第17回鳥取県教育審議会総会の概要

1 日時

平成27年2月3日(火)午後1時~午後3時

2 場所

公立学校共済組合鳥取宿泊所 白兎会館「飛翔東の間」

3 出席者

教育審議会委員(22名)、委員長職務代行者、教育長、次長、関係課長

4 概要

会長選任

  • 山根俊喜委員(鳥取大学教授)に決定。
  • 職務代行者は三木裕和委員(鳥取大学教授)に決定。

諮問「とっとり県民カレッジのあり方及び今後の生涯学習推進施策について」

  • 松本教育委員職務代行者から山根会長へ諮問。

<委員意見>

  • 文化の受容の仕方が変わってきている。鳥取の地域について学び合う、そして時代に繋げていく、ということが大切。
  • 最近の若い人には、ただ座って講義を聞くというのではなく、体験的な、例えばレポーターやライターとなり、知の伝達を行っていくということが求められている。
  • 学んだことを活かせているか、よりよい社会にしていくために、どんな学校にしていくのかを、日々考えている。SNS等を利用し、子ども達なりに大人や社会へと情報を発信しようとしている。そういった、学校が社会に向けて発信していくという取組も進めている。
  • 登録講義をもっと増やして欲しいと感じた。
  • もっと知ってもらう取組をしてほしい。
  • 山上憶良が倉吉にいたということはあまり知られておらず、倉吉ではそれを利用した取組を進めているが、それは倉吉の取組。鳥取市は鳥取市で取り組んでおり、それは地元のすること。鳥取県として何をしなければならないのか、連携を増やすだけではいけない。今後の生涯学習について考えていかないといけない。
  • 体系的・総合的な学習機会とは何か、言葉は良いが、とても学問的で難しいこと。

報告事項

(1)次代を担う生徒を育成するための魅了と活力にあふれる本県高等学校教育の在り方に係る鳥取県教育審議会答申について
(2)平成26年度体力・運動能力調査結果について
(3)子ども未来フォーラムについて
(4)平成26年度アクションプラン中間評価について
(5)本県の地域課題に対応した今後の社会教育の在り方について

<委員意見>
  • 中間評価ということだが、「教員の専門性の向上」がC評価なのは悲しい。最終評価では良くなるよう期待したい。
  • 「教職員の多忙感」について、県教委が実施する「教職員いきいき!プロジェクト推進事業」の一環で、経営コンサルタントの支援による多忙感の軽減を目指す取組のモデル校となった倉吉西高校長の松本委員から、内容を説明。
  • モデル校で、執務室を整理したところ、不要な書類が2.7トン出た、ということもあり、無駄なことについては、省いていこうと思う。
  •  無駄なことは省くといっても、先生は教員としての業務が大変で、どうしても無駄ではなく省けないものもある。大学では、こうしたことは事務職員が行っており、整理整頓等が大切なら、事務員を増やすのが良い。
  • 民間では、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の徹底ということを行っている。例えば、企業では、帰宅するとき、デスクの上に何も置かない。5W1H(いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)、という報告)を身につけることが大切。よく、公務員や教員の業務はこれに向かないというが、どの立場でもこの5Sは必要。
  • 現在、家庭で解決する問題も学校現場へと持ち込まれ、教員はとても大変。保護者が、本来自分たちで片付けないといけないこともある。
  

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