県立公文書館が行っている日々の活動の様子を、ブログ形式でご紹介します。
2012年12月18日
6回目の境港市史編さん室資料調査を12月13日に行いました。9月から始まったこの調査もなんと今回が(一応)最後です。
この日は3か月ぶりに石田委員が参加してくださいました。
今回、石田委員の興味をひいたのは、戦後すぐの婦人会メンバー募集のチラシです。戦時中は一般市民に戦時体制を徹底させたり、戦争協力を呼びかけるのに利用された婦人会ですが・・・。「戦後は民主主義の徹底に利用されているんだなあ。国の発想は変わってないんだなあ。」との感想をおもちでした。これから戦中戦後でメンバーは変わったのか、調べてみたいそうです。
前回に引き続きお忙しい中、時間をつくって岸本委員が参加してくださいました。岸本委員は、戦時中の映画上映会のお知らせ、という文書が興味深かったそうです。「戦時中の映画は、他の時代には見られないようなものばかりです。もちろん戦争協力の呼びかけが目的の映画ですが、独特の魅力があるようです。やみつきになる人もいて、戦時中の映画に特化したデーターベースもあるくらいです。」とのことでした。
最後の調査には西村委員も参加してくださいました。西村委員は戦時中の県と市町村の担当者の事務連絡つづりがおもしろかったそうです。兵事事務でどんなことが行われていたのか、具体的にわかるいい資料だそうです。
公文書館 2012/12/18 in 県史編さん室,調査
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