平成25年10月12日、13日、京都産業大学で行われた2013年度日本史研究会大会で県史関係の書籍展示販売を行いました。
今回はじめての参加でしたが、会場では「はじめて鳥取県史を知った」という方もおられる一方、「鳥取県史がんばってるね。注目してるよ」、と励ましてくださる方もおられました。
2日間で完売となるブックレットもいくつかあり、全国の研究者のみなさまに新鳥取県史編さん事業のPRをすることもできました。

鳥取県史の活動を知り、ブックレットを購入してくださった甲賀市史編さん室の方(左)と販売中の職員(右)です。
平成25年10月5日(土)、鳥取市佐治町において「さじ谷ばなしフォーラム2013」が開催され、県史編さん室の樫村専門員がシンポジウムのパネリストとして参加しました。
このフォーラムの趣旨は、さじ谷ばなしをはじめとして郷土の民話をとおして、地域文化への認識を深め、保存・継承を促進するものです。

(写真1)オープニングとして披露された佐治町福園(ふくぞの)の神楽獅子舞

(写真2)石井正己氏(東京学芸大学教授)による基調講演の様子

(写真3)岩崎京子氏(児童文学作家)による記念講演の様子

(写真4)石井教授と中島嘉吉氏(前さじ民話会会長)の対談の様子。
語り部だった祖父の思い出、さじ谷ばなし収集の苦労について話されました。

(写真5)シンポジウムの様子。「昔話が伝えるもの」をテーマに意見が交わされました。

(写真6)パネリストの酒井董美氏(山陰民俗学会会長)

(写真7)パネリストの樫村賢二専門員

(写真8)パネリストの岡村絹江氏(さじ民話会会長)

(写真9)移築古民家である佐治歴史民俗資料館の囲炉裏端で夜語りが行われました。

(写真10)祭壇を設けてまつられた庚申様と猿田彦の掛け軸
本来、夜語りは庚申の日 に、これらの掛け軸をまつり、夜を徹して語り合っていたことから名が付いたと言われます。
この日は、庚申の日ではありませんでしたが、夜語りらしく掛け軸をまつっておこなわれました。
県史編さん室

(写真1)開会の挨拶をする当館館長足田晃【6月30日鳥取会場】

(写真2)解説を行う岸本覚氏【6月30日鳥取会場】

(写真3)解説を行う錦織勤氏【6月30日鳥取会場】

(写真4)鳥取県立博物館講堂の様子【6月30日鳥取会場】

(写真5)開会の挨拶をする伯耆文化研究会長國田俊雄氏【7月14日米子会場】

(写真6)解説を行う岸本覚氏【7月14日米子会場】

(写真7)解説を行う錦織勤氏【7月14日米子会場】

(写真8)米子コンベンションセンター会議室の様子【7月14日米子会場】

(写真9)民俗に関する講演の様子【7月14日米子会場】

(写真10)民俗に関する講演を行う樫村専門員【7月14日米子会場】
県史編さん室
平成24年9月16日(日)、湯梨浜町立図書館にて新鳥取県史巡回講座を行いました。
この講座は、『新鳥取県史資料編 近世1 東伯耆』に収録された湯梨浜町の近世文書について、前県史編さん室長の坂本敬司委員がわかりやすく解説をするというものです。
坂本委員は江戸時代の鳥取県について、非常に豊富で細密な知識をお持ちで、お話もとてもわかりやすくおもしろいとの定評があります。この日来館された32名の方々からは口々に「いい話が聴けた」という感想を頂きました。

(写真1)当日の様子です。みなさまに熱心に聞いていただきました。

(写真2)坂本委員
県史編さん室
平成24年6月30日(土)に、倉吉体育文化会館で新鳥取県史巡回講座「東伯耆の近世文書」を開催しました(倉吉博物館との共催)。
講座の内容は、今年4月から頒布を開始した『新鳥取県史 資料編 近世1 東伯耆』 の主な内容を、編集を担当した坂本敬司(さかもとけいじ)氏(前鳥取県立公文書館県史編さん室長)がわかりやすく解説するというものです。当日は梅雨空でしたが、34名の方がご参加、熱心にご聴講いただきました。

開会の挨拶をする当館館長足田晃

解説を行う坂本敬司前県史編さん室長

会場の様子
県史編さん室
平成24年5月12日(土)、現代担当の清水太郎専門員が午前に米子市立山陰歴史館で資料調査を実施し、午後に米子市文化ホールで伯耆文化研究会5月例会で出前講座を実施しました。
今回の調査は、米子市立山陰歴史館に近現代の資料群が多く所蔵されているため、本格的な調査計画を立てるための事前調査です。
出前講座は、平成23年9月に鳥取県立公文書館が発行した報告書『日露戦争時・鳥取県域に漂着したロシア兵』の執筆を担当した清水専門員に、伯耆文化研究会からその執筆内容に関する講演依頼があったため実施しました。講座には約50名に会員に参加いただき、報告書のうち大山町、境港市など伯耆地方に関する部分を講演しました。

(写真1)米子市立山陰歴史館での資料調査の様子

(写真2)挨拶と清水専門員の紹介をする坂田友宏伯耆文化研究会会長
坂田会長は、新鳥取県史編さん委員会副会長、新鳥取県史編さん専門部会(民俗)の部会長も務められています

(写真3)講演する清水専門員

(写真4)会場の様子
県史編さん室
平成24年3月21日(水)、県史編さん室の清水太郎専門員が岩美町立岩美中学校で出前講座を実施しました。
岩美中学校では、2年生の道徳の時間に「澤田美喜さんの生き方に学ぶ」というテーマで学習しており、前回は新鳥取県史編さん委員でもある小山富見男先生(鳥取敬愛高校教頭)が澤田美喜さんについて授業を行いました。
今回は、美喜さんの夫で岩美町出身の澤田廉三さん(外交官であり初代国連大使)について授業を行いました。清水専門員は、本館が刊行した『澤田廉三と美喜の時代』の執筆を担当し、その執筆の過程で明らかになった事実も交えました。
岩美中の生徒たちは今回の授業を踏まえて、来年度の修学旅行で澤田美喜さんが創立した神奈川県中郡大磯町の児童養護施設エリザベス・サンダースホームを訪問することになっています。

(写真1)澤田廉三さんの生き方について授業を行う清水専門員

(写真2)真剣に授業を聞く岩美中学校の2年生
県史編さん室
平成24年3月3日(土)、鳥取県立博物館にて県史編さん協力員(古文書解読)東部地区月例会を実施しました。新鳥取県史編さん専門部会(近世)では、鳥取県立博物館と共催で毎月東部、中部、西部の3会場で月例会を開いています。
この日は、県立博物館の来見田主任学芸員の鳥取藩の年中行事に関する講義のあと、参加した約20名の協力員がお互いに解読した古文書の読み合わせや情報の交換をしました。

鳥取県立博物館での県史編さん協力員(古文書解読)東部地区月例会の様子
県史編さん室