中でのモチベーションの高さ(意欲、夢)、挫折からの立ち直り、星陵高校時代のキャプテンとしての主体的なかかわり、サッカー競技に必要な協調性、対話力、責任感、コンプライアンスなどの取り組み姿勢など、彼が受けた教育の中での、人間力の醸成にあると考える。
 近年、国際社会のグローバル化とそれを後押しするIT革命(AIなど)社会に対応するために英語教育の意義が問われている。小中高の学習指導要領改訂により、学校教育ではなかなか身につかなかった「使える英語力」をめざし、2020年から小学5~6年生で「英語が教科化」、3~4年生で「外国語活動」が開始される。一貫した方向性のもと、高大接続の流れで、英語力のある社会人が育っていくことが期待される。また、英語教育を媒体として、異なる文化や価値観を持った人々と交流し議論することで、知見を深め、国際感覚を得、同時にアイデンティティーの必要性が自覚されその結果、子どもたちの、人間性や国際的および自国。地域理解が育成されていくと考える。そのためにも、教科横断的な取り組みを含めたカリキュラムマネジメントが必要となる。

 本田選手の英語力習得の成功例から考えても、より良い英語教育環境(教師の英語力向上、ICTの利用、教材の見直し、ALT活用、一貫した英語教育連携など)は考慮する必要はあるが、人間力の醸成を目指すバランスのとれた教育への取り組みと、一貫した英語教育の中で教科が嫌いにならない取組(自己肯定感と自己達成感)が必要と考える。


2 県教委メッセージ ◎体育保健課


 

  ご家庭で簡単に取り組めるエクササイズができました!
~たったの1分、親子で柔らかい身体になっていつまでも健康に~

鳥取県の子どもたちは体が硬い傾向です(H29体力・運動能力調査結果より)。
この課題を解決するため、県教育委員会では柔軟性向上エクササイズ「ワンミニッ
ツ・エクササイズ」をつくり、ホームページで公開しました。
いつでも、どこでも、簡単にエクササイズに取り組んでもらえるよう広い場所、音
楽などを準備する必要もなく、手軽にできるエクササイズに仕上がっています。
柔軟性はけがの防止、血流の促進など、生涯にわたって健康に生活するためにも大
切な要素です。
家庭でも子どもと一緒にこのエクササイズを行い、子どもたちの柔軟性を高めるよ
うお願いします。
《エクササイズのポイント》
・上半身と下半身を捻ったり、膝を高く上げたりして骨盤や股関節をしっかり動か
す。
・筋肉が伸びている心地よさを感じる。

◎小学生向け柔軟性向上エクササイズ「ワンミニッツ・エクササイズ」
→http://www.pref.tottori.lg.jp/taiikuhoken/

 


3 イベント情報


 鳥取県教育委員会等が主催する、親子で楽しめるイベント等を紹介します。
多くの方のご参加をお待ちしています。

【鳥取県埋蔵文化財センター】
●鳥取県埋蔵文化財センター古代まつり
人気の「発掘体験コーナー」や「弥生の漁師になろう!」、そして今年は「鹿の毛で古代の筆づくり」、「古代の扇子をつくろう!」などの新コーナーも増え、多くの古代体験が満喫できます。むきばんだ史跡公園、やまびこ館の出張古代体験もあります。夏休みの自由研究も一挙に解決できますよ。
埋蔵文化財センターで夏休みの思い出づくりをしましょう!
日時:8月4日(土)午前9時30分から午後3時30分(入場:午後3時まで)
会場:鳥取県埋蔵文化財センター(鳥取市国府町宮下1260)
入場:無料

●連続講座 鳥取県の考古学―歴史が動いた!鳥取西道路の発掘調査成果―
第1回:「縄文人はどのように水場を利用していたか」
期 日:7月14日(土)午後1時30分から午後3時まで
会 場:鳥取県埋蔵文化財センター(鳥取市国府町宮下1260)
内 容:高住井手添遺跡では、巨木でせきとめた河川内から編みカゴが多数出土しています。縄文人が暮らしの中で水場をどのように利用したかを考えます。
講 師:下江健太(埋蔵文化財センター文化財主事兼係長)
対 象:一般
定 員:40名
参 :無料
申込方法:電子メールまたはファクシミリ。

●来て!見て!!さわって!!!とっとり考古学講座(東部展)
期日:7月27日(金)から7月29日(日)
(遺物タッチングコーナーは午後1時から午後5時まで)
会場:イオン鳥取北店1F
内容:毎年好評のとっとり考古学講座。今回は近年の発掘調査で明らかとなったいろいろな成果について紹介します!タッチングコーナーでは鳥取県内の遺跡から出土した本物の土器に触れることができます。子どもから大人まで楽しめる内容ですので、お買い物の際にぜひお立ち寄りください。
参加:無料
申込:不要

〔問合せ先〕
鳥取県埋蔵文化財センター
〒680-0151 鳥取県鳥取市国府町宮下1260
電話 0857-27-6711
FAX 0857-27-6712
e-mail maibuncenter@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/maibun/

【鳥取県立図書館】
●特別資料展
「日本ジオパーク認定10年/魅力発見!山陰海岸ジオパーク-日本海の形成とめぐみ-」
日時:平成30年7月28日(土)から8月30日(木)まで
(休館日:7月31日(火)、8月9日(木))
場所:県立図書館 2階 特別資料展示室
 親子で楽しめるジオパーククイズもあります!

●外国語で楽しむえほんのじかん
   外国語と日本語で読み聞かせをします。
   8月はロシア語の絵本の読み聞かせとロシアの文化紹介などを行います。
日時:平成30年8月4日(土曜日) 午前11時から午前11時30分
   場所:県立図書館 2階 小研修室
   対象:赤ちゃんから大人までどなたでも

〔申込不要・問合せ先〕
鳥取県立図書館
〒680-0017 鳥取県鳥取市尚徳町101番地
電話 0857-26-8155
ファクシミリ 0857-22-2996
 

【船上山少年自然の家】
●キッズアドベンチャー
★要申込★
4泊5日の子どもだけの大冒険に出かけよう!
期日:8月8日(水)~12日(日)4泊5日
内容: リヤカーロードウォーク、テント泊、野外炊飯、谷川探検 等
対象:小学4年生から中学3年生
定員:36人(申し込み多数の場合は抽選)
参加費用:1人17,000円程度
申込方法:メールフォームでの申し込み
(メールフォームURL http://www.pref.tottori.lg.jp/269445.htm)、または郵送での申し込み(チラシの参加申込書をハガキに貼付、または封筒に返信用ハガキと申込書を同封して申し込み)
申込期限:7月19日(木)午後5時必着

〔問い合わせ先〕
船上山少年自然の家
〒689-2525 東伯郡琴浦町山川807の2
電話0858-55-7111
FAX0858-55-7119
E-mail:senjyozan_syounen@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/senjyozan/

【大山青年の家】
●満天の星を見よう会
家族で星取県の夜空を眺めましょう。
日時:8月11日(土)午後4時から午後9時30分
内容:星空観察、星空解説
対象:小学生以上とその家族
定員:20家族(申し込み多数の場合は抽選)
参加費:1人900円程度
申込書:問い合わせ先で配布。ホームページから印刷もできます。
申込方法:郵送 ※詳しくは下記へお問い合わせください。
申込期限:7月27日(金)午後5時

〔申込・問合せ先〕
大山青年の家
〒689-3319大山町赤松明間原312 -1
電話 0859-53-8030
FAX 0859-53-8265
E-mail daisen_seinen@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/daisenseinen/

 


編集後記


 このたびの、西日本を中心とした記録的な豪雨の被害に遭われました皆様と、そのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。
 

 日本の子供たちは、「自己肯定感」の低いことが指摘されます。
 ではどうすれば自己肯定感は高まるのでしょうか。それは、学校・家庭・地域で他者と関わりながら、新しい自分に挑戦し、成功体験を積んでいくことです。認めてくれる人がいると、自分を信じる気持ちが高まります。ちょっとしたお手伝いでもかまいません。小さなことからどんどん挑戦させてあげましょう。日常の中で子供たちの自主性や自己肯定感を高め、大人も子供も笑顔のあふれる毎日にしきたいものです。

鳥取県教育委員会事務局教育総務課
電話 0857-26-7926
FAX 0857-26-8185


 

鳥取県は、東日本大震災で被災された地域が一日も早く復興・復旧されることを
お祈りしております。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=154943

また、被災地の児童生徒の就学機会を確保するため、鳥取県でも転入学を
受け付けています。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=155040


 鳥取県の教育情報を発信する広報誌「教育だより「とっとり夢ひろば!」」を
発行しています。ぜひご覧ください。

http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=64216


 このメールマガジンは、鳥取県教育委員会が推進する「心とからだ いきいき
キャンペーン」が一層定着することと、さらに多くの方に知っていただくことを
目指して発行しています。
内容を充実したものとするため、ぜひ取組状況等お寄せいただきたく
お願いいたします。

ご意見・ご感想をお待ちしています。
鳥取県教育委員会事務局教育総務課総務企画担当 kyouikusoumu@pref.tottori.lg.jp

バックナンバー http://www.pref.tottori.lg.jp/115319.htm

配信停止はこちらから http://www.pref.tottori.lg.jp/115548.htm

  

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