• 漁期 周年(盛漁期は5~6月、11月)
  • 漁獲物 キス
  • 漁場 水深20~50メートルの砂質域
  • 漁具の構造 漁具は、曳綱、荒手網(オドシ網)、及び身網からなっている。身網は網丈のほぼ中央から沈子肩にかけて二重網とし、60K切を5割縮結で30Kに仕立てこれを1束とする。これを4束と荒手網1束で1張とする。操業時には2張り積み込む。
  • 漁法 2~3トン前後の小型船で1~2人従事する。日の出に出港し、漁場に到着すると潮流に向かって船尾から錘(チェーン)、浮標、身網、荒手網の順に1直線に投網する。投網を終えると、漁場の水深によって曳綱をのばしてそれを船尾に固定し、図1のように潮流を横切って沖合へ向けて航走する。さらに図2のように「の」の字を描くようにして右へ旋回し、漁具を絞りながら1回転以上曳網した後、揚網する。
    揚網は揚網機により船首右舷からおこなう。揚網を終わると次の漁具を投網し、曳綱を船尾に固定して曳網する。その間、はじめに引き上げた漁具を船首から船尾へ引き寄せながら漁獲物を網から外し、次の投網に備える。 通常は、漁獲物を取り外して漁具を船尾へ廻し終えるまで、曳網した漁具は海中に放置する。しかし、フグ等の被害がある場合は、前回の漁具を船尾へ廻し終わらなくても揚網する。 この操作を繰り返しながら夕方まで15~20回操業する。 

 

  
名称 材質・規格等
身網  ナイロン2~3本 7節 30掛×60K 縮結5割
外綱    〃   4本 11節 50掛×60K 縮結5割
 身網の下部につける
荒手綱    〃   6本 8節 50掛×30K
浮子綱  ポリロープ5mm これに添綱兼目通しポリロープ2.5mm
沈子綱  ポリロープ5mm これに添綱兼目通しポリロープ2.5mm
浮子  長径6センチの浮子を60センチ間隔に1個
沈子  1個10匁の鉛又は3匁の素焼きの沈子を
 5センチ間隔に1個
又綱  ポリロープ10mm240センチを2つ折りにして使用
曳綱  ダンライン14mm100K
漁具1
漁具2

漁法1
 漁法2

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