10月14日(土)鳥取市上町の樗谿(おうちだに)グランドアパートで占領期の鳥取を学ぶ会第4回例会のフィールドワークが行われました。
樗谿グランドアパートは昭和5年に医院として建てられた後、昭和21年に進駐軍将校宿舎として改修・増築され、ダンスホールや居室などあちこちに進駐軍時代の意匠や備品や残されています。平成28年に鳥取市指定文化財となりました。
当日は鳥取市歴史博物館木谷館長によるアパートの建設経緯に関する説明をうけたのち、同アパート保存会の会員で県史現代部会委員の佐々木孝文さんの案内で建物内を巡り、改修の経緯と現在の修復状況について説明をうけました(参加者18名)。
なお、次回11月4日(土)は鼎談「鳥取に進駐軍がいた頃」を開催します。(参加無料)。
(写真1)進駐軍時代のグランドアパートの写真(推定)"B.O.Q Tottori Military Government Team"
出典 Occupational History of Tottori Military Government Team
(19 October 1945 -19 October 1948)
(写真2)木谷館長による建物建設経緯と外観の説明(写真1と同じアングルで撮影)
(写真3)佐々木氏による螺旋階段部分の説明
(写真4)1階ダンスホールの壁に残る女性の絵
(写真5)進駐軍の居室に残されたベッド
(写真6)進駐軍用の200ボルトコンセント(左)