活動日誌

  

2012年12月17日

紙資料の修復を始めました

 公文書を初めとする大量の紙資料を保存する当館ですが、これらの資料には紙の破れや汚れ、酸性化による劣化など、様々な問題があります。劣化の著しいものを専門業者に委託して補修を行ってきましたが、簡易なものについては、職員で補修するように準備を進めてきました。
 技術の習得のために、資料修復家・秦博志(はたひろし)さんの工房(南部町阿賀)で、資料修復の技術について学びました(2012年7月2日付ブログ参照)。作業用の道具も入手し、このほど作業を開始しました。
 撮影した当日(12月14日)は、秦さんにご来館頂き、再度ご指導をいただきました。今後は、専門業者に委託する修復と職員による簡易修復によって、当館が所蔵する大切な資料を後世に伝えていきたいと思います。

秦さん指導写真1
(写真1)破れ等のある紙資料を和紙で繕い、欠損部の「補紙」を行います

秦さん指導写真2
(写真2)利用した専用糊を乾かすために、最後にアイロンを当てます

公文書担当

公文書館 2012/12/17 in 県史編さん室,公文書担当

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