活動日誌

  

2013年2月14日

旧多里村役場文書調査を実施(3日目)

 平成25年2月14日、旧多里村役場文書調査の最終日を迎えました。
 本日は岸本委員と石田委員が参加されました。岸本委員が注目したのは、日露戦争の動員関係の資料です。各村に物資や人手を出すようたくさんの通知が出されており、国をあげて戦争に協力する体制となっていることがわかるそうです。「日清戦争の頃に比べて国家総動員体制が進められていることがわかった」とのことです。また、戦争関係の資料の分厚さにも注目されていて、戦争というのはたくさんの書類を必要とするものなんだなあ、と感じたそうです。
 そして昨日に続いて参加の石田委員の注目資料は、終戦直後の学校教育に関する資料です。「国史・修身の授業を全てやめて、その時間は英語の時間にあてるよう通知が出されている。全く逆のことにあてなさい、と言うんだからすごい。日本中のいろいろなところで昨日とは逆のことをしろ、と言われたんだろうな」とのことでした。この3日間で調査の終わらなかった委員の方々は、資料の里帰りまでにまた公文書館に来て下さるそうです。

岸本委員と喜多村委員の写真
(写真1)協議中の岸本委員(左)と喜多村委員(右)

石田委員の写真
(写真2)資料解読中の石田委員

県史編さん室

公文書館 2013/02/14 in 県史編さん室,調査

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