【日本海新聞 とっとり女性活躍応援プロジェクト記事シリーズ2】
「Le Ciel」船越智子さん(倉吉市東厳城町)
『夢は実現できる ネットショップから実店舗へ 』
多肉植物や花の苗、ブリキやテラコッタの鉢が並ぶガーデニング&雑貨の店「Le Ciel(ル・シエル)」(倉吉市東巌城町)には、鳥取県内外からファンが訪れる。
店長は船越智子さん(52)。2006年、知人のネットショップの立ち上げを手伝ったことをきっかけに、自身もハンドメードの委託ネットショップをつくった。
いつの間にか好きなガーデニングと雑貨の店になり、多肉植物や花をナチュラルやフレンチ、アンティーク調の小さな鉢に寄せ植えした商品にしてネットに載せると、全国から反響があった。
自分のセレクトした商品を気に入ってくれる人がいるという充実感や仕入れの楽しさを知った。仕入れが増えたこともあり、12年4月に現在の場所に店舗を構えた。
年2回、ハンドメード作家が集まり「手作り&雑貨マーケットinくらよし」を開催する「やわらか生活」の代表も務める。7店で始めたマーケットは21、22日の開催(倉吉未来中心)で15回目を迎え、30店以上が集うイベントに成長した。
回を重ねるたびに「店舗を持ちたいけど持てない人、自分の作品を披露したい人がこんなにいるんだ」と実感。最近は店を開きたいという相談も多くなった。「夢は実現できるものと思っている。本気でかなえたいと思ったら実現できるように動くから」。内に強い思いを秘めながら、自然体でしなやかに生きている。
(日本海新聞 平成26年6月22日掲載)