考古部会では、県内の主要遺跡のうち、未報告または不十分な報告にとどまっているものについて、出土品の再整理(実測作業)を行っており、整理作業員2人が実測作業を行っています。
現在は、布勢遺跡(鳥取市布勢)から出土した縄文土器を実測中です。布勢遺跡は現在、コカ・コーラウエストスポーツパーク(鳥取県立布勢総合運動公園)辺りにあった遺跡です。実測作業は、コンパスの一種で寸法を移しとることなどに使うディバイダー、土器の輪郭を図面に写しとる道具の真弧(マコ)や、厚みを計測するキャリパーなどを使い正確に行わなければなりません。大変な作業ですが、後世に、正確な資料を伝えるために日々努力しています。
![土器実測の様子の写真](/secure/654302/doki_jisoku_sinbayasi.jpg)
(写真1)縄文土器(深鉢)を実測する様子
![ディバイダーで土器を計測する様子](/secure/654302/doki_jisoku_yamauti.jpg)
(写真2)縄文土器(蓋)をディバイダーで計測する様子
![実測に使用する器具3点の写真](/secure/654302/jisoku_tool.jpg)
(写真3)実測に使用する器具。左からディバイダー、真弧(マコ)、キャリパー
![県史編さん室分室での作業風景の写真](/secure/654302/bunsitu_sagyo_fukei.jpg)
(写真4)日々、黙々と作業を行っています
![土器の実測を行っている県史編さん室分室からの風景](/secure/654302/bunsitu_fukei01.jpg)
(写真5)県庁第2庁舎8階に県史編さん室分室はあります。
分室の窓からの眺めは、実測作業で疲れた目を休めるのに役立ちます。
県史編さん室