- 鳥取県では5月~9月を「熱中症注意月間」とし、期間中は県民のみなさまに重点的に熱中症の予防啓発を行います。
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「熱中症特別警報」と「熱中症警報」の2段階の警報発令を行うこととしています。
- 熱中症特別警報: 鳥取地方気象台が高温注意情報(予想最高気温35℃以上)を発表した場合、県内全域に発令します。
- 熱中症警報: 鳥取地方気象台が予想最高気温が30℃以上を発表した場合、県内全域に発令します。
- 気象台から出される「高温注意情報」に注意し、気温の高い日の作業には十分注意しましょう。
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ビニールハウス内は気温や湿度が高く、熱中症の危険が高い場所なので、特に注意しましょう。
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高齢者は、暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており特に注意が必要です。農作業中でも周りの者が声を掛け、体調を確認しながら休息や水分補給を進めましょう。
予防方法
- できるだけ気温の高い時間帯を避けて作業しましょう。 高温下の作業時間をなるべく少なくするような作業の進め方を計画しておきましょう。
- 暑さへの慣れには、1週間程度時間がかかります。この間は徐々に暑さに慣れるよう作業時間や休息の取り方に注意しましょう。
- 特に気温が高くなりやすいハウス内は、作業中はできるだけ換気に努めるなど、注意しましょう。
- 日射を防ぐ服装をする。通気性の良い素材の長袖シャツと長ズボンを着用し、つばの広い帽子などを被りましょう。
- 20分に1度、コップ1杯の水分補給を目安としましょう。農作業は汗を多くかくため体内の塩分も失われます。スポーツドリンクや食塩を添加した水(水1リットルに対して砂糖大さじ4と2分の1、食塩小さじ2分の1)等により、水分と塩分の両方を補給しましょう。
- 作業中の水分補給とともに、作業前と作業後の水分補給も重要です。

からだに異常を感じたら
- 農作業中に、めまい、頭痛、吐き気などを感じたら、直ちに作業を中止し、涼しい場所で体を冷やしましょう。
- 症状が改善しない場合は遠慮無く救急車を呼び、医療機関で受診しましょう。

日ごろの心がけ
- 日頃の健康管理を心がけ、体調がすぐれない状態での高温時作業を控えましょう。
参考
熱中症を防ぎましょう
(鳥取県福祉保健部健康政策課ホームページに移動します)
ちらし「農作業時の熱中症に注意しましょう」(PDF940KB)
(農林水産省のホームページに移動します)

(気象庁ホームページに移動します)
ダニがウイルスを媒介する新しい感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が国内で初めて報告されました。
この疾患は中国では2009年以降症例が報告されており、発生地域ではフタトゲチマダニ等のマダニがウイルスを保有していることが確認されていました。
県内での報告例はありませんが、屋外での農作業をするときはダニに咬まれないよう、次のことに気をつけて行動するようにしましょう。
- 長袖、長ズボン、手袋などを着用し肌の露出をしないようにしましょう。
- 地面には直接寝転んだり、座ったりせず、敷物を敷きましょう。
- 農作業をした後は、すぐに体を洗い、咬まれた痕がないか確認し、着替えましょう。
ダニが媒介する新しい感染症にご注意ください
(福祉保健部健康政策課ホームページへ移動します)