試験研究成果


 農業試験場における試験研究の実績と主な研究成果を紹介します。なお、文書・写真・図表などの著作権は鳥取県または原著作者に帰属します。これらの無断転載は禁止します。営利目的外で転載・複製する場合は、必ず鳥取県農業試験場の許可を受けてください。
 
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平成22年度成果情報カード(2011年発表)

情報番号 題名 概要 
2011-01 高温年における玄米品質が優れる水稲中生系統「鳥系88 号」の育成(PDF 20KB) 高温年における玄米品質が優れ、アミロース含有率がコシヒカリよりやや低い水稲中生系統「鳥系88 号」を育成した。 
2011-02 水稲中生系統「鳥系88号」の選定(PDF 62KB) 日本晴熟期の中生系統として、「日本晴」に比較して同等以上に倒伏に強く、外観品質が優れ、「きぬむすめ」に比べて白葉枯病に強く、「コシヒカリ」並の良食味の「鳥系88 号」を選定した。 
2011-03 食味を重視した水稲準奨励品種「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」の栽培法(PDF 1,499KB) 「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」は、収量を確保し玄米中蛋白質含有率を低く維持するために、5月下旬移植、栽植株数は坪60 株程度、施肥はNkg/10a で基肥4kg・穂肥Iは幼穂1mm 時に2kg・穂肥II無施用が望ましい。整粒率70~75%になる時期の出穂後積算温度および精玄米歩合は、「ヒカリ新世紀」が約983~1,107℃・93~94%、「ゆめそらら」が約916~1,011℃・94~95%である。 
2011-04 飼料用米品種「北陸193号」の特性と栽培法(PDF 361KB) 多収米品種「北陸193 号」は「日本晴」に比較して、穂数は少ないものの穂長が長く多収であり、増肥栽培でより増収し、基肥一発肥料の施用も可能である。移植栽培では移植時期は6月中旬まで、栽植密度は坪当たり40 株以上とし、直播栽培も可能である。  
2011-05 稲発酵粗飼料(WCS)用品種「たちすずか」の選定と直播特性(PDF 808KB) WCS用品種として、短穂で倒伏に強く、全重の大きい「たちすずか」を選定し、耕起乾直における直播特性を把握した。 
2011-06 二条大麦(ビール麦)の新品「しゅんれい」の特性と栽培法(PDF 1,394KB) 短稈で耐倒伏に優れ、多収、良品質の二条大麦(ビール麦)「しゅんれい」を選定した。 
2011-07 積算気温を用いたコシヒカリの有機質肥料による穂肥施用時期の簡易判定法(PDF 272KB) 有機質肥料を用いたコシヒカリの穂肥施用時期の簡易な判定法として移植後の日平均気温の積算値(1000 ℃~ 1100 ℃)を用いることが可能で、従来法と同等の収量・品質を確保できる。また、通常穂肥に使用されているなたね油粕の代替としてフェザーミール主体の高窒素有機質肥料を施用しても生育・収量は同等である。 
2011-08  イソチアニル含有の育苗箱施用剤によるイネいもち病およびイネ白葉枯病の省力防除法(PDF 1,654KB) イソチアニルを有効成分とする育苗箱施用剤(50 g/箱)を、播種時覆土前~移植当日に処理することにより、高い葉いもち防除効果が得られる。また、本剤の移植当日処理によって、白葉枯病に対しても実用的な防除効果が得られる。 
2011-09  水稲害虫フタオビコヤガのフェルテラ剤またはスピノ剤を含む育苗箱施用剤による防除法(PDF 695KB) フェルテラ剤(クロラントラニリプロール0.75%)またはスピノ剤(スピノサド1.0%)を含む育苗箱施用剤の播種時覆土前〜移植当日処理は、フタオビコヤガに対して優れた防除効果を示し、実用的な防除効果が8 月上旬まで持続する。 
2011-10  斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ)の要防除水準の改訂(PDF 2,225KB) 鳥取県の最重要斑点米カメムシ類であるアカスジカスミカメの防除要否の判断は穂揃い期〜出穂7 日後に行い、要防除水準は50 回振りすくい取り虫数6 頭とする。 
2011-11  農業試験場で製作した「チェーン除草機」の特長と除草効果(PDF 1,208KB) 短く切断したチェーンをスダレ状に等間隔で金属製バーに配置した「チェーン除草機」を製作した。この除草機は移植後3日目の除草作業においても水稲苗に被害を及ぼすことはなく、ほ場の条件によっては無処理区比30%程度まで雑草量を抑制することが可能である。 
2011-12  水稲有機栽培におけるイネミズゾウムシの耕種的防除体系(PDF 178KB) 有効積算温度によって予測したイネミズゾウムシ水田侵入終期以降に水稲を移植し、さらに、移植直後に畦畔際へ障壁(あぜなみシート等)を設置することにより、成虫寄生数、成虫食害度および幼虫寄生数が減少する。 
2011-13  鳥取県内の水稲有機栽培実践事例における収量実態と収量に影響を与える要因(PDF 385KB) 本県における水稲有機栽培の平均収量は348kg/10aであり、その分布は300kg~480kg/10aが中心である。収量にはm2当たりの穂数及び籾数が大きく影響しており、その水準の低さが収量水準を引き下げている。また、雑草害が有機栽培の収量水準を引き下げる要因となっている 
2011-14 鳥取県内の水稲有機栽培実践事例における雑草発生実態と問題となる雑草草種の埋土種子量(PDF 347KB) 本県の水稲有機栽培の現状において、問題となる雑草草種はノビエ、コナギ、ホタルイであり、実践される除草技術によって、その残存量に特徴が見られる。また、雑草残存量は除草技術のほかに埋土種子量にも影響を受けている。 
2011-15  鳥取県内の現地に見る水稲有機栽培の実践技術(PDF 374KB) 現地で水稲の有機栽培を実践する事例では、育苗、本田施肥、雑草対策及び病害虫対策において様々な技術が実践されており、これらの技術内容は有機栽培を実践する上での参考となる情報である。 
2011-16 発酵鶏糞のコシヒカリにおける基肥施用効果(PDF 133KB) 分施体系の基肥に発酵鶏糞を使用する場合の施用量150kg/10a と判断される。 
2011-17 イネ内穎褐変病の生物防除に利用できる微生物の発見(PDF 2,723KB) 水稲の玄米・種子の品質を低下させるイネ内穎褐変病に対して、生物防除に利用できる微生物を発見した。本微生物は稲わらから分離した非病原性細菌であり、本細菌の水懸濁液を出穂前日~出穂4日後のイネに噴霧することによって、化学合成農薬と同等以上の高い防除効果が得られる。 
2011-18  耕作放棄地の復田における「明渠施工とその埋め戻し、踏圧」による畦畔漏水低減効果(PDF 1,296KB) 「明渠施工とその埋め戻し、踏圧」作業を組み入れた一連の復田作業を行うことにより、畦畔周辺からの漏水を大幅に低減できる。

平成21年度成果情報カード(2010年発表)

情報番号 題名 概要 
2010-01 水稲早生短稈品種「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」の選定(PDF 724KB)  コシヒカリ熟期の早生短稈品種として、短稈で倒伏に強く、良食味で多収の「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」を選定した。 
2010-02 ハトムギ有望品種「あきしずく」および「九州3号」の選定と栽培法(PDF 1,663KB)  県に適するハトムギ品種として、葉枯病に強い「あきしずく」および「九州3号」を選定した。窒素肥料として、全量基肥施用のリニア140 日タイプを用いると、分施に比べて同等以上の収量となり、収益向上を図ることができる。 
2010-04 短稈・極早生・大粒の水稲酒造好適米新系統「鳥系酒87号(品種登録出願名称:鳥姫)」の育成(PDF 1,267KB)  短稈・極早生・大粒・穂発芽性難の醸造適性を持つ水稲酒米新系統「鳥系酒87号(品種登録出願名称:鳥姫)」を育成した。 
2010-05 イネいもち病に対する新規育苗箱施用剤(ファーストオリゼプリンス粒剤10)のは種時覆土前処理の防除効果(PDF 1,441KB)  プロベナゾール20%を有効成分とする育苗箱施用剤(商品名:ファーストオリゼプリンス粒剤10)を、播種時覆土前処理(50g/箱)することにより、高い葉いもち防除効果が得られる。 
2010-06 灌漑水塩分濃度が「コシヒカリ」の生育、収量に与える影響(PDF 738KB)  安定した水稲生産を行うための灌漑水中の塩分濃度(Cl -)の上限は、移植後3週間では300ppm、それ以降は500ppm である。 
2010-07 転換畑ダイズを連作した場合の土壌変化と収量・品質の推移(PDF 406KB)  ダイズ連作により、土壌の全炭素、可給態窒素、交換性加里、全リン酸は減少し、可給態リン酸は増加する。また、全炭素、可給態窒素の減少量は不耕起栽培に比べ耕起栽培で大きい。病害虫の大きな被害を受けない条件下で収量、品質に低下傾向は見られない。 
2010-08 水田転換畑白ネギ栽培における広幅心土破砕処理の効果(PDF 560KB)  水田転換畑初年目に、慣行の額縁明渠施工に加え広幅心土破砕処理を行うことで、ほ場排水性が改善され、初年目の収量は慣行を大きく上回り、収益性は向上する。 

平成20年度成果情報カード(2009年発表)

情報番号 題名  概要
2009-01 イネもみ枯細菌病による移植後稲株の腐敗消失症状の発生と防除対策(採種圃・自家採種農家を対象)(PDF 538KB)  イネもみ枯細菌病菌によって移植後稲株の腐敗消失症状が引き起こされることをはじめて確認。病原細菌は種子伝染する。稲株の腐敗消失を防ぐには、育苗期の発病(イネ幼苗腐敗症)を防ぐことが重要であり、これにはカスミン粒剤または同液剤のは種時覆土前処理が有効である。 
2009-02 農薬を使用しない斑点米カメムシ類被害の削減技術(PDF 239KB)  水田畦畔の草刈りをイネ出穂3週間前、出穂期、出穂3週間後の3回行うことによって、斑点米カメムシ類の発生量と斑点米混入率が減少する。また、畦畔際から5~10条分を区分収穫することによって、斑点米混入率がさらに減少する。 
2009-03 被覆植物、法面作業道、広幅レシプロ式草刈機の組み合わせによる省力的な畦畔法面管理(PDF 1,069KB) センチピードグラス植栽、法面作業道造成、広幅レシプロ式(バリカン式)草刈機の組み合わせにより、従来の畦畔法面管理に比べ草刈り作業の軽労化を実現するとともに省力化により労働費を低減できることからコスト面でも有利となる 
2009-04 有機質資材散布と機械除草体系の組み合わせによる水稲栽培における雑草抑制効果(PDF 726KB) 有機質資材(大豆粕配合米ぬかペレット)散布及び田植機装着型牽引式水田中耕除草機による体系除草と深水管理と組み合わせることにより、水稲栽培における実用的な雑草抑制効果を確認した。 
2009-05 水稲有機栽培の栽培体系とその経済性 ―有機質資材・水田除草機の活用による雑草防除を中心に―(PDF 304KB)  有機栽培のコスト削減のためには、除草機等の稼動面積を増やすなどの効率的な利用や雑草の発生状況に応じた田植時期に散布する有機質資材の種類、有機質資材に頼らない作業方法の改善(代かき回数の増)に取り組む必要がある。 
2009-06 三拍子そろったコシヒカリをつくるには -目指すは収量よし・品質よし・倒れない-(PDF 121KB)  コシヒカリの栽培において倒伏を回避し安定的な収量・外観品質を確保するためには、籾数を28,000粒/平方メートル程度を目標に穂肥2回施用体系をとり、その第1回目施用時期を幼穂長10mm前後の時期の茎数と葉色に応じて調節する。 
2009-07 お金をかけずに、少ない労力でお米をつくろう!!育苗箱全量施肥と疎植を組み合わせた米づくり(PDF 213KB)  育苗箱全量施肥において専用肥料の位置を従来の床土上から床土下に変えることで、これまで困難とされた多量施用(1,500g/箱)が可能となる。これによりコシヒカリの疎植栽培(条間30cm、株間30cm、移植箱数9~10箱/10a)への応用が可能となる。 
2009-08  育苗箱全量施肥法の中生品種への適用(PDF 186KB)  育苗箱全量施肥法における中生品種の栽培では、専用肥料(苗箱まかせ)の100日タイプと120日タイプを1対2に混合した場合、窒素施肥量を化成慣行対比8割程度に減肥しても、化成慣行と同等の収量・品質を得ることができる。 
2009-09 麦類赤かび病に対するワークアップ粉剤DLの防除効果(PDF 401KB)  麦類赤かびに対して、ワークアップ粉剤DLはトップジンM粉剤と同等の防除効果を示す。このことから、ワークアップ粉剤DLとチオファネートメチル剤(商品名:トップジンM粉剤、同水和剤等)による体系防除が可能となり、本病多発生時の防除対策の強化が図られる。 
2009-10 ネオニコチノイド系水和剤を利用したダイズ吸実性カメムシ類の省力防除法(PDF 134KB)  ダイズ吸実性カメムシ類少~中発生条件下において、ネオニコチノイド系水和剤を開花30~35日後に1回散布することにより、水和剤地上散布体系におけるカメムシ類の防除回数と散布量の削減が図られる。 
2009-11  大豆・ソバ用コンバインを利用したナタネ及びハトムギの収穫(PDF 926KB)  ナタネの収穫は大豆・ソバ用コンバインの目止め処置を行うことで可能となる。ハトムギは取り込み量を制限することで大豆・ソバ用コンバインによる収穫が可能であり、特に作業機の改良は不要である。 
2009-12  パソコンで見る施肥管理・土壌管理に役立つ鳥取県土壌図(PDF 1,636KB)  これまでの土壌図を基にパソコン画面上で閲覧できる県内耕地土壌図を作成した。これまでの配布資料に比べ、土壌の種類が詳細に区分されていること、任意地点の検索が容易であることなどの特徴があり、施肥管理、排水対策時の基礎資料として活用できる。 
2009-13  取水口の補修で湿田快勝(解消)! -「簡易な水路目地補修作業の手引き」の活用-(PDF 255KB)  ほ場整備に伴い整備された水利施設も老朽化が進み、接合部等からの漏水により営農作業に支障を来たしているほ場が散見される。水路の劣化事例を調査した際、取水口の取付部に発生した隙間からの漏水が原因と思われるほ場もあることから、取水口の補修方法、使用資材等についても実例をもとに「補修作業の手引き」としてまとめた。 

平成19年度成果情報カード(2008年発表)

情報番号 題名  概要
2008-01 水稲奨励品種「きぬむすめ」の特性(PDF 174KB)  「きぬむすめ」の収量は日本晴をやや下回るが、コシヒカリ並の良食味で外観品質に優れている。 また、5月下旬植の穂数確保と幼穂形成期の第1穂肥の施用で収量が安定する。最適刈取時期は、整粒比率75%以上の出穂後40~45日で、出穂後の積算温度は約1,040~1,150℃である。 白葉枯病の常発地帯での作付は避け、栽植密度は18~21株/平方メートルとし、肥培管理は日本晴に準じる。 
2008-02 嵐プリンス箱粒剤10の播種覆土前処理によるイネいもち病及びイネ紋枯病の省力防除法(PDF 337KB)  嵐プリンス箱粒剤10を播種時覆土前に育苗箱施用(50g/箱)することにより、1成分で育苗期のいもち病、本田のいもち病及び紋枯病の防除が可能である。 
2008-03 粒剤の出穂前一回散布で斑点米カメムシ類と穂いもちを同時防除できます(PDF 167KB)  アカスジカスミカメが優占するほ場において、エチプロール(2%)を含む殺虫・殺菌混合粒剤を出穂1~2週間前に散布することにより、斑点米カメムシ類を防除できる。また、本剤を利用することにより、出穂前の1回散布で斑点米カメムシ類と穂いもちの同時防除が可能となる。 
2008-04 県内大豆在来種から特色ある系統を純系化(PDF 194KB)  県内の在来大豆から大豆イソフラボンや全糖含量が多い大豆を選抜淘汰した。3系統を養成し、「神倉在来」は高イソフラボン、高全糖、「大山もち緑」は高全糖の緑大豆である(名称はいずれも試験用の系統名 
2008-05 簡易均平作業法をマニュアル化 -田面をきれいに均してほ場をリセット-(PDF 286KB)  トラクターダンプを利用した田面の均平及び傾斜均平化のための土工計算書を作成するとともに、一連の均平作業手順をマニュアルにまとめた。 
2008-06 30cm角植えでプチ低コスト化 疎植したコシヒカリの栽培特性と疎植の経済性(PDF 226KB)  コシヒカリの疎植(条間30センチメートル×30センチメートル)栽培は、慣行栽培(条間30センチメートル×18センチメートル)と同程度の収量が確保でき、特に5月の移植では安定している。疎植の直接的なコスト低減効果は4,000円/10a程度である。 
2008-07 おいしいコシヒカリを作ろう!!(中山間、山間地対象) 玄米タンパク含量7.4%以下を目指した穂肥早期一回施肥(PDF 148KB)  コシヒカリでおいしいと評価されるには、玄米タンパク含量を7.4%以下にする事が肝要である。玄米タンパク含量は、土壌や標高などの自然要因より施肥時期など人為的要因に強く影響される。玄米タンパク含量を低下させる方法として、基肥は慣行施用とし穂肥施用を幼穂長約8ミリメートル(出穂前約18~15日)時の1回施用が有効である。 
2008-08  加里肥料を減らしても大丈夫! ~水稲低コスト栽培法への提案~(PDF 129KB)  加里供給量の少ない中粗粒灰色低地土において、加里飽和度が土壌診断基準値(2~5%)以上であれば、加里無施用栽培を行っても直ちに収量や品質に影響は見られない。 
2008-09  米のカドミウム濃度を下げるには、水管理とアルカリ資材施用が有効です(PDF 208KB)  出穂前後3週間の湛水管理を行うことにより、玄米中カドミウム濃度は間断灌漑に比べ大幅に低下する。さらに、石灰などのアルカリ資材施用して作土のpHを高めることにより玄米中カドミウム濃度は顕著に低下する。 
2008-10  大豆のカドミウム濃度を下げるには、アルカリ資材施用が有効です(PDF 254KB)  大豆子実中カドミウム濃度は、石灰などのアルカリ資材施用により顕著に低下する。アルカリ資材の施用で土壌pHを1高めることにより、子実中カドミウム濃度は50~76%低下する。資材の施用効果を高めるには施用後の耕耘を3回以上行い、資材は粒状よりも粉状を用いるのがよい。 
2008-11  大豆畑のヒエはそんなに手強くない!-イネ科雑草は除草剤で楽に防除できます-(PDF 174KB)  ポルトフロアブル(キザロホップエチル剤)は7~8葉期までのイネ科雑草をほぼ枯殺し、大豆バサグラン液剤(ベンタゾン剤)との混用条件でも安定した除草効果を示す。 
2008-12  大豆の播種時期別生育の特徴 播種時期別の開花期や生育・収量等の傾向を解析しました(PDF 164KB)  大豆の播種日から開花始め、並びに開花期までの日数は、同一品種間において栽培方法の違いや年次による変動が小さいことから、播種日を基準に、開花始め並びに開花期を推定することができる。また、耕起栽培において、開花期の生育量は収量と相関が高い。 
2008-13  水頭差を利用した暗渠の洗浄方法(PDF 395KB)  暗渠機能を維持するために暗渠下流部排水管に立ち上げ管を設け、洗浄する方法を考案した。本方法により、暗渠管内堆積物が排出され、暗渠直上部の透水性が向上する 
2008-14  開水路の簡易点検マニュアルを作成しました(PDF 501KB)  用水の漏水、排水不良等の原因となる水路の不良箇所を発見し、状況を把握するための簡易点検マニュアルを作成した。 

平成18年度成果情報カード(2007年発表)

情報番号 題名  概要
2007-01 省力低コストで収量は移植並み!!飼料稲の鉄コーティング湛水直播栽培法 (PDF380KB)  飼料用イネ栽培において、鉄コーティング種子を用い、初期剤を活用した体系除草、堆肥と化学肥料追肥等により、移植並みの収量を確保しながら省力・低コスト化できる湛水直播技術を確立した。
2007-02 嵐箱粒剤(オリサストロビン粒剤)の育苗箱施用によるイネいもち病(葉いもち)および紋枯病の省力防除法(PDF640KB) オリサストロビンを含む育苗箱施用剤(商品名:嵐プリンス箱粒剤 10、嵐ダントツ箱粒剤)を移植3日前~移植当日に、1箱当たり50gの割合で育苗施用することにより、1成分でイネいもち病(葉いもち)及びイネ紋枯病の同時防除が可能である。 
2007-03 水稲害虫のフタオビコヤガが急増中です。発生状況に注意して上手に防除しましょう (1,400PDFKB) 鳥取県におけるフタオビコヤガの発生はこれまで少なかったが、2005年に突然多発し、2006年には発生地域がさらに広がった。水田におけるフタオビコヤガ幼虫の発生時期は移植後~8月下旬、発生ピークは7月中旬~8月中旬であることから、苗箱施用剤と発生ピーク時(7月中旬~8月中旬)の粉剤等の本田散布を組み合わせた防除体系が有効である。 
2007-04 殺虫剤の種子塗沫で大豆に発生するアブラムシ類とタネバエが楽に防除できます (PDF203KB) クルーザーFS30を大豆種子に塗沫処理することにより、大豆に発生するアブラムシ類とタネバエを防除することができる。アブラムシ類に対する残効性は、アドマイヤー粒剤1の播耕土壌混和処理より優る 
2007-05 情報のビジュアル化で効率的な圃場管理~多筆圃場の情報管理のための圃場作業管理システム~ (PDF304KB) 圃場一筆毎の情報を白地図と連動させ表示することで、多数の圃場毎の情報を視覚的に表現するソフトウェアで、他の表計算ソフトとのデータ互換性機能を持っており、作付けや作業の計画・実績検討への活用が可能である 
2007-06 ねばりが強い、ふっくらごはん。新食感の新品種ができました!~福井生まれの鳥取そだち。低アミロース品種「ニューヒカリ」~ (PDF1,160KB) 低アミロース水稲新品種「ニュウヒカリ」は早生であり、「コシヒカリ」「ミルキークイイーン」と比較して短稈で倒伏しにくく多収である。炊飯の粘りが強く、官能食味は「コシヒカリ」と同等で良食味であり、食味が劣る品種と混ぜることによってブレンド米の食味が向上する。 
2007-07 育苗箱全量施肥+後乗せ施肥で地力の低いほ場の収量アップ(ひとめぼれ)(PDF448KB) 育苗箱全量施肥法でのひとめぼれ栽培において、緩効性肥料(LP40)を移植前に育苗箱施用することによって施肥窒素量の不足を補うことが出来る 
2007-08  土に薬液を入れて振った液の色から土の肥沃土が推定できます (PDF319KB) 中性リン酸緩衝液抽出法と近赤外分光装置を組み合わせることで、灰色低地土水田土壌の窒素肥沃度を従来法と比べ簡易に推定可能である。 
2007-09  米ぬかと深水で雑草抑制! (PDF348KB) 水稲移植直後の米ぬか100kg/10a施用で雑草の発生が抑制され、さらに湛水深10cmで中干しまで管理することで抑制効果が高まる 
2007-10  簡易作業でほ場の不陸をとる方法 -ほ場均平化の手順 - (PDF320KB) 田面の不陸状況を測定し土工計算を行うことにより、トラクターダンプを利用した一連の切土-運土-盛土作業で、簡易に田面の不陸が修正できる。 
2007-11  水路補修作業の手引きを作成しました。~防水モルタルを用いた水路目地補修方法~(PDF458KB) 農業者が行える簡易な水路目地補修の手順を示した「手引き」を作成した。作業は農業者自らが行うことができ、補修の効果が確認された。目地補修材料費は1カ所当たり250円程度である 
2007-12  鳥取県の奨励品種は安心して大豆バサグランが使えます(PDF246KB) 大豆バサグラン液剤を処理することで、本県の主要品種であるすずこがね、タマホマレ、サチユタカに対して完全展開葉および展開途中の葉に薬害が発生する場合がある。しかし、新葉への薬害症状はなく、生育が抑制されても回復が早く、収量への影響もない。 
2007-13 畦畔被覆植物を利用して畦畔管理を楽に -草刈りと相性の良い「センチピートグラス」-(PDF930KB) 既存植生の発達した水田畦畔であっても、刈り払いを繰り返していくとセンチピードグラスは優占種となる。秋までにセンチピードグラスが被度30%程度まで拡がっていれば、翌年の被度は80~90%に達する。センチピードグラス優先植生は、省力的な刈り払いによって管理できる。 
2007-14  畦畔法面の高能率な新型草刈機の開発二人作業用の広幅レシプロ式草刈機(PDF220KB) 管理作業道を設置した法面を前提とする2人作業用の広幅レシプロ式草刈機を開発した。作業能率は刈り払い機の約3倍と高能率で、法面管理作業の効率化が図られる。 

平成17年度成果情報カード(2006年発表)

情報番号 題名  概要
2006-01 ネオニコチノイド系粉剤で斑点米カメムシ類を上手に防除しましょう(PDF、151kb) ネオニコチノイド系粉剤を出穂7~10日後に散布することにより、斑点米カメムシ類の防除回数削減が可能となる。また、カメムシ類に対して出穂後1回防除で対応可能なほ場では、散布適期が出穂期~出穂10日後となるため、現行方法より散布適期が長くなる。 
2006-02 法面簡易作業道を活用した水田畦畔管理作業の効率化(PDF、286kb) 水田法面の草刈り等の管理作業において、危険・多労の根元となっている傾斜法面を、掘削して平坦面とする簡易作業道の造成法を確立した。 
2006-03 傾斜均平化作業マニュアルを作成しました(PDF、353kb)
-機械導入から作業方法まで-
レーザーレベラーによる均平化作業の負担面積や経済性から見た利用規模の下限について、県内の大区画整備水田での実証試験結果等をもとに試算し、導入・利用計画のための手引きを作成した。 
2006-04 遺伝的にコシヒカリに極めて近い短稈系統の育成(PDF、218kb) コシヒカリにアキヒカリの持つ半矮性遺伝子を導入した鳥系IL1号を育成した。この系統は、コシヒカリより20cm程度短稈で耐倒伏性が改良されている。その他の形質はコシヒカリとほぼ同質である。 
2006-05 コシヒカリの等級向上に、葉色を見て穂肥量を調整する方法が有効です(PDF、153kb) 心白、乳白が等級落ち理由となっている場合、出穂前後の葉色を最適化することで心白、乳白の発生が軽減され等級向上が望める。出穂前後の葉色を最適化するには穂肥の施用が重要となる。 
2006-06 薬剤耐性イネいもち病菌の発生状況(2005)とDr.オリゼプリンス粒剤10H(播種時処理)の葉いもち防除効果(PDF、626kb) MBI-D系統薬剤(ウィン剤、デラウス剤等)耐性イネいもち病菌の発生は、2004年には県東中部地域までであったが、2005年には西部まで発生拡大していた。この対策の一つとして導入されたDr.オリゼプリンス粒剤10Hの播種時処理の葉いもち防除効果は、山間部では低下する傾向がある。 
2006-07 緊急情報 水稲育苗期の細菌病の防除対策(PDF、401kb) 2005年に発生した水稲育苗期及び移植後のイネの枯死・生育不良の原因として、イネもみ枯細菌病及び未同定細菌の関与が示唆された。また、育苗期の障害の対策として、テクリードCフロアブル、温湯消毒等による種子消毒あるいはカスミン粒剤の播種時覆土前処理が有効であった。 
2006-08  大豆のカドミウム濃度を低くするには、消石灰または水マグの施用が有効です(PDF、164kb) 大豆のカドミウム吸収を抑制するには、土壌中の0.01M塩酸浸出カドミウム濃度を低下させるのが有効である。消石灰400kg/10aあるいは水マグ300kg/10aの施用により土壌中の0.01M塩酸浸出カドミウム濃度は低下し、大豆子実カドミウム濃度も低下する。 
2006-09  大豆の大敵・イヌホオズキ類(PDF、160kb)  
-良質大豆生産のためには防除が欠かせません-
鳥取県の水田転換畑大豆作で発生するイヌホオズキ類は3~4種ある。大豆バサグラン液剤の効果は種によって異なり、同一種でも効果の高い集団と低い集団がある。 
2006-10  こんな雑草、見たことない!!(PDF、201kb)
-最近の大豆畑は外来雑草の宝庫-
水田転換畑大豆作で発生するアサガオ類に対する大豆バサグラン液剤の効果は、マルバルコウ>ホシアサガオ>マメアサガオ>アメリカアサガオ・マルバアメリカアサガオの傾向である。ナス科のヒロハフウリンホオズキ、センナリホオズキに対する大豆バサグラン液剤の効果は低い。 

技術マニュアル

各種試験研究成果をもとに、ほ場等の管理マニュアルを作成しました。また、試験場で開発した機械の情報も掲載しています。

 

「白ネギ用トンネル支柱打込み機」(2019年3月28日公表)

 県中西部で夏ネギを作る生産者は、冬に植えた白ネギを寒さから守るため、背丈の低いトンネルを手作業で設置しています。トンネルの骨格は長さ150cm程度の細い支柱ですが、腰を屈めて数百本も打込むのは大変な労力です。当場ではこの作業を省力化するために、立ったまま支柱を打ち込める機械を開発しました。
 そしてこのたび、白ネギ生産者に向けた実演会を開催しました。当日は、白ネギ生産者、農協および県関係者等で30名を超える参加者となり、本機に対する熱意ある意見交換が行われました。
 開発元は農業試験場ですが、今後の機械の管理は、白ネギに関する研究がさかんな園芸試験場弓浜砂丘地分場となります。機械に対するお問い合わせは、弓浜砂丘地分場(0859-45-4616)へお願いいたします。

公表日時:平成31年3月28日(木)13時30分~15時
公表場所:鳥取県米子市夜見町ほ場
開発者 :鳥取県農業試験場

〈機械紹介資料〉打込み機説明資料(PDF 211KB)

〈機械動画紹介〉

  1. 開発に至った経緯
  2. 機械の構造説明
  3. 機械作業の様子(拡大)
  4. 機械作業の様子(全景

 

「ハトムギ栽培マニュアル(H25改訂)」(PFD 1593KB)
 近年の雑穀ブームにのり、国内産のニーズが高まり、ハトムギの作付が拡大しています。しかし、葉枯病の発生や施肥不足・雑草害等による減収等により、安定した生産を図ることが重要となっています。こういう状況の中、農業試験場においても、生産者や八頭農業改良普及所と一緒になって、ハトムギの試験を行ってきました。このたび、品種や施肥法、収穫乾燥調製の機械作業等で一定の成果が得られま
したので、「鳥取県ハトムギ栽培マニュアル」としてとりまとめました。

「簡易な水路目地補修の手引き」(PDF1552KB)

 鳥取県では、ほ場整備後30年以上経過するほ場が大半を占め、水路の老朽化等により様々な問題が発生しています。水路からの漏水が原因と思われる水はけの良くないほ場もあり、放置しておくとほ場の状態が悪化していくものと思われます。
 しかし、水路の補修作業についてはあまり行われていない状況で、農業者自らが水路の補修を行う場合、参考となるような情報(作業方法、コスト等)が整理されていませんでした。そこで、農業者自らが行える簡易な補修方法を「簡易な水路目地補修作業の手引き」として取りまとめました。

畦畔法面の省力管理マニュアル(PDF3040KB)

 水田法面への作業道の設置とセンチピードグラスへの植生転換技術に加え、冬芝を用いた管理方法を確立し、本マニュアルに追記しました。

 

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