5 新生児聴覚検査について

(8)精密検査実施医療機関への紹介

精密検査実施機関への紹介については、保護者の意向を確認しながら決定するとともに、受診日や受診方法を詳しく説明し、予約が必要な医療機関については予約を行ってください。
 また、精密検査紹介状(様式1)により、精密検査医療機関へ文書連絡をしてください。

 なお、新生児聴覚検査実施医療機関は、紹介した精密検査実施医療機関に受診されたかどうか確認するとともに、受診がない場合は、電話で受診を保護者に促すようにするなど、精密検査実施医療機関に確実に繋ぐよう努めてください。

「要再検」となった場合の説明内容

a 検査の結果が「要再検」であったこと。
 ○「要再検」とは、もう一度詳しい検査が必要である。
 ○「要再検」とは、聴覚がいがあることを意味するものではない。
b 脳の機能の発達が十分でない場合は、検査で反応が得られないこと。
c 検査機器の精度の限界で偽陽性と判定してしまう場合があること。
d 実際に聴覚障がいが見つかるのは、1,000人に1~2人と言われていること。
e 精密検査実施機関の紹介
 ○保護者の意向を確認しながら、紹介する精密検査実施機関を決定する。
 ○精密検査実施機関の受診日や受診方法を詳しく説明する。
(予約が必要な医療機関については予約を行う)
 ○精密検査は、子どもの発達とあわせて見ていくので、診断が確定するまで時間がかかることが多い。
f 相談窓口(市町村)の紹介

説明の際に注意すること

 聴覚障がいかどうかは精密検査を受けなければ判明しないので、不安を増長しないために、保護者から、聴覚障がいの有無に関することについて聞かれても「耳鼻科の先生が説明することになっております。詳しいことは耳鼻科の先生にお聞きになってください。」と対応してください。

(9)市町村への紹介(相談・育児支援)

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000