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エシカル消費とは

エシカル(ethical)とは、「倫理的な、道徳的な」という意味の英語です。
エシカル消費とは、「環境、人や社会、地域にやさしい商品やサービスを選ぶ"思いやり"のある買い物のしかた」を言います。 鳥取県では「思いやり消費」と言うこともあります。

エシカル消費(ethical consumption)という言葉は、1989年にイギリスで専門誌「Ethical Consumer」が創刊されたことを契機に、広く知られるようになりました。
エシカル消費ってなあに?(消費者庁チラシへのリンク)

エシカル消費ってどうすればいいの?

 まずは、エシカル消費のことを知りましょう。消費者だけでなく、企業もエシカル消費を意識した取組を始めています。

 次に、自分なりのエシカル消費を考えてみましよう。いくら環境や社会にやさしくても、日常生活の中でエシカルな商品やサービスだけを選ぶことは困難です。自分のできる範囲で、できることを考えてみましょう。

 そして、実際に買い物をする際に「これってエシカルなのかな?」と問題意識をもって選ぶことが大切です。

 あまりむつかしく考えず、まずは、環境、人、社会、地域にも良い影響があると思う商品やサービスを購入することから始めてみましょう。

たとえば

・環境に配慮した製品につけられるエコマークや環境・人権などを守る企業活動を証明する認証ラベルが付いた商品を買う

・買い物にはエコバッグを持参し、食品ロスを削減するために消費期限の近い商品を購入する

・障がい者の作った商品や障がい者雇用企業の商品を買う

・地元の農産物の購入(地産地消)や地元商店での買い物を積極的に行う  など

  

エシカルソング「お金名人」動画(DVD)

「お金名人」は、鳥取県におけるエシカル消費のさらなる普及・浸透に向けて、詩人の谷川俊太郎氏に作っていただいた詩です。
 この「お金名人」に曲を付けたDVD教材を作成しました。アニメ映像版とダンス映像版があり、授業のほか学校行事等でも活用できるようになっています。

とっとり動画ちゃんねる(YouTube)でもご覧いただけます。
DVD写真

1 エシカルソング「お金名人」オリジナル楽曲アニメ映像 (とっとり動画ちゃんねる)
2 エシカルソング「お金名人」アレンジ楽曲版ダンス映像 (同上)
3 エシカルソング「お金名人」30秒テレビスポット(同上)

※お金名人についてもっと知りたい方はこちら


鳥取県の取組

 鳥取県では、エシカル消費の全国波及に向けた国内の動きに連動し、平成27年度から、「エシカル消費」の重要性と必要性について、県民への理解促進と実践行動の定着に向けた啓発活動等に取り組んでいます。


[これまでの取組]

令和元年度の取組実績一覧はこちら(PDF320KB)

平成30年度の取組実績一覧はこちら(PDF 420KB)

平成29年度の取組実績一覧はこちら(PDF 350KB)

[平成29年度]
消費者庁主催「エシカル・ラボinとっとり」の開催
詩『お金名人』の完成
 >>「お金名人」の詳細はこちら
とっとり「エシカル・マルシェ」の開催

 
[平成28年度]
子ども「エシカル・ラボ(「思いやり消費」研究室)」
「エシカル・マルシェ(とっとり「思いやり消費」産品市)」
「エシカル・ラボ」in徳島2016に知事が参加しました!
「とっとり消費者大学」公開講座(消費活動・エシカル消費)

[平成27年度]

「倫理的消費(エシカル消費)」地区別研修会(平成27年9月29日、30日開催)

「倫理的消費(エシカル消費)」啓発シンポジウム(平成27年10月30日開催)

・「倫理的消費(エシカル消費)」に関する啓発広報

テレビCM(放送期間:平成28年3月16日から同25日まで)

ラジオCM(放送期間:平成28年3月16日から同25日まで)

新聞広告(日本海新聞掲載日:平成28年3月20日 PDF 990KB)

日本海新聞 みみちゃんプレス(掲載日:平成28年3月16日 PDF 1420KB)


もっと詳しく「エシカルって何?」

エシカル(ethical)とは、「倫理的な、道徳的な」という意味の英語で、「エシカル消費」とは、人や社会、環境への配慮など、広範な社会問題や社会責任に配慮した消費行動を指し示す言葉として用いられています。

これまで用いられてきた「エコ」や「グリーン」などの言葉は、環境への配慮を示すことはできましたが、社会問題全体を扱うことはできませんでした。

また、「ロハス(健康と持続可能性を重視するライフスタイル)」も、社会問題全般を扱うには少し範囲が狭いものでした。

一方で、「エシカル」は、これらの言葉がカバーできなかった「広範な社会問題や社会責任」を一言で言い表せます。

 「エコ」に近いけれども、もう少し問題の本質を正面から見極めようとする積極性のある感じ。自分のことだけじゃなく、人や地球のことを考えて自分の振る舞いを決めるといった、視野の広さや賢さを感じさせるのが「エシカル」です。

専門家の方々も、この「エシカル消費」について、以下のような表現をされています。

★山本 良一 氏(東京大学名誉教授)

『エシカルというのは、辞書で調べると「倫理的」ですね。倫理とは何か?道徳と倫理と法律で分けて考えるとわかりやすいです。道徳というのは英語では「モラル(moral)」。人それぞれの中にある価値観や行動するときの基準。宗教的な行為を含み、これは人によって千差万別です。倫理は多くの人たちが合意している、いわば「社会的な規範」。法律になると義務を伴うもので「国家権力の裏打ちのある規範」です。エシカルとは「法律になってはいないけれど多くの人が合意している価値基準」だと私は考えます。』

★末吉 里花 氏(一般社団法人エシカル協会 代表理事、フリーアナウンサー)

『私が考えるエシカルは、人・社会・地球環境のことを考えた「倫理的に正しい」消費行動やライフスタイルのこと。』

★原田 さとみ 氏(エシカル・ペネロープ株式会社 代表取締役、フェアトレード名古屋ネットワーク 代表)

『私たちの幸せの裏側で、弱者への搾取や地球環境破壊などで、誰かや何かが犠牲になっているとしたら、本当の幸せではありません。物事の背景や裏側に思いを巡らして、社会や環境に優しいか、関わる人みんなが喜んでいるか、人も自然も、地球上のすべての命がハッピーであるよう、思いやる心がエシカルの美意識です。』


(参考)エシカル消費啓発テキストを作成しました


エシカルの分類

それでは、どのような消費や購入の仕方が「エシカル消費」なのでしょうか。

 前出の山本 良一 氏は、「エシカル消費」を下表のように、「環境への配慮」、「社会への配慮」、「地域への配慮」の3つに分類しています。

例えば、「環境に配慮したエシカル消費」とは、私たちはいつも素晴らしい環境のおかげで生きているという自覚から、環境を思いやって消費するということです。環境に配慮した製品の購入はグリーン購入と呼ばれ、日本では20年以上の歴史があります。

また、「社会に配慮したエシカル消費」とは、例えば、障がいのある方が地域社会の中で自立した質の高い生活を送ることができるよう配慮するという視点から、障がいのある方が携われた商品を正当に評価して消費するということです。

さらに、「地域へ配慮したエシカル消費」としては、地産地消や応援消費があり、日本では2011年の東日本大震災以降、応援消費が活発になっています。

エシカル消費の分類 (東京大学名誉教授 山本 良一)

消費者の実践

 

20世紀型の大量生産・大量消費・大量廃棄という経済の循環を抜本的に見直し、持続可能な21世紀型の社会を構築していくためには、消費者の行動がポイントになります。

では、消費者は、具体的にどのような消費や購入の仕方をしていけば良いのでしょうか。

 

例えば、

・長寿命でエネルギー効率の良いLED電球を選ぶ

・燃費の良いエコカーを購入する

・障がい者が生産する品質の良い商品を購入する

・地元の農産物を購入したり、風評被害にあっている地域の農産物を購入する。

 

これらは全て、皆さんがそれと気付かずに実践されているエシカル消費の事例です。

「商品の購入が社会にとって良い影響を与えるかどうか」ということが一つの目安になると思います。

 

あまり難しく考えず、日々の生活の中で、環境や社会、地域のために良いと思う商品やサービスを購入することから始めてみましょう。

 

鳥取県では、平成27年10月30日に「エシカル消費」に関する啓発シンポジウムを行いましたが、そこにご登壇いただいた枝廣 淳子 氏(東京都市大学教授、(有)イーズ 代表取締役)は、次のようにおっしゃっていました。

「エシカル」を、「エ(影響を)・シ(しっかり)・カル(考える)」

と覚えると、覚えやすい と。

 

今、消費者には、自分の利益だけではなく、国内のほか国境を越えた他国の人々や、時間を越えた子孫のことまでも考慮した商品選択を行うことが求められています。

商品を選択するその瞬間こそが、消費者が世界を変える瞬間です。消費者が、エシカルな消費を心がけることによって、これまでより環境、社会、地域により配慮された商品が市場で競争力を持つようになり、社会を持続可能な方向に動かすことができるのです。

 

国では、2012年12月、「消費者教育推進法」を施行し、将来世代のための公正で持続可能な消費者市民社会の形成に参画する消費者の育成を目指し始めています。

「消費者市民社会」とは、消費者が個々の消費者の特性や消費生活の多様性を相互に尊重しつつ、自らの消費生活に関する行動が現在及び将来の世代にわたって内外の社会経済情勢と地球環境に影響を及ぼしうるものであることを自覚して、公正かつ持続可能な社会の形成に積極的に参画する社会を言います。

鳥取県では、平成27年度に策定した「消費者教育推進計画」に基づき、「消費者市民社会」の形成に向けた取組を今後も進めていきます。

 

  

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