防災・危機管理情報


野焼きの延焼による山林火災に注意しましょう

 野焼きが原因の山林火災が県外で発生しています。廃棄物処理法により野焼きは禁止されていますが、農業を行うためにやむを得ないものとして行われる焼却は例外として認められています。農業で野焼きを行う場合でも次のことに注意しましょう。

・山や林、建物の近く等の延焼の恐れがある場所では燃やさないこと

・乾燥している日や風の強い日には燃やさないこと

・多量の野焼きや畔焼きは行わないこと

・火災と紛らわしい煙及び火炎を発するおそれのある行為は消防署への届出を行うこと

・火が消えるまで離れないこと、水を浸透させる等して完全に火を消すこと

・近隣住民の迷惑になるような煙を発生させないこと

・法律違反となる一般廃棄物と一緒に燃やさないこと

○農林水産省HP(農作業死傷事故の発生状況)

野焼きに注意(令和7年2月に発生した農作業死傷事故 4月のワンポイント )

○火災予防について

鳥取県の危機管理のページ

○野外焼却の禁止について

鳥取県循環型社会推進課のページ

令和7年 春の農作業安全運動(3月1日~5月31日)

1 趣旨

 春作業が始まり、トラクタなどの大型農業機械を使った作業を行う機会が増え、農作業事故が多くなり始める時期です。また、5月初旬から急に気温の高い日も出始めることから、暑さに順応できていない時期の熱中症の発生にも注意が必要です。

 こうしたことから、春の農繁期を迎えるに当たり、事故防止のための一層の注意喚起と安全意識の啓発が重要となります。

 ついては、本年度も「春の農作業安全運動」を実施することとし、本協議会会員が一体的な取り組みを行うとともに、集落や家庭など身近な場面での活動の促進を図ることにより、農作業事故防止を一層進めていきます。

2 運動期間

 令和7年3月1日~5月31日(3か月間)

3 春の重点注意事項
 事故の多くが「慣れからくる油断」や「周囲確認の怠り」です。いつもの作業でも農作業事故の危険性がないか点検しましょう。

 高齢者の農作業死亡事故が多く発生しています。また、トラクターと動力運搬車による事故は発生件数、死亡事故とも農作業事故の中で高い割合となっています。

 農業機械の運転・操作時の安全確認や安全装置の確実な使用により、事故の発生防止や被害軽減に努めましょう。

また、安全に農作業できるよう、家族や地域で声をかけ合いましょう。

  • トラクター運転時には、「ヘルメット・シートベルト着用」や「安全キャブ・フレームの利用」を徹底しましょう。

  • 動力運搬車、コンバインなど農業機械で発進する際は「走行レバーの進行方向の確認」と、後退時には「後方や足下の確認」を必ず行いましょう。

  • ほ場や農道などの危険な場所や作業を点検し、危険箇所のマーキングや作業の注意点を確認しましょう。

  • トラクターなど農業機械で公道走行する際には、必要な灯火器等を設置しましょう。

  • 季節の変わり目には体調に注意が必要で、春先から熱中症が増加します。日頃から体調管理に留意し、体調が悪い時は無理せず休養しましょう。

 

4 その他関連注意事項
 『農機具の保管管理をしっかりと行いましょう!』
 県内でも過去に農機具の盗難がありました。
 以下の点に特に気をつけて、農機具の保管管理を徹底しましょう。
(1)作業後は、農機具をほ場に放置しない。
(2)機械にカギをさしたままにしない。
(3)自宅敷地内など目の届く場所に保管する。
(4)自宅から離れた場所に保管する場合は、しっかりとカギのかかる倉庫などにしまい、定期的に見回りをする。不審者を見かけたら警察に通報する。

(5)万が一の盗難に備え、機械の車体番号を控え、共済や保険に加入しておく。

 

動画で農作業安全!!

 

動画で農作業安全を紹介します。
【動画】危ない!耕うん機はぼちぼち運転で(外部ページに移動します)
http://www.youtube.com/watch?v=EFF_8wzhWTU  

  

危ない!耕うん機はぼちぼち運転で

春の農作業安全運動月間(4月1日~5月31日)鳥取県内では、農業機械による死亡事故が年々増えています。特に高齢者の耕うん機での死亡事故が一番多く、全体の約4割を占めています。耕うん機などの農業機械は、突発的な動きをしやすいものです。後方の安全確認やゆっくりとした作業操作などを心がけましょう!

農作業中の熱中症に注意しましょう!

 熱中症警戒宣言(4月17日発表)

本格的に暑くなる前からの準備が、熱中症対策に繋がります。まだ暑くないからと油断をせず、以下のポイントに留意し暑さに備えましょう!!

【ポイント】

1 「体」から備える(暑熱順化)
・暑くなる前に暑さに体を慣らす、「暑熱順化」を意識しましょう
・暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります
・運動や入浴などで汗をかく練習をしましょう

2「行動」から備える
・気温や湿度の確認を習慣化しましょう
・エアコンの点検や試運転を行いましょう(暖房から冷房への設定変更)
・衣替えを行い、夏服を出しましょう(通気・吸湿性のよいもの)
・暑さ対策のアイテムをそろえておきましょう(帽子、冷感タオル、氷、冷却材等)

また、鳥取県では独自の基準で熱中症予防の啓発を行っています。令和6年度より見直しを行い、早期の予防対策強化のため下記の基準で発表することとしています。特に注意が必要な日(日ごと)の指標については、全国値に一本化することとしましたので、熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートをご確認ください。

 

(1)熱中症警戒宣言
 暑くなり始める前の注意喚起として年1回発表します。
(2)熱中症警戒期間
 基準:県内いずれかの市町村で概ね真夏日(30度以上)が3日以上予想される
(3)熱中症特別警戒期間
 基準:県内いずれかの市町村で概ね猛暑日(35度以上)が3日以上予想される


※(2)、(3)については週間予報で判断を行い3~7日単位で発表します。また、発表時は市町村等の関係機関へ情報提供、報道機関への資料提供の他、ホームページ、あんしんトリピーメール等で、県民へ周知を図ります。

農作業時の予防方法

 ◎ 高温時の作業を避けましょう

  • できるだけ気温の高い時間帯を避けて作業しましょう。 高温下の作業時間をなるべく少なくするような作業の進め方を計画しておきましょう。
  • 特に気温が高くなりやすいハウス内は、作業中はできるだけ換気に努めるなど、注意しましょう。

 ◎こまめに休憩し、水分を補給しましょう

  • 農作業には必ず水、氷(保冷剤)や濡れタオルなどを持参しましょう。

  • 涼しい日陰等で休憩し、20分ごとに コップ1~2杯の水分と適宜塩分も補給しましょう。

◎涼しい服装で、適宜マスクを外しましょう

  • 農作業の際は帽子を着用し、汗を吸いやすく乾きやすい素材の衣服を着用しましょう。

  • 屋外やハウスで、人と十分な距離(2m以上確保できるときはマスク外しましょう。通気性の良い素材の長袖シャツと長ズボンを着用し、つばの広い帽子などを被りましょう。

◎ 作業は2人以上で行いましょう

  • 1人での作業はできるだけ避けましょう

  • 1人で作業する場合は、必ず、家族などに作業場所と帰宅予定時刻を伝えましょう。

◎ 日頃から健康管理を行いましょう

  • 「おしっこカラーチャート」で自身のカラダの脱水状態を確認して、水分補給を行います。

  • 睡眠不足、体調不良、前日などの飲酒、朝食の未摂取、発熱、下痢などによる脱水などは、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。

    ビニールハウス  水分補給
     

からだに異常を感じたら

  • 農作業中に、めまい、頭痛、吐き気などを感じたら、直ちに作業を中止し、涼しい場所で体を冷やしましょう。
  •  症状が改善しない場合は遠慮無く救急車を呼び、医療機関で受診しましょう。

救急車

 

 ちらし「農作業中の熱中症を防ごう!」(pdf:1070KB)

日ごろの心がけ

  • 日頃の健康管理を心がけ、体調がすぐれない状態での高温時作業を控えましょう。

参考

熱中症を防ぎましょう
(鳥取県福祉保健部健康政策課ホームページに移動します)
ちらし「農作業中の熱中症に注意しましょう!」
(農林水産省のホームページに移動します)
熱中症ポータルサイト
(気象庁ホームページに移動します)

農作業中のダニ刺咬に注意!

ダニがウイルスを媒介する新しい感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が国内で初めて報告されました。
この疾患は中国では2009年以降症例が報告されており、発生地域ではフタトゲチマダニ等のマダニがウイルスを保有していることが確認されていました。

県内での報告例はありませんが、屋外での農作業をするときはダニに咬まれないよう、次のことに気をつけて行動するようにしましょう。

  • 長袖、長ズボン、手袋などを着用し肌の露出をしないようにしましょう。
  • 地面には直接寝転んだり、座ったりせず、敷物を敷きましょう。
  • 農作業をした後は、すぐに体を洗い、咬まれた痕がないか確認し、着替えましょう。  

 

ダニが媒介する新しい感染症にご注意ください 
(福祉保健部健康政策課ホームページへ移動します)

  

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