思いやり消費(エシカル消費)の普及拡大

思いやり消費(エシカル消費)とは

 エシカル(ethical)とは、「倫理的な、道徳的な」という意味の英語です。

 つまり、エシカル消費とは、「環境、人や社会、地域にやさしい商品やサービスを選ぶ“思いやり”のある買い物のしかた」のことを言いますが、鳥取県ではこれを、「思いやり消費」と言います。


思いやり消費ってどうすればいいの?

 自分なりの思いやり消費を考えてみましょう。いくら環境や社会にやさしくても、日常生活の中でエシカルな商品やサービスだけを選ぶことは困難です。自分のできる範囲で、できることを考えてみましょう。実際に買い物をするときに、「これってエシカルかな?」と問題意識をもって選ぶことが大切です。

 あまり難しく考えず、まずは、環境、人、社会、地域に良い影響があると思う商品やサービスを購入、利用することから始めてみましょう。

 たとえば、

・環境に配慮した製品につけられるエコマークや環境・人権などを守る企業活動を証明する認証ラベルが付いた商品を買う

・買い物にはエコバッグを持参し、食品ロスを削減するために消費期限の近い商品を購入する

・障がい者の作った商品や障がい者雇用企業の商品を買う

・地元の農産物の購入(地産地消)や地元商店での買い物を積極的に行う など

  

エシカルソング「お金名人」動画(DVD)

「お金名人」は、鳥取県におけるエシカル消費のさらなる普及・浸透に向けて、詩人の谷川俊太郎氏に作っていただいた詩です。
 この「お金名人」に曲を付けたDVD教材を作成しました。アニメ映像版とダンス映像版があり、授業のほか学校行事等でも活用できるようになっています。

とっとり動画ちゃんねる(YouTube)でもご覧いただけます。
DVD写真

1 エシカルソング「お金名人」オリジナル楽曲アニメ映像 (とっとり動画ちゃんねる)
2 エシカルソング「お金名人」アレンジ楽曲版ダンス映像 (同上)
3 エシカルソング「お金名人」30秒テレビスポット(同上)

※お金名人についてもっと知りたい方はこちら


鳥取県の取組

 鳥取県では、エシカル消費の全国波及に向けた国内の動きに連動し、平成27年度から、「エシカル消費」の重要性と必要性について、県民への理解促進と実践行動の定着に向けた啓発活動等に取り組んでいます。

とっとり思いやり消費推進宣言・とっとり思いやり消費普及推進事業補助金

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とっとり思いやり消費推進宣言事業者一覧はこちらから。

とっとり思いやり消費ロゴマーク(エシカエル)について

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SDGs・エシカル消費啓発パネル、人形等の貸出を行っています。

内容、貸出のお申込みはこちらから。

 

(参考)エシカル消費啓発テキストを作成しました


エシカルの分類

 東京大学名誉教授の山本良一先生は「エシカル消費」を下表のように、「環境への配慮」、「社会への配慮」、「地域への配慮」の3つに分類しています。

例えば、「環境に配慮したエシカル消費」とは、私たちはいつも素晴らしい環境のおかげで生きているという自覚から、環境を思いやって消費するということです。環境に配慮した製品の購入はグリーン購入と呼ばれ、日本では20年以上の歴史があります。

また、「社会に配慮したエシカル消費」とは、例えば、障がいのある方が地域社会の中で自立した質の高い生活を送ることができるよう配慮するという視点から、障がいのある方が携われた商品を正当に評価して消費するということです。

さらに、「地域へ配慮したエシカル消費」としては、地産地消や応援消費があり、日本では2011年の東日本大震災以降、応援消費が活発になっています。

エシカル消費の分類 (東京大学名誉教授 山本 良一)

消費者の実践

 

20世紀型の大量生産・大量消費・大量廃棄という経済の循環を抜本的に見直し、持続可能な21世紀型の社会を構築していくためには、消費者の行動がポイントになります。

では、消費者は、具体的にどのような消費や購入の仕方をしていけば良いのでしょうか。

 

例えば、

・長寿命でエネルギー効率の良いLED電球を選ぶ

・燃費の良いエコカーを購入する

・障がい者が生産する品質の良い商品を購入する

・地元の農産物を購入したり、風評被害にあっている地域の農産物を購入する。

 

これらは全て、皆さんがそれと気付かずに実践されている思いやり消費の事例です。

「商品の購入が社会にとって良い影響を与えるかどうか」ということが一つの目安になると思います。

 

あまり難しく考えず、日々の生活の中で、環境や社会、地域のために良いと思う商品やサービスを購入することから始めてみましょう。

 

鳥取県では、平成27年10月30日に「エシカル消費」に関する啓発シンポジウムを行いましたが、そこにご登壇いただいた枝廣 淳子 氏(東京都市大学教授、(有)イーズ 代表取締役)は、次のようにおっしゃっていました。

「エシカル」を、「エ(影響を)・シ(しっかり)・カル(考える)」

と覚えると、覚えやすい と。

 

今、消費者には、自分の利益だけではなく、国内のほか国境を越えた他国の人々や、時間を越えた子孫のことまでも考慮した商品選択を行うことが求められています。

商品を選択するその瞬間こそが、消費者が世界を変える瞬間です。消費者が、エシカルな消費を心がけることによって、これまでより環境、社会、地域により配慮された商品が市場で競争力を持つようになり、社会を持続可能な方向に動かすことができるのです。

 

国では、2012年12月、「消費者教育推進法」を施行し、将来世代のための公正で持続可能な消費者市民社会の形成に参画する消費者の育成を目指し始めています。

「消費者市民社会」とは、消費者が個々の消費者の特性や消費生活の多様性を相互に尊重しつつ、自らの消費生活に関する行動が現在及び将来の世代にわたって内外の社会経済情勢と地球環境に影響を及ぼしうるものであることを自覚して、公正かつ持続可能な社会の形成に積極的に参画する社会を言います。

鳥取県では、平成30年度に策定した「消費者教育推進計画」に基づき、「消費者市民社会」の形成に向けた取組を今後も進めていきます。

 

  

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