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鳥取藩政資料 家老日記について

1 鳥取藩政資料の「家老日記」について

 鳥取藩政資料は、旧鳥取藩主池田家に伝来した大名家文書で、昭和441969)年8月に子孫である池田徳真氏から鳥取県へ寄贈された約14,700点の資料群である。その大部分は鳥取藩の各部署で作成された簿冊方式の公務日記からなる。昭和471972)年10月に、鳥取県立図書館から鳥取県立博物館へ移管された。

 「家老日記」は、藩政を統括した家老の元で作成された公務日記で、表題には「控帳」と記載されている。また別に「御櫓日記」とも呼ばれる。1655(明暦元)年から1870(明治2)年までの250冊が、ほぼ年次をおって伝存する。江戸時代における鳥取藩の歴史や藩の構造を探究していくうえで、最も基礎となる資料である。

2 翻刻について

家老日記は、画像データを元に、以下の(A)~(B)でボランティアが翻刻し、(C)で坂本敬司専門員が添削・校訂した。

 

A)鳥取県立博物館:「古文書解読ボランティア」事業(平成16年5月~)

B)鳥取県史編さん室:「県史編さん協力員(古文書解読)」(平成19年6月~平成27年3月)

C)鳥取県立博物館:「鳥取藩政資料解読事業」(平成24年4月~平成28年3月)

 

 翻刻にあたっては、原本を尊重したが、読みやすさ等にも配慮し、次のような処理をおこなった。

 ア、適宜、句読点・並列点を挿入した。

 イ、敬語的用法による欠字・平出・台頭は省略した。

 ウ、漢字は、原則として常用漢字に置き換えた。

 エ、変体仮名は、原則としてひらがなに置き換えた。ただし、而・江は原本のままとした。

 オ、虫損等で判読不能な部分は、□または[ ]で示した。

 カ、コンピュータや閲覧ソフトで表示できない和製漢字などは〓で示した。

3 差別的な表現について

 史料中には、身分差別を表す用語などが記されている場合がある。歴史的事実を正しく認識し、差別の解消に資するため、原則としてこれらをそのまま掲載した。ただし、固有名詞との関連で差別の助長につながりかねない場合は、地名を□で示して掲載を差し控えた部分がある。不当な差別や人権侵害を許さず、科学的な歴史認識を通じて、差別と差別意識の根絶を目指すとの立場を、利用者においても理解され、正しく活用されることを望む。

4 利用にあたって

  • 検索結果について、県立博物館に無断で、改変などを行なわないで下さい。
  • 論文や著書執筆のために利用された場合は、当該テキストデータを利用された旨をお書き添えください。また著書刊行の際は、県立博物館に御寄贈いただければ幸いです。

 

※翻刻についてお気づきの点がありましたら、鳥取県立博物館までメールでお知らせください。

5 日記データベースへのリンク

なお、令和3年3月から、家老日記として公開していたデータベースは、「とっとりデジタルコレクション」に移行しました。

リンクはこちら>>>とっとりデジタルコレクション(「日記」検索ページに飛びます)

  

最後に本ページの担当課    鳥取県立博物館
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